473: ひゅうが :2020/11/03(火) 03:06:34 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp

 海上自衛隊 試験潜水艦「たいげい」型


全長:100メートル
全幅:9.5メートル
喫水:10.5メートル
基準排水量:4500トン
水中排水量:6800トン

機関:触媒核融合動力炉1基(補助用+1基)・直接変換式熱電対システム2基・ヘリウムガスタービン1基
搭載電池:全固体式蓄電池群
推進器:水流式斥力推進器1基 および表面斥力場推進器
速力:公称30ノット

主兵装:650ミリ多目的魚雷発射管8門


【解説】――海上自衛隊が新世代の潜水艦の試験用に建造した新型潜水艦
当初は「そうりゅう」型の搭載電池の変更とAIP機関の撤去という大幅な改良を加えたものとなるはずだったが、ヤルバーンの出現に伴って得られたオーバーテクノロジーによって相対的に在来型潜水艦が陳腐化してしまったことから計画は大きく変更。
実質的な海上自衛隊初の「反応動力潜水艦」の運用データ収集を目的として極秘裏に建造が進められた。

船体構造は従来の「そうりゅう」型から大きく拡大されたが葉巻型は踏襲。しかしセイルの形状はロシア海軍のそれに近いものとなった。
艦体は特殊なスペシウム系エキゾチック物質をふんだんに使用した艦体の外殻に振動子能力を持つカーボンナノチューブ系素材をコーティング。
船体の発する駆動音に逆位相をかけるノイズキャンセリング的な運用をすることで従来より大幅な静粛化に成功している。
主機関はヤルバーン系技術である触媒核融合炉とともに高性能な熱電変換システムを採用。
融合炉から発生する高エネルギー素粒子や中性子ですらもエネルギー変換してしまうという反則的な性能からほぼ完全な電離放射線遮断に成功している。
通常航行時には原子力潜水艦に特有な蒸気タービン駆動音をカットした運用がなされているが、高出力発揮時は熱電変換システムを覆っているヘリウムガスブランケットを用いたヘリウムガスタービンによって強引な電力変換がなされる。(このときの騒音をカットするために船体ノイズキャンセリング機能は存在する)
推進系は、磁気探知機からの探知を嫌って電磁推進系を排除し水上艦艇においては補助的採用とされていた斥力推進器を採用。
通常時はポンプ式推進器のように海水をイカのように吸って吐き出すことで艦を駆動させているが、船体側面に設置された表面斥力推進器によって艦体周囲の水流を制御。
高速発揮時にはキャビデーションを意図的に制御して抵抗の削減を行う。
武装は、新潜水艦発射誘導弾や新型魚雷の搭載を前提とした魚雷発射管8門に強化。
搭載魚雷は新型のスーパーキャビデーション式と従来式の複合装備である。

本艦の船体大型化最大の理由として、居住区画の大型化に伴う女性乗組員区画の追加、さらには居住性の大幅な改善が挙げられる。
有り余る電力と大幅な自動化、さらに乗組員数がそうりゅう型に対し半減していることから居住空間は従来の海自潜水艦の倍以上とも目される。
さらにはホロデッキとあだ名されるVRシステムにより原潜特有のリラクゼーション区画も装備され、乗員ストレスの大幅軽減に一役買った。

運用実績は「おやしお」型から「そうりゅう」型潜水艦への移行に伴って悪化した居住性能が最も好評であり、さらには電池による制限がなくなったことから「乗っていて楽しい艦」との高評価が大勢である。
海上自衛隊では本艦をタイプシップとして量産する構想とともに、補助用の定常出力運転小型触媒核融合炉を転用した「そうりゅう」型潜水艦のSSn化も構想しているといわれている。

なお、本型の船体延長と多目的UAVハッチの採用とその形状から潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の搭載が一部識者に指摘されているが、海上自衛隊は「わが国は核兵器を保有しておらず、少数のSLBMの配備に戦略的意義はない」と公式に回答していることを付記する。

474: ひゅうが :2020/11/03(火) 03:11:57 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp
とりあえず一本
ヴァージニア級をひとまわり小さくしたうえで動力部が大幅に小型化された潜水艦と思ってみてください
ただしセイルはアクラ型みたいな感じで

476: ひゅうが :2020/11/03(火) 03:13:54 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp
訂正。水中排水量6800トンということで

483: ひゅうが :2020/11/03(火) 04:01:49 HOST:p277027-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp
ついでにこいつのようなやつの建造意図ですけど、「南シナ海や黄海あたりの敵聖域に突撃してSSBN狩りをする」というもの
もともとはオホーツク海に潜むロシア原潜狩り用だったのは言うまでもなかったり
こいつの斥力場ってうまく使えば海中で人工の変温層まで作ってしまえるのでその中に隠れつつ原潜より圧倒的に静かな熱電直接変換システムで中ロのSOSUS網をだまくらかして潜入するってのが作戦目標ですな
核パトロールに出かけるSLBMをその気になればフクロにできる位置に待機させるわけです
似たようなことはアメリカのSSNがムルマンスク沖やカムチャッカ沖でやってました

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最終更新:2020年11月05日 21:17