278: トゥ!ヘァ! :2020/09/28(月) 19:03:06 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 未来編 小話集その3



「お前で298人目。恐れるな。死ぬときが来ただけだ。てか数多すぎるっての」

鉄血世界火星にて火星傭兵ギルドに派遣された粛清騎士の愚痴。

傭兵ギルドを設立したはいいが改めて所属した傭兵たちの素行が悪すぎるため配属されたばかりの粛清騎士は大忙しであった。




「お、同じ傭兵じゃねえか!なんでこんなことをする」

「あんたらは見せしめなんだよ。この星が今は誰の手の中にあるのかってことへのな」

鉄血火星に蔓延る既存傭兵やPMCの粛清劇。
旧CGS以下のPMCが未だ数多く蔓延っていたため傭兵ギルドに反発する者達を叩き潰しまわっていた。




「そういやこの前見た映画でAIが反乱してってやつがあったんですけど、連合じゃそういうこと起こらないんです?俺少し怖いと思っちゃって」

「ハハハ。単純なことさ。人と同じレベルの思考を備えたAIと既存の人間。どちらが反乱起こす確率が高いと思う?」

鉄華団少年兵とアルゼブラ職員の会話。
いわゆるターミネーター的な話であるが、ぶっちゃけ人間が反乱起こす可能性の方がずっと高いのである。

現在ではAIと人間が仲良く一緒にストライキすることはある。




「クローン種族?の人達って反乱起こさないんですか?」

「ハハハ。単純なことさ!ry(先ほどと同じなので以下略)」

連合ではクローン系種族の人権や雇用体制もしっかり確率しております。
なお連合でも最も多いクローン系種族はゼントラーディとメルトランディである。




「ロボットとかAIとか。そういったの普及していくとアイドルとかって仕事失っていきそうですよね」

「そうでもないぞ。連合のオリコンランキングは今月も生身のアイドルたちの歌がトップ5だ」

受付業務をする業務用アンドロイドを見た鉄華団員とアルゼブラ職員の会話。

現在の連合ではニュースキャスターやアイドルといった部類の多くはアンドロイドなどに取って代われているがそんな逆風を物ともしない剛の者達が芸能界の最上級階級に君臨している。

生身勢の中の上澄みの更なる上澄み。アイドルのイレギュラーといった感じの連中がしのぎを削っているため、むしろ生半可なアンドロイドでは太刀打ちできなくなっている。

芸能評論家曰く年がら年中ガンダムファイトしているのが現在の芸能界だとか。




「先生!機械化とか電脳化とか痛くないんですか!イメージ的には怖いんですけど」

「うん。その感想は最もだね。答えは特に痛くもかゆくもないって感じだね。まあ整形手術と同じような感じかな。
種族の分類が変わるから役所への届け出は必要だけどね」

連合においては身体の機械化、もしくは精神の電脳化などは特に珍しい措置ではなくなっている。
精々が整形手術と同程度の認識であり、値段も手頃である。

279: トゥ!ヘァ! :2020/09/28(月) 19:03:50 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
「これが俺からの政策助言だ!わかったか!!」

火星連合暫定議会の集会へ襲撃してきたテロリストたちを一人で返り討ちにした同議会オブザーバー議員ジョシュア・アームストロング氏。

アームストロング氏は連合から派遣してきた助言役のオブザーバー議員の一人。
国元で有名なアームストロング連合議会議員スティーブン・アームストロング氏の息子の三男である。

なお連合本国ではそのわかりやすい姿勢から国や種族を跨いでアームストロング一族の政治家は強い支持を得ている。




「その強さ…何か強化手術など受けていらっしゃるので?」

「これは自前だ」

ジョシュア・アームストロング氏の強さを見た火星議員からの質問。
これといった強化措置や手術も行っておらず全員鍛えただけの素である。
精々体調調整用のナノマシンを入れている程度であった。

因みに親父殿は早い段階で生身でも地を割ったり、火を出したり、肌を効果させたり、電撃をまき散らしたり出来るようになったので原作のような戦闘用ナノマシンの摂取を取りやめている。

なお息子たちも一通り似たようなことが出来る程度には鍛えられているそうな。




「アームストロング議員。あなたほどの強さがあったら怖い物無しでしょうね」

「いや怖い物はあるさ。母ちゃんと姉さんと嫁さん」

火星のTV局の取材に答えるジョシュア・アームストロング。
因みにアームストロング家で一番強いのは母親である。次点が長女と息子たちの嫁さんズとなる。




「NT、イノベイター、Xラウンダー、念動力者、アウター…つまり全て同じ超能力者では?」

「なんだぁ…てめぇ」

火星在住の学者へ、連合の主要な超能力の説明をしている場で。
上記の発言をした学者はその後みっちり違いを叩きこまれた。












〇説明

  • ジョシュア・アームストロング
連合にて政治家をやっているアームストロング一家の三男。
優しい長男(ムキムキ)、賢い次男(やはりムキムキ)、クソ怖い長女(政治家としても武力的にも父の後継者と目されている女傑)、可愛い妹(普通に可愛い)の五人兄妹の三男坊(脳筋枠)である。

脳筋というが父の気質を一番濃く継いでいる人物であり、若い頃のアームストロング氏に似ていると良く言われている。
しかし姉と母と嫁さんには頭が上がらない。

兄妹の中で一番父に憧れており、その背中を追って政治家となった。
現在は武者修行と称して連合内の様々な地域を渡り歩いてオブザーバーをしている。

現在は鉄血世界の火星議会においてオブザーバー議員をやっている。

言動は脳筋だが、父親同様きちんと道理立てて考え行動することもできるため提示する政策や助言は意外と真っ当である。

280: トゥ!ヘァ! :2020/09/28(月) 19:04:25 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
投下終了

未来編の時代になっても元気な上院議員の系譜。むしろ数が増えてるまである。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年10月01日 14:26