729: 657 :2021/01/04(月) 01:31:36 HOST:121-85-163-59f1.kyt1.eonet.ne.jp
憂鬱SRW ゲート側交流幕間 「EDF!」
「これが…」
「はい、我々の世界で運用されている重装兵科こと『フェンサー』です」
ゲート平成側の日米に対して行われた歩兵装備展示会においての一幕
かつてのゲート平成側で起こった旅館襲撃事件では出てこなかった、
エグゾスーツが更に発展した重装歩兵である『フェンサー』が紹介される。
巨大な防御スクリーン搭載型シールドと電磁式パイルバンカーであるブラストホール・スピアを装備し、
背部に巨大なスラスターを装備したパワードスケルトンを装備した男達…精鋭部隊の一つである『グリムリーパー隊』が姿を見せていた。
「しかし…巨大な槍ですか?運用が難しいのでは?」
「対歩兵向けの装甲兵器を排除するのが彼らの仕事です。貴方方も見たと思いますが…」
「あの光学兵器を装備した…」
「ああいった兵器は装甲自体に防御スクリーンを装備しているものが多いんですよ、だからこそ一撃で破壊できる武装が求められたわけです」
「まあ最も、この後はあんなものを相手にするとは思いませんでしたが…」
実際に運用されている映像を再生しながらの説明
30mmを超える重砲や多種多様な大型ミサイル、超大型迫撃砲などをスラスターで高速で機動しながらばら撒くフェンサーの映像と、
旅館襲撃事件で猛威を奮った対歩兵兵器がグリムリーパー隊のブラストホール・スピアで一撃で粉砕される映像が再生され、
下手な装甲戦力では歩兵相手でも勝てないことを平成側は否が応でも認識させられる事となる。
「うっ…なんだこれは…!?巨大な蟻?」
「それにスズメバチや蜘蛛まで…」
「つい半年前に襲来したフォーリナーの運用していた巨大生物です建造物の被害を抑えて廃除するにはああいった武装も必要だったわけです」
ついで再生されたのはフォーリナー襲来の際の戦闘映像
市街地奥深くに入り込んだ蟻などを廃除するため、
巨大な近接武装を装備したパワードスケルトン隊がシールドを構えながら吶喊する映像が流される。
力場を形成し薙ぎ払うフォースブレード、爆発式の巨大なハンマーであるボルケーンハンマーなど凡そ近代部隊とは思えない武装が存在していた。
「う…うわっ!?さ、酸だあああああああああああ!?」
「蟻酸なのかこれは!?装甲車が溶かされたぞ!!」
どこぞの隊員のような悲鳴を上げるフルダイブシミュレーターを体験している自衛隊や米軍
巨大生物の脅威を体験させるためシミュレーターに放り込まれることとなったが、
結果は蟻や蜘蛛の蟻酸や酸性の糸によって壊滅した。
「うう…もう蟻は嫌だ…」
「なんで蜂がミサイルみたいに針飛ばしてくるのよぉ…」
シミュレーターを体験後、しばらく虫恐怖症となった自衛隊側
伊丹達も体験する羽目となったシミュレーターであるが、
大型トラック並みの大きさを持つ巨大生物がキモくないわけがなくトラウマに刻み込まれることとなった。
「ウィングダイバーかあ…」
「栗林、興味あるのか?」
「そりゃあ女性主体であんな大火力の光学兵器を空からぶっ放せるなんてすごく面白そうじゃないですか」
「あ、やっぱり、そっち方面になるのね…」
資料として貸し出された航空兵ウィングダイバーの紹介映像を見ながら伊丹と栗林の会話、
連合内でも最新鋭の兵科であり、誘導ビーム兵器やプラズマグレネードキャノンなどを運用し、
空から華麗に敵を屠る姿は、既存のヘリなどを一気に駆逐する存在として映っていた。
730: 657 :2021/01/04(月) 01:32:26 HOST:121-85-163-59f1.kyt1.eonet.ne.jp
投下終了、酸だあああ!!をやりたかっただけともいえますごめんなさい。
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最終更新:2023年08月27日 20:19