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現代日本大陸化＆銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン？その10 信任状捧呈式その2
皇居、松の間。
これまで幾度となく行われていた、外国の特命全権大使の信任状捧呈式がこの日も行われる事となったのだが・・・。
今回のそれは、いつものそれとは全く違う、前例の無い物となった。
共同で信任状を今上天皇へ捧呈するというやり方もそうだが、その対象となる国家はもっと前例が無かった。
何せ平行世界の自国・それも超大陸化した自国と平行世界の米国、更には平行世界の星間国家に二次元キャラ達が住む国家なのだ。
前代未聞、型破りなんて言葉では片づけられない式典に、松の間はいつも以上に緊張感と奇妙な高揚感が漂っている。
その様子を、テレビ中継を通じて日本国民や世界の人達も固唾を飲んで見守っており、フリンゼ・サーミッサ内に設置された警備本部に設置されたテレビの中継を見ている
超大陸世界の柏木達にシエやセマル、神崎提督や艦娘達・国防軍関係者にゲート日本側の公安関係者と、警備に関わった全員もテレビに釘付けになっていた。
特に注目を集めたのは、ティ連と神崎島の大使にその随員だろう。
一方は、こちらの世界初の異星人だから当然だろうが・・・神崎島の大使・随員も有る意味注目されて当然のメンバー達だったからだ。
慣例で大使が今上天皇の御前に参進して、信任状を捧呈した後に大使と握手・会話をするのだが・・・何とも言えない表情をしながら、今上天皇は神崎島の人員達と会話する事となった。
今上天皇（以下天皇）「・・・父から話には聞いておりましたが、まさかこの様な形でお会いする事になるとは思いませんでした」
緊張しつつも、握手しながらお言葉をおかけしたその人物は・・・・・吉田茂の妖精さん及び白洲次郎の妖精さんだったのだ。
何せ、戦後の日本政界の重鎮も重鎮だった人物達なのだ。緊張するのも無理はない。
吉田「・・・私も、こういう形でかつての祖国と関わり合いになるとは思っても見ませんでしたよ」
白洲「同じく。吉田閣下の補佐として、お役目を務めさせていただきます」
天皇「他にも、貴方方みたいな人はいらっしゃるのですか？」
吉田「岸さんや鳩山さんも。海外勢だとチャーチル氏やスターリン氏、ヒトラー氏やムッソリーニ氏もおられますよ」
天皇「そ、そんな方々まで・・・」
白洲「まぁ鳩山さんは、此方の世界のお孫さんを〆ると息巻いてましたがね。流石に周りが止めましたが」
天皇「そ、そうですか・・・。もし可能ならば、是非神崎島にも来訪したいですね」
吉田「ええ、よろこんで。艦娘の皆さんも大歓迎する事でしょう」
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はっきりと歓迎の意を述べる吉田に頷きつつ、駐在武官にもお声をおかけする今上天皇。なお、駐在武官は舩坂弘の妖精さんだった。
天皇「『生きている英霊』と呼ばれていた貴方が駐在武官を務めるとは、頼もしい限りですね」
舩坂「はっ！陛下にお声をかけて頂くとはこの舩坂、感無量で有ります」
天皇「戦没者調査や各地の慰霊碑の建立と、様々な行いの数々も聞いています。二つの日本やティ連と共に、神崎島との友好と発展にその力をお貸し下さい」
舩坂「は、はい！全身全霊で、微力を尽くしていきます！」
今上陛下のお言葉に感激し、力強く返答する舩坂。
そんな彼に笑みを浮かべながら頷く陛下。今度はティ連側の人物にお声をかける。
天皇「彼方の世界の我が国は、同じ旗を仰ぐ一員と聞きましたが、此方の世界の我が国も貴方方と良き仲・良き未来を築いて行ける事を願っています」
ヴェルデオ「ハイ、陛下。我ガ国ニモコチラノ日本トノ友好関係ノ樹立ヤ、可能ナラバティ連ヘノ加入ヲ求メル声ガ上ガッテオリマス。コチラノ日本トモソウイウ関係トナレル様、我々モ
全力ヲ尽クシテイキマス」
「手のひらを上下に合わせるティエルクマスカ式の握手」を交わしながら、ヴェルデオとその様な言葉を交わす今上天皇。
因みに、今回も随員を務めるフェルはというと・・・二度目にも拘らずガチガチに緊張している状態で有り、今上天皇に柏木との仲を質問するお言葉を掛けられると
フェル「す、既に結婚して子供もいるデスヨ！」
と大声で暴露して、周りを苦笑させてもいる。
何にせよ、信任状捧呈式は無事大成功に終わり、大使達が正式に認められた。日本の各地で盛大な拍手と歓声が上がり、日本の人々はこの歴史的な瞬間に歓喜したのだった。
その様な空気の中、両日本国を中心とした首脳会談が行われ、会談の結果超大陸日本・ティ連・神崎島・超大陸世界の米国と正式に平和友好条約及び安全保障条約が正式に締結。
かくして、ゲート世界は新たなステージへと進む事となる。
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以上です。かなり巻きで進めましたが、信任状捧呈式と首脳会談の様子でした。
取り敢えずは一つの区切りがついてホッとしています。とはいえ、あくまで区切りで有り、まだまだエンディングが見えてこない状況に変わりは有りませんが（白目）
駐在武官は、人間ターミネーターこと舩坂氏となりました。大変心強い人選では無いかと思います（自画自賛）
銀連神崎島本編で、ここまで深く会話を交わす事は無いとありますが、此方の場合はそれだけ関心を持ってるという事でご勘弁を（汗）
それと二つの米国と安全保障を結んでいますが、ゲート世界の米国がアレ過ぎるので止むを得ないかと。
今後は、医療用ナノマシンの配布や福島原発の解体や汚染の除去・ゲート日本の軍事的支援等で忙しくなりそうです（白目）
いずれにせよ、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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最終更新：2020年12月05日 11:35
