575: トゥ!ヘァ! :2020/10/30(金) 19:22:03 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 融合惑星 マクロス政府



〇マクロス政府

まずマクロス政府とは何かということから説明しよう。

マクロス政府とは融合惑星として融合してしまった惑星ウロボロス及びフロンティアのそれぞれを治めていたウロボロス政府、フロンティア政府(旧フロンティア船団)、そして先に地球(CE)付近に転移してきていたメガロード01船団の三政府が合同で立ち上げた連合政府のことである。

体験したことのない異常事態における民心悪化や士気低下を憂いた政府の発案で、地球復興の象徴となった初代マクロスの名にあやかり、連合政府にマクロスの名を付けたことから始まる。


このためマクロス政府とは実際には通称であり、正式名称はウロボロス・フロンティア・メガロード01における三者合同連合政府である。
このため三頭連合とも呼ばれる。

将来的には完全な統合を目指しており、軍においては既に命令系統の確立が進められるなど統合が進んでいる。
この点は元々所属船団や時代が違えど同じ新統合軍所属だったのが大きい。



〇統合軍
マクロス政府及び参加船団に属する正規軍自組織。

正式名称は新統合軍であり、本来は地球の統合軍本部から派遣された移民船団護衛部隊や惑星防衛部隊なのだが、長い放浪を前提としているため実質各船団及び惑星政府直下の部隊となっている。

融合惑星ではウロボロス、フロンティア、メガロード01に配備されていた護衛部隊や駐留部隊を改めて統一した組織となる。

また正規の統合軍以外にもSMSなどの民間軍事会社、またウロボロスで良く見られる民間の賞金稼ぎことハンターなどの正規軍以外の戦力も存在する。

両者共に非常時には統合軍指揮下に入ることが契約として取り交わされている。


現在のマクロス政府指揮下の統合軍は宇宙軍と地上軍の二つで構成されている。
既存の護衛部隊や追加で加わったゼントラン艦隊の一部などがそのまま編入されて宇宙軍。
地上の駐留部隊及び新規募集分または大々的に数を増やした無人機などで構成された地上軍の二つである。

宇宙軍は惑星外の宇宙の治安維持、監視、惑星の防衛などが主任務となる。
もっからゼントラン艦隊や異星人の艦隊、宇宙生物の群れなどを相手とする。

地上軍は大気圏内における警備、治安維持、防衛など諸々を扱う組織。
本来は設立する予定はなかったのだが、融合惑星上に複数の別組織が存在しているため、それらへの対応またはそれら別地域から流入してくる難民や犯罪者などを相手にするために設立された。


首都はブリタイシティ。
本来は惑星フロンティア側の都市を首都にする予定であったが、連合から提供された情報を鑑みて危機感を持った政府が改めて軍備増強を行うことを決定。

このため未だ開拓が始まったばかりのフロンティア側ではなく、辺境とは言え既にある程度インフラ整備の進んでいるウロボロス側の首都ことブリタイシティを暫定的ながら連合政府首都として定めることになった。
このため現在のブリタイシティは再開発が進められている。

また土地的には新たに一から完全開発できるフロンティア側の方が融通が利きやすいという点から、将来的には開発が進んだフロンティア側の都市へ首都機能を遷都することも視野に入れられている。


マクロス政府最大の問題が人口の欠如。三政府合わせて人口1500万程度であり、融合惑星上の他の国家と比べても極端に低い数値となっている。

このため慢性的にマンパワーが不足しており、それを補うためにゴーストシリーズを始めとする無人機運用を大々的に解禁することを決定した。
最も従来通り自律思考能力に関しては一定のリミッターを課すなど、あくまで人間の指揮下で動く前提とするなど慎重な姿勢は崩していない。


現在のマクロス政府は融合惑星近郊に位置する太陽系からやってきた地球連合(CE)と友好関係を構築。

以降は襲来するヴォルガーラ軍や再度やってきたフォーリナー軍などと戦っていきながらも、不運にもこの宇宙に来てしまった幾つかの他移民船団を見つけては吸収していき、徐々に勢力を増やしていく。

576: トゥ!ヘァ! :2020/10/30(金) 19:22:35 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
〇マクロス政府統制下の統合軍


  • 宇宙軍
同政府統制下の宇宙部隊のこと。海軍と呼ばれることもある。

大凡フロンティア、メガロード01の護衛についていた艦隊がそっくりそのまま転用されている。

バトル・フロンティアを始めとしてメガロード01船団の護衛についていたノプティ・バガニス級など強力な戦力が整っている。

主力はVFシリーズなどのバルキリー及びゼントラン系のバトルスーツ部隊。

主要な艦隊戦力以外にも上陸戦を専門とする海兵隊や精鋭を揃えた特務部隊など様々な部門が存在している。

現在の連合政府となって以降は人手不足からバジュラ戦役以前のように大量の無人機が導入されている。
最も当時とは打って変わってAIの性能も更に向上しており、運営形態も少数の有人機が指揮官機となり、多数の無人機へ指示を出す方式へ変更されるなど、運用に関しては慎重な姿勢を崩していない。

AI性能向上の点に関してはLAI 社が回収していたオリジナルX-9AIモジュールを基に量産を行っただの、地球連合(CE)との秘密取引の結果性能向上に成功したなど様々な噂が飛び交っている。

有人機の機種転換も進んでおり、現在は正規軍もVF-25への転換が進んでいる。

現在は融合惑星軌道に幾つか存在する月の一つに大規模な宇宙基地を整備中。
マクロス政府宇宙軍における本拠地となる予定。



  • 地上軍
同政府統制下の地上部隊のこと。通称は陸軍。

惑星ウロボロスに駐留していた統合軍部隊を基盤に追加の人員募集と宇宙軍からの一部人員移籍を行い発足された。

通称は地上軍の名の通り、大気圏内の空域から、領海まで幅広く活動する。
このため陸上戦力だけではなく、航空戦力から海上・海中戦力も保有している。

最も担当する地域の広さに反して、未だ所属人員の数が足りていないのが悩み。
このため宇宙軍以上に全面的な無人機の採用と運用を行っている。

運用方式は宇宙軍と同じ少数の有人機に多数の無人機を監督させる方式であるが、国境警備や辺境警備などの人手のいる地域、もしくは重要度の低い地域に関しては基地での保守運用、最終決定人員以外は全て無人化するなどの措置を行っているなど、宇宙軍よりも無人化を徹底している。

これほど徹底した無人化が進められているのは惑星二つ分の領土を元々が辺境惑星の警備隊に+αした程度の規模の陸軍が管理しないといけなかったからである。
普通に生身の人員頼りでは不可能なのは目に見えていた。ということで警備・管理業務をこなす為の無人機を大々的に導入したのである。

かつてのシャロンアップル事件での暴走事件やバジュラ戦役での序盤の無人機の不甲斐なさなどの事例はある物の背に腹は代えられないと判断したのであった。
一応補足すればバジュラ戦役中には無人機の改良も行われバジュラの生態ECM下でも問題なく運用できるようにはなっており、AIに関しても従来通り一部に制約を付けたままにするなど必要な処置は行ってはいる。


そんな陸軍こと地上軍の主力はデストロイド。
現役機であるシャイアンⅡを始めとして、防衛専門の低コスト機としてスーパー・ディフェンダーの採用、水陸両用機としてオクトスbisも大々的に運用している。

この他にもケーニッヒモンスターの再生産や新型大型機であるタイタンシリーズの採用、ゲッコー、グライダー、アラストルといったゴーストとは別途の無人機の運用開始など積極的に戦力を増強している。

無論デストロイドのみではなく、航空戦力としてVFシリーズも運用している。
こちらはもっぱらVF-171EXやVF-19EFが主力。
無人機部隊拡張や大型兵器開発に予算が割かれているため、VFに関しては宇宙軍よりも機種転換に遅れが出ている。

577: トゥ!ヘァ! :2020/10/30(金) 19:23:12 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
  • 無人機
現在のマクロス政府統制下の統合軍では数多くの無人機を運用している。
その一部を紹介しよう。


  • AIF-8S 
通称はゴースト8S。

宇宙軍では既存のバジュラ戦役中から開発していたAIFX-8Sの正式採用型。なお採用AIは軍が開発した新型AI模様。
(8Sの初出でであるドラマCDだと試作機のAIモデルはアルト、ミハエル、ナナセだった)

搭載されているAIが高機能AI研究が禁止されていたフロンティアにしては、従来のAIとは比べ物にならない高性能であったため、地球連合(CE)と何らかの裏取引を行ったのではないかと噂されている。

現在の宇宙軍の主力無人機となっている。
武装も従来のゴーストの物以外に大型のビームガンポッドを搭載し、火力が底上げされている。



  • AIF-7V
バジュラ戦役時に現役だったAIF-7Sのマイナーチェンジ。

バジュラ戦役中に施された新型フォールド誘導通信システムの搭載は勿論、バジュラのECM攻撃を想定した超高レベル電磁プロテクトを機体とAIに施している。
また搭載AIのバージョンアップも行われており既存のS型よりも性能が底上げされている。

現在は新鋭機である8Sが採用されたため旧式化している。
もっぱら陸軍が運用を続けている。



  • AID-1ゲッコー
陸軍の主力無人機。地球連合からライセンス生産させてもらっている機体。

もっぱら対人、対軽装甲を想定している5mほどの警備用無人機。
陸軍が運用している兵器であり、街の外縁や国境線などでよく見かけられる。

AIDとはAIで動くデストロイドという意味。



  • AID-2アラストル改
正式名称はアラストルC。犯罪組織アマルガムから鹵獲した機体を独自に解析し、量産化した機体。

2mほどの機体でほぼ人間と同じ動作ができる。
歩兵働きの他に一部では専用AIを搭載されたパイロット仕様も存在しており、生身のパイロットの代わりに有人機の運用も可能。

このためマクロス政府で最も多く普及している機体であり、宇宙軍、地上軍問わず採用されている
生身の兵士が未だに多数雇用されているのは、単純にマクロス政府では未だ無人機への信用が低いため。

一般仕様のアラストル以外にもパイロット仕様のアラストルD、特殊任務用に細見へ改造されたアラストルE、より重装備を運用する目的で改造されたアラストルGなどのバリエーションが存在している。



  • AID-3 シャイアンS
統合軍の主力デストロイドであるシャイアンⅡを無人化した機体。
性能はシャイアンⅡに準じる。

現在の陸軍では有人機を隊長機として、そこに数機のシャイアンSを配備する方法を取っている。
これは純粋に人手が足りないための措置である。



  • AID-4 ディフェンダーS
統合軍で運用されているスーパー・ディフェンダー(ディフェンダーの近代化改修機)を無人化したもの。

シャイアンSと共に地上軍を中心に多数採用されている。
もっぱら拠点防衛や防空が目的のため、都市や基地などに配備されている。

こちらは有人の隊長機よりも配備されている基地や都市の司令部やコントロールセンターなどから指揮されるのが多い。



  • AIF-11 ハンター
地球連合からライセンス生産している無人航空機の一つ。

大気圏内運用に一本化することでコストダウンを図った無人機である。
有人機よりも安いゴーストよりも更に安い機体ということで主に地上軍が運用している。

後述するAIF-12グライダーよりも大型のため飛行時間や距離が長い。

地上軍ではもっぱら航空監視や有人部隊の数合わせなどに使われている。

武装はレーザー機銃と内蔵式マイクロミサイル。このほかにガンポッドや大型ミサイルなどVFやゴーストの武装を外付け装備として流用できる。

モデルはエスコン7に登場したMQ-101.
連合ではこれの強化モデルがアーセナルバードの搭載機として活躍している。



  • AIF-12 グライダー
主に地上軍で使われている無人航空機。こちらも地球連合からのライセンス生産品。

主翼を折りたたむことができる小型機で、1tトラックコンテナからの展開も可能。

非常に小型、軽量の機体でコストも安い。反面頑丈性には欠けており、武装もレーザー機銃とマイクロミサイルのみと頼りない。

陸軍では数合わせと航空監視、偵察などで使われている。
各地に存在している秘匿陣地などでは緊急展開用にこの機体は入ったコンテナを常に多数設置している。

578: トゥ!ヘァ! :2020/10/30(金) 19:24:11 HOST:FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp
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前々からちょこちょこ話題に挙がったマクロス勢による連合政府のネタをば。

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最終更新:2020年11月01日 09:36