282: 194 :2020/09/15(火) 19:30:41 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その27 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか ルートB・無条件降伏と戦後処理その1
かの酋長の自殺から三日後。仁川沖に停泊した戦艦やまとの艦上で、後を継ぐ羽目となった国務総理(継承順1位)が、前大統領への呪詛を内心で呟きつつも降伏文書にサイン。正式に戦争は終わった。
大韓民国という国家はこの世から消滅。連合国は戦後処理へと移る事となる。
最終的な犠牲者だが、死者のみに絞るとして以下の通りとなる。
日本・6358人
北朝鮮・33452人
米国・2345人
ロシア・1654人
戦死者が偏った要因だが、やはり日朝側に兵力を集中した為抵抗が激しく、更に様々な手段で出血を強いた為であった。特に、地下からの大規模爆破戦術で2個師団が丸々吹き飛んだ事も有り、北の戦死者が
ダントツで多くなった。
一方で、米ロ側の戦線は大規模な戦力の展開が困難な地形も有り、比較的大人し目な数字となっている。
対する韓国側の死者数だが・・・、本土決戦且つ民間人を大規模に巻き添え(戦線への投入含む)にした事も有り、膨大な数となった。
韓国軍・約150万人(予備役含む)
韓国民間人・約360万(病死・餓死等も含む)
軍民併せて実に500万超の人間が、様々な理由で死亡する事となった。特に民間人は、国民防衛軍への動員のみならず流通が途絶えた影響で食料・医薬品が枯渇し、結果多数の命が失われる結果となった。
両者を合わせたこの数は、総人口の一割にも及び、戦後にリベラル()や共産支那を中心に「朝鮮半島の大虐殺」との非難を受け、連合各国とこれ等の勢力との関係を急速に冷却化させていく要因となる。
だがもし、督戦隊を最優先で潰す等して国民防衛軍を機能不全にしていなかったら、最悪の予想で1000万人の大台に乗った恐れすらある。勿論、連合軍の犠牲者も更に増えた筈だ。
そういう意味では、督戦隊の存在を早めに知れたのは僥倖だっただろう。実際、かなりの数が戦わずして降伏したのだから。
283: 194 :2020/09/15(火) 19:31:37 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
それ等も踏まえた上で、戦後処理の方を見ていきたい。
当初は降伏ルートと同じ処理を行う予定だったが、戦中の有形無形の抵抗活動や戦後の大規模な蝋燭デモ・テロなどの破壊活動等を受け、方針を転換。より強烈な処置をする事となった。
因みに蝋燭デモの抗議内容だが・・・。
「連合は偉大なる韓民族を凌辱した罪を償え!!」
「連合は無抵抗な国民達を虐殺した!犠牲者の墓の前で土下座して謝罪しろ!!」
「連合は半島を焦土化した罪を償え!その為の復興支援を無償で行え!!」
「連合は各種先端技術を無償で譲渡し、我が国が先進国へと復帰する手伝いを行え!!」
- 他にも数えきれないほどの内容が有るが、書くだけ無駄なので割愛する。
敗戦のショックよりも、この様な状況に追いやった連合軍の方を恨み、様々な反連合活動に身を投じていったのだ。日朝は勿論の事、比較的大戦力と当たらなかった米ロに至っては、戦後統治の方が犠牲者が続出する
有様だった。
そこで、ティ連も交えてどうするかを検討した結果、究極の処置を施す事が提案された。
人格改造刑
死刑が禁止されているティ連における最高の刑事罰。かの民族を矯正するのは、普通のやり方では時間も経費もかかり過ぎて現実的ではない。ならば、手っ取り早くこの刑を施す事で人畜無害な存在にすべきだと。
この過激な提案に、連合各国は難色を示した。それはそうだ。幾ら何でも「倫理的にどうなのか?」という問題が付きまとうのは確実で有り、軽々しく行うのは躊躇われる。
実際、何処から情報が漏れたのかは分からないが、その事が世間に知れ渡ると地球各国でも物議を醸しだした。特に反連合な国々は「人間の尊厳を踏み躙る恐るべき悪行だ」と糾弾。事態を悪化させていく。
一方言い出しっぺのティ連だが、ティ連国内から「多数の日本人の犠牲者が出た」という事実に加え、常軌を逸するかの民族の実情が知れ渡ると「この処置もやむなし」との声が多数を占める事となり、対策に苦慮
する事となる。国民の声を無視出来ない為、ティ連首脳部は連合各国に各種データを交えた説明を行い、理解を求めていく。
かの国に対する改革にかかる膨大な時間と費用、何よりそこまでやっても根治出来るかどうか微妙という動かし難い事実を前に、最終的に人格改造刑の処置を承認する事となる。
各国とも連中との関わりにいい加減ウンザリしており、特に日本は「もう二度と、かの疫病神連中とは関わり合いになりたくない」という声が大多数を占めており、長い年月と膨大な費用が掛かるかの民族の「教育」に
反対していたのだ。
この決定がなされた直後、かの地域で大規模な暴動がおこった。人格その物を消されるのだから当然と言えば当然だが、既に覚悟を決めた連合各国はティ連技術の大規模使用によってこれを鎮圧。
最終的に南の人間全てに処置を施して行く事となるのだが・・・・・。
284: 194 :2020/09/15(火) 19:32:08 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
結論だけを言うなら、この処置は成功した。かつての自分至上主義な人格は完全に消え、人畜無害かつ勤勉な人格へと変貌した。
しかし・・・・・、それにかかった時間が異常だった。ズバリ他の種族の二十倍もの時間がかかり、トーラルシステムに尋常では無い負荷がかかったのだ。
かのトーラルシステムが危うく敗北しかかったという事実に、さしものティ連もかの民族の宿痾の恐ろしさを別の意味で実感し、一方でこの処置自体は正しかった事を確信した。
もし通常の方法でやっていたら、果たしてどれほどの時間がかかるのか、全く見当がつかない上に完治するという保証も無いからだ。
その後の他の処理は、概ね降伏ルートのそれと同じだが、違う所も少なからず有る。
一番の違いは、領土で有ろう。だが、日本への割譲では無い(こちらは降伏ルートと同じ)。北への割譲だったのだ。
具体的には、水原~原州~江陵を結んだラインから北の部分を、今回の戦いにおける血の報酬という形で割譲したのだ。
何せ四か国の中では断トツで犠牲者が多く、また弾薬・燃料・食料は無料且つ実質無尽蔵だったとはいえ、北の国庫にかなりの負担を強いていたのだ。また、本土決戦序盤で韓国側の有力な戦力を誘引していた事実も見逃せない。
それ等の事と、体制容認と経済封鎖緩和だけでは釣り合わないとの判断により、今回の割譲となったのだ。
これは戦後を見据えた動きでもあり、北と急速に関係を悪化させつつある共産支那への対抗の為、戦略的縦深の確保の為の動きでもあった。実際、戦後の北は首都を平壌からソウルへと遷都している。
他にも降伏ルートとの違いはあるが、それは次回に譲る事としたい。
285: 194 :2020/09/15(火) 19:32:38 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
以上です。やると宣言していた処置は、人格改造刑でした。手っ取り早く黙らせるには、これしか無いでしょうね。最も、トーラルシステムが敗北しかかりましたが(滝汗)
そして北への領土割譲ですが、それなりの報酬をあげないと今度は北が色々言ってきそうなので、先に手を打ちました。
懸念の先端技術は、攻防戦の結果瓦礫の山と化してますので、そういう意味では得られるものは少ないでしょうね。まぁ、朝鮮民族内で大きな意味合いを持つトロフィーをゲット出来ただけ、良しと思う事でしょう。
次回ですが、降伏ルートとはまた違う事を書けたらと思います。
wiki掲載は、自由です。
最終更新:2020年09月16日 14:16