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短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その25 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか ルートB・韓国本土決戦その3


国防陸軍が仁川全域を制圧。富川に敷かれた防衛ラインへと攻撃を仕掛けていた頃、国境線を突破した北朝鮮軍は東豆川・抱川のラインへと迫ろうとしていた。
ここを突破すればソウルは目の前。しかし、ここで韓国軍は奥の手を繰り出す。爆破パイプラインだ。
冷戦時、東西ドイツ国境線にて敷設する計画の有ったそれを、このラインにて実施したのだ。
爆薬を内蔵したパイプラインを起爆させる事で、幅10メートル・深さ4メートルの即席の対戦車壕となる。その結果、北の侵攻がストップ。立ち往生する羽目に。
このままでは、ソウルへの侵攻もままならなくなる。かといって、壕を埋め立てようにも対岸からは韓国軍が砲火を浴びせて来ており、工兵の展開も出来ない。
最悪、ソウルへの攻撃は日本単独という事になり兼ねず、少なくない犠牲を強いられる・・・。

その危機を何とかしたのは、やはりティ連だった。
北朝鮮軍からの要請で急遽工作艦が派遣され、対戦車壕をどんどん埋め始めたのだ。
無論、韓国軍も黙ってはおらず、盛んに攻撃を仕掛けるもやはりシールドに無効化されてしまう。そうこうしている内に、せっかく作った対戦車壕も埋め立てられてしまう。
止む無く韓国軍は、再び遅滞戦術を展開しつつソウルへと撤退。国民防衛軍と共に、市街戦で迎え撃つ事となった。

勿論、日朝両軍も無策で突進する事は無く、まずは空爆を仕掛ける事となった。
日本側からは、仁川に進出した航空隊と空母艦載機が。北朝鮮空軍も、稼働全機でソウルへと爆撃を仕掛ける。


空軍司令「こちら勝利1号。密雲作戦、発動!」

北隊長「こちら隊長機、了解した。共和国と偉大なる元帥様に栄光あれ!」


北からはIl-28を中心に爆装したMig-21と併せて50機が、まっしぐらにソウルへと向かう。西からは、同じく爆装したF-3及びF-35が攻撃を行う。
韓国側も生き残っている自走地対空ミサイル・天馬を中心に迎撃、北朝鮮機を中心に少なくない数を撃墜破するも、防空体制は壊滅。以後は、僅かな神弓及びミストラルだけが
頼りという状態となった。陣地も大きな打撃を受け、外周での防御が困難となった。

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そして、遂にソウル市内での市街戦が始まった。
30式改及び先軍号を盾に少しずつ市街地の制圧にかかる両軍に対し、韓国軍はゲリラ戦で応戦。
両軍を特に驚かせたのは、国民防衛軍と称する民間人を盾にした戦法と、督戦隊の存在だ。

民間人の後ろから銃を突きつけ、逃げられない様にした状態で粗末な武器(鉄パイプや木の棒に、出刃包丁等を括り付けた物)片手に突撃させ、そちらの迎撃に対応した隙を突いて、
別の地点で隠蔽していた伏兵による不意打ちを仕掛けて来た事だ。
別方向からの伏撃・それも複数の攻撃により、運悪く砲塔と車体の繋ぎ目に対戦車ミサイルを被弾した30式改が撃破され、先遣隊は大きな損害を被った。北の部隊も、同じ手口で
大きな損害を被る羽目に。
不幸中の幸いは、生き残った隊員から連中の手口が分かった事で有り、以後は対戦車ヘリ等を活用して真っ先に督戦隊を潰す様にする事となった。そうすれば、民間人達はあっさりと
武器を捨てて降伏するからだ。
しかしそれでも、瓦礫やビルの廃墟を駆使したゲリラ戦に少なくない被害を被る。ビルの廃墟横を通過しようとするタイミングで二階部分から手榴弾をばら撒き、それを回避しようとした所を
銃撃及びM72 LAW若しくはパンツァーファウスト3で伏撃を仕掛けて来る。その為、ビルその物を倒壊させる程の攻撃を仕掛けなければならず、ソウル市内は急速に荒廃していく。
北の方はもっと容赦が無く、ビルの一つ一つに戦車砲やRPG-7複数を事前に叩き込んでから進撃する行動をとる事に。それでも、時折撃ち漏らしが有った時に大きな損害を被る羽目となったが。

市街地の攻防は1か月ほど続き、大きな犠牲が生じる事となるが、最終的に包囲下に置かれる前に韓国軍主力は南に撤退。ソウルは陥落する事となった。
なお大統領は最後の一兵まで死守を叫んでいたが、周りの説得により後退を承認。
しかし、ただで開け渡すのを拒絶し、青瓦台や国会議事堂をはじめとする各種施設の自爆を下命。実行に移される事となった。
その結果、ソウル中心に大規模な爆発が発生。しかし、いくつかの爆弾は韓国軍の手で解除されており(やはり全てを吹き飛ばす自爆には、抵抗があったようだ)、市街地全てが吹き飛ぶ事態は
免れた。
だがそれでも、ソウル中心は三日三晩燃え続け、多くの民間人の犠牲者を出す事となる。
この自爆劇はかの酋長の抵抗心の表れで有ったが、同時に取り残された部隊・民間人の士気を完全に打ち砕き、次々と投降させる駄目押しの出来事となった。
完全崩壊を免れた青瓦台は、以後の進行作戦の司令部として、活用される事となる。
同時期、米ロ連合軍が大邱を中心とした防衛ラインを突破。体制を整えた各国軍はかの酋長が立て籠もる光州へ向けて、進軍を再開する事となった。

なお、ソウルの攻防戦で国防軍兵士600名・北朝鮮兵2600名・韓国軍8万名・民間人16万名の大きな被害を出した事を、ここに追記しておく。

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以上です。書いてて欝になりそうだった(汗)
ただ武器を持たせただけではあっさり降伏するとの指摘が有りましたので、督戦隊の出番となりました。こうでもしないと、戦わない恐れがありましたので(汗)
実際、督戦隊が倒されるとあっさり降伏しています。一方で、正規軍によるゲリラ戦には手を焼く事に。最終的には、両軍とも火力で無理矢理吹き飛ばす事に。
そして最後の自爆ですが、独裁者的にはお約束かなと(ヲイ)。会話シーンが殆ど無く、淡々とした描写が続きますが、どうかご容赦の程を。
次回は、少々駆け足気味に最後の攻防戦となるかもです。
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2020年09月16日 14:14