599: ひゅうが :2020/10/08(木) 15:57:33 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp
「ジョン・アダムズ」級戦艦

全長333m
全幅52.1m
喫水10.8m
基準排水量13万8800トン
満載排水量16万7800トン

主砲:神廠・国防総省式55口径改51センチ(20.08インチ)NAGS砲連装4基8門
副砲 液体装薬式127ミリ単装砲Mk.42改(Mod.Yaru)8基8門(両舷各4基)
兵装 自由電子レーザー砲(10MW級)連装10基20門(前部1基 後部1基 両舷各8基)
   Mk.1 76ミリ電子熱化学砲単装10基10門(前部1基 後部1基 両舷各4基)
   Mk.1 両用半導体レーザー砲8門(両舷各4基)
   Mk.57改35インチ VLS 180セル(SM-6 SM-3Block2B LRASAM-B ESSM等搭載可能)
   Mk.5 20ミリRWS4基
   Mk.2 ALaWSレーザー砲6門(連装2基単装1基)
   SeaRAM(RIM-116D.mod.2)8基
   AN/SPY-9‐mod.J(30ft四角アンテナ 送受信分離式 前艦橋下部前後左右4面 後艦橋下部各斜面4面)

   短魚雷発射管3連装2基

装甲:舷側550+125+75mm
甲板:330+114mm
主砲塔正面:660mm+140mm
主砲塔天蓋:330mm
※ 何れも複合装甲(スマート・アーマー方式) 艦底部三重底

搭載機:格納庫1機 VTOL対応甲板あり

機関:キミシマMU ・DARPA式 触媒核融合ガスタービン機関8基 統合電機制御 計600MW(定常出力)
   常温超伝導推進器4基(主推進器) 表面推進器(超電導流体制御)
乗員数:常用320名 戦時約580名

最大速力:公称40ノット(通常推進時)

同型艦:「ジョン・アダムス」 「ウッドロゥ・ウィルソン」 「ジェームズ・マディソン」

600: ひゅうが :2020/10/08(木) 15:58:08 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp

【解説】――2010云+5年に相次いで引き渡されたアメリカ海軍の「改リンカーン級」。
一目見ればよくわかるように、2010云+1年に誕生し世界に衝撃を与えたエイブラハム・リンカーン級戦艦(以下リンカーン級)の改良型である
のちにリンカーン級も本級に準じた改装を施されたが、艦容がやや異なるために識別は容易。
前級において好評だった51センチ主砲については、有り余る大電力を利用した液体装薬・ガウス式複合加速砲「新・次世代艦砲(NAGS)」に換装することで射程はさらに延伸され直接砲撃でも2000キロメートル以上に達した
さらに後述する主機関の変更で生まれた電力の余裕をもって、開発中であったレーザー砲や電子熱化学砲を全面的に採用したことからVLSは規模を半減し、超長射程精密誘導兵器を搭載する方向へシフトしている
主機関はこれまでの全力運転による統合電気推進式に用いられていたMT‐30から、日米共同開発による触媒式核融合ガスタービンおよび超臨界状態水ボイラーによる複合サイクル式に変更され、通常時の出力ですら有り余るといわれる大出力を得ることになった
これを常温超電導体を用いた電磁推進器「キャタピラー」とウォータージェットの複合推進および、船体表面に仕込んだ表面電磁推進器による海水の流体制御をもって抵抗の削減と高速化に使用している
(なお、本級の巨体をもってしても吸収しきれない全力斉射時の反動を吸収するためにも用いられる。これをマグネティック・アンカーと称する)
このため、リンカーン級に存在した大型煙突が小型化され1基になっているところが大きな識別ポイントとなる
捜索系については、日本から提供されたTWT素子によるマルチバンド発振器とダイヤモンド半導体受信機で構成される新レーダーを搭載
送受信分離とスマート・アーマーといわれる船体各部の装甲材上面に施されたダイヤモンド半導体と一体化した受信機の採用により、リンカーン級では捜索能力が低下しはじめるレーダー面6基が同時にダウンしたとしても船体自体が受信機の役割を果たすことから本級においては捜索能力に何の支障も生じない
人員については、日本との共同開発によるメンタルモデルシステムと、複数のAIナビゲーターシステムを追加することにより劇的な削減がなされているが、機械にすべてを任せきるわけにはいかないとされる方針から一定程度がダメコンおよび艦内警備要員として常駐することになっている
(試験時においてはこれらAI3名と艦長および副長の監督による緊急指揮試験が行われ、不測の事態においても戦闘の続行が可能と判定されている)

建造はリンカーン級同様に神崎島海軍工廠による船体建造および早期艤装
このためにアメリカ国防総省は本級の建造とリンカーン級の改装を目的とした大規模研究・調整拠点を神崎市に設置してことにあたった
進水後にアメリカ本土に廻航されてニューポート造船所における艤装と就役という方式自体はリンカーン級と同様である
1番艦ジョン・アダムズの就役と同時にリンカーン級1番艦エイブラハム・リンカーンが神崎市の建造ドック入りして大改装を実施、続いて2番艦ウッドロゥ・ウィルソンの就役と同時にトーマス・ジェファーソンが大改装に入るというサイクルを繰り返し、全艦は揃ったのは2010云+6年後半のことになる

本級の完成をもってアメリカ海軍は太平洋・大西洋およびインド洋に常時2隻ずつの戦略級の砲撃艦を展開することが可能となり、そのプレゼンスは大きく向上した

601: ひゅうが :2020/10/08(木) 15:59:02 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp
599
訂正。
自由電子レーザー砲(10MW級)連装10基20門(前部1基 後部1基 両舷各10基)
自由電子レーザー砲(10MW級)連装10基20門(前部1基 後部1基 両舷各8基)

です

603: ひゅうが :2020/10/08(木) 16:10:19 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp
簡単にいうと…
日本における「やしま」型の成果に加えて特危自衛隊の「かぐや」型および「ふそう」型以降の発展をみて米国が日本に技術供与を要請して完成した「ちょっとオーバーテクノロジー方面によった大型戦艦」です
主砲換装によって大陸間の戦略砲撃という頭の悪い使い方をしても大丈夫な主砲、そしてそれを実現するための弾薬庫のさらなる拡大を実施
中国が万単位のドローンやミサイルによる「機海作戦」を打ち出したことと戦略砲撃の実現で余剰となったVLSをやや縮小
さらなる打たれ強さを実現するために排水量を若干拡大し常温超電導技術を用いた周囲の水流制御とスマートスキンならぬスマートアーマーの採用で目がいくつもあるような状態になっています

(非公式名称「ルキフェラスシステム」)

ついでにAN/SPY-9は日本側護衛艦に採用された超小型0.1ミリ級TWT(進行波管)素子と人工ダイヤモンド半導体素子を縦横30フィート(約11メートル)の幅で互い違いに並べたもの
原理的には核融合炉の加熱にも使用できるくらいの大出力ですので、凶悪な電子戦能力を誇ります
さらに船体装甲材の外側に人工ダイヤモンド層を用いているので受信アンテナとしての役割をある程度果たせます
熱移送システムとしての使用が主体として想定されてますけどね。あれです。ファイアーミラーというかメカゴ〇ラの人工ダイヤモンドコーティングみたいなもので、大出力レーザーや核爆発の閃光対策です

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最終更新:2020年11月05日 21:19