502: トゥ!ヘァ! :2020/09/22(火) 20:45:45 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 未来編 適当な設定集


  • ヴォルガーラ人の帯刀
ヴォルガーラ人は二つの剣を帯刀している。

一つは鉄刀。鉄と銘打ってるが中身はヴォルガーラ謹製の真ヒヒイロカネ製である。
特徴はとにかく頑丈。蛮人の運用に耐えるをモットーに作っている。
普段の戦いや喧嘩では専らこちらを使う。
蛮族の親玉みたいなヴォルガーラ人が毎日振り回しても折れず曲がらず欠けずなので宇宙レベルで見ても相当頑丈なのは確かである。

もう一つは霊刀。鉄刀ほど頑丈なわけではないが、こちらは精神体、霊体といったものへの干渉が可能。
マナを纏わせて様々な魔術をエンチャントさせることも可能な魔法の剣といった具合である。
刀身には希少資源である天然ジオライトが使用されており、そういう意味でも貴重な代物。
こちらの刀はヴォルガーラ人にとって非常に重要な意味を持っており、無暗に抜くものではないとされている。
霊刀を抜く際は己が認めた敵を相手にする時か、切腹か介錯する時のみである。

因みに霊的な敵を攻撃する際に通常はマナを圧縮・加速して撃ちだすエーテル砲や魔力で刀身を形成するエーテル刀などが使われる。

これら以外にも個人携行ビームサーベルや液体金属で刀身を形作る変幻刀、重力そのものを固めて振り回す重力刀などが存在する。




  • ヴォルガーラ人の生殖
ヴォルガーラ人は基本生身の肉体を持たない精神生命体である。
このため通常の生命体のように生殖活動をして増えるわけではないというイメージが広まっている。

ではどうやって彼らが増えているかと言えば、なんということもない。
彼等も若い頃には生身の肉体を持っているのである。
彼等は若い頃の遺伝子データをデータバンクに登録しておき、いい年齢になった際に生身の肉体を捨て鋼鉄の身体を持つ精神生命体に昇華する措置を受けるのだ。
これをアストラル化と呼ぶ。

大多数の認知では「やめろショッカー!」といった無理矢理の施術で機械の身体にされるというイメージが広がっているが、実際には魔術的な措置を行い非常に簡単に肉体から魂を分離さられるのである。
分離した後の魂を新しい外殻となる物体に憑依させ精神体(アストラル体)としての安定を図る。
このように意外とお手軽にアストラル体となるため、事実を知っている人間の中にはわざとヴォルガーラに身を寄せ施術を受ける者もいる。

話を戻す。
取りあえずヴォルガーラ人も若い頃には生身の肉体を持っているのはわかったと思うが、ではその肉体の持ち主はどうやって生まれてくるのかと言えば…

単純に家族を作りたくなったヴォルガーラ人同士が遺伝子データから生身の肉体を精製し、夜のチェストを行うだけという至極原始的なやり方である。

その後普通に生んで、赤ん坊のうちから大体20歳ほどになるまで生身のまま育て上げるのである。
これは生身で生まれきたばかりの頃にアストラル化の施術を受けては安定しないという点と文化的に取りあえず精神が安定する年齢までは生身で育った方がアストラル学術的にいいよね!という観点から行われている。
なお例外として実力と精神性が認められれば若いうちからもアストラル化が認められる。

このようにヴォルガーラは割と普通に生まれ育つのだ。
まぁ若い頃から生身で凶暴な野良生物や野良機械をチェストさせたりなど教育方針は実に蛮族しているが…

上記の他にも両親の遺伝子コードを使って人工子宮で子供を作り育てるパターンや電脳世界で現実世界の数倍の体験をさせ、中身の肉体は生体工学により急速成長させる促成パターンなども存在する。
ここら辺は目的とご家庭事情によりけりと言える。

503: トゥ!ヘァ! :2020/09/22(火) 20:46:21 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
  • フォーリナーの超能力
フォーリナーこと正式名称シルバーマンは生まれた時から超能力を持つ種族として有名である。

最初から強力な能力を持っている者もいれば、鍛錬によって成長する者や、何かしらの影響で突然高位能力に覚醒する人物もいる。

100年前の前皇帝時代までは生まれ持った能力の強弱こそが全てとされていたが、現皇帝になってからは超能力至上主義が撤廃され、超能力を持たない種族や生まれ持って弱い力しか持たない人物でも評価される時代となった。

現在では元は弱くともきちんと鍛錬を積めば能力を飛躍させることが可能であると生まれや能力に問わず種族全体で筋トレならぬ超能力トレーニングが一般化している。
このため100年前と比べて全体的な戦闘力という意味では比較にならないほど強力になっている。

なお中には全く超能力の素養に恵まれなかった者もいるが、そういった人物でも、超能力以外の能力に秀でていれば十二分に評価される体制と文化が整っているので腐らずに励む環境となっている。

まあフォーリナーが現在の体制となって超能力を持たない種族も多くが傘下となっているため、現皇帝の考えを別としても超能力のみを評価の基準と出来なくなっている点が大きいのである。




  • 海賊宙域
宇宙海賊たちがたむろする無法地帯のこと。

三列強の支配地域からそこそこ離れた宙域に存在しており、中々広い(天の川銀河と比べた場合、約1/10ほどの広さを誇る)

海賊国家や海賊都市や海賊惑星みたいのが大量に存在しており、独自の産業や文化すら形成されている。
取りあえずこの宇宙で違法なものが欲しかったここに来れば大概は揃う。

海賊同士の小競り合いなどが絶えない宙域であるが、同時に海賊的ルールにより意外と安定している。

大体の海賊はこの宙域に本拠地を持っており、ここから周辺の中小国や新規転移国家への襲撃に出かけている。

周辺国も幾度か討伐を試みたが、宙域が広いのと意外と強い海賊相手にそのほとんどは失敗した。

なお海賊たちが列強関係には一切手を出さないという厳格なルールが敷かれており、曲がり間違ってもこれを破ったアホには悲惨な制裁が待っている。

実際のところ列強からは一々労力を割くほどの存在ですらないと眼中に入っていないだけで、手を出してこないのならばと放っておかれているに過ぎない。

504: トゥ!ヘァ! :2020/09/22(火) 20:47:07 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
  • ゼントラーディ
宇宙蛮族筆頭として名高い巨人族。詳しく言うと男性型のゼントランと女性型のメルトランがいる。
元々はマクロス宇宙に存在していた戦闘民族なのだが、様々な並行世界から幾つもこの宇宙に転移してきた存在。

列強が確認しているだけで、ゼントランの一大工廠となっている銀河が数個存在しているのだとか。
幸いこれらは大工廠はそれぞれが独立して動いており、専ら連携する動きを見せていない。
しかし脅威には間違いないため定期的に列強による駆り出しなどが行われている。

100年前の宇宙災厄アポカリプスの際には原作以上の数のゼントラン連合艦隊と原作以上の強さの宇宙怪獣の群れが複数激突するなど専らラグナロクのような光景が至る所で繰り広げられていた。

現在は宇宙怪獣との衝突、列強による駆り出しや取り込みが進みかつてほどの脅威ではなくなっている。
しかし相変わらず宇宙蛮族筆頭と言えるだけの物量は保持し続けている。

ゼントラン的にもあり得ない100年を過ごしてきたため、現在この宇宙に存在するゼントランの多くはかつてと比べ幾つかの変化が起きている。

例を挙げると基幹旗艦が討たれた残存艦隊が流入しまくって規模が千数百万まで増加した一派。
文化に理解を示して独自の文化を持つようになり、惑星に植民し国家を持つようになった一派。
一部の宇宙生物を気に入り飼育するようになった一派。
周辺の技術を学習し、独自の開発・修復・生産能力を再習得した一派。
既存のやり方は気にくわないんじゃ!と言って海賊に転向した一派。
等々etcetc…

このようにこの宇宙に来て約100年以上。この世界のゼントランも様変わりしてきている。




  • 中小国
この宇宙には列強や大国以外にも多数の国家が存在している。
元々存在しているところもあれば、新たに転移してきた不運な国もいる。

大多数の国は蛮族に襲われたり、宇宙生物に襲われたり、他国から侵略されたりなどの毎日を過ごしているため興亡が激しいの特徴。

このため大概の中小国家は近隣諸国と防衛のための同盟を組んでいるか、強い国へわざと吸収してもらい勢力の強大化を図っている。

だが悲しいかな。そうやって徒党を組んで尚も中小国の枠から中々抜け出せないのがこの世界。
今日もどこかで新たな国の産声と滅びゆく国の断末魔が響いている。

505: トゥ!ヘァ! :2020/09/22(火) 20:47:43 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
投下終了

前々からつらつら書いていた幾つかの設定をば。

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最終更新:2020年09月26日 13:17