485： 194 ：2020/12/09(水) 19:30:31 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化＆銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン？その12 新たなる力と新たなる異変
高知沖・ゲート近海。
光と共に数隻の軍艦が、此方のゲート日本世界に現れた。えちご型重打撃護衛艦「えちご」「えちぜん」にほうしょう型航空機搭載護衛艦「ほうしょう」「ひしょう」、そして
それ等を護衛する第一護衛隊群が周りを囲んでいる。
この四隻は横須賀に到着後に海上自衛隊に引き渡され、それぞれ乗組員達の訓練及び整備・修理の実習の為に使用される。
残る四隻・えちご型「ときわ」「いよ」及びほうしょう型「てんしょう」「かいしょう」も、来月中には海自に引き渡され、戦艦及び空母がそれぞれ4隻体制が完成する事となる。
共産支那政府は「極東アジアの軍事バランスを崩す愚行で有り、それ等の艦艇の即刻破棄を要求する」と発表して圧力をかけて来たが、日本側から
「明らかな内政干渉であり、また自国の安全保障の関係上到底受け入れられない。どうしてもというのなら、そちらも空母及び戦略原潜の完全廃棄を行うのが筋である」
とコメントを返され、物別れに終わっている。すぐ隣の、日本という存在そのものが気にくわないと公言して憚らない唐辛子と漬物臭いヒトモドキ達も
「日本の侵略主義の表れであり、アジア諸国は耐え難い精神的苦痛を受けている。アジアと世界の平和の為に謝罪と賠償を行うべきであり、その一環としてそれ等の艦艇を我が国に
無償譲渡するのが、当然の義務である」
と、斜め上処では無い発言を行い、アジア諸国ばかりか世界中から大非難を買っている。無論、日韓の断交へとまた一歩近づいたのは言うまでもない。
米国からも「
アジアで戦争を起こす気か！？」というコメントが来たが、此方にも「ならちゃんと日米安保を履行してくれ。そもそも自力で国を護れと言って来たのは其方だろう？」と
返され、例の黒人大統領の血圧が上昇するという些事も発生しているが、ぶっちゃけどうでもいい（ヲイ）
国際情勢から艦内の様子へ話を戻すと、艦長達が昼食をとるべく食堂へと向かうと・・・何故かこの艦の艦娘「ほうしょう」が、他の国防海軍士官達に交じって厨房にて料理を作っていた。
486： 194 ：2020/12/09(水) 19:31:01 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
艦長「・・・・・ほ、ほうしょうさん？そんな格好で何をしているのです？」
ほうしょう「あ、艦長さん。勿論調理ですけど？」
艦長からの問い掛けに、顔を向けるほうしょう。因みに普段の国防海軍の制服では無く、鳳翔さんから餞別に貰った割烹着を着用している。
艦長「いや、そういう事では無くてですね・・・」
そう言いながら、厨房の士官達を見る艦長。バツの悪そうな顔をしながら士官達が事情を語る。
士官A「我々も断ったのですが・・・」
士官B「ほうしょうさんが、どうしてもと仰るので」
士官C「何でも、『今回の航海をもってお別れとなる国防海軍将兵の皆さんに、細やかながら思い出になる事を』との事でして」
艦長「そうだったのか・・・。いや、何もそこまでしなくても・・・」
ほうしょう「いえ。短い間だったとはいえ、皆さんとは苦楽を共にしてきました。だから、私に出来る事をしたかったんです。今後は海上自衛隊所属になりますし、会うのが難しくなりますから・・・」
艦長「ほうしょうさん・・・」
ほうしょう「・・・さぁ、しんみりしてないで食べて下さい。鳳翔お姉さん直伝の、里芋の煮っころがしですよ」
そう言いながら、昼食をよそうほうしょう。なお、この里芋の煮っころがしは大変好評で、今回乗り合わせた海軍将兵達の心に、この細やかな思い出がしっかりと残る事となる。
その後、彼等に見守られながら他の艦と共に正式に海自へと移管。その後の彼女達は海自のアイドル的な存在へとなっていく。因みにほうしょうだが、その慈愛に満ちた性格から「海自のおっかさん」と
海自隊員達に愛される存在となっている。
487： 194 ：2020/12/09(水) 19:31:31 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
一方、米国の日本大使館に新しい人員が着任して来た。
松川 伸介駐米日本大使（まつかわ しんすけ以下松川）「君が新しく派遣されてきた人員か。私が大使を務める松川だ」
町田「はじめまして、大使。至らぬ所は多々有ると思いますが、どうかよろしくお願いします。・・・・・すいませんが、政府から大事な話が来ているのですが」
松川「？何だね、話とは？」
町田「すいません、ここでは・・・。どこか、二人きりになれる所で・・・」
松川「・・・そこまで重要な話なのか。わかった、では空いている小会議室で」
町田「有難う御座います」
松川は町田を伴って、小会議室へ入室。と、町田が後ろ手で扉の鍵を閉めながら、自身の口元に人差し指を当てて静かにする様に促す。
訝しみながらそれを見る松川。だが、次の瞬間思わず叫びそうな光景を目にする。
町田の姿が徐々に崩れて、左腕にＰＶＭＣＧをつけた国防陸軍の軍人の姿へと変わっていく。
そう、この町田という人物は全くの架空の人物であり、その正体は・・・・・国防陸軍・情報部隊に所属している親・夢幻会派の男、村中孝次大佐だった。
彼は米国の大統領選挙の大規模不正の告発及びランプ元大統領の救出を目的とした工作の為に、先行して派遣されたのだ。なお、今回の任務を受ける際に、大佐へと昇進している。
村中「驚かせてしまって申し訳有りません、大使。私は日本国防陸軍・情報部隊の者です。名前は・・・仮にM大佐とでも呼んで下さい」
敬礼をしながら自身の所属を述べる村中。ただし、情報部隊の常として本名は明かさない。
町田「・・・こ、これはどういうカラクリなんだ？」
村中「これはですね、ティ連の技術の一つで『キグルミシステム』と呼ばれる物です。これを使用すれば、様々な姿になる事が出来るという技術です」
町田「ほ、本当に彼方の日本の軍人なのか・・・」
村中「ええ。あ、ご心配なく。私が腕に身に付けている、このＰＶＭＣＧの機能で音は外に漏れませんし、盗聴器等の類も全て無効化されています」
町田「・・・まるで魔法そのものだな。・・・それで、一体何の目的でコチラに？」
村中「・・・こちらの米国の大統領選挙の大規模不正の告発、及びランプ元大統領の救出の工作の為ですよ。日本国及び我々の世界の米国も承認しています」
町田「やはり、それが目的か・・・。確かに、不正があからさま過ぎるしバイゲン元大統領の死も、おかしい所が有り過ぎるからな」
村中「こちらの世界の米国の機能不全は、巡り巡って我々の世界の安全保障にも関わって来ますからね。こちらも様々な手を打って行かねばなりません」
町田「成程。では、我々がすべき事は」
村中「我々の世界から多数の人員が派遣されますので、それ等の受け入れと支援の程をお願いしたいのです。その為に、私が派遣された訳です」
町田「わかった、M中佐。此方の世界の米国の不安定化は我が国の安全保障にも関わる。此方も出来る限りの事をしよう。どうか、宜しく頼む」
村中「有難う御座います、大使」
そう言って、握手を交わす両者。米国での工作、その第一歩が確かに刻まれた瞬間であった。
488： 194 ：2020/12/09(水) 19:32:01 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
その後、超大陸世界の日本では・・・。
東条「村中大佐から報告が来た。現地大使との協力体制の構築に成功との事だ」
春日「よかった。まずは第一歩、といった所ですね・・・」
辻「とはいえ、もたもたする訳にはいきませんからね。時間が経つ程、証拠が隠滅されていく訳ですから。村中大佐には、慎重かつ大胆に工作を進めていく様に伝えて下さい」
東条「わかった」
山本「場合によっては、支援の為に彼方の世界に戦力を派遣する必要が有るな。今の内に準備をさせて、何時でも出れる様にしておこう」
東条「感謝します」
神崎「さて、気になるのはやはりランプ元大統領の行方ですね。それに関する情報は？」
白木「手掛かりは無し、ですね。まだ諜報活動が始まったばかりですしね」
柏木「とはいえ、命を狙われている以上のんびりとしている訳には・・・・・ん？」
その時、ポケット内のスマホが震えているのに気づく柏木。確認すると、相手はフェル。
一旦席を外して、電話に出る柏木。だが・・・・・、内容を聞くや慌てて会合の席へ戻る。
柏木「た、大変です！！」
三島「どうしたんでぇ、先生？そんなに慌てて」
柏木「いまフェルから連絡が来たのですが・・・・・イゼイラ本星のすぐ近くの宙域に、ゲートと思われる黒い穴が出現したと」
一同「「「「「・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええ！？！？！？！？！？！？」」」」」
村中大佐が渡米したのとほぼ同時期に、イゼイラ本星のすぐ近くの宙域に直径200㎞に及ぶ巨大なゲートと思しき謎の黒い穴が出現。ティ連国民とりわけイゼイラ人達が騒然としたのだ。
色々と調べてみた結果、どうやら地球上のゲートと同じ物であると判明。どこに繋がっているかを調査する為に、探査船を派遣する事になった。
そしてゲートを通過して調べた所、何とゲート日本世界の冥王星近辺の宙域と繋がっている事が発覚したのだ。
このゲートの様子はゲート日本側の地球からも観測されており、天文学の関係者達が騒然としている様が、ニュースに取り上げられたりする程だ。
こうして、第二のゲートの出現に人々は混乱するも、この事態に対応すべく動き始める事となる。
489： 194 ：2020/12/09(水) 19:32:31 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
以上です。何ともご都合主義な展開と化してしまいました（汗）。え？最初の超大陸化の時からだろだって？・・・・・うん、言い返せない←殴
635氏との違いを色々と考えたけど、結局こういう形にするのが精一杯でしたorz
話は変わって、最初に出て来た供与艦に関してですが、初期プロットではえちごにする予定でしたが、えちご型の艦娘の設定の権利をひゅうが様に譲渡しました関係上出せなくなったので、ほうしょうさんにお鉢が回りました。また後日、キャラの設定とか出せたらと。或いは、誰か思い付いたのを投稿していただいても構いません（ヲイ）
そして、渡米した国防軍の人物は村中中佐改め大佐でした。こういう謀略関係を憂鬱本編でもやってましたし、うってつけかと。まぁ、何処までキャラを描写しきれるか分かりませんが（汗）
因みに本作の村中大佐ですが、長きにわたる転生とそこで見聞きした経験の結果、賢人政治至上主義は流石に卒業、現在は衆愚政治に陥らない様にする為の人材育成に力を入れています。
賢人政治至上主義の卒業ですが、他の人が以前書いた銀英伝ネタの世界で、ラインハルトが「天才以外では回す事が不可能な政治システム」を作ってしまった結果、徐々に政治が回らなくなって悲惨な有様になったのを見て、賢人政治の限界を認めざるを得ない事と相成りました。とはいえ、今作の米国の不正万歳な衆愚振りを見て、内心頭を抱えていますが（汗）
こんな出来ですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
wiki掲載は、自由です。
503： 194 ：2020/12/09(水) 21:15:18 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
誤字を発見したので、修正をorz
486
- 誤 艦長からの問い掛けに、顔を向けるほうしょう。因みに普段の国防海軍の制服では無く、鳳翔さんから選別に貰った割烹着を着用している。
↓
- 正 艦長からの問い掛けに、顔を向けるほうしょう。因みに普段の国防海軍の制服では無く、鳳翔さんから餞別に貰った割烹着を着用している。
wiki掲載時に、修正をお願いします。
524： 194 ：2020/12/10(木) 07:37:06 HOST:ai126192001243.75.access-internet.ne.jp
また誤字を発見。おおもう・・・orz
485
- 誤 と、斜め上処では無い発言を行い、アジア諸国ばかりか世界中から大非難を買っている。無論、日韓の断行へとまた一歩近づいたのは言うまでもない。
↓
- 正 と、斜め上処では無い発言を行い、アジア諸国ばかりか世界中から大非難を買っている。無論、日韓の断交へとまた一歩近づいたのは言うまでもない。
wiki掲載時に、修正をお願いします。
最終更新：2020年12月10日 15:13
