297: 657 :2020/10/27(火) 21:43:13 HOST:121-84-236-158f1.kyt1.eonet.ne.jp

憂鬱SRW融合惑星編 ZoT幕間Ⅶ 『激闘前の最後の休息』


「それじゃランカちゃん、自己紹介して」

「は、はい!ベクタープロモーション所属、ランカ・リーです!よろしくお願いします!」

「(ホントに彼女…デビューして一年なのか?最低でもSランク並の威圧感だぞ…)」

「(こちらに来たアイドルがシンデレラプロジェクトメンバーだけで正解でした…下手なアイドルなら心をへし折ってもおかしくなかった…)」


ランカ・リーとC.E.のシンデレラプロジェクトメンバーとの合同ライブの顔合わせ時の赤羽根Pと武内Pの内心

融合惑星への転移現象の混乱の慰撫として連合側がメガロード船団と合同でミンメイを含めた大規模アイドルコンサートを企画。
フロンティア側からは経歴はともかくまだデビューして一年目のランカに大規模ユニットによるコンサートの経験を積ませるために、ランカの参加をシェリルが推薦した。(β世界側への慰撫の依頼はランカかシェリルどちらかが行くこととなっていた)
もっとも…シェリルというアイマス世界で言うならオーバーランククラスのシェリル・ノームと歌い続けたという経験は、ランカをアイドル戦国時代で鍛え上げられ、デュアルインベーダーズでさらに昇華したシンデレラプロジェクトメンバーに勝るとも劣らない圧倒的な華をもたらしていた。

304: 657 :2020/10/27(火) 22:06:27 HOST:121-84-236-158f1.kyt1.eonet.ne.jp

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『ウオオオオオッー!ミンメイーッ!』

『伝説のアイドル、リン・ミンメイ復活コンサートのライブチケットはわずか10分で完売…』

『ランカちゃんも出るんでしょ!すごく楽しみ!!』

『あっちの地球のアイドルもレベルが高いですよね。シンデレラプロジェクトということですが情報によるとゼントラーディの基幹艦隊に歌を届けたと話題に…』

「まさか、貴女にこんな形で出会えるとは…僕の夢がこんなに早く…」


フロンティア船団で連日放送されるリン・ミンメイの復活と合同大規模ライブに図らずも自身の夢が叶ったことに静かに興奮するリチャード・ビルラー
「フォールド断層で隔てられた銀河を1つにする」という夢を持ち、そのためにS.M.S.や様々なことに投資していたビルラーであったが、イレギュラーではあるものの自身の憧れのアイドルに再会出来たことでかつて彼女に熱狂したことをビルラーは思い出していた。


「『鳥』の選定の状況はどうなっている?」

「現状は横浜の白銀武、それにB小隊の一部が精神の発現にまでは至っている…ユーコンに関しては見込みがあるのが何人か…というぐらいだ」

「むしろ特地側の伊丹陸尉の方が発現する可能性が高いだろう。主任の方が近々彼等のテストをするようだからな。」

「やはり香月夕呼も巻き込むか?あの女の因果律関係の理論は選定に役立つだろうからな。」


死神部隊の通信ログ

『鳥』の条件の一つであるマシンと人間が真に一体化したことで発現が可能になる『精神』…所謂精神コマンドの発現状況のテストを行っていた。
ロンド・ベルクラスとなると自身の意志で発現が可能になるとは言え、白銀やA-01メンバーはまだ無意識レベルでしか発現は不可能であった。
この時期夕呼は連合との会議で自身の因果律関係の考察で鳥が最良の未来どころか集まることで確定的な滅びの因果すら覆しているのでは?という推察が立てられていた。


「それと…NEMOのことだが…」

「「企業」の新入りか…我々と違って完全なAIのはずなんだがな…」

「しかし、あの成長速度は異常だ。やはり奴も候補者かと」

「連合もそれを考えている。奴は鳥や近似値の近くに派遣するほうがいいだろうな。」

続・死神部隊の通信ログ

『企業』に新たに加わったメンバーであるNEMO(何者でもない)は電子知性であるものの、技量の上昇や成長速度は死神部隊の予測を越えるものであり、明確な意志を持ち始めていた。
特にVFなどの戦闘機に可変する機体への適性は異常であり、さらなる成長を促すためロンド・ベルへの参加が死神部隊と『企業』より上申されることとなる。


「チイッ!こちらのVF乗りもやるな…!」

「すごい…シミュレーターのデータがオズマ隊長と互角に立ち回るなんて…」

「ぼさっとするなルカ!俺達はこの黄色い連中を抑え込むぞ!」

「クッソ…狙撃する暇もありゃしない…!」

スカル小隊VSメビウス1&黄色の13の部隊データのシミュレーション

アラスカでユーコン参加衛士がRX-78で地獄を見ていた頃、S.M.S.も連合からVF乗りのエースのデータを譲り受け、訓練に勤しんでいた。
特にメビウス1、ガルム&ピクシーペア、黄色の13の部隊はS.M.S.の最精鋭のマクロスクォーターの部隊でも苦戦し、これが本人の場合はどれだけの技量なのかと驚愕することとなる。

299: 657 :2020/10/27(火) 21:45:41 HOST:121-84-236-158f1.kyt1.eonet.ne.jp
投下終了。 wiki転載はご自由にどうぞ。
ランカがこの時期何をしていたかの補強と、鳥関係の会話。
殿下もそろそろ精神コマンドが発現しそうなんで候補に入れられてるかも知れません。
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最終更新:2023年08月27日 20:06