242: 194 :2020/09/14(月) 22:10:30 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その27 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか ルートB・韓国本土決戦その5


光州。かの国の首脳部が逃げ込んだ、かの国における左翼の聖地。彼等に残された最後の都市である。
だが、この地はもはや断末魔の状態で有った。残された僅かな部隊と国民防衛軍ばかりか、督戦隊すらも動員して懸命の防衛戦を展開、橋や道路を爆破し意図的に建物を倒壊させる等、
あらゆる手を使って侵攻を阻もうとしたが、結局は連合軍の歩みをほんの少し遅らせるだけしか出来ず、犠牲ばかりが積み重なっていく。
戦闘は遂に、光州広域市庁付近にまで迫って来ていた。


-光州広域市庁・地下壕-


陸軍高官「敵は広範囲にわたって、侵攻を開始しました」

陸軍高官「西は光州国際空港の防衛ラインを突破、金大中コンベンションセンター駅近郊に進出」

陸軍高官「北へ大きく迂回した部隊はクァンシン大橋を突破し、柳村2橋付近のラインへ」

陸軍高官「東は光州駅のラインを突破し、KIA MOTORS工場付近のラインに進出しています」

大統領「陸軍と国民防衛軍が総力を挙げての迎撃を命じた。何も問題は無い」

陸軍高官「・・・・・大統領閣下。その両軍は・・・」

海兵隊高官「・・・両軍共に兵員・弾薬の消耗が激しく、もはや戦闘力は・・・・・」


          / /
        ○-○'( ̄ ̄ /    プルプル


大統領「・・・四人だけ残れ。陸軍高官・空軍高官・海軍高官(二代目)・海兵隊高官・・・」


(ガチャ ゾロゾロ・・・)
(・・・バタン)


大統領「命令した筈だ!!軍と国民達に、侵略者共への攻撃を命令した!!この私の!」


<最高指揮官たる大統領である私の命令を無視するとは、どういう事だ!!

<その結果がこれだ!!

<軍の大嘘吐き共め!!


大統領「どいつもこいつも嘘を吐く!貴様達さえも!!」

大統領「韓国軍人共は皆、裏切り者の集まりだ!!負けるしか出来ない脳無し共だ!!」

空軍高官「大統領閣下!それは余りにも言い過ぎでs」

大統領「黙れ腰抜けが!!臆病者の無能揃いが!!」

空軍高官「幾ら大統領でも言い過ぎです!!」

大統領「韓国軍人共は役立たずの屑だ!!」


               \ガンッ/


大統領「恥曝し共だ!!」

243: 194 :2020/09/14(月) 22:11:02 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
大統領「何が最強の軍だ!貴様達が士官学校で習ったのは、キムチの漬け方・食べ方だけで、肝心の軍事に関しては何一つ身に付けておらん!!」


<軍人共はありとあらゆる手段を使って私の邪魔をし、足を引っ張り続けて来た!!


大統領「敵以上に許し難い存在だ!私もやるべきだった・・・!!」

大統領「無能な軍人共の粛清を、スターリンの如くやるべきだった!!」


大統領「私の家は貧しい一家だった・・・。それでも、自分の力だけで」

大統領「この偉大なる大韓民国の、大統領になったのだぞ」

大統領「裏切り者共め・・・・・」

大統領「私はこの卑怯者共に裏切られ、騙され続けて来た!!」

大統領「私ばかりか、全国民に対する恐るべき裏切り行為だ!!」

大統領「だが見ているがいい。裏切り者共は必ず、その代償を支払う事となる!」

大統領「自らの血で、その罪を償う事となるのだ!!」


御令嬢()「・・・・・ウッ・・・グスッ・・・」

側近A「・・・・・落ち着いて。泣かないで下され」


軍高官達「「「「・・・・・」」」」


大統領「私の命令は届かない・・・。この様な有様では、この国を率いる事は出来ない・・・・・」

大統領「終わりだ・・・・・」


軍高官達「「「「・・・・・」」」」


大統領「この戦争は負けだ・・・」

大統領「だが言っておく。私はこの地から脱出する事は無い。そうする位なら、自ら死を選ぶ。・・・・・・・・・・お前達はここから脱出し、降伏しろ」

244: 194 :2020/09/14(月) 22:11:32 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
陸軍高官「なっ!?」

海軍高官「な、何をおっしゃるのですか!?」

大統領「ここで全員死んだら、交渉役が居なくなる。それは流石に避けなければいかん。死ぬのは私一人で十分だ」

空軍高官「で、ですが・・・」

大統領「いいから行け!!お前達が居たら、オチオチ自決する事も出来ないだろうが!!貴様達は責務を果たせ!!」

軍高官達「「「「・・・・・」」」」


躊躇いながらも、一人また一人と退室。一人残った大統領は、地下壕の一室へと向かう。
そこには、大量の高性能爆薬が部屋いっぱいに仕掛けられていた。
それ等を見ながら、大統領は自問する。


      • 何がいけなかったのか?

      • 何処で間違えてしまったのか?

      • どうすればよかったのか?


そこまで思い、ふと『もし独島へ攻め入らなければ』と考えたが・・・。


      • いや、そうしたとしても国民達が暴走して、やはり攻め入る事になっただろう

      • 結局の所、日本が超大陸化した時点で、我が国は完全に詰んでいたのだ

      • 自らの政策に足を取られて、滅ぶ羽目になるとは

      • 何と愚かで、どうしようもない存在だったのだろうか


そんな救い様の無い結論に至り、ふと笑いの感情がこみあげて来る。
ひとしきり笑うに笑う大統領。そして・・・・・。



彼は、爆薬の信管に点火した。



この少し前、地下壕から脱出して来た高官達の証言から、かの酋長が自爆しようとしている事を知った連合軍は、急ぎ身柄の確保に動こうとしたが、その前に
光州広域市庁地下から大規模爆発が発生。同市庁は跡形も無く消滅した。
同時にかの酋長の死亡が確認され、この戦争は幕を下ろしたのだった。

245: 194 :2020/09/14(月) 22:12:02 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
以上です。いきなりネタに走ってしまいましたが、ここ数話分の鬱屈が溜まった結果なので、どうかご容赦を。
最後に最低限の事だけして、かの酋長は自爆しました。うん、再三にわたる爆発オチだけど、勘弁して下さい(汗)。ハリウッド的結末という奴で(ヲイ)
次回はこのルートでの戦後処理ですが、かの民族にはある処置を施す事となります。何をするのかは、次回以降にという事で。
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2020年09月16日 14:15