489: ナイ神父Mk-2 :2020/10/03(土) 21:59:09 HOST:p12178-ipngn901akita.akita.ocn.ne.jp
日蘭軽巡洋艦ネタ(再掲載)
黒部型軽巡洋艦
全長は各型共通198,9m
基準排水量:甲型13400t 34kt
乙型12500t 35kt
丙型14120t 34kt
兵装:甲型 15.2cm 3連装砲3基9門
13cm両用砲 連装3基6門
40mm機関砲 連装10基
20mm機関砲 連装10基
4連装魚雷発射管 2基
乙型 13cm両用砲 連装6基12門
40mm機関砲 連装10基
20mm機関銃 連装10基
丙型 13cm両用砲 連装砲2基4門
連装高射角砲2基4門
40mm機関砲 6基
20mm機関銃 10基
概要
日本が第二次世界大戦に向けて建造した巡洋艦であり建造時に船体を共通させて互換性を計り戦時での簡易換装を目標とした巡洋艦である。
建造まで
日本海軍では戦争へ向けての建造計画で主に3種類の特化型巡洋艦の建造を行っていた一つは艦隊決戦の際に水雷戦隊の旗艦となる改阿賀野型、対空能力に特化した九頭竜型、高速船団護衛に特化した大淀型そして、これとは別に警備戦隊令に基づいた護衛型巡洋艦である黒部の建造が進められていた。本来警備戦隊の旗艦となるのは旧式化した長良、球磨、川内の同型艦が勤める事となっていたが、巡視中に起り得る敵艦隊との接敵や機雷への接触、潜水艦による攻撃などで喪失事が予想された為の穴埋めに必要とされていた。
こうして建造が始った黒部型であるが基礎設計の優秀さから船体が同時期に計画が進行していた九頭竜型や鳴瀬型に流用され、さらにその事から九頭竜型の代用や元々大型化が予想される巡洋艦に当って当初からかなり余裕を持たせてあった事から、他の特化型巡洋艦に対する代替としても期待され始め、元の護衛型装備の黒部型を甲型として対空兵装を充実させた物を乙型又は改装された艦から取り奥入瀬型とも呼称された、一方の丙型であるがこちらは本来大淀型が喪失した際に改装がなされる予定であったが、戦中に大淀型は失われずペーパープランのみで終わっている。
戦中では
戦中は日本の海軍区を守るべく各警備府や鎮守府に多数が配備され、鳴瀬型同様に巡視に当っているがハワイ沖海戦では巡視に出ていた間に奇襲の報が入り急行敵艦隊隊に対して攻撃を加えている。その際布哇の警備戦隊に配備されていた「小安」が戦隊を組んでいた松型と共に大破しているが、その後は黒部型が大きな戦闘に加わった記録は残されていない。
その後、新型の対艦兵器であるミサイルや4式回転翼機の登場により後期の黒部型は後部にヘリ用の甲板と対空・対艦ミサイルが両用砲の変わりに追加されそれ以降旧式の世代交代に合わせて作られた後期黒部型の基本装備となっている。
戦後
戦後は警備戦隊解散後日本に残った物は大淀型を基にしたミサイル巡洋艦やヘリ巡洋艦への改装を受けて次世代艦の開発までの繋ぎとなり、その他の艦はカリフォルニア共和国や親OCU派の南米諸国、ペルシャなどに販売されてその余生を過ごしている。
最終更新:2020年10月06日 10:03