909： 弥次郎 ：2020/10/11(日) 00:30:34 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
憂鬱SRW 未来編鉄血世界SS 証言録「あるいは段取りの時点で勝敗は決しているという端的な例」
「ドルトコロニーは表向き歓迎、か……」
「労働者側とバーンスタイン嬢の接触を避けたいんだろう。わざわざドルト3を指定している。
一度入れたら、帰りまで拘束されると思った方がいい」
「ご丁寧に、エウクレイデスだけを指名していますね。ですが、対応策はあるのでしょう？」
「ええ、その通りです。『クーデリア・藍那・バーンスタイン』がいれば、彼らも満足でしょうから」
「……なるほど、『私』の身柄を抑えれば、ということですね」
「ドルトコロニーか…兄さんは元気かな？」
「なんだ、ビスケットの兄貴がいるのか？」
「うん。ドルトカンパニーで働いているって聞いているんだ」
- ビスケットとオルガの会話。思わぬ再会を果たすことになる。
「というわけで、ノルバ・シノ君にはフラウロスを預けます」
「は、はい」
「特別なMSを預けることになりますが、その意味は理解してもらいます」
「りょ、了解です！」
- シノに預けられることになったMS「ガンダムフラウロス」。この日からシノはさらに訓練で扱かれることに。
「対艦戦闘ってこんなに忙しいのかよっ……！」
『被弾が増えていますよ、もっと動かないと。ファンタズマに依存しないように』
「了解…！やってやるぜ！」
- 艦隊戦において出場を予定するためにシミュレーションで訓練を重ねるユージンと訓練教官のセントール。
「ア、アンジェラ……？この武器の山は……？」
「ああ、失礼を……ちょうど、メンテナンスが完了したので、装着しておりました」
「こ、こ、こ…」
「こ？」
「こんなに持ち込んで戦争でもする気なの！？というかあなたが持ち歩ける量じゃないわよ！？」
「仕舞いますから」
「どこに！？」
- アンジェラの私室兼メンテナンスルームを訪れたクーデリア、ドンパチ賑やかにできそうな量の武器に囲まれたアンジェラを見て絶叫。
「……というわけで、ギャラルホルンが我々もろとも労働者を鎮圧しに来る」
「なんてことを……いや、あいつらならやりかねないか」
「鉄華団は二手に分かれてもらう。労働者側の抗議活動を監視・監督・暴走の阻止。
そしてもう一つは、出てくるであろうギャラルホルンの艦隊の排除だ。詳しいところは追ってブリーフィングを行う」
「了解です……いや、ほんと、退屈しないぜ、この地球行は」
「それだけ言えるんなら大したもんだぞ、オルガ君」
「想定される戦力はどれほどだ？」
「月方面への指向索敵の結果、ギャラルホルン所属と思われる艦隊がおよそ2個艦隊、数日で到着できる距離に。
どうやら、航海演習中の模様です」
「よほど暇らしいな、ギャラルホルンは。で？」
「はい。内部情報から察するに、ドルト鎮圧のために展開し、待機中かと。データはこちらに」
「……こうまで技術的に優位だと、諜報もくそもないな」
「電子生命体によるハッキングとは、そういうものでございますので」
- 待機中のアリアンロッド艦隊に電子的に侵入したセントエルモス所属の電子生命体から情報を受け取るクロードとエリーゼの会話。
「はい、三日月君にはこれ」
「こんなに……どうして？」
「バーンスタイン嬢とアトラちゃんに、何か買ってきてあげなさい。思い出になるようなものをね」
「思い出……」
「大事にしているなら、形にしないとね」
- 半舷上陸で休養が許可された三日月に資金を渡すリゼ・ライン。かわいい子のためならば財布の中身は惜しくないタイプであり、気ぶりであった。
910： 弥次郎 ：2020/10/11(日) 00:31:21 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
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最終更新：2024年10月16日 23:09
