355: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19:50:25 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 未来編 スターウォーズ参戦if その2


銀河共和国は戦慄した。
付近で強勢を誇っていた暗黒枢軸が滅んだのである。

詳しく言うと滅んだというよりも最後は勝手に瓦解したといった方が正しいだろうか。

滅亡した理由と言えば枢軸参加国の幾つかが列強と呼ばれる国の一つである連合に喧嘩を売ってしまったため。

これに断固たる措置を取った連合の前に幾つかの加盟国が連合艦隊を組んでが挑んだかまともに勝負にもならずに一蹴。
因みに盟主であるデザリアムは知らされていなかった。

その後は櫛の歯が欠けるように次々と構成国が離脱もしくは脱落していった。
最終的に残っていたデザリアムとベガ星が土下座無条件降伏したことにより暗黒枢軸は滅んだ。

このことに列強以外の国々、特に新参者たちは恐怖した。
デザリアムの暗黒枢軸は中々の勢力を誇っていたはずだが、それが一瞬で滅んだのである。
改めて列強と呼ばれる国の強さが認識されたと言っていい。

戦後。暗黒枢軸において主要国とされた国々の多くはそのまま連合に吸収されたが、一部の早期に離脱した国々は別の勢力に合流していた。

まず戦時中に雪崩を打って枢軸から離脱していた国々や周辺の中小国が新興国家SUSを中心に徒党を組んだ大ウルップ星間国家連合を設立。

先代?である暗黒枢軸と異なりSUSは上手いこと配下を手懐けており、連合に対しても敵意はないことを公式に表明している。

だがこの大ウルップ連合。列強と呼ばれる国には下手に出ているが、それ以外には強気の外交を行っており、ガミラスなどが加盟している協商連合と冷戦関係にある。

そんな中でその大ウルップ連合が銀河共和国にも圧力をかけてきたのだ。まぁ言ってしまえばうちに加われというやつである。

傍から見れば銀河共和国は領土の半分を蛮族やら機械やらに分捕られて死にかけている国に見えるのだから仕方ない。

だが、腐ってもかつては銀河一つをまとめ上げていた国家。不当な圧力には屈さないとして、同じように圧力をかけられている国々に声をかけ銀河連合自由同盟を結成。
大ウルップ連合に対して対決姿勢を示した。

なおこの時期の列強は別宇宙の地球(スパロボV及びT)にご執心のようで特にこれといった介入は(良くも悪くも)起きなかった。

356: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19:50:55 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
〇説明!

  • 暗黒枢軸
最近まで割とブイブイ言わしていた新興勢力。
傘下が勝手に連合に喧嘩を売ってしまったため敢え無く滅んだ。

部下が勝手に喧嘩売って勝手に死んで、自分までデストロイ対象に入ってしまったデザリアムは幾度も弁明の使者を送ったが不運なことにその悉くが届かず終わる。

グラドス、ポセイダル、ウィンダミアなどの配下がデザリアム本国内の過激派と共に勝手に連合艦隊組んで連合の派遣艦隊に抵抗したが勝手に一蹴されている。

枢軸の艦隊が壊滅した後は無理矢理傘下に入れていた中小国の離脱が止まらず、デザリアム本国がまともな手を打つ前に組織としては瓦解した。

なお連合は途中で枢軸を離脱した国々に関してはノータッチを通達。敵対せずとの意思を表明している。

最後はベガ星と共に土下座降伏。枢軸は滅んだ。

戦後デザリアムとベガ星は連合に正式加盟。またグラドスやポセイダルなど制圧した国々を新たな政権を建てて連合へ加盟させた。

デザリアムとベガ星に関しては案外連合加盟後の方が重責に苦しまず楽しくやれているようである。




  • 大ウルップ星間国家連合
元ネタはヤマト復活編で出てきた同名の星間連合。

ここでは暗黒枢軸崩壊後の混乱を新興国家SUSがまとめ上げ設立した。
元々暗黒枢軸に対抗していた中小国連合に枢軸から離脱した国々を改めて迎え入れて結成された。
このため実質暗黒枢軸の後釜国家として周辺からは見られている。

結成後は改めて連合を始めとする各列強に使者を送り敵対する意思はないと弁明している。

このように自分達より強いと思われる相手には下手に出ているが、逆に弱いとみなした相手には強気の外交を行っている。

銀河共和国の他に自由惑星同盟や銀河帝国(銀英伝)などの国々に圧力をかけながら大ウルップ連合に加わるように働きかけており、同じような規模の勢力である協商連合相手には明確に敵意を露わにしている。
つまるところ意外と野心の高い勢力と言えよう。


内部の統制については暗黒枢軸と違いきちんと手綱を握れている。
これは前任者?である枢軸の崩壊を顧みた結果。

しかしそのため中心国家であるSUSの権力が強くなっており、現在の格下への強硬姿勢を招く羽目となった。
現在のところ原作ヤマト宇宙よりもずっと危険が多いことも相まってかSUSへの批判は出ていない。

加盟国は中小国家が中心であるが、エトス、フリーデ、ベルデルなどの原作でも加わっていた小粒の実力者たちが揃っており、その他にもSUSの支援の下で近隣星系に建国された新独立星系連合なども加わっている。

また枢軸にも所属していた人類銀河同盟やウィンダミアの残党も引き入れている。
これらは加盟国ではなく実質SUSの傘下に置かれており、強い統制が行われている。

同時に野良ゼントランやガトランティス残党にも声をかけており、戦力の増強に余念がない。

主な仮想敵は協商連合と銀河連合自由同盟。




  • SUS
大ウルップ星間国家連合の盟主。同連合は実質この国の一国独裁体制と言っても過言ではない。

原作のヤマト復活編では異次元から送り込まれてきた生命体であったが、ここでは別次元勢力プリカーサーが送り込んできた先遣隊である。

かつて地球に手を出しては酷い目にあったプリカーサーは時代を超えて再びこの宇宙にやってきたのだ。

このため原作での大火力・高機動艦艇群のみならず、パシフィックリムで見られたカイジュウシリーズの系譜である生物兵器も多数運用している。

大ウルップことSUSが連合を始めとする列強に姿勢を低くして白旗を上げているのは、このかつての経験故。
何があろうと絶対に列強を敵に回さないことを心に誓っている。


また自国に欠けていた艦載機戦力に関しては人類銀河同盟やウィンダミア王国の残党を引き入れることで彼らの使う兵器を取り込んでいた。

SUS的には少々血の気の多い部下となったが、言うことを聞かないわからず屋はカイジュウの餌としたため現在は大人しく従っている。

同時に銀河共和国領から逃げてきた旧分離主義者勢を保護しており、近隣の無人惑星を幾つか譲渡。
新独立星系連合を建国させ、大ウルップ連合の加盟国としている。
こうして分離主義勢力を保護したことによりプリカーサーには欠けていた機械系無人戦力を補填することに成功した。


現在は大ウルップ連合を率いながらガミラス・ボラー・ゼニーが中心となっている協商連合や銀河共和国が中心となって設立した銀河連合自由同盟と小競り合いを続けている。

目指すはこの二つも支配下において、列強に負けない勢力の構築である。

因みに連合は内心薄々とこの宇宙のSUSの正体がかつて争ったプリカーサーだと見抜いている。

357: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19:51:56 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
  • 新独立星系連合
銀河共和国の争乱時に影の支配者であったパルパティーンがあっさり不運に見舞われたため、SW銀河外へ逃げ出していた旧分離主義者たちがSUSに支援されて建国した新国家。

代表はドゥークー伯爵。軍の責任者はグリーヴァス将軍。

ドロイド系の無人機を中心とした豊富な物量が特徴の国であり、大ウルップ連合内においても新興国ながら一目置かれている。
最も口の悪い国からはSUSの腰巾着だの言われているが。

領土内に旧ウィンダミア系技術者及び旧人類銀河同盟技術者を招き、彼らの技術を用いた企業を設立している。
彼等の用いている強力な艦載機をSUS同様身に着けており、更に大ウルップ連合内にて大々的に売りさばいている。
ここら辺は元々企業系連合であった旧分離主義者の面目躍如というべきか。

SUSからの支援を受けて建国された国であるが、現代表であるドゥークー伯爵は内心では下克上を考えており、虎視眈々と大ウルップ連合盟主の座を狙っている。




  • 銀河連合自由同盟
大ウルップ連合の圧力に反発した銀河共和国が音頭を取って設立した大同盟組織。
通商は銀河同盟。元ネタはスターウォーズの非公式シリーズに登場した同名の組織。

発案者の銀河共和国を中心に自由惑星同盟、ハニア連邦、拡大アルコント共和国、人民主権星系連合体、アマールなど。
大ウルップ連合を快く思っていない中小国が集まっている。

現在でも半銀河ほどの領土を維持している銀河共和国が中心となっているだけあり、非常に強力な勢力である。

また上記の勢力の他に不運にもこの宇宙に転移してきてしまったマクロス系移民船団や文化に理解のある野良ゼントランやガトランティス人、人類銀河同盟から離脱した漂流部族なども積極的に受け入れており、艦隊戦力や機動兵器についても強力な布陣が整いつつある。

しかし主力となれる存在が銀河共和国以外には自由惑星同盟くらいしか存在していないのが悩み。
(ハニア連邦などの星界系国家はこの宇宙事情に合った軍備を整えるのに腐心しているため、当分は戦力として当てにできない)
そのため正面戦力を増やす目的としてゼントランやガトランティスなどの受け入れ政策を行っている。


また旧共和国領には未だ敵対的な暴走機械群や宇宙生物が数多く生息しているため、そちらへの対処も必要。
実質大ウルップ連合と旧共和国領域の二正面に戦線を抱えてしまっている。

対大ウルップ連合としては協商連合と協調関係を続けているが、協商に銀河帝国(銀英伝)とアーヴ帝国が加盟したため、加盟国間の対立関係の問題から本格的な軍事同盟の締結まで進めずにいる。

このように曲がりなりにもSUSを頂点としてまとまっている大ウルップと違い、当面銀河共和国が矢面に立つ必要があり、周辺情勢も不安定など問題が目立つ。

現在は共和国軍の更なる増強と参加国への支援などを行い、徐々に戦力を整えている最中と言える。

358: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19:52:42 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
  • 協商連合
ガミラス、ボラー、ゼニーのヤマト系三カ国が設立した軍事同盟。

元々は周辺からひっきりなしにやってくる宇宙生物や蛮族相手に対する相互防衛及び協商だったが、その後デザリアムの暗黒枢軸に対抗する意味合いへと変化していった。

暗黒枢軸が崩壊後は元の相互の防衛同盟に回帰すると思われたが、今度は新たに登場した大ウルップ星間国家連合が喧嘩を売ってきたため、そちらへの対処に追われている。

最近になり大ウルップ連合の圧力を嫌った銀河帝国(銀英伝)やアーヴの人類帝国などが同連合に加盟してきた。
これら以外にも旧暗黒枢軸に無理矢理加盟されていた中小国家の幾つかや人類銀河同盟から離れていた漂流部族、運悪くこの宇宙に来てしまったマクロス系の移民船団などを加え、以前よりも戦力が強化されている。


対大ウルップ連合を目的に同連合へ対抗する目的で設立された銀河連合自由同盟と協調体制を敷いている。
このため大ウルップ連合相手にはじりじりと圧力をかけることに成功した。

しかし順風満帆に見えるが内実は変わらず切羽詰まっている。
新たに加盟した銀河帝国やアーヴ帝国と銀河同盟に加盟した自由惑星同盟や拡大アルコントなどの関係が悪く、そのため本格的な軍事同盟へは発展を難しくしている。

また暗黒枢軸崩壊時にそこから流れた技術や戦力を獲得し、勢力を拡大したディンギル帝国や強権的な民主主義系国家の幾つかをまとめ上げ新たに新ノヴァシチリア条約連合を立ち上げた人類統合体の存在など大ウルップ連合ほどではないが、見過ごせない敵対勢力も近隣に多い。

そして未だ不規則的に襲撃してくる宇宙生物や暴走機械なども存在しているため、戦力の集中を難しくしている。
これは元々が宇宙海賊や蛮族への対抗を目的に設立された同盟のため、それらへの対処を見過ごすことができないためである。
幸い協商連合の強さを認識したためか、宇宙海賊や蛮族の襲撃は減少傾向にある。

列強以外の大勢力としては最も安定しているが、引き続き敵対勢力も多いのが現状と言える。




  • ディンギル帝国
ヤマトに出てきたディンギル帝国そのもの。
元は中堅国家の一つでしかなかったが、転移後に技術や戦力に劣っていた周辺国家を武力で併合。
原作とは比べ物にならない大勢力に成長した。最もこの宇宙ではそれでも中堅どころの一つにしかならない。

原作よりも強大化したことと、既存技術がヤマト系の系譜のため列強や大国以外の中では非常に強力な武力を持つ。

新たに併合した周辺国の民衆を奴隷として扱い労働力を確保。またそれらの国々の技術も取り入れており原作にはなかった別種の機動兵器も確保している。

しかし、無理矢理併呑してきた弊害から領土内に多数のレジスタンスが活動しており、国内情勢は決して安定しているとは言えない。

このため少なくない戦力を国内の治安維持に振り当てており、外征戦力増強に限界が出てきている。

現在は専ら領土が隣り合った協商連合へと喧嘩を吹っかけている。

359: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19:53:15 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
  • 新ノヴァシチリア条約連合
ハニア連邦、拡大アルコント共和国、人民主権星系連合体などに見捨てられた人類統合体が新たに設立した軍事同盟。

同じ自由民主主義を過激に信奉する国々や新たに征服した中小国を人類統合体が盟主となりまとめ上げている国。
専ら過激な姿勢の民主主義国家が寄り集まっている。

その姿勢から非民主主義系国家へのあたりが非常に強い。
民主主義でないのなら宣戦布告!遺伝子改造しているのなら宣戦布告!といった具合である。

このため現在進行形で周辺国家との争いが絶えない。
現在はアーヴ帝国が身を寄せた協商連合へと積極的に攻撃を仕掛けている。


なお旧ノヴァシチリア同盟諸国や自由惑星同盟などにも声をかけていたが彼らは単純に銀河同盟の方が真っ当で利があると判断したため新シヴァシチリア連合への参加を断り、銀河同盟の方へ参加した。

このため人類統合体からすれば裏切者扱いとなっており、アーヴ帝国とそれを受け入れた協商連合を片付けた後に裏切者共と銀河同盟への制裁を行おうと考えている。

また大ウルップ連合や銀河同盟へ参加しなかった人類銀河同盟内の過激派が多数同条約連合に参加しており、手薄だった通常艦艇戦力と機動兵器戦力を補っている。




  • 人類銀河同盟とウィンダミア王国
暗黒枢軸崩壊時に滅亡。特にウィンダミアは所有しているプロトカルチャー遺跡と思想が危険視され、徹底的に潰された。
以降は両者の残党はバラバラとなり方々に身を寄せている。

人類銀河同盟は生き残った過激派の大多数(と書いて主流派と読む)が新ノヴァシチリア条約連合に合流。
少数の穏健派がSUSに身を寄せ、元々人類同盟から離反していた漂流部族の類は銀河同盟の方へと身を寄せた。

ウィンダミア王国の残党は過激派だった一派の殆どが戦時中に殲滅されたため、残った穏健派の殆どは列強である連合内の旧清統合政府派に身を預けており、連合に身を寄せるのを良しとしなかった一派は大ウルップ連合の下へ合流した。

現在大ウルップ連合へ合流した一派はSUS派とドゥークー派の二つに分裂している。




  • 列強
地球(を盟主とする)連合、フォーリナー(正式名称は神聖白銀帝国)、ヴォルガーラ(という名のスペースサツマン)の三カ国。

この時期は専ら別宇宙に存在している地球(スパロボT)とそれらが存在する宇宙への介入で忙しい。

最近T宇宙の某軍事企業が三列強全てをブチ切れさせたため、列強総出でてT宇宙への大規模介入を進めている。

このため列強本国が存在している既存宇宙への対応が御座なり気味になっている。
彼等は余程頭にきているようだ。

360: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19:54:06 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
投下終了

完全なifネタということで今回少しハッチャけてみました。

別宇宙にぃ、列強三カ国すべてに喧嘩売ったUNDとかいう連中がいるらしいっすよ?(すっとぼけ)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年09月26日 13:16