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短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その28 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか ルートB・無条件降伏と戦後処理その2


その後のかの半島の復興だが、残った旧南地域は降伏ルート同様に農業国へと変更される事に。既に人格改造後という事も有り、降伏ルートと違って大規模な暴動も起こる事無く、産業転換は予定通り終了した。
一方北の新たな首都となったソウルだが、此方は問題が山積みしていた。最低限の電力・上下水道のインフラはサービスで復旧してもらえたが、それ以外の部分で難儀する羽目となった。何せ市街戦と自爆のせいで
無事な建物は少なく、瓦礫を撤去して一から立て直さなければならないのだ。北にとってその負担は大きく、ただでさえ疲弊した国庫を更に締め上げる事となる。
その為、北の元帥様は思い切った改革を行う事に。具体的には、米ロに大規模復興支援を要求すると共に米ロ企業の合弁会社及び大規模進出の提案、軍の総数を従来の半分(100万→50万)へとスリム化して防衛軍への変更、
各種資源・特に石油等の燃料資源の輸出再開の要求、米軍の北朝鮮国内への駐屯要請等を行う事となった。
急速に悪化している共産支那を刺激しかねない等の反対意見が、国内で多数出る事となった上に、共産支那からも有形無形の脅しが多数来る事となった。暗殺未遂も二度も起こった程だ。
だが、それ等の反対意見を押し切って改革を断行する事に。元帥様に言わせれば、日本・ティ連と対立している共産支那と共に沈む気は全く無く、米ロを通じて間接的に日ティ連合側に付く方が得策だと。
危ない綱渡りでは有ったが、この改革はそれなりに上手く行き、停滞していた経済は再び回り始める事となり、南から食糧が安定供給される様になった結果、同じく停滞していた人口も増加へと転じたのだ。
瓦礫しかなかったソウルも、少しづつだが復興の兆しが見え始めている。
一方、半分に削減する事となった軍は再編成を余儀無くされ、貼り付け師団の多くは動員解除となった。最も、総人口に対して兵数が多過ぎたのだ。この行動は、かの国の経済に更なる良性の効果を齎している。
残された軍の配置だが、全軍の内七割を中朝国境付近へと再配置。南を睨んでいた長距離砲の過半も同国境地域へと再配置され、突然の国境防衛問題を突き付けられた共産支那は、北を罵りつつ何とかしようと頭を痛める
事となる。
そして数が減った分を補う為に、質の向上を図る為にロシアに軍事関係の援助を求める事に。その結果、陸軍の主力戦車は数は半減(3500→1750)するも、一部精鋭部隊にT-90の最新バージョンが。残る戦車もロシア製の
主砲・複合装甲(+爆発反応装甲)・FCSで大幅に強化された先軍号改が主力を占めている。
空軍は旧式機を整理した上でMig-29の最新バージョンの導入の他、一部精鋭向けにMig-35の購入も決定。導入が開始されている。
海軍は、旧式艦艇の退役と共に戦力の大幅な移動を実施。日本海側には申し訳程度の哨戒艇数隻のみとなり、戦力の殆どを黄海側に集中。質の面でもキロ級の導入等、急速な近代化が進んでいる。

336: 194 :2020/09/16(水) 18:21:04 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
北の動きを主に追う事となってしまったが、最後に日本をはじめとする周辺国の動静を見て、このルートの締めとしたい。

まずは日本。その後の展開は降伏ルートとほぼ同じ。違いは新たに獲得した領土の開発で、鬱陵島は同じだが済州島は海空軍の基地を整備し、海保と併せて軍拠点の島として再開発される事に。
これは、共産支那が降伏ルート以上にこちら側を口汚く非難を続けており、それに激怒した日本国民の声を受けて対抗措置的に再開発がスタート。以後、北海艦隊の展開に蓋をする形となる。
また、リベラル()に汚染された欧州・分けてもドイツは共産支那と手を結んだ事も有り、「ナチ共を匿い、世界に害を齎し続ける悪の帝國」等と非難し、関係が急速に悪化:敵対状態になりつつある。

米国は勢力圏が共産支那と直に接する事となり、新たに南北両地域の防衛も担う羽目となった。その為、再編されつつある北を色々と支援しつつ、在韓米軍改め在朝米軍の編成と増強を急ぐ事となる。
リベラル()関係云々は降伏ルートと同じ。何とか抑え込みに成功。そのおかげで、完全に勝ち馬(サマルカ関係を含む)に乗る事に成功。米首脳陣は狂喜乱舞している。

ロシアは北との関係が大幅に進展し、新生オハ油田から算出される石油のお得意様状態に。また、北から輸入する各種生活用品はシベリア地方の生活に欠かせない物となっていく。
逆に共産支那との関係は悪化。旧満州国境沿いに多数の軍を展開。此方も中朝国境同様に、冷戦の状態となっていく。

最後に中国。降伏ルート以上に涙目状態。日米ロ朝四か国にナイフを突きつけられている状態に等しい。一番弱小の北ですら、ロシアの軍事援助も有り簡単に勝てる相手では無くなっている。
しかしながら国内の声も無視できない為、結局新たに「朝鮮半島の解放」というお題目を掲げざるを得ず、軍が更に悲鳴を上げる事に。何せ、北との国境線の突破等全くと行って良い程研究されておらず、
更に、朝鮮南部への強襲揚陸すら研究しなければならなくなったのだ。悲鳴を上げるのも無理は無いだろう。
その後の展開は降伏ルートと変わらず。強硬な政権は崩壊した物の、日本側の陣営との関係改善に手間取る羽目に。宇宙開発も、原作よりも大きく遅れる事となるだろう。

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以上です。あ、ありのままに起こった事を(ry
おかしい、戦後の流れを書く筈が何故か北朝鮮無双(笑)となってしまった(汗)
まぁ戦争参加と大きな損害を受けたショックで、大きな改革が必要と感じた元帥様が大鉈を振るう事となりました。そのせいで暗殺されかかったりもしましたが、何とか改革は成功。
堅実に国家の再建・発展への道に乗り始めています。
まぁ降伏ルート以上に、南の穀倉地帯が北にとっての生命線(胃袋的な意味で)となりましたが。北の農業は再生不可能なのを考えると、やむを得ないかと。
それ以外にも、済州島に日本空海軍の基地が出来たり在韓米軍ならぬ在朝米軍爆誕等々色々と違いが発生しました。
と言う訳で、本土決戦ルートも無事終了。次回、共通のエンディングの様子を書いてこのネタの、少なくとも本編は終了する事になるかなと。
では、次回のエンディングまでお付き合い下さい。
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2020年09月21日 12:41