975: 名無しさん :2020/10/29(木) 19:22:50 HOST:M014013212160.v4.enabler.ne.jp
…誰も投稿して無いヨシ!!
と言うことでブルガリア盟主ルートで閃き、深夜テンションで描き切った小ネタ投下じゃ!!
「反逆のブルガリア」
周辺国への憎悪によってまとめられたバルカン連邦は対ドナウ連邦及びドイツ帝国がセルビア、ルーマニア、モンテネグロ。対オスマン帝国をギリシャ、ブルガリアとして協力し、国力を増大させていったが、憎悪という狂った熱が徐々に冷めだしていった国が存在する。
それがブルガリア王国だ。1909年にオスマン帝国から国際的に念願の独立を果たすも、イギリスのテコ入れを受けた第一次バルカン戦争及びマケドニア地域をめぐる第二次バルカン戦争でボロボロであり、オスマン帝国の支援を強化する一方のイギリスへの憎悪と言うのがバルカン連邦に加入したが、ブルガリア国王のボリス三世は現時点で日英の支援は見込めず、バルカン連邦加入に乗じて米合の資本を受けなれば困窮する国民を救うことは出来ないと言う妥協と、歴史上多数の民族の侵略を受けつつも独自の文化を守り、遂には国際的な独立を果たしたにも関わらず、十年足らずで純粋な独立国家ではなくなると言うことに複雑な感情を抱く一部の国民がオスマン帝国への憎悪で盛り上がる国民を冷めた目で見ると言う潜在的な国内の対立が現れていた。
そして、米合の資本投下で運河建設の計画を持ち掛けられた際、ボリス三世はバルカン連邦も米合もブルガリアの発展と独立に利用し、必ず誇り高きブルガリアを利用できるものはすべて使い成し遂げてやると決意したと言う。
ブルカスからアレクサンドルポリスではなく後の計画のため、山岳地帯の比較的マシな渓谷を夥しい量の備品を使用させギリシャのヴィストニダ湖まで貫通する運河を完成させたことによる運河の特需や運河の通行料に加え、ソ連とのヨーグルト、ワインなどを含めた農産品の輸出による特需によって、連邦への加盟に至った原因である国内の経済的困窮を解消し、潜在的にブルガリアの真の独立を願う国民を増加させていった。そして次に、米合の目を欺くために自ら「ブルガリア対オスマン帝国要塞化計画」を発案した。
976: 名無しさん :2020/10/29(木) 19:25:15 HOST:M014013212160.v4.enabler.ne.jp
大まかな内容としては、ブルガリア全土をオスマン帝国への前哨基地にするためにブルガリア主導で、主にバルカン山脈、リラ山脈、ピリン山脈を「オスマン帝国への」最終防衛ラインとし、第一防衛ラインをロドピ山脈地帯一帯や山岳地帯、運河の拡大化による防波堤化等を行うことで「対オスマン」へのバルカン連邦の切り札の一つとするという内容であった。また、対オスマンへの憎悪を燃やすギリシャと交渉しパンガイオン山をピリン山脈で結ぶことにも同意させ、「オスマン帝国への全国民玉砕を訴えるボリス三世」によりブルガリアが内部構造の最終建築の主導権を取得し、バルカン連邦と米合の投資によって計画が進められた。
その際、バルカン連邦では、『ボリス三世がブルガリア独立を願う勢力はボリス三世の「裏切りをブルガリア監視のもと建築で使いつぶす」とのことで独立派の主要メンバーがブルガリア政府に「拷問の後」消息不明となり、独立派は数を増やしながらも「国王への恐怖に震え襲撃できなかった。」』『オスマン帝国への「戦意」を燃やす「愛国心」溢れる国民を「最後の切り札」としてバルカン山脈北部に配置し残りの「非好戦的」な国民を「使いつぶす」ことが合理的として政府収容所の元「教育」することで後日防衛ラインで目を輝かせながら取りつかれたように防衛ラインを強化するようになった。』など、ブルガリア王国報道機関「ボリスフラッシュ」による報道が度々ボリス三世による「独立を掲げる非国民への弾圧」が伝えられていた。(米合はボリス三世が反連邦派を捉え国の監視下の元要塞建築にて「使いつぶす」一方、バルカン連邦内の「非好戦的」な人員を同様に引き入れ、逆に憎悪を燃やす一部国民を要塞外に配置したことは合理的であると評価していた。)
更に、地形を生かし毒物に対する戦闘防護服や解毒剤の開発研究所も盛んにテコ入れすると共に、ギリシャ及びその国民にギリシャがビザンツ帝国の後継者であるプロパガンダによる誘導で大ギリシャ主義、ビザンツ帝国復興、オスマン帝国への憎悪を拗らせたギリシャは以前にも増して、オスマン帝国やイタリアへのハラスメントを加え、結果的にギリシャから自らへの注意をそらすことに成功した。(これが、間接的にイタリアの完全覚醒を促した要因となった)
977: 名無しさん :2020/10/29(木) 19:28:36 HOST:M014013212160.v4.enabler.ne.jp
そして後世ブルガリアの未来を決めたとされるボリス三世の賭けが発動した。ドイツ帝国領セバストポリ及びオスマン帝国領キプロスにおいて「連行される匪賊」というカモフラージュを行い、後に「WWⅡ直後、オスマン帝国及びウクライナ駐留ドイツ海軍、帝国警備による電撃戦に対して無抵抗で要塞内を占領後、独立保証として対人毒兵器のデータ、実物提供及び要塞内をブルガリア王国新領土とし、米合勢力に即刻宣戦布告する」内容の書状をボリス三世が影武者を国内に残し、直々に交渉に向かうという大博打を打ったのである。(米合ですら、国王が匪賊に紛れ問答無用で撃墜させず、国王本人と信用してもらった上で、書状の内容に合意してもらい、その後実際に守ってもらえるか
賭けるなどという気が狂ったとしか言いようがない非合理的な行動を予測するのは不可能であった。)
そして、来たるWWⅡの時、契約は果たされ、ドイツ・オスマン・帝国警備連合舞台は「無人の土地を爆走し」、過去に消されたあるいは使いつぶされたはずのブルガリア国民とバルカン連邦から集められた良き人々は瞬時に要塞の最終防衛ライン及び各地要塞と研究所の米合勢力を不意打ちにて掃討し、ボリス三世の新生ブルガリア王国の建国宣言と宣戦布告が行われた。その後、完全に理性のタガが外れ、ドナウ連邦、オスマン帝国、ドイツ帝国、ブルガリア王国と凄惨な殺し合いを行ったが、ブルガリアの対人毒兵器、及び解毒剤の提供によって壊滅的な被害は辛うじて抑えられ、鬱憤をため続けたイタリアの全力の横殴りによってバルカン連邦は爆発四散した。
後世、ボリス三世に対しては、大量の備品や憎悪に狂った自国民を国益のために容赦なく切り捨てたことや、米合、バルカン連邦、イタリア、そして自らの命すらブルガリア王国の未来のために迷うことなく捧げたことから評価が大いに分かれるが、ブルガリアの未来にその身を捧げた偉大な愛国者であったことは疑いようもないことであるとされている。
978: 名無しさん :2020/10/29(木) 19:29:35 HOST:M014013212160.v4.enabler.ne.jp
…余談ではあるが、とある日本の某秘密結社のメンバーはブルガリアが反旗を翻した要因として「米合やバルカン連邦が合理的計画の一部として牧草地をとり上げ、ヨーグルト用の伝統的な家畜を一定数まで処分したこと」を指摘してる。その理由としてこう述べられている。」
「…日本人が無理矢理米を取り上げられたらどうなるかわかるだろう?」
979: 名無しさん :2020/10/29(木) 19:31:20 HOST:M014013212160.v4.enabler.ne.jp
以上です。ヨーグルトでバルカン連邦崩壊。
最終更新:2020年11月01日 10:52