259: 194 :2020/09/30(水) 23:30:34 HOST:ai126215183245.78.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件 番外編その3 超大陸日本の尖閣諸島事情


日本が超大陸化したその日、地下に埋蔵されている各種資源量も当然ながら大幅に増大。採算が取れるレベルで肥大化した。
その量は通常の大陸化で検証されたいた50倍を更に上回り、倍プッシュされた結果、実に超大陸化前の100倍にも達した。
菱刈鉱山が名実共に世界最大の金鉱山と化したり、通常の大陸化日本同様に休山・閉山した鉱山が軒並み復活したり、軍艦島こと端島が世界最大の石炭の島として
カムバックしたりと、色々とカオスな状態になっているが、その中でも特に凄い事になっていたのは尖閣諸島であった。

ここで一端、神の視点に移ろうと思う。
日本列島を超日本大陸へと進化させる際、神は参考として「太陽帝国」の「尖閣大油田」を閲覧していた。


神「ほう、尖閣大油田ね。総埋蔵量が1100億バーレル・・・と。そして、最初の発表では3000億バーレルかぁ・・・・・」


ポクポクポクポクポクポクポクポク


\チーン/


神「せや!尖閣諸島の油田は、3000億×100倍の30兆バーレルクラスの埋蔵量にしよう!」

神「とはいえ一か所で30兆は流石にやり過ぎだから、数十か所に分散しよう。取り敢えず、一番デカい所で2000億バーレルクラス。残りも1000億バーレルクラスの埋蔵量にするか!」


          • 何とも大馬鹿な神が居た物である(大本営発表)


ともあれ、この行動により尖閣諸島に世界最大の油田地帯が爆誕する事となった。※なお現地の島々は、元ネタの関係か「尖閣大油田」と同じ構成となっていた(面積は20倍に増大しているが)
最終的な総埋蔵量は、33兆3304億8500万バーレル。一番大きな油田は、尖閣島の平地に有る第一尖閣油田で2236億バーレルという、中東のガワール・ブルガン両油田が鼻で笑える程の超巨大油田が、日本に齎されたのだ。しかも、採掘機器や各種プラントも併設され、後は採掘して利用するだけという状態で。
勿論、日本の総人口が10倍となっている為に消費量も激増しているが、それでも最低100年は石油の心配はしなくて良く、石油価格が再び高騰すれば、数千億~数兆単位で更に採掘量が増える事から、更にその年数は伸びる事となる。名実共に、オイルメジャーのトップへと躍り出る事となったのである。
この報告を受けて、日本政府はこの油田をどう運用していくか話し合う事となり、その結果最初に自身が使う量を自給する形で採掘し、余力で周辺諸国への輸出をするという形に決定。
具体的な数値で言うと、年間で約25億トン(バーレル換算で約185億バーレル=日産約5070万バーレル)を国内向けに採掘。そして、輸出に約10億トン(約74億バーレル)が採掘される事となる。
また、それとは別に天然ガスも大量に埋蔵されており、総埋蔵量は1800兆立方メートル。此方も世界最大級のガス田だ。此方も天然ガス及び液化天然ガスとして、大々的に利用・輸出される事が決定している。
主な輸出先は台湾や米国。本土決戦ルート限定で北朝鮮にも極少量が輸出されている。大陸に関しては、以前より更に敵対的な言動・行動が続いている事となり、輸出は成されていない。

260: 194 :2020/09/30(水) 23:31:04 HOST:ai126215183245.78.access-internet.ne.jp
油井や石油精製施設だけでなく、国の許可を受けた各種産業の大規模工場も多数進出しており、複数の工業団地や20万トンタンカーが複数横付け出来る大規模積出港も完備。
石油産業や天然ガス産業に必要な、ありとあらゆる構造物で島の平地の多くが埋め尽くされている。洋上の工業要塞とまで呼ばれる程だ。
中心となるのは、久場市と大正市の二つ。それぞれ1500万・500万の人口を数える、世界最大級の洋上都市と化している。人口密度的にはこの二島と復活した端島の三島が、世界でも上位クラスの人口密度を誇る事となる。本土から遥か離れた地域という関係上、娯楽・慰撫施設も充実しており、一部の島が娯楽地区として開発されている。

次に各種交通機関だが、島々を結ぶ高速フェリーや島の南北を縦断して空港までを結ぶ鉄道にトラム(市電)・坂のある地域にはケーブルカーも走っている程だ。
空港関係も、久場市・大正市両島だけでなく、猫島にも大規模な国際空港が整備されており、多数の航空機が行き交っている。なお、この猫島の国際空港は国防空軍及び海軍の対潜哨戒機の基地としても運用されている。

なお、これ程の大規模油田を有する事になった日本で有るが、採掘した量の多くを自国向けに消費する事も有り、OPECには加盟していない。
更に石油を輸入する必要性も無くなった事や、近年のイスラム原理主義の影響もあり、日本と中東諸国の関係が急速に希薄化。輸入自体も、一部の高品質の原油のみという事態になった。
その結果、ロシアに齎された新生オハ油田の存在も相成って石油価格が乱降下する事となり、中東産油国から大きな反発が来た事も、関係を希薄化させる要因の一つとなっている。

とはいえ、良い事ばかりではない。具体的には共産支那の有形無形の圧力がかかっているのだ。
海軍艦艇や航空機が領海・領空ギリギリまで接近する軍事的挑発や、「台風からの避難」という理由で漁船団が大挙押し寄せたりしており、そして従来通り「魚釣島及び蓬莱島は我が国固有の領土」と強硬な姿勢を取り続けている。酷い時には「演習」といって空母機動部隊を近海に派遣したり、果ては「日本軍国主義から解放して、真の民主主義を齎す」とまで言っているのだ。
まぁその結果として、尖閣諸島で採掘された石油は一滴たりとも大陸には齎されない訳だが。
その事実と、位置その物が東に移動した事と相まって「中間線云々」という主張も出来なくなった事、更に無人島だったのが2000万もの人口を有する巨大洋上都市と化した為に、影響力という点で完全に負けている事、何より彼我の軍事力の絶望的な差を前に、唯々血圧を上げ続ける現状が続いている。
今後も尖閣諸島は、日本の生命線の一つとして厳重に守られていく事は間違いないだろう。

261: 194 :2020/09/30(水) 23:31:34 HOST:ai126215183245.78.access-internet.ne.jp

以上です。劇中で殆ど明記されてなかった尖閣諸島の油田に関する事情でした。
文字通り無尽蔵と言っても過言でない規模となりましたが、如何だったでしょうか?ぶっちゃけ、「尖閣大油田」の規模を20倍にした物となっただけですが、その辺りはご容赦を(汗)
尖閣諸島以外も、色々とロマンあふれる展開と相成りました(巨大化した菱刈鉱山や復活した端島とか)。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
wiki掲載は、自由です。

280: 194 :2020/10/01(木) 07:25:41 HOST:ai126215183245.78.access-internet.ne.jp
それと、誤字が有ったので修正を。

260
  • 誤 漁船団が大挙押し寄せよたりしており
  • 正 漁船団が大挙押し寄せたりしており

  • 誤 更に無人島だったのが2000万もの人口を有する巨大養生都市と化した為に、
  • 正 更に無人島だったのが2000万もの人口を有する巨大洋上都市と化した為に、

wiki掲載時に、修正をお願いします。

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最終更新:2020年10月06日 09:31