891: モントゴメリー :2020/11/28(土) 21:51:50 HOST:116-64-111-22.rev.home.ne.jp
FFR社会の情景
フランス連邦共和国(以下、FFR)では、「人身売買」と「麻薬売買」は『最も忌むべき卑劣な犯罪』として認識されている。
それこそ「殺人」以上であり、「国家反逆罪」と同等とみなされている。
それらを犯す、または犯そうとした組織は「最低でも」GIGN(国家憲兵隊治安介入部隊)の強襲を受ける。
大抵の場合はそれだけでは済まず、陸軍の機甲部隊や空軍の近接航空支援部隊に粉砕される事例も少なくない。
これらの対応から、『国家反逆罪と同等』という表現の妥当性が分かるであろう。
もっとも、当事者たるフランス人たちからはこれらの措置は「当然」と思われている。年齢が低い者ほどその傾向が高くなる。
その理由は下記の通りである。
——我々フランス人は、その一人一人全員がリシュリューの「指揮下」にある。
つまり我々の生命身体は、頭からつま先まで…否、血の一滴に至るまで彼女の「戦力」であり「戦争資源」なのである。
人身売買とは、その「戦力」を無許可で処分するのと同義。許されざる罪である。
指揮下の戦力を勝手に消費されて怒らない指揮官がいるであろうか?
麻薬売買にしてもそうだ。
貴重な「戦力」、優秀な兵士を廃人にしてしまう薬物など、このフランス国内に存在して言い訳がない。——
この、FFR神話の最高神である「リシュリューへの信仰心」により上記の犯罪は憎悪されているのである。
他の理由としては、FFR国民の「戦友意識」というのも挙げられる。
FFR国民は、その出自や性別に関わらず「リシュリューやオセアンの下では」一兵士、つまりは戦友である。
その戦友を「売り渡す」人身売買とは、FFR国民に対する最大の裏切り行為である、という考え方である。
麻薬売買も同じ論理で説明できる。
戦友を破滅させて私腹を肥やす者など、生かしておく訳にはいかない、という訳だ。
このような理由により、21世紀以降のFFRは麻薬中毒患者や人身売買の犠牲者などが極端に少ない「平和」な国家となっている。
892: モントゴメリー :2020/11/28(土) 21:54:20 HOST:116-64-111-22.rev.home.ne.jp
以上です。
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短いですが、即興ネタなのでご容赦を。
人身売買や麻薬売買が撲滅された国家。
実に平和で、理想的な国家ですね!
どこにもおかしい所はない!!
最終更新:2020年11月30日 15:58