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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?その5 ティ連の来訪と各国の反応
お昼時の13:55分、日テレ系列・読読テレビのお昼のワイドショーがスタートする。
AD「本番開始、5秒前!4・・・、3・・・2・・・」
BGMと共に、「情報ライブ 宮木屋」がスタートした。
宮木「こんにちは。情報ライブ 宮木屋です」
宮木「最初のニュースはコチラになります」
テレビ画面に「生中継!ティ連艦艇及び超大陸日本・政府専用機が来訪!」のテロップが。
宮木「彼方の世界の日本と、その日本が加盟している星間国家・ティ連ことティエルクマスカ銀河星間共和連合の艦艇が、間もなくゲートを通過して此方の世界に現れるとの事です」
宮木「現場に中継が繋がっています。長谷部さん」
画面が切り替わり、高知沖・ゲート周辺空域の報道ヘリの映像が映し出される。
他の局の中継ヘリも、この歴史的瞬間を捉えようと周辺空域を飛行しているのが見える。
長谷部「・・・はい。こちら、現場の長谷部です。宮木さん」
宮木「其方の様子はどうなってますか?」
長谷部「・・・はい。えー、各局の報道ヘリがこの空域に詰め掛けている状態でして。えー、政府と自衛隊のヘリがですね。えー、近づき過ぎたヘリを退避させているという状態です!」
宮木「前回の海軍みたいに、出現する順番とかは決まっているでしょうか?」
長谷部「・・・はい。えー順番ですが最初に露払いとしてヴァルメと呼ばれる飛行体が出現した後に、えー彼方の日本の政府専用機のデロニカと呼ばれる機体が出て来ます」
長谷部「えー、次にティ連の大型工作艦が二隻出た後、えー、最後にティ連の最新鋭宇宙艦がゲートを通過して、えー此方に姿を現すとの事です!」
宮木「もう間もなく二時ですが、ゲートに変化は無いでしょうか?」
長谷部「・・・はい。えー、ゲートに変化は・・・あっ、たった今ゲートが光りました!間も無く出現する模様です!」
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カメラをゲートに向ける報道ヘリ。最初にゲートから出現したのは3機のヴァルメ。六角形な形をした飛行物体が周辺を警戒しながら飛行し、接近し過ぎているヘリを強制的に安全な空域へと移動させる。
宮木「・・・は、長谷部さん!?今、他局のヘリがビームと共に移動したように見えましたが?」
長谷部「・・・・・は、はい!確かにそう見えました」
宮木「・・・ど、どういう事!?」
長谷部「・・・え、えー資料によりますと、彼等の持つ技術の一つらしく、近過ぎるヘリを安全な空域へ移動させたみたいです」
宮木「・・・早速、エライ技術を見せて来るなぁ・・・。長谷部さん、他に変化は?」
長谷部「・・・はい。またゲートが光りました!・・・あっ、見えました!彼方の日本の政府専用機仕様のデロニカという機体です」
次にゲートを出て来たのは、政府専用デロニカ。矢じり型飛行体という独特の形状に、番組スタッフ達も、テレビの視聴者達も息を飲む。
宮木「・・・・・また、凄い物が出てきはったなぁ。長谷部さん、あれがデロニカとかいう機体ですか?」
長谷部「・・・はい。えーあのデロニカという機体はですね、えーティ連から導入した招待客用の旅客飛行体という事らしいです」
宮木「凄いなぁ・・・でも、お高いんじゃないの?」
長谷部「・・・えー事前説明によると、ティ連ではですね。えー貨幣システムその物が存在しないらしいんです」
宮木「は?貨幣システムそのものが無い?」
長谷部「・・・はい。えー我々も詳しい事は分からないのですが、えー導入費用はとてつもなく安かった、との事らしいです」
宮木「・・・一体、どんな社会をしてるんでしょうね?・・・長谷部さん、後続の姿は見えますか?」
長谷部「・・・はい。あっ、またゲートが光りました!次の艦が来るようです!」
ゲートを通過して来たのは、ティ連の大型工作艦が二隻。分割した艦の各パーツが順にゲートを通過する。そして・・・。
マスゴミ達の目の前で、分離していた各パーツが合体。本来の巨体をその場で披露したのだ。
宮木「」
長谷部「」
目の前の工作艦の合体シーンに言葉が出ない宮木達。スタッフも同じく呆然としていたのだが・・・。
一人のスタッフが正気に戻り、宮木と長谷部のイヤホンに「中継を続けて下さい!このままじゃ、放送事故になりますよ!」と指令を流したことで、二人は正気に戻る。
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宮木「・・・・え、えー長谷部さん。あれが、ティ連の工作艦、でしょうか?」
長谷部「・・・・・は、はい。えー資料によるとですね、あの艦は小型のディルフィルドゲート・・・ワープゲートを通過する際、あの様に分離・合体する事で小さいゲートを通過出来る様になっている
らしいです」
宮木「・・・それだけ巨大だからとは言え、分離・合体機能とは完全にSFですね。この艦は確か条約が締結次第、福島に移動するそうですね?」
長谷部「・・・はい。えー宮木さんが仰る通り、条約締結後にですね、えー福島に移動して原発の解体と、周辺地域の放射能汚染の除去を行うとの事です」
宮木「それは素晴らしいニュースですね。福島の人達も喜ぶでしょう」
長谷部「・・・はい。えー彼方の世界でも原発の解体と放射能汚染の除去に成功しているとの事なので、えー此方の方も問題無く回復すると思われます」
宮木「一刻も早く条約を締結して、福島の地を蘇らせて欲しい所ですね。ところで、最後の艦はまだ来ていないのでしょうか?」
長谷部「・・・はい。えーもう間もなく・・・あっ!最後の艦が姿を見せようとしています!」
そして、トリを飾ったのは・・・。※BGM・スターウォーズより「Imperial March」
ヤル研のイカレt・・・ゲフンゲフン・・・大馬k・・・ゴホンゴホン・・・精鋭中の精鋭が送り出した最新鋭人型機動攻撃艦・「フリンゼ・サーミッサ」だった。
宮木「」
長谷部「」
またもや呆然とする番組スタッフ達。それはそうだ、宇宙用戦闘艦艇と聞いてイキナリ人型艦艇を思い浮かべる奴は普通はいない。
まぁ・・・某これくしょんやら何とかレーンとかを嗜んでいる者達なら、その限りでは無いだろうが。
しかもよく見ると・・・肩に相当する箇所に、これまたヤル研のヲタ・・・ゲフンゲフン・・・アh・・・ゴホンゴホン・・・世界で最も先を行く集団が製作した、蒼くて鞭を使用するMS擬きや、海坊主的な
見た目の某水陸両用MS擬きの姿まで見える。
宮木「・・・・・な、何故に人型!?」
辛うじて事故る前に再起動に成功した宮木が、ぼそりと呟く。
その声で、同じく辛うじて再起動した長谷部が、中継を再開する。
長谷部「・・・は、はい。えー資料によると、ティ連の最新鋭戦闘艦艇との事です。えー、名前は「フリンゼ・サーミッサ」と言うそうです!」
宮木「・・・彼方の戦闘艦艇は、皆ああいう形態なのでしょうか?」
長谷部「・・・はい。えーああいう設計思想はつい最近提唱された物の様です。みんながみんな、ああいう艦艇では無い様です!」
宮木「・・・そ、そうですか。ちょっと安心しましたが・・・あの肩の上に乗っかってるのは?」
長谷部「・・・はい。えー資料にもあの機体の情報は見当たりません。えー、恐らくあの機体はティ連の試作兵器か何かでは無いかと思います!」
宮木「・・・成程。わかりました、また何か有りましたら伝えて下さい!」
長谷部「・・・はい。分かりました!」
そのやり取りを最後に、生中継が終了する。
なお、この中継の視聴率がその年の年間視聴率最高を記録したのは、言うまでもない。
もう一つ言うと、ネットのサーバーダウン回数がまたも記録を更新する事となった。・・・SEの人達は泣いていいと思う(小並感)
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しかし、全ての人達が、この出来事を歓迎している訳では無かった。その急先鋒は・・・米国と共産支那の二カ国だった。
他にもキムチやドイツ等もそうだったが、特に深刻に捉えていたのは先の二カ国だった。
その様子を順に見ていこう。
ー米国・ワシントンD・Cホワイトハウス内ー
バロス大統領(以下バロス)「・・・何故日本にこんな神の奇跡が起こるの!?本来こういうのは、神に愛された国である我がステイツにこそ、起こるべきじゃないの!?」
ウッド国務長官(以下ウッド)「・・・大統領閣下、落ち着いて下さい」
バロス「これが落ち着いていられる訳無いじゃない!折角チャイナと、世界を二分するべく行動を起こし続けているというのに!!」
ウッド「・・・やはり太平洋を日付変更線で、中国と二分するという決定をしたからでは?」
バロス「何を言ってるの!?今のステイツにとって、ジャップなんて無用の長物なのよ!チャイナにくれてやって、連中が意気揚々としている隙に国力の回復と増強を図るのよ」
ウッド「そんな上手く行くとは思えませんが・・・」
バロス「私が何の為に、チャイナのケツを舐める真似をしたと思っているの?国力の回復の他に、かの国に様々な工作を行って民主主義を植え付ける為じゃない!!」
ウッド「・・・・・」
バロス「そうすれば、チャイナもジャップも全て我がステイツの物!やがては全ての地域を飲み込み、地球規模の連邦国家・国際地球連合を建設。その初代議長に、私が就任するのよ!!」
ウッド「・・・・・」
バロス「その最初の一歩が、チャイナとの一時的な和解だというのに!もしジャップ共に邪魔されたら、その夢も叶わないじゃない!!」
ウッド「・・・やはり、今からでも日本との関係修復を」
バロス「さっきも言ったでしょう!!ジャップ共なんて、我が国に助けを求めるだけで自分で国を守ろうとしないお荷物でしょ!!そんな愚かな国、我が国にとっては不要よ!!」
バロス「それと、ランプの野郎はまだ見つからないの!?可哀そうな黒人達をあからさまに差別するあの悪党を!この手で地獄に落とさねばならないのに!!」
ウッド「・・・鋭意捜索中ですが、未だ手掛かりは・・・」
バロス「場合によっては、軍も動員して何としても捕まえなさい。抵抗するなら射殺しても構わないわ!!」
ウッド「・・・分かりました」
バロス「全く・・・。黒人達の、そして私の夢。何人たりとも邪魔なんてさせないわ・・・」
ウッド「・・・・・(これは・・・。いざとなったら、独自に日本と渡りをつけるべきか・・・)」
黒人による理想社会の建設。黒人の手による地球規模国家の設立。そしてその初代議長の座。それ等を成し遂げて、過去に「微妙な仕事ぶりしか出来ない女」と馬鹿にした連中を見返してやる!!
何とも黒い野望の炎を燃やすこの大統領。もっとも、もし日本のヲタがこの大統領の野望を知ったら、恐らくこう言っただろう。
「せやけどそれは、ただの夢や・・・」・・・・・と。
386: 194 :2020/11/19(木) 20:32:00 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
ー中国・北京中南海ー
毛・玄海(もう・げんかい)主席(以下毛)「・・・あんなふざけた戦闘艦艇を送り込んで来るとは。先日の大艦隊といい、我々の野望を邪魔する気か」
側近A「その様で。漏れ聞こえて来る話によると、彼方の世界でも小日本は彼方の中華と敵対しているのだとか」
毛「・・・二正面作戦を避ける為に此方の小日本にテコ入れ、といった所か。全く、ふざけおって!」
側近B「それで・・・どうなさるのです?」
毛「・・・まずは連中の信任状奉呈式と首脳会談を失敗させる事。また、美国を動かして『ゲートを日本の独占では無く、国際社会の管理下に置くべし』との論陣を張るぞ」
毛「そうした上で、最終的にあのゲートを我が国の支配下に置く。小日本もろともな。美国政府に連絡して、国際世論を動かすぞ」
側近A「了解です。・・・しかし、美国のあの女大統領ですが、・・・度し難大馬鹿者の様ですな」
毛「フン!我が中華の大地に民主主義を植え付けるだと?そんなバカげた工作等、成功する事は無い。我が中華の民は上から支配する存在であって、対等な関係を築く物では断じて無い」
側近B「その通りです。かの国はいつも、我が漢民族に言い様に踊らされる。どうしようもない大馬鹿共ですな」
毛「その通りだ。一時的に和睦した隙に更に国力を増強し、最終的に美国も小日本も飲み込む。この地球を支配する大中華。その夢の実現の為にも、こんな所で躓いている訳にはいかん」
側近A「ゲートの向こうの世界に関しては?」
毛「こちらでじっくりと力を蓄えた上で、攻め滅ぼせばよい。何なら彼方の中華も利用すれば、最終的には疲弊して我が方の軍門に降らせる事も不可能では有るまい」
側近B「問題は、異星人共ですな」
毛「こればかりは、10年20年ではどうにもならんが・・・何、我が国は100年1000年単位で待つのには慣れている。じっくりと力をつけた上で、最終的にはティ連とかいう連中を倒し、
我が中華が宇宙に覇を唱えるのだ」
この後米中両国は、「ゲートの国際的な共同管理」の声明を出して、日本に圧力を加えて来る。
当然ながら日本側の反発を招き、国際情勢は少しづつ悪化して行く事となる。
387: 194 :2020/11/19(木) 20:33:32 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
以上です。超大陸世界の日本政府とティ連の来訪でした。予告通り、フリンゼ・サーミッサをゲート世界に初披露。
ついでにグフ擬きとズゴック擬きも登場させました。あちらの掲示板では間違い無く祭り状態になった挙句、何度もサーバーが落ちる羽目になってるでしょうね(苦笑)
そして今回、初めて問題の二カ国首脳の様子を書きました。黒人女性大統領の方は・・・実際にもそんな馬鹿な野望を本気で抱きそうなのが(白目)
あ、共産支那の主席ですが、かの毛沢とは全く関係有りません(汗)。手強さ的には、明らかに此方が上でしょうね。
あと最後に、工作艦のゲートの通過問題に対して素晴らしい案を下さった原作者様には、心から感謝しています。この場を借りてお礼申し上げます。
次回は信任状奉呈式と首脳会談のお話その1となります。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。
389: 194 :2020/11/19(木) 20:40:47 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
早速誤字を見つけてしまったので、修正をorz
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- 誤 長谷部「・・・はい。えー順番ですが最初に露払いとしてヴァルメと呼ばれる飛行隊が出現した後に、えー彼方の日本の政府専用機のデロニカと呼ばれる機体が出て来ます」
↓
- 正 長谷部「・・・はい。えー順番ですが最初に露払いとしてヴァルメと呼ばれる飛行体が出現した後に、えー彼方の日本の政府専用機のデロニカと呼ばれる機体が出て来ます」
wiki掲載時に、修正をお願いします。
最終更新:2020年11月20日 10:53