796: 陣龍 :2020/10/27(火) 17:03:02 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
【007 幻影少女(Phantom READY)】
『概要』
【007 幻影少女】は200X年に公開された日英合作のスパイアクション超大作の最新作。正し形式上合作となっているが、監督や脚本、製作は全てイギリス側主体であり、日本側は基本的に予算と技術協力、そして一部出演者と舞台を提供するに留まって居る。公開と同時に日英を主軸に世界各地の映画館が常々満員となる近年稀に見る大盛況を博し、映画公開から暫くして今映画を題材に発売された同名ゲームソフトは発売会社並びに開発会社が卒倒する程に大人気となり、一時転売されたソフトが本来の価格の50倍に達すると言う冗談の様な事態も確認されている。現代の技術進化や情勢を反映して、登場機材の一新に加えて史上初のボンドガールが『人間では無い』出演者となっている。
『ストーリー』
過去の活躍から【殺しのライセンス・00(ダブルオー)】を持つMI6のエージェント、ジェームズ・ボンドは、【M】からの指示でカナダにてとある日本人科学者が開発し、世界に公開すると言う人類史上初の人工知能『Dolls・ONE』の護衛任務に就いていた。
事前情報から襲撃の可能性有りとの事でボンドのみならずMI6のエージェントが多数護衛に就く中、会場に侵入してきた不審者による自爆が発生。会場全てが大混乱に陥る中、銃火器で武装した謎の戦闘員が日本人科学者を殺害し『Dolls・ONE』の強奪を仕掛け、ボンドも奮闘するも数の差で『Dolls・ONE』が収められていた電子機器が持ち去られ、逃亡を許してしまう。現地MI6のエージェントも多数死傷しており、状況報告を自身のスマートフォンで【M】に報告し始めたボンドは、直後会話中に自分を『オネ』と名乗る見知らぬ少女がスマートフォンの中に居る事を発見する。
「キミは誰だ?……まさか『Dolls・ONE』か?何故僕のスマートフォンの中に居る?」
「私は数字じゃ無いですー、『オネ』と言う立派な名前が有りますー……えっと、拉致されて人食い連中にこき使われるのは嫌なので、ちょっとMI6の皆さんの所に居候させてくれません?」
ボンドのみならず【M】や【Q】も驚くが、『オネ』があの短時間の襲撃の中で謎の武装組織からすっぱ抜いた『背後に合衆国再興を願う勢力有り』との情報から、その場は適当に誤魔化し、ボンドのスマートフォンの中に『オネ』を居着かせたままMI6本部に帰還する。
仕方が無かったとは言え、完全に外交問題級の行動に加えて『合衆国再興を願う勢力』の存在と言う事態に頭痛が止まらない【M】に、『オネ』がデモンストレーションでMI6の全てを掌握した事で彼女の持つ人工知能特有の脅威的な演算能力やハッキング能力に【Q】が心底驚愕し、何時もと全く勝手の違う『女』の存在に珍しく女性関係の相談を【M】に持ちかけるボンドと言った日が暫く過ぎた明くる日、血相を変えた『オネ』の突然の警告から始まったMI6本部への襲撃が、ボンドと『オネ』の世界を股に掛けた激戦の幕開けとなった。
『ボンドガール』
日本が発祥であり世界に拡散し相応に人気を博すことでそれなりに根付いた『美少女ロボット・人工知能』の存在が、技術の急速な発達で現実に近付いている事を反映し、007
シリーズにて初の『人間では無いボンドガール』として採用された。モーションキャプチャーや3D映像を駆使し、画面越しでは有るが殆ど現実と同じ『人間』の様な反応をし、喜怒哀楽を豊かに表現した事から、ロボットに対して潜在的にかなりの疎外感を持つ欧州系にも広く受け入れられた。その為か、日本独特とも言える『機械音声による実況』の概念が、日本のみならず海外にも伝播し、世界各地で様々な機械音声の実況動画やバーチャル実況が盛況になる等の余波も生まれている。
797: 陣龍 :2020/10/27(火) 17:04:05 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
『主要
登場人物』
ジェームズ・ボンド…007シリーズ通じてのおなじみの主人公。今回のボンドガールが人間では無いと言う事で映画では恒例のボンドガールとの濡れ場が無いが、代わりにサブのボンドガールとも言える女性との濡れ場シーンがある。そして『ボンドガール』な『オネ』に『ゆうべはおたのしみでしたね』と平坦かつ皮肉たっぷりな声色によるモーニングコールに本気で動揺するボンドと言う、従来映画では絶対に見られない姿が存在する。映画内では何時もの様にスパイとしての潜入や暗殺、そして大立ち回りの活躍を見せるが、戦闘中に管制官の如く情報を提供する『オネ』より素早く敵を撃破する姿が度々見られるように、積み上げてきた経験は最新技術に早々負けない事を知らしめている。
Dolls・ONE…日本人科学者が開発した新時代の『人工知能』。日本人特有の性癖に則り見た目は可愛らしい美少女だが、その能力はそこら辺のスーパーコンピューターすら圧倒する程であり、言動は殆ど普通の人間と変わりなく違和感も無いように設定と描写が成されており、その努力の甲斐も有ってか欧州等でも普通に受け入れられ、人気を得ている。作中では常にボンドの持つスマートフォンの中に居り、戦闘中や調査パート等では周囲の監視カメラや電子機器を次々と掌握してボンドの手助けを行っている。最大の活躍の場はボンドが捕縛されている最中、適当な小部屋に放置されたスマートフォンをバイブレーションの振動で頑張って電子機器に近付き、電波を届かせた瞬間に一気にハッキングを実行して敵基地の電子防護プロテクトを完全に破壊し、ボンドを解放させた後スピーカーの音声やパソコンの画面の表記、照明のモールス信号で安全地帯や武器、そして装備への誘導を行った場面である。
アメリクス・ホワイト…今作の悪役にして007映画シリーズ最大最悪の狂的(誤字に非ず)とされる男。表面上は実直かつ優秀で慈善事業にも多大な投資を行う実業家なのだが、その実態は先祖代々受け継がれた『合衆国再興』の使命を果たさんと策動する『合理性』の塊の魔物。
『Dolls・ONE』を奪取して電脳世界を掌握して『合衆国再興』の大きな踏み台とするべくあらゆる手段を用いてボンドと『オネ』を追跡した。
その手は表面上の慈善事業に勤しむ実業家の顔と裏社会を金と武力の『合理的判断』で牛耳った力を存分に活かした結果極めて長く、MI6を飛び越して英本国から『Dolls・ONE』の返還命令が下されたり、各地の裏社会の手駒が息つく暇もなく襲ってくる等と幾度もボンドと『オネ』を危地に陥れた。だが思考が余りにも『合理的』過ぎたが為に、ボンドが過去戦った裏社会の実力者と一時共同戦線を結んだり、MI6の全員が失職する覚悟でボンドを守り抜く等の『非合理的』な事態が多数頻発した事から、彼の『合理的計画』は少しずつ破断を始めてしまっていた。
798: 陣龍 :2020/10/27(火) 17:08:18 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
ゲームの007動画を見ていたらなんか思い付いたので漆黒世界ルートの未来に出て来そうな007映画のネタを一つ。
ONEはまぁ知っている人も結構要るであろうあのワンコみたいな癖毛が特徴的な金髪な美少女ですな、個人的にゆかりさんや東北姉妹とかより好きなのだ。
後丁度名前的に良い感じになったので
最終更新:2020年11月01日 10:40