958: リラックス :2020/11/28(土) 19:38:26 HOST:119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp
よし、自分もそう思うのでちょっと改定
【改訂】ネタ:仮称パシフィカ級戦艦が艦娘化したら?
「畜生!台無シニシヤガッタ!ヲ前ラハイツモソウダ!
ヲ前ラハドイツモコイツモ自己主張バカリ激シイガ、他人ノ意見ヲ一ツモ聞キ入レヤシナイ。
コノ姿ハヲ前ノソンナ姿勢ノ産物ダ。ヲ前ハ他人トノ意見ノ擦リ合ワセナンテ一ツモデキヤシナイ。
イツダッテヲ前ラハ一方通行ノ出力端子ダ!誰モヲ前ノ愛ニ応エナイ」
仮称パシフィカ級戦艦1番艦○○(←ASEAN所属国毎に書類上で記載されている名前が違う模様)が具現化した姿。顔には狐の面を装着しており、それ以外の部位は黒い霧のようなものに覆われている。
本人曰く、この霧と仮面は持って生まれた呪い、或いは防衛反応とのこと。
名前と姿がこのようになった理由だが、まず名前は日米が仮称を定めた際に命名規則的にどうなんよ?という太平洋を意味するパシフィカという名称を定めた時に懸念した事態がそのまま起きた為。
複数国で建造費を負担して所有し運用するという特殊な立ち位置となった仮称パシフィカ級は、一応各国が妥協しても良いと(しぶしぶながら)合意したこともあり、日米及び対外的な場ではパシフィカという名前で呼ばれることは比較的早く決まった。
しかし、曲がりなりにも祖国が久しぶり(下手すると初めて)所有した戦艦に自国由来の名称を付けたいと言う声はどの国でも抑えるのが難しいくらいには大きく、また本来なら抑える立場の政治家も仮に実現すれば支持率大幅アップ+自国の教科書に長く名前が載るくらい讃えられるのも夢じゃないという事情もあり、抑えるどころか日米にあの手この手で「お願い」を始める始末。
こうした事態に、日米は早々に匙を投げた。
両国とも、パシフィカで納得しないなら、どんな名称にしても所属国全部が納得する訳ないのは考えなくとも心で理解していた。
その結果、「日米は徹頭徹尾パシフィカの名称で扱うし、公海上や非参加国でも同様とするが、環太平洋連合艦隊参加国が自国内、または自国用の書類上で同艦をどのような名称を用いて扱おうと日米及び他の環太平洋連合艦隊所属国は一切感知しない」という他に類を見ない珍妙な扱いが決定することになる。
その時運用している国により名称が変わるようにすればいいんじゃねーか?という案も一応はあったのだが、そうすると日米まで運用担当国が変わるのに合わせて書類に記載する名称を変更しなければならなくなって面倒ということで、このようになった訳である。
(他にも、例えばA国で運用中で名称「Ω」となったパシフィカにB国で運用した際の名称「ε」と呼びかけてしまった場合、仮にそれが何の悪意のない誤解やヒューマンミスだったとしても余計な火種になりかねないという懸念があったし、A国が自国向けのニュースで自国で運用した際の名称「Ω」と呼んだだけでも喧嘩沙汰になりかねない。
仮に日米が自国に船籍のある船舶や自国向けのニュースでこれをやったら、物凄い面倒になりかねないと懸念したのもある。
これなら第三国や自国内ではパシフィカの名称で統一されるから誤解も起きないし、仮に加盟国同士で呼び方で喧嘩になっても容赦なくどっちもどっち論で喧嘩両成敗と気持ちよくボコれるという塩梅である。)
そもそも名称が安定してない(対外的にはパシフィカなのだが、日米を除く環太平洋連合艦隊参加国は自国内においてはこれを日米を慮って間違いではないが決して正しくない仮称扱いにして、自国由来の国内向けの名称を正式名称扱いしている)上に、当然ながら擬人化イメージも国毎にバラバラ、
日米も「下手に強権振るっても面倒になるだけ」と意図的に国毎の解釈を肯定するという姿勢を崩さなかったことから、結果、「これが○○の艦娘のイメージだ!」と無数のイメージが生まれたことから、一切姿を確認出来ない姿となってしまった模様。
国防軍の艦娘は元ネタというか公式イラストというものが存在したり、そこから紐付けされてイメージが固まった為に人に視認できるようになる頃には人型として安定した姿となったのだが、この娘の場合、
「ミンナガミンナ、俺ノ嫁ノ○○ノ姿ハコウ!!ッテヤッテ譲ラナカッタラ、いめーじガ固マル訳ナイジャナイ」
959: リラックス :2020/11/28(土) 19:39:04 HOST:119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp
という訳である。自国由来()の戦艦が艦娘化したらこんな感じだ!と各国が好き勝手やればこうなるよね。
本人としては自分の姿が怪しさ全開な物であることは理解しており、そんな姿となってしまったのは非常に不本意な結果ではあるらしい。
しかし、そうなったのは余計な争いになるのを親的な存在である日米が懸念して、それを避けるべく頭を使った結果であり、その心配りは間違っていないと高く評価している。
更に思惑こそあれ、艦の状態の自分を愛してくれたが故の姿であるとして、ある意味原因である環太平洋連合艦隊参加国についての感情は決して悪くない模様。
悪くないだけで高くもないが。
「ぱぱヤヲ父サンノ言ウコトハ尤モダカラ仕方ナイケド、彼ラガ好キナノハ私ジャナクテ、戦艦ノ彼女ガイルッテすてーたすノツイタ貴方自身(戦艦を保有した祖国)…ト思ウヨ?」
少々聞き取り難いが、この状態でも音声によるコミュニケーションも可能な程度な発声能力はある模様。
必要に応じて霧状の手足を伸ばして移動手段とする為、艦内の移動はお手の物。
主に人と同じ食事を好み、口があると思しき場所に食事を運ぶ。
「チナミニ、船内ニ潜リ込ンダねずみ(意味深)ノ退治モヲ手ノ物ダヨ、後始末(意味深)モ含メテ、ネ?」
彼女の存在が明らかになるまで時折○○艦内を徘徊する彼女の姿を目撃され、様々な騒ぎになった(艦娘かもしれないという噂から怪談的な意味でも)。
「艦ヲ徘徊スルおばけッテ失礼シチャウワ…デモ、おかるとナ存在ダカラ間違ッテナイシ、ダトスルト失礼ジャナイノカナ?」
知能は非常に高く、数理学に関してはコンピュータさえ凌駕し、その気になれば暗算で日米の一線級の戦艦の演算機能に準じるくらいの処理能力はある(本人談)。
趣味は社会学や人文学関連の書籍を読むことで、特に恋愛小説がお気に入り。
しかし、こんな姿の自分を(男女の恋愛的な意味で)愛してくれる存在などいないだろうと客観的に判断できる常識は有している。
神崎島で彼女を診察した関係者によると、彼女を覆う霧や仮面は他の艦娘で言う艤装のようなものであり、ありのままの自分を見せても大丈夫と心を開いた人以外から本来の声や素顔を(恐らく彼女の防衛本能に従い)覆い隠しているとのこと。
今のところ彼女の真の姿を見たのは神崎島関係者の中でも神崎提督とそれも元々非人間型だった駆逐艦勢のみ。
ちなみに目下の悩みは
「アンマリ強クナイトカ言ッタラ泣イチャウゾ」
960: リラックス :2020/11/28(土) 19:56:21 HOST:119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp
追記
彼女を覆う霧と仮面は彼女が心を許していない存在の五感から彼女を包み隠す
具体的には彼女が心を許していない存在が霧の中に手を突っ込んでも霧の中に手を突っ込んだような感触しかないし、せっかくだから味を見ておこう、とやっても霧を舐めたような味しかしない
961: リラックス :2020/11/28(土) 19:58:48 HOST:119-228-232-201f1.kyt1.eonet.ne.jp
以上、改訂完了
最終更新:2020年11月30日 14:56