202: 194 :2020/09/13(日) 17:45:31 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その26 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか ルートB・韓国本土決戦その4


ソウル及び大邱を陥落させた日米ロ朝四か国連合軍(以後連合軍と表記)だが、あくまで一つの山を越えただけで有り、韓国側の抵抗は未だ止む事は無かった。
ソウル陥落から二週間で水原・馬山を、其処から一か月後には天安・清州・昌寧群を制圧下に置く事に成功したが、混乱する住民達に足を取られていた。
何せ、アレコレ物乞いする者もいれば裏でゲリラ活動の手助け等をする者もいる。場合によっては、デモや暴動すら起こるのだ。
もしティ連側の全面的バックアップが無ければ、連合軍は兵站面で大きすぎる負担を背負う羽目になっていただろう。しかも、相手側は降伏に応じる事は無いばかりか、


「お前達の方が降伏しろ!!」


と、どういう立場と考えで言ってるのか、さっぱりわからない返答しかしない。結局、地道に戦線を押し上げていくしかないのが現状で有った。
因みに、前回描写した国民防衛軍だが、上の富裕層は(一部の極まった馬鹿を除いて)様々なコネを使用した為ほぼ参加しておらず、今回の戦いで戦火を免れている
江陵や東海といった日本海側の都市に疎開している。何時の時代も、悲惨な目に遭うのは下の一般市民という事だろうか・・・。

そういう裏事情はさておき、戦線はジリジリと光州へと迫りつつあるのは確かであり、特に戦闘力が大きい日朝連合軍は、交通の要衝の一つである大田へと迫りつつあった。
其処で韓国軍は、迫りくる連合軍に痛手を与えるべく罠を仕掛ける事に。それも生半可な罠では無い。
何と大田政府支庁一帯を中心に航空機用大型爆弾を地下に埋め、爆破パイプラインで動きを封じた所をまとめて吹き飛ばそうというのだ。
この常軌を逸した戦法は、ある程度の成功を収める。
この時の日朝両軍だが、周辺地区を日本軍が、政府支庁を中心とした一帯を北が制圧する事となっていた。

既に住民も逃げ出し、ほぼ抵抗が無い状態の大田へと侵入する両軍。抵抗がない事を訝しみながらも、取り決め通りに占領する事に。
そして、北の主力二個師団が中心街へと入ったその時、月坪駅北方の川岸からハンバッ高校まで埋められていた爆破パイプラインが爆発。両軍が驚く間も無く
KT人材開発院から龍汶駅東部までのライン、そして退路であるハンバッ樹木園北方地点が橋もろとも爆破で吹き飛ばされる。
余りの予想外の光景に驚きながら大田支庁広場に集合したその時、決死隊が爆弾を一斉起爆。中心街もろとも北の二個師団を吹き飛ばしたのだ。
周辺地域に展開していた為に難を逃れた日本軍が慌てて救助を行うも、残念ながら爆発に巻き込まれた全員の死亡が確認された。
不幸中の幸いは、北の師団司令部の進出が遅れていたため難を逃れた事だが、失った戦力を考えると正直何の慰めにもならない。
実際この報告を聞いた北の元帥様は、機関銃と手押し車に乗せれるだけの弾薬・予備銃身・そしてかの酋長の写真の束を持って射撃場へと籠り、暫くの間出て来なかった事を記載しておく。
また、戦力再編の為に進行作戦が二週間程遅延する事となる

203: 194 :2020/09/13(日) 17:46:01 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
今回の様な自国の国土すらも盾にする行動に、連合国は勿論の事ティ連すら驚き、一刻も早い韓国上層部の打倒が叫ばれる事となる。
特に米ロからは核の使用という意見すら出たが、其処までやると共産支那政府が行動を起こしかねない事から、その意見は却下されている。
一方の韓国軍は、群山・益山・全州・南原・順天を結んだラインを絶対防衛圏として死守する構えを見せており、特に北方は多数の兵力が集結しており、平押しは得策では無い事が確認された。
その為、防衛ラインを崩すべく驚きの行動を起こす事となった。

北方の防衛ライン争奪戦が始まって一週間。巧妙に構築された陣地群を使い、決死の迎撃を続ける韓国軍。かなりの兵力を集中している事も有り、大きな出血を伴いながらも
善戦を続けていた。だが・・・・・。
その後方に位置する、司令部が有る金堤から予想外の知らせが届いた。


司令部「チョッパリ共の降下部隊が、金堤司令部に空挺降下を仕掛けて来た!現在戦闘中!!」


第一空挺師団が、探知偽装を施したヤルバーンに乗船して空挺降下を仕掛けて来たのだ。
そして、降下して来た空挺兵達は『ただの』空挺兵では無い。何と、強固な装甲と火力を誇る装甲空挺兵だったのだ。
降下してきたのは、「36式空挺装甲服」を装着したパワードスーツ兵3個大隊だったのだ。装甲服と一言でいうが、その装甲は10式改戦車と同じ物が使われ、拳銃どころか小銃弾でも傷一つつかない。
武装も強力で、右腕に小型化したミニガン(5.56㎜弾使用)・左腕に近接戦闘用レーザーを装備し、バックパックには空中機動用のスラスターを装備。バックパック右側に小型対戦車ミサイルを二基、
左側に大型汎用ミサイルを一基装備するという、従来の空挺兵の視点から言えば考えられない、とんでもない重武装が施されている。
チートその物なパワードスーツでは有るが、一番の泣き所はその調達コストで有り、この装備の資料を見た辻が思わず頭を抱える程の高値となっている。
その為、さしもの超大陸日本の国力をもってしても全軍に行き渡らせるのは不可能であり、装備は空挺師団の一般大隊(自衛隊風で言うなら普通科大隊)に限られている。
司令部を襲ったのは、その様な代物なのである。しかも、弾薬等はハイクァーンによって無尽蔵に供給されるのだ。司令部はあっと言う間に制圧され、指揮系統が壊滅。
混乱した前線部隊も浮足立ち、後退しようとした所を追撃され、包囲殲滅及び降伏を余儀無くされる。
勢いに乗る連合軍は、防衛ラインの崩壊で混乱する韓国軍を次々撃破。
一気に光州南方の羅州までを制圧。東方戦線も、潭陽郡までを制圧。残すはかの酋長が立て籠もる、光州のみとなったのだった。

204: 194 :2020/09/13(日) 17:46:31 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
以上です。終戦までいけませんでしたorz
今回連中がやらかした市街地自爆作戦ですが、これは羅門祐人氏の著作「帝国本土決戦」の最終決戦計画が元ネタです。
追い詰められた人間の考える事は、だいたい一緒ですからね(滝汗)
一方今回登場と相成ったパワードスーツは、小林源文氏の「RED SUN RISING」に出ていた奴ほぼそのまんまです(汗)
一応違いとしては、何も装備していなかった左手に近接用レーザーを持たせたのと(これは同氏の別作品「上海侵攻作戦」の試作パワードスーツから)、元のデザインの奴より
ゴーグル部分が小さくなっている事ですね。その辺りは、近年の電子技術の進化を反映させたという事で。
漸くかの酋長を追い詰めました。次回辺りで決着がつくと思いますので、お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2020年09月16日 14:14