918: 弥次郎 :2020/11/18(水) 21:15:01 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
憂鬱SRW 融合惑星 蒼き鋼のアルペジオ世界編 証言録「蒼き海のオーベルテューレ」
「……!?群像!」
「何、この感覚!?」
「!?」
「なんだ!」
- アルペジオ世界の日本を中心とした領域、突如として融合惑星に転移。その兆候は、各地の霧の艦艇たちによってわずかながら感知されていた。
「こちら融合惑星衛星軌道駐留艦隊第6任務部隊、新世界の融合を確認。
対象、
日本大陸の縮小型と思われる列島およびその周辺海域。
空間震度安定域となったため、周辺への移動を開始する」
- 地球連合の融合惑星の監視艦隊、アルペジオ世界の融合を観測。速やかに調査を開始する。しかし、直後から霧の妨害が始まる。
「つまり、こういうことか、地球という惑星を丸ごと飲み込むような空間変動が発生し、どこかもわからない場所に移動した、と」
「はい。周辺海域の地形、海流、そして天体観測その他のデータから考えると何かが起こったのではないかと」
「だけどよ、横須賀との連絡はついたんだろ?それに、硫黄島とも」
「それが問題です。それだけの空間変動が発生したならば、何かしらの影響がでるはず。にもかかわらず、
「ん…?」
「イオナ…?」
「共同戦術ネットワークに情報がアップロードされた。総旗艦『ヤマト』からだ」
- イ401クルー、皮肉にも霧の艦隊、しかも『ヤマト』からの情報で世界の異常を知る。
「TF6から観測されたデータ、転送来ました」
「これは…日本列島か?」
「だが、地形が違いすぎる……水没か?」
「……水没した日本列島、突如始まった妨害、海上に多数見受けられる発光する艦艇群…思い当たる元ネタがあるな」
「まさか…」
- 夢幻会、断片的ながらも情報が手に入り、融合した世界が何であるかを察する。
「ということだそうです」
「嘘から出たなんとやら…」
「おい、タダノはどこ行った!?」
「コミュニケーションをとる準備をするとか」
「あのバカ!」
919: 弥次郎 :2020/11/18(水) 21:17:00 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
「通常の大気圏突入がだめならばテレポーテーションアンカーの出番だな」
「地上から大気圏突入する物体を精密狙撃とかどれだけふざけた兵器だ…!AF級だぞ!」
「だが、種が割れればかわいいものだ。各艦、対地光学迷彩およびディストーションフィールド展開用意。それとデコイも射出だ」
- アルペジオ世界の直上宙域に展開するTF6、霧の攻撃に動揺せずに対処。逆に霧の艦艇は自分たちの情報との食い違いに大いに困惑することになる。
「管轄としては大洋連合主体、か…やはり」
「同じ日本人だからって無茶振りばっかり(白目)」
「世界史の把握から始まるから地獄なんだよなぁ…外交官が足りない!」
- 大洋連合の官僚たちの愚痴。彼らの頑張りは世界を支える(ガチ)。
「なんだ、何が起こっている!欧州との連絡は!今の振動は!?」
「わかりません、計器類に異常なし!」
「回線は……ダメです、つながりません!まるで相手が存在していないようになっています」
「くそ、2501、状況は?」
『現在のところ未確定、情報が不足』
「なんのために演算リソースの余剰を生んでいると思っている!急げ!」
- ゾルダンを筆頭とするU2501、完全に融合惑星上で孤立。父と慕う千早翔像との通信途絶は泣きっ面に蜂であった。
「明らかに地上の様子が変化した…?」
- テレポーテーションを感知してから活発化し始めた日本列島を観測して、コンゴウ。
「これを、信じろと…?」
「信じるかどうかはあなた方次第です。この列島というラビュリントスに閉じ込められたあなた方への、アリアドネの糸と思っていただければ」
- 分散都市東京にて、北 良寛と大洋連合の外交使節の会談。各種資源・食料などを手土産に来訪した使節は、あるいは天孫降臨の如しであった。
「あれが、外の世界からの来訪者……フフ、世界が、変わりそうですね」
「千早のおじさまと連絡は取れないのね…さみしいわ」
- メンタルモデルのヤマトおよびコトネ。彼女らの見つめる先には何があるか。
920: 弥次郎 :2020/11/18(水) 21:18:14 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
《蒼き鋼のアルペジオ世界(δ世界) 骨子】
原作:
基本的な設定および流れに関しては蒼き鋼のアルペジオ(漫画版)に準拠する。
時系列:
アルペジオ世界(δ世界)主観では原作漫画15話でハルナとキリシマがイ401と白鯨により撃沈された後。西暦2056年。
融合惑星主観ではエビルザウラーとの決戦終了後。
C.E.地球主観ではMDシナリオ終了後。
参戦キャラ:
イ401クルー
タカオ
ヒュウガ
コンゴウ
マヤ
ハルナ
キリシマ
「ハシラジマ」駐留の霧
U-2501およびそのクルー
レパレス
ヴァンパイヤ
ヤマト
その他日本近海にいた霧の艦艇や霧の設備など
非参戦キャラ:
基本的に日本列島周辺の転移に巻き込まれなかった艦艇やキャラクター
千早翔像
ムサシ
ビスマルク
他多数
〇融合惑星衛星軌道駐留艦隊第6任務部隊(TF6)
地球連合が融合惑星の監視及び偵察のために派遣している艦隊。
融合惑星に新たな大陸や島などが転移してきた場合、これの調査を行うことを主任務とする。
長じて、現地勢力との折衝、情報収集、外交チャンネルの構築など、地球連合の先鋒として活動する。
今作において登場したのは、ちょうどアルペジオ世界の転移してきた領域を担当していた6番目の任務部隊である。
衛星軌道上からの光学観測のほか、偵察機などを下ろしての調査を行ったため、霧の艦艇からの歓迎を受けることになる。
しかし、種が割れてしまえば対応はたやすかったため、アルペジオ世界への対応が簡単に行われるようになる。
921: 弥次郎 :2020/11/18(水) 21:19:38 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
以上、wiki転載はご自由に。
流れる調べは、新たな世界の幕開けを彩る序曲。
これより幕開けるは、超絶技巧によるアルス・スブティリオル。
ということで、未来編と並行し、δ世界の観測を開始します。
原作風のタイトルをつけるならば、「蒼き鋼のアルペジオ -Ars subtilior-」でしょうか。
まあ、不定期投下なのでご容赦を。
最終更新:2023年06月18日 22:05