395: 194 :2020/12/22(火) 20:45:30 HOST:ai126188039152.59.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件 番外編その35 超大陸世界の米国にも艦娘が出現したようです。
国防海軍艦艇の艦娘が確認されたのと同じ日、とある米海軍艦艇にも有る変化が起こっていた。
その変化が知れ渡るきっかけとなったのは、米第7艦隊のとある艦の艦長であるバレッド・クロウサー(以下クロウサー)が、小休止を取るべく艦長室へと向かう最中に見覚えの無い女性がいるのを発見したからだ。しかも、その少女は日本のアニメか何かに出て来る様な綺麗な銀髪の娘だったからだ。
クロウサー(・・・一体何者だ?)
不審に思ったクロウサーはそっと後をつける。するとその少女は、日本が超大陸化した直後に出現した謎の部屋の扉を開けようとしていた。
同艦のクルー達も不思議がり、部屋の中を確かめようとするも扉はビクともしない。斧やバール等で強引にこじ開けようとすると、不思議な力で弾かれてしまう。
どうする事も出来ないまま、何時しかクルー達はこの部屋の事を「開かずの間」と呼んで、避ける様になっていた。彼女はその部屋に入ろうとしていたのだ。
取り敢えずクロウサーは、優し気な口調で彼女に話しかける事にした。
クロウサー「君は一体誰だね!?」
少女「・・・・・え?もしかして、私の姿が見えてる・・・?」
クロウサー「そこは日本が超大陸化した際に出現した、『開かずの間』と呼ばれている部屋だ。そこには入れるという事は、この部屋の出現に関係がある娘なのかな?」
少女「・・・関係も何も、ここは私の部屋よ。のん兵衛なクロウサー艦長・・・」
クロウサー「!?な、何故それを!?」
少女「・・・非番の日にしこたま飲むのは咎めないけど、二日酔いな状態で勤務に戻るのは、海の男として感心しないわね・・・」
クロウサー「き、君は一体何者なんだ!?」
少女「・・・あっ、自己紹介がまだだったわ・・・」
驚くクロウサーを尻目に、自身の事を名乗っていなかった事にようやく気付いた少女は、敬礼をしながら改めて自身の事を明かす。
少女「・・・私はこの艦の艦娘、USS LCC-19・ブルー・リッジ。よろしく・・・」
クロウサー「・・・・・な、何だってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?!?!?!?」
396: 194 :2020/12/22(火) 20:46:00 HOST:ai126188039152.59.access-internet.ne.jp
予想もしない答えに、クロウサーは思わず絶叫を上げたのだった。
その後、クロウサーの絶叫を聞いてクルー達が多数駆け付けたりして、現場はそれはもう大混乱状態となった。
ともかくクロウサーは強引に場を収め(どうやったかは本人も覚えていない)、スタッフと共に艦橋へと戻る事に。休息が取れなくて体が不満を述べているが、正直それ処では無い。
クロウサー「・・・もう一度聞くが、本当に艦娘なのかね?」
ブルー・リッジ「・・・疑っている様ね。分かった、証拠を見せてあげる・・・」
そう言って身構えるブルー・リッジ。次の瞬間、彼女の特徴である各種通信アンテナ類をはじめとする艤装が、彼女の身に装着された。
それを見たクロウサー達は、彼女の言う事を信じるしかなかった。
クロウサー「・・・どうやら本当みたいだな。しかし、一体何故出現したんだ?あと、他の我が海軍の艦艇にも居るのかね?」
ブルー・リッジ「・・・出現したのは、私だけ。それも、この国が超大陸化した日に。他の艦には、残念ながら居ないわ・・・」
クロウサー「そうか・・・。他の艦のクルー達が聞いたら残念がりそうだな。でも、何故君だけ?」
ブルー・リッジ「・・・多分だけど、日本との強い縁が原因だと思う・・・」
クロウサー「縁?」
ブルー・リッジ「・・・この国に来てもう40年になろうとしているし、あの大地震の時も救援任務についてたから・・・」
クロウサー「・・・なるほどな。その辺りが、日本の神様とやらに認められたからって訳か」
ブルー・リッジ「・・・多分」
クロウサー「・・・まぁいいだろう。我々は、君と出会えた事を幸運に思う。改めて、ようこそ!我がアメリカ海軍へ!」
ブルー・リッジ「・・・よろしく」
397: 194 :2020/12/22(火) 20:46:30 HOST:ai126188039152.59.access-internet.ne.jp
差し出された手を握り返すブルー・リッジ。かくして彼女は、神崎島が直接関与していない初めての米海軍の艦娘として、温かく迎え入れられたのだった。
なお一応神崎島にも問い合わせると、神崎島の方でも国防海軍の艦娘が「見える」様になった件でてんてこ舞いな状態だったのだが、この報告で更に忙しくなり、神崎提督以下神崎島上層部が事態を収拾すべく、終わりの見えないデスマーチ状態に突入する羽目になったが、それは別のお話。
―艦娘ブルー・リッジ―
「・・・ブルー・リッジ級揚陸指揮艦1番艦・USS LCC-19・ブルー・リッジ。よろしく・・・」
「・・・趣味?普段は読書をしている・・・。ジェファーソン(戦艦トーマス・ジェファーソン)とは、よく話題が合うわ・・・」
「・・・直接戦闘は得意じゃないけど・・・やれるだけやってみる・・・」
「・・・私がMVP?・・・そう。ちょっとは・・・嬉しいかな・・・」
日本の超大陸化の余波?で出現した艦娘。容姿は、目が覚める程の美しい銀髪ロングヘアで、瞳の色は青色。制服は米海軍の女性士官用の物をアレンジした衣装を身に纏っている。
そして、揚陸艦ながらアメリカン的な意味でナイスバディだったりする。フラットな構造をしているからまな板かと思った?残念、そんな事は無かっt←ここから先は、龍驤航空隊に爆撃されてしまってて読めない
性格は大変物静かで、抑揚のない淡々とした喋り方をしている。本人曰く、感情を表に出すのが苦手。喋る時に一拍置く癖がある。
趣味は読書。私室の中には図書館と見間違える位の多数の本が置かれている。揚陸指揮艦らしく戦術関係の本が多数占めているかと思いきやそんな事は無く、法律関係から日本のラノベとかまで幅広いジャンルを網羅している。ジェファーソンとは趣味が同じで話題が合う事も有って、休日によく一緒にいるのが目撃されている。
あと、意外な趣味として日本のお笑い番組の視聴という物が有り、年末にやるあの特番のファンでもある。神崎島でやっているあの番組も欠かさず見ている。
一緒に視聴していたジェファーソンによると、一見いつも通りに無表情で視聴していると思いきや、よく見ると口元が僅かにプルプルしていたのだとか。
因みに、怒ると完全無表情な状態かつ絶対零度な口調となり、ぐうの音も出ない正論で相手を叩き潰す。
ゲート日本と超大陸世界の米国の友好関係の一環で来日した際、見た目も中身もパーフェクトな極左老害がマウントを取って恥をかかせてやろうと、彼女に色々と難癖をつけて来たが、突然艤装を展開してCIWSの銃口を突きつけ、驚いた老害が思わず腕で顔を覆おうと、彼女は艤装をしまってこう言った。
「・・・今攻撃を避けようとして腕で顔を覆った。その腕が国を守る軍隊で有り、この国の自衛隊。・・・貴方の主張は、その腕を切り落とせと言ってるのに等しい・・・」
そのぐうの音も出ない正論に、老害は顔を真っ赤にして黙り込む。すると、周りで見ていた野次馬達も「その通りだ!」「いい事言った!」「応、爺さん!若い娘に論破されて、NDK?NDK?」
と囃し立て、それを聞いた老害が発狂。
「お前等なんて事だ!?日本はもう終わりだぁ!?!?」
と叫ぶも、
「・・・それを決めるのは、日本の若者達。・・・貴方の様な、人と違う意見を頭から否定する老害じゃない・・・」
と完全に論破。結果、その老害は憤りの余り倒れて病院に搬送される事に。残念な事に(ヲイ)命に別状はなかったが、ショックで重度の認知症を発症。
家族もおらず、天涯孤独なこの老害を見舞う者は誰も居ないまま、ひっそりとこの世を去ったのだった。
この一件以降、ファン達の間から「青き氷の女王」とかいう妙な綽名がついてしまい、彼女が軽く凹んでしまってたのは言うまでもない。
398: 194 :2020/12/22(火) 20:47:00 HOST:ai126188039152.59.access-internet.ne.jp
以上です。以前言ってた、米海軍艦艇に生えた艦娘でした。このブルー・リッジって、本当に日本との縁が深いですからね。何せ、配備されてから40年も経過してますし。
その縁もあって、艦娘が誕生する事となりました。なお、間違い無く収拾がつかなくなるので、他の米艦艇に登場するかは・・・自分にもわからなかったり(ヲイ)
まぁブルー・リッジみたいに、数十年配属されたらワンチャン有るかもですが。
CVのイメージは小清水亜美氏。キャラの外見イメージは雀魂(最近始めた(ヲイ))に出て来る、八木唯というキャラです。まぁ絶望的な馬鹿舌では無いですが(コラ)
最後に書いた老害との論戦ですが、思い付いた物の形に出来ずに没になったネタを流用しました。その結果、見事に叩きつぶされて寂しい最期を迎える羽目となりました。
物静かな娘を怒らせてはいけない。ハッキリわかんだね。
wiki掲載は、自由です。
最終更新:2020年12月25日 13:23