161: トゥ!ヘァ! :2020/09/27(日) 20:19:07 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 未来編 グリゴリ兵器集
〇堕天使タイプ
グリゴリこと鉄血MA群の生き残りが太陽系外へ出た後に開発された兵器群のことを言う。
既存の設計を流用し続けている天使タイプや取り込んだ他文明兵器の流用品などとは異なり、完全な新規設計兵器となる。
これは厄祭戦と外宇宙で学んだ統括AIが既製品の流用のみでは限界があると判断したため、作りだされた。
このため半ば試作兵器としての側面も持っており、天使タイプよりも奇抜な能力を持つ機体が多い。
またかつての厄祭戦の経験を活かした機体が多いためか、天使タイプと比べ人型の兵器が多いのも特徴である。
ここではその幾つかを紹介していく。
最初期に開発された堕天使タイプの一種。
当時の統括AIが最も恐れたものへ対抗するために開発された。
その相手とはアグニカ・カイエルの乗るバエル。理論上勝てるはずのない戦いをひっくり返し、MAを率いる上位AI群に本来は存在しなかった恐怖という感情を植え付けた男である。
外宇宙へと逃亡した統括AIは、この男が追ってくる場合もしくは同等の存在と対峙する状況になった際に、それらに対抗できる兵器を望んだのである。
しかし当時のMA群の技術ではどうしても全盛期のアグニカに匹敵する兵器は作れなかった。
そこで統括AIが出した結論が成長し続ける兵器であった。
完全自立思考型の学習型AIを搭載し、更には旅先で手に入れたナノマシン技術を用いて開発されたアザゼル型は学んだ知識を基に様々なタイプへと自己進化を行う兵器となった。
状況に合わせ、周囲の物質を吸収、返還し、その時々に搭載AIが必要と判断した姿への成長する兵器。
グリゴリの統括AIは現在が駄目ならば未来の可能性に賭けるべきとしたのである。
厄祭戦に人類が投入してきた72機のガンダムタイプに対抗する意味も込められ72機のアザゼル型が開発され、様々な戦場に投入された。
各々のアザゼル型は統括AIの目論見通り、それぞれが様々な姿へ進化していき、それらの情報を定期的に中央司令AIへとフィードバック。
アザゼル型だけではなくグリゴリの兵器全てへ経験を伝えていった。
現在では多くの戦いで数を減らしており、残存数は22機程度。
しかし、失われた機体の中には成長の結果グリゴリを離反する判断を下した機体も存在しており、必ずしもグリゴリの統制下に置かれている機体だけが現存しているわけではない。
成長した各アザゼル型は統括AIの命令の下で各軍団を率いる指揮官として活躍している。
堕天使ではなく、堕天使と人間の間に生まれた巨人の名を持つ機種。
アザゼル型が学習したデータを基に開発された新型汎用兵器であり、その姿は既存の天使型MAというよりも、かつて人類が扱っていたMSに近い人型の姿である。
皮肉なことにグリゴリのAI達が導き出したのはかつての仇敵が扱っていた兵器と同じ類の代物であった。
彼等は自分達を駆逐した人の強さを、同じような姿をした兵器に求めたのだ。
ネフィリム型の特徴としてはMSと同レベルの汎用性が挙げられる。
武装とアタッチメントを変えれば様々な戦場に投入可能で、安定した戦果を挙げることが可能。
現在のグリゴリ軍では既存の天使型と共に一般的な歩兵として共同運用されている。
162: トゥ!ヘァ! :2020/09/27(日) 20:19:41 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
異星人の技術を多く吸収した後に開発された機種。
単体に突き詰めた戦闘能力を求めた結果作られた最上級戦闘仕様兵器。
単独で敵陣に突っ込み、これを蹂躙。または敵に手強いエース級個体(notアグニカ級)が現れた際にそれらの相手をすることも考慮されている。
デザインは巨大なクラゲの上に人型の上半身が生えているような歪な形。
下半身であるスカート部分にはナノマシンによって造成・再生する機能を搭載された多武装テンタクルロッド(武装触手)が数千機ほど格納されている。
またテンタクルロッド以外にもスカート上面や人型部分には広域殲滅用レーザー、多目的ミサイル、大口径レールガン、荷電粒子砲、大型対艦ビームサーベルなど大火力が突き詰められている。
スカート部分が巨大な推進器にもなっているので機動性も高く、多数のテンタクルロッドを搭載していることから接近戦にも強い。
現在のグリゴリが持てる技術を注ぎ込んだ機体の一つであり、その姿は別世界のMAであるラフレシアを思わせる。
しかし機体コストが高いのか生産数は多くないのが特徴。最もそれは他の兵器群と比較してというだけであるが…
比較的最近になって開発された新型MA。その見た目は月ほどもある巨大な球体である。
役目は惑星の破壊。球体中央部に存在する銃口から巨大なエネルギービームが放たれ、車線上にいる惑星を粉砕する。
無論敵艦体や要塞などに使っても同様の結果をもたらす。
また巨大ビーム砲以外にもその巨体に合った多数の兵器を搭載しており、強固なエネルギーシールドやナノマシンによる再生装甲を持つ。
同時に味方兵器群を搭載、整備することが可能な母艦機能を持つ。無論単独ワープ機能も搭載している。
SW銀河の旧独立星系連合領域にてサルベージしたデータの一つにあった惑星破壊移動要塞の設計を基にグリゴリが開発した兵器である。
ぶっちゃけまんまデススター。残念ながら原作であった弱点も見事に潰されている。
最近になって開発されたばかりなので現存数はまだ少ない。
しかし、支配した旧独立星系連合領にて急ピッチで複数の同型が建造中である。
完全新規設計の電子戦機。
電子戦というがその規模は単機で星系一つを包み込むことが可能な超々広域電子戦MAとなっている。
その名の下となった堕天使アルマロスが人間に魔法を無効化する術を教えた故事から、現代の人間の魔法である無線技術、ネットワーク技術などの高度電子技術が関わっている代物全てを無効化する。
その方法とは単純明快な超高出力電子パルス。星系丸々一つを射程範囲内に収める高出力電子パルスにより、星々の文明を破壊することが目的となる。
無論軍事兵器すら無力化する前提の超高出力パルスとなるため、一般的な対電磁対策がされている兵器も残らず無力化可能。
無論そんな高出力電子パルスに巻き込まれれば生身の生き物もタダでは済まないため、アルマロス本体に近ければ近いほど物理的なダメージも伴う。
また副産物として高出力電子パルスはエネルギーバリアの類へ強い負荷をかけることが確認されている。
このため生半可な出力のバリアは一射目のパルスで無効化され、続いて撃たれる二射目で敵兵器の機能が停止する流れとなる。
弱点はそもそも魔導文明系などのオカルト文明には一切効果がないことと、電子系が使われていないローテク兵器。
また単純にアルマロスの電子パルスを物ともしないレベルの対電子対策が施された兵器や、電子パルスを幾ら撃っても毛ほどにも感じない超高出力のエネルギーバリアなどにも分が悪い。
対科学文明用兵器としてSW銀河攻略戦などに多数投入された。
163: トゥ!ヘァ! :2020/09/27(日) 20:20:21 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
グリゴリの扱い堕天使タイプの兵器の一つ。アザゼル型のデータが収集され、異星人技術もいい感じに習得した後に開発された。
人呼んで対アグニカ級専門決戦兵器。
アグニカ・カイエルの操るガンダム・バエルレベルの敵を相手取る前提に開発された高級機。
見た目もガンダム・バエルを基にしており、背部に複数のスラスター兼武装ユニットを搭載している。
単純な機動性、運動性、反応性、出力に性能を全振りしており、何が何でもアグニカを倒せる機体を目指して設計されている。
このため現在のグリゴリが保有する兵器の中ではトップクラスの単体性能と近接戦能力を誇る。
弱点というほどのものではないが、基本1対1か1体少数を前提に設計されているため、殲滅戦は苦手である。
対アグニカ級対策として少数のみ製造されている。
グリゴリの運用する堕天使タイプMAの一つ。見た目は巨大な独楽である。
その機能は惑星内における天候操作。
超高空においてナノマシンとエネルギー放射により惑星内の天候を自在に操る能力を持つ。
地震や火山に関しても地表のウィークポイントに極大エネルギー放射を打ち込むことによって、人工的に発生させることを可能としている。
弱点はその惑星の気候データや地表データが一通り揃っていなければ真価を発揮できない点。
このため専ら正攻法では攻略できない星へと投入される。
また気象操作に機能の多くを割いているため、バラキエル本体には余り武装の類は載せられていない。
しかし、周辺の気象を誘導することを可能としているため雷を使った迎撃や電力補給によるバリアの展開は可能。
また本来は天候操作に使うためにエネルギー放射も攻撃に転用可能である。
需要がニッチなためグリゴリの中では余り数は多くない。
164: トゥ!ヘァ! :2020/09/27(日) 20:20:55 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
投下終了
グリゴリにおける新型を幾つか。
メタいこと言うと有名どころの堕天使の名前を使いたかったんじゃ…
最終更新:2020年10月01日 14:24