166: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:32:15 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス if総合ルート 翠の地球 設定
モデルのないオリジナルの地球。
コードギアス、アルドノアゼロ、彗星のガルガンティアの作品で構成された舞台。
大氷河期後に人類文明が再建された星であり、所々にかつての文明の残滓が見られる。
南北米大陸のブリタニアと火星と月面を有するヴァース帝国による帝国同盟とそれに対抗するユーラシア及びアフリカに存在する国々がまとまった地球連合により二分されている。
またこれらの勢力とは別に中立を表明する自由船団が存在している。
氷河期の後に改めて文明復興した星。
原作ガルガンと違って海面上昇率は緩やかだったので、大体史実の地球と同じような地形に落ち着いた…という設定。
氷河期前の旧文明とは別にギアス系の先史文明遺跡があったりする。
もしかしたら宇宙に飛び出したイボルバーやコンチネンタル・ユニオンも幾らかは、この先史文明から技術を得ているかもしれない。
地球上はEU(ユーロピア)、WTO(ワルシャワ条約機構)、中華連邦、ブリタニア帝国の四強が大体支配しており、崩壊した月の残骸と旧文明によりちょこっとだけテラフォーミングされた火星にヴァース帝国がいる世界観。
ヘブンズフォールは原作同様発生しているが、被害は原作より大分マシになっている。
このためアメリカ大陸はアメリカ列島にならずに済んでいる。
世界観の設定にガルガンティアとアルドノアが混ざっているため、ギアス原作と違い純粋火薬兵器やミサイル、衛星などの史実の要素が多く含まれている。
再興歴 翠の星で世界的に使われている暦。
現在は再興歴199年。
氷河期が去った文明復興時代から使われ始めた。
先史文明時代
氷河期が来るというわけでイボルバーやコンチネンタル・ユニオンなどが宇宙に脱出。
しかしほとんどの人々は地球に残されることとなる。
氷河期時代
地球に残っていた人類がどうにか頑張って人工的に太陽の活性化に成功。
氷河期時代を早期に終結させることに成功した。
ここら辺は原作ガルガンティアと同じ。
文明復興時代
氷河期が去った後の文明復興期。旧文明時代の残された遺産をやりくりしながらもどうにか復興を果たす。ここら辺から再興歴が使われ始めた。
この時期に発見されたのが新資源サクラダイト。その正体は旧文明が作りだしたエネルギー精製ナノマシンが長い年月を経て変化したもの。
これを扱い人類は大きな復興を遂げることとなる。
同時に旧文明時代の弊害で石油やガスと言った旧来の化石燃料は枯渇気味であり、サクラダイト資源の奪い合いが起きる。
この際旧文明時代の情報から植物を原料とするバイオ燃料の研究も始まっており、サクラダイトの代用品として注目が集まる。
167: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:33:05 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
近代
復興が進み、文明の安定化がなされた時代。再興歴が150年越えたあたり。
EUとWTOによる宇宙開発プロジェクトが発足。有人宇宙船による月面再到達に成功するなど、着実に文明の復興が進んでいた。
その際月面に旧文明時代の遺物であるハイパーゲートを発見。繋がれている先が火星だと判明。
世界全体を巻き込んだ宇宙開拓ブームが搭載する。
なおこのハイパーゲートはコンチネンタル・ユニオンが発明したワームホールドライブの試作品である。
火星が厳しい環境とは言え人が住める程度にはテラフォーミングされていたのも、地球脱出計画の一環であった。
最も旧文明時代ですら、火星の完全なテラフォーミングはできず、結局半端なままで放棄し、外宇宙への脱出にシフトした。
火星に残るアルドノア技術の多くも、旧文明の遺産である。
火星開拓を行うため多国間による共同調査隊や開拓団を送り出すが、現地にてレイレガリア博士主導の蜂起が発生。
ヴァース帝国の名前で独立してしまう。
以降はゲートや火星の利権、火星で発見されたアルドノア技術を巡って地球諸国とヴァース帝国の対立が深まる。
その後ヴァース帝国による月侵攻とその余波による月のハイパードライブの暴走。
そしてドライブの暴走による月崩壊とその欠片が地球に降り注ぐヘブンズフォールが発生し、地球全土が大災害に見舞われる。
同時にヴァースが月に派遣していた先遣部隊の壊滅と当時の皇帝が死亡。急遽先代であったレイレガリア帝が復位する。
ヘブンズフォールの被害もあり、ヴァースと地球諸国は停戦。しかし今に続くまで険悪な関係が続いている。
またヘブンズフォール後まもなく(一月後あたり)ブリタニアによる日本侵攻が発生。
第一次日本侵攻と名付けられたこの戦いは、当時最新鋭兵器だったKMFの活躍とヘブンズフォールで混乱の収まらないWTOの隙を突いたブリタニアが戦況を優位に運び西日本と関東の半分を制圧。
世界最大のサクラダイト鉱山である富士を手中に収める。
しかし残りの関東南部及び東日本についてはWTOによる援軍が間に合い戦況が硬直化。
その後停戦となっている。
似たような火事場泥棒は世界各国で行われており、EU領アフリカではユーロブリタニアの侵攻によりアフリカ西部を始めとした地域が制圧され、現在までEUとユーロブリタニアによる争いが続いている。
中華連邦も当時加盟国でなかったインドシナ半島の幾つかの国々を武力で制圧するなど周辺国の警戒を強めた。
現代
世界は大まかにEU、中華連邦、ブリタニア、WTOの四か国と火星と月の残骸を有するヴァース帝国という五つの勢力に別れていた。
これら以外にも世界の海を渡り歩く中立勢力こと自由船団。中央アジアに居を構える独立武装国家ジルクスタン。
南部アフリカにて独立を維持する独立国家群(原作ガルガンティアにおける陸地国家勢)など五大国以外にも幾つかの勢力が存在している。
ヘブンズフォールから10年。WTOとブリタニアの対立。EUとユーロブリタニアの戦争。
腰の定まらぬEUと中華連邦。不気味な沈黙を続けるヴァース帝国など不安要素が多い物の一応の均衡は得られている世界。
しかし、それもブリタニアによる停戦破棄と、突如ヴァースによる地球侵攻勃発により崩れ去ることとなる。
168: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:33:42 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
東欧、ロシア、中央アジア、中東、南アジア、日本、太平洋諸島、オセアニアと言った地域が手を組み結成された軍事・経済同盟。翠の星ネタのオリジナル国家。名前の元は東欧のワルシャワで結成式が行われたため。
元ネタは言わずものがな史実のワルシャワ条約機構。そこにアルドノアゼロでの地球連合フレーバーを混ぜた組織。
ロシアを盟主とする軍事同盟であり、そこに経済の日本、人口のインドなどが追随している。
原形は古く、中華連邦結成時に身に危険を覚えた日本とロシアの同盟である日露同盟から続いており、途中に同じく中華連邦に危険を覚えたインドやオセアニアも加盟して今の形となった。
その他中東や中央アジアの国々も中華連邦やEUと言った勢力を強める強国から身を守るために次々加盟していった。
始まりからして対中華連邦を睨んだ同盟であったが、後に太平洋やアラスカを通して隙を伺うブリタニアや欧州ロシアや中東を狙うEUに対抗する意味合いも持つようになった。
勢力として軍事と経済を中心とする緩い同盟組織であるが、戦力の中心となっている日露印の結束は本物で幾度となく中華連邦やブリタニアの脅威を跳ね除けている。
再興歴189年の際にヴァース帝国による月面侵攻とヘブンズフォールが発生。
各地で混乱が続く中、同年にブリタニアによる日本侵攻戦勃発。
ヘブンズフォールの混乱から立ち直れていなかったWTOは西日本と関東の過半をブリタニアに奪われてしまう。
以降はブリタニアに日和ったEUが国内の日本人の財産を接収する、中華連邦がシベリア鉱山開発にて露骨に足元を見てくるなどのアホをやったので、日本と組んで経済的に報復したりなどをしながら10年を過ごして本編に突入した。
南北アメリカ大陸を有する大国の一つ。多分今回のネタで一番の被害者。コードギアス出身。
世界の成り立ちの前提が原作ギアスと大分違うので、多分ブリタニアの歴史も大分違う…
地球に残ったイギリス貴族の血統かなんかが文明復興時代に改めて作り上げたかなんかの国がこれという設定。
原作ほどあちこちに植民地作ったりはしていないので、その分国内の人的資源に余裕がある。
多分原作と違って最近まで南米を頑張って制圧し続けていた。
皇帝シャルルが皇室や貴族の暗闘に嫌気をさして、先史文明(氷河期以前の旧文明ともまた別)の遺跡を使って嘘のない世界にしてやる!と国を利用している。
自分の子供を含め大半はそんな皇帝の目的なんて知らない国。
南米制圧後に改めて世界中の遺跡を狙って戦争仕掛けようとした先にヘブンズフォールが発生。
ブリタニア本土も大きな打撃を受けた。特に痛かったのが国内の主要なサクラダイト鉱山の幾つかが潰れたことであり、これによりブリタニアはエネルギー危機を迎えることとなる。
この状況を打破するために行われたのが日本侵攻。
表向きは国内のエネルギー状況を改善するためという理由で、裏ではエネルギー問題も解決するし、日本にある遺跡も手に入るしで一石二鳥やん!というシャルル帝の号令の名の下で行われた。
結果は上手いこと西日本と関東の過半を制圧。無事富士鉱山も占領に成功した。
以降はサクラダイトの供給も安定しており、ブリタニアのエネルギー事情は改善。
同時期にユーロブリタニア主導によるアフリカ侵攻も始まっており、こちらも相手が弱気なEUなので順調に進み、現地のサクラダイト鉱山からの産出分と合わせブリタニア国内のサクラダイト事情は安定してきている。
しかし近年はWTOによる追い上げが苛烈であり、戦力的には逆転してきている。
このため何としても日本の失陥は避けたいブリタニアは次世代KMF開発プロジェクトを進めている最中。
次世代機開発プロジェクトは現在ではランスロットとガウェインの二機がロールアウトしている。
169: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:34:22 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
EU。正式名称がユーロピア共和国連合。名前の通り欧州の国々が集まって結成された連合国家。コードギアス出身国家。
文明復興期に欧州にいた貴族を革命で追い出して建国された民主共和制国家。
原作と同じでアフリカの多くも自国の領土としている。
原作ほど腐っているわけではないが、政治がグダグダなのは変わらずであり、歴史的にもWTOの神経逆なでしたり、ユーロブリタニア関連でブリタニアに睨まれたりしている。
近年はブリタニアの日本侵攻に情報に踊らされ、当時の過激派政権が先走った挙句にEU国内の日本法人の財産を接収してしまいWTOとの関係が大変悪化している。
日本戦後にWTOから厳しい追及がされ在欧日本人の財産と待遇は元に戻り、政権も穏健派へ交代されたが、だからと言って犯した罪が消えるわけではなく、在欧WTO関係資本や法人は各々自国に戻る人間が大勢出ている。
現在では原作のような酷い立場になっていないが、現地に残っているのは何かしら理由があって祖国に戻れない人間か、現地に骨を埋めるつもりで移住してきた人々である。
なお日本侵攻時と前後してユーロブリタニアがブリタニアの支援の下でアフリカに上陸。
散々にEU軍を蹴散らして、アフリカ領土の多く奪われている。
同じブリタニアを敵としているため、本来ならWTOとの共同も可能であったが、日本関係者の財産没収という特大のやらかしにより、その道は潰えて独力での対応に追われている。
現在はアフリカ領の大半がユーロブリタニアに奪われており、更にブリタニア本軍による欧州直接上陸も間近なのではないかと囁かれている。
こんなグダグダよわよわな国だが実は技術力は案外高く、一昔前はWTOと組んで月面探査を行ったりしていた。
現在でもその技術力は侮れるものではなく、特に基礎技術の部分で高い物を保持している。
現在はこのままじゃいかんと反撃のためにKMFの新規開発やサザーランドのコピー機の製造などを進めている。
因みに戦況的に言えばロシアからも中東からも更に大西洋からもまだ襲われていないため、原作と比べればまだまだ余裕である。
グリーンランドに存在する準独立勢力。コードギアス出身。
元は欧州にて革命が起きた際にブリタニアに亡命してきた貴族や聖職者などの当時の支配層たちであり、ブリタニアの支援をもらいながら欧州奪還を目的に組織された。
欧州奪還を目的としており、ブリタニア正規軍にも劣らぬ規模の軍事組織を保有しており、更に独自の資本や工場なども多数保持しているなど国を持たぬ軍隊と言える。
このため史実よりもグリーンランドはかなり開拓されている。
ブリタニアからすれば欧州方面への牽制になるだろうという気持ちで援助しており、いざという時には使い捨てにも出来る便利な駒と認識している。
無論当のユーロブリタニアも恩はあれど、むざむざ使い捨てにされることを形容していないため、上記の独自の資本や軍事力を保有するに至った。
現在はヘブンズフォールの混乱の最中、ブリタニア軍の援護を受けながらもアフリカに上陸。
その後は持ち前の精強さを十二分に活かしながら現地のEU軍を蹴散らし、数年の間に確固たる巨大な支配領域を形成するに至った。
現在は旧EUアフリカ領の過半を獲得しており、本命の欧州上陸まであと一歩というところまで来ている。
現在より2~3年前。一度ブリタニア本国軍と共に中東に進出し、現地のWTO軍と衝突したが、当時既にスレイプニールを実用化していたWTO軍に散々に蹴散らされており、逆にシナイ半島を超えスエズ湾以西にまで追いやられてしまう。
このため現在はスエズ湾を挟んだ西側がユーロブリタニア領であり、東側のスエズ半島はWTO領となり、睨み合いが続いている。
170: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:35:20 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
中国が盟主となり朝鮮半島、モンゴル、東南アジアで構成された連邦国家。コードギアス出身。
原作ギアスでは明あたりから続いている国家であったが、氷河期を経ているこの星ではそんなことはない。
多分初代あたりが己は旧世紀の天子の生まれわかりである!とでも言って興したのだろう。
その後が武力や経済で周辺国家を併合。連邦とは名ばかりの中華帝国の出来上がりである。
この中華の躍進に危機感を持った日本とロシアが同盟を組んだのが日露同盟であり、ここに同じく危機感を持ったインドを加えた日露印三国同盟が現在のWTOの源流であることは有名である。
上記の三カ国に警戒されているだけあり、その国力は本物。
とは言え現在は衰退期に入っており、象徴である天子を傀儡とした大宦官一派が幅を利かせている。
天子派や官僚・地方政治家派は非主流派であり、大宦官と敵対気味。
このため国内の政情が不安定となっており、外に向けて大きな行動が出来ずにいる。
特にヘブンズフォールの際には中華連邦も大きな被害を被っており、国内の復興や補填を巡って天子・官僚・地方政治家の非主流派連合と大宦官率いる主流派の争いが過熱している。
WTOとの関係は元々仮想敵国同士だったのと加え、一旦落ち着いていたはずのシベリア大鉱脈に関する交渉に対しても日本侵攻戦時には武力介入をちらつかせて足元を見るなどWTOの神経を逆なでることを散々にやらかしている。
最もその後大宦官派に不利な情報を非主流派連合にリークするなど、実質現政権組と完全な敵対及び非主流派の支持を打ち出すなどの報復を行っている。
EU同様政治的にはグダグダだが、その軍事力は本物。
特にWTOやEUを超す物量は圧巻であり、それを支える補助戦力もぬかりなく揃えられている。
指揮官、司令官には優秀な人間が揃っていると言われており、特に智勇兼備の星刻、統率と人望の曹将軍の二枚看板が有名である。
近年はWTOとブリタニアの軍拡競争に当てられ、他勢力の兵器の進歩が著しい中、中華連邦は兵器開発に出遅れており、軍関係者は物量と指揮官の質だけでは支えきれなくなってきていると危機感を募らせている。
だが、上層部が主導権争いを優先しており、更に大宦官による浪費が重なっているため新型兵器開発は遅々として進んでいないのが現状である。
171: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:35:50 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
火星及び月の残骸に勢力を築く新興の帝国。アルドノア出身。
EUとWTOの合同月面探査の結果発見されたハイパーゲート。及びそれにより繋がった火星。
それらへ移住した開拓民と調査隊が前身となっている国家。
ゲート発見後に元々旧文明によりある程度テラフォーミングされていた火星へと多国間調査団や移民団が殺到。
ざっと半世紀ほどかけて開拓都市や食料プラントなどを建造。徐々に火星への移住を行っていった。
原作よりも開拓期間が長くなっているため全体的に原作よりはマシな状況となっている。
開拓開始より50年目を境に調査団の責任者であったレイレガリア博士を中心として突如蜂起。
開拓団による独立とヴァース帝国の建国を発表した。
無論散々開拓と調査に投資していた地球各国はこれに反発したが、幾らゲートがあるとは言え遥々月面や火星まで大々的に戦力を派遣することを各国は渋り、更に指揮系統や火星利権を巡っての対立もあったため、月面のハイパーゲート基地に駐留部隊を置くのみに留まった。
独立から十数年後。これまた突如ヴァース帝国が火星付近のハイパーゲートを通り月面基地へ攻撃を開始。
瞬く間に月面基地は制圧され、ハイパーゲートの制御はヴァース帝国の管理下に落ちた。
地球侵攻の名目は単純に資源奪取である。幾ら原作よりマシな食糧事情や人口だとは言え、それでも半端にテラフォーミングされただけの火星では生きづらく、更に独立後に地球諸国からの支援が途切れたため、困窮していたのだ。
それを打破するためのハイパーゲート奪取と地球侵攻。
しかし、ハイパーゲート奪取の際に不備が生じ、結果ゲートが暴走。
月ごと粉々になり、現地の先行部隊の半数と月面に居た当時の皇帝ギルゼリアが死亡。
砕かれた月の破片は地球に降り注ぎ、ヘブンズフォールと呼ばれる全世界規模の大きな悲劇を生んだ。
ギルゼリア死亡後は先帝であるレイレガリア帝が復帰。地球侵攻の停止と先行部隊の救援、そして地球諸国とのなし崩し的な停戦を行った。
以降崩壊した月の残骸がヴァースの前線基地へと改装され、旧月軌道上には軌道騎士と呼ばれる駐留部隊が配備され続けている。
ヴァース帝国は未だ地球侵攻を諦めておらず、再興歴199年において再びの侵攻を開始する。
なおヴァースが独立した理由は半世紀開拓を続けたがための火星で生まれ育った若手世代による独立運動が理由となっている。
また調査団においても自分達の調査の結果を金だけ出した地球諸国にいいようにされるのが我慢ならなかったという感情も大きい。
最もそれでノリに乗って独立を宣言したはいいが、おかげで地球からの支援がなくなったため、徐々に困窮。
仕方ないので軍事力を整えて地球侵攻と相成ったわけである。独立しない方が良かったというのは誰の目からも明らかであった。
このため民衆を抑える理由もあり、今の貴族的な支配体制への移行となった。
この世界では貴族や宦官が現役なので、特に可笑しな支配体制でもなかったりする。
半世紀開拓が続けられただけあり、食糧事情も原作のクロレラとオキアミを材料とする合成食糧よりは大分マシな状況なのは救いである。
最も人口が増えた分だけ消費も増えており、結局地球からの支援なしでは十数年程度で博打染みた地球侵攻作戦に打って出ることとなったが。
軍事力は原作と同じく貴族の有する揚陸城や各種専用カタフラクト。及び一般兵が操る装甲車や戦車、航空機といった一般戦力となる。
揚陸城及び貴族専用カタフラクトはアルドノアの機能もあり非常に強力であるが、それ以外に関しては質も数も地球側の国々に劣っており、よくも悪くも城と貴族用カタフラクトが戦力の中心である。
また軍事的にまとまっておらず、各々の貴族が手持ちの戦力で好き勝手動くのでまとまりがない。
まとまらずとも良いほど強いのだと言われているが、結局のところでこの世界でもそれで各個撃破される貴族が出ているので強いは強いが対応できないほど強いわけではないようである。
再興歴199年の地球侵攻の際には一部の貴族とブリタニアが事前に協定を交わしていたようだが、大多数の貴族がそんなこと知るかと好き勝手に各地へ下りたため、ブリタニアにも大きな被害が発生している。
172: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:36:23 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
どこの国家にも属さない中立の独立船団のこと。ガルガンティア出身。
元は文明復興期初期から活動していたサルベージ船団であり、旧文明の遺物をサルベージ、解析しながら各地の復興を手助けして回っていた一団が源流とされる。
現在でも変わらず旧文明の遺物のサルベージや研究を続けており、海底からサルベージしたものや修復したものを各地の国家や企業に売って生計を立てている。
それら以外にも物資の運搬・売買や旧文明遺物、遺跡の調査・解析など手広く商売している。
ガルガンティア船団や竜宮城を始めとして幾つもの船団グループが存在しており、それぞれにお得意様となる国家や企業が存在している。
総じて便利な運び屋、商人、学者、サルベージ屋のため各国からは手を出されず中立の存在として扱われ続けている。
近年では各地でのヘブンズフォールの被害を鑑みて救援活動や支援活動、遺品のサルベージなども行っており、彼らの感謝している人々や団体は少なくない。
最もそんな行儀の良い船団ばかりではなく、中には海賊行為をメインとする海賊船団も存在する。
彼等海賊船団は平時には海賊業や海域案内などを行いながら、戦時には傭兵としても活躍している。
長年の海暮らしと海中・海上戦に最適化されたユンボロイドの軍団は鍛え上げられているはずの各国正規軍をもってしても一筋縄にはいかない精鋭集団として恐れられている。
最も海賊業も傭兵業もあくまで商売としてやっているので彼等には死に物狂いの士気というものは存在しない。
不利になれば普通に逃げるのだ。このことから彼等に最も効くのは弾丸ではなく、札束とまで言われている。
元々中小国は左程多くない世界であるが、ヘブンズフォール後はそれが特に顕著である。
被害を受けた中小国の多くは独自には立ち行かなくなっており、その過半は近場の大国に併合されることを選んだためである。
このため大国以外で現在でも独立を保っている国は中央アジアのジルクスタン、南部アフリカを東西で割っているアウグストニアとリベリスタンの三カ国程度である。
ジルクスタンは史実で言うところのアフガニスタンとパキスタン。コードギアス出身。
アウグストニアは南アフリカ、ナミビア、ボツワナ。ガルガンティア出身。
リベリスタンはジンバブエ、モザンビーク、マラウイ、マダガスカル。ガルガンティア出身。
ジルクスタンは戦士の国。資源は乏しいが自国の優秀な兵士を傭兵として派遣することで経済が成り立っている。
実は古くから先史文明の遺跡と関りのある国。
アウグストニアは強い階級社会であり、軍事力に秀でる。国土内の資源も豊富。リベリスタンと仲が悪い
リベリスタンは極端なまでの資本主義社会。このため国内での貧富の差が激しい。
戦力はアウグストニアやジルクスタンには敵わないが、豊富な資金力が特徴。各国から買い漁った兵器や雇い入れた傭兵により中々強固な防衛力を持つ。
173: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:37:33 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
この星における人型兵器の過半は作業機械ユンボロイドが基となっている。
旧文明の遺産であるコアユニットと呼ばれる装置で動くこれらは、文明再生以降世界中で使われていた。
しかし、動力源となるコアユニットの算出は海底や遺跡からのサルベージに頼っているため、生産するにも安定性に欠けており、再現しようにも技術力の差から上手くいかないのが現状であった。
そこから脱却するべく開発されたのがカタフラクトとKMFである。
それぞれカタフラクトは10mを超える大型のユンボロイドを基に、KMFは2mほどの小型ユンボロイドを基に開発が開始された。
開発にあたり、小型で目的を絞ったブリタニアのKMF開発が実用化競争で一歩リード。
WTOのカタフラクトは大型故に生産性の問題で一歩開発が遅れていた。
その後世界初の実用KMFであるグラスゴーが完成。
グラスゴーは第一次日本侵攻にて使用され、ヘブンズフォールの被害で動きの鈍い当時の日本軍及び駐留WTO軍を蹂躙。
ある程度開発の進んでいたWTO製試作カタフラクトも投入されたが、当時まだ動きの鈍かった初期型カタフラクトでは都市や森林山岳と言った複雑な地形の多い日本では、KMF相手に思った以上の戦果を挙げることができずに終わる。
こうしてブリタニアのグラスゴーは西部地域一帯の制圧の原動力となったのである。
対してWTOにおけるカタフラクト開発は上記の説明の通り、ブリタニアのKMF開発に関して一歩遅れていた。
理由としては原作とは違い、市街地や森林などで扱える地上用の小型兵器であればいいという割り切りの下で開発されたKMFとは違い、WTOのカタフラクトは原作同様に地上のみならず、宇宙でも運用できる高い汎用性を求め、装備によっては戦車の代わりにすらなれる代物を求めていたためである。
言ってしまえば要求性能が非常に高かったのだ。
何故そんな難儀な性能を要求していたのかと言えば、これはヘブンズフォールの原因となったヴァース帝国の存在が大きかった。
ヴァース帝国がアルドノア技術を用いて一足早く完成させた実戦カタフラクトの存在は当時同じくカタフラクトを開発していたWTOとしては衝撃であった。
何せ先に開発を始めたのは自分達なのに、それより早くに実用化にこぎつけたのだ。
無論それは火星で拾ったアルドノア技術あっての代物であったが、その性能は侮れないものだとの分析がなされていた。
高い完成度と固有のアルドノア技術による火星カタフラクトの戦闘力は馬鹿にできないと真面目に受け止めていたのである。
こ結果WTO内で度々取り上げられていた小型兵器への路線変更という声は消滅したと言っていい。
アルドノア技術も無しにヴァースの火星カタフラクトに対抗するために高い汎用性と運用力を持った兵器を作るべしと。
そうしたWTOの考えはヘブンズフォールの際に確信となった。
月に駐留していた各国の連合軍がヴァース帝国の火星カタフラクト相手に一蹴されたのである。
最もその後はハイパーゲートの暴走からのヘブンズフォールであったため、WTOが得られた戦訓は月面での戦闘と先走って種子島に降りてきた一機との戦闘のみであったが。
こうして火星カタフラクトの戦闘力を再認識したWTO勢は例えブリタニアのKMF開発に遅れを取ろうとも自ら求める性能を追求していくこととなる。
174: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:38:09 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
そんな中で起こったのがヘブンズフォール後に起こったブリタニアによる日本侵攻時。
この際に未だ実戦レベルに達していなかったとは言え試作のカタフラクト部隊を投入。
試作ゆえの性能不足と、運用ノウハウ不足により想定していたような大戦果は得られず、ブリタニアのKMFグラスゴーにいいように翻弄されてしまうという失態を犯してしまう。
これに危機感を覚えたWTOは開発体制を一新。ロシアチームのみだった開発姿勢を転換し、本土奪還に燃える日本の技術関係者やインドのラクシャータチームとの協力を全面的に打ち出す方向となった。
結果ロシアの威信、日本の執念、インドの才能の三つが噛み合い、日本侵攻戦時には試作レベルだったカタフラクトは10年の間に目覚ましい進歩を遂げることとなる。
対してブリタニアは自国の開発したKMFに自信を深めていった。
試作とは言えWTOの開発していた大型兵器に一歩も引かずに戦えたのである。
最も肝心の日本制圧はWTOの物量に抑えられ東日本を逃してしまったが。
以降ブリタニアは日本戦の教訓の下で大型バズーカ、多連装ミサイルランチャー、対機動兵器用大型ランスなどの大火力装備を開発しながらサザーランドやグロースターなどのグラスゴー系列の機体を運用し続けることとなる。
実際日本侵攻後も度々WTO製カタフラクトとの戦いは起ったが、それに戦後初期は大きく戦果で劣ることはなかったのも事実ではある。
しかしこの後の数年間にてWTOのカタフラクトは急激に進歩を遂げていくる。
開発体制を秘匿していたものから、大々的に公開。更に日本やインドとも協力体制を改めて構築。
結果WTO製カタフラクトはここ数年で尋常ならざる性能向上を果たし、KMFとのキルレシオ差は完全に逆転することとなる。
これに焦ったブリタニアは次期主力KMF開発計画を大々的に推進。
そうして誕生した試作機がランスロットとガウェインである。
175: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:38:46 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
旧文明が残した人型重機。通称はユンボロ。
氷河期が去った後の文明復興期では陸海問わず多くが使われ、人類文明復興の力となった。
原動力はコアユニットと呼ばれる部品。勝手に電力との発電とチャージをしてくれる優れものである。
しかし、肝心のコアユニットは現代の技術では再現できず、もっぱらサルベージ品のみであった。
このため生産性に難を抱えており、これを解決するためにカタフラクトやKMFが開発された。
重機だけあるため小は2mほどのものから、大は10mを超えるものまで様々な大きさのユンボロが存在しており、様々な目的に応じてカスタマイズと役割分担が進んでいる。
カタフラクトやKMFなどが普及した現代でも物を選ばなければ安い価格のため中小国や自由船団で主要機械として扱われている。
WTO陣営の主力兵器。大型のユンボロイドから派生した。
開発が始まったのは割と早い時期だが要求性能が高すぎたため開発が遅延。実戦レベルに達したのはつい最近。
そのせいで日本侵攻の際にはブリタニアのKMF相手に芳しい戦果は得られなかった。
しかし日本戦以降はなりふり構わなくなったロシアによりインドと日本との協力体制を構築し、開発体制を一新。
急激に性能が向上していき、現在では第一次日本侵攻当初のKMFとのキルレシオ差は完全に逆転するまでとなった。
このため現在ではカタフラクト1に対してブリタニアのKMFは3必要とされる。
動力はサクラダイトとバイオ燃料による内燃機関のハイブリット。
ロシアは日本の富士にも劣らないサクラダイト鉱山であるシベリア大鉱脈を有しているが中華連邦との国境も跨いでいるため、中々開発が進んでいなかった。
このためサクラダイトに次いで普及しているバイオ燃料とのハイブリット体制に変更。
生産が容易なバイオ燃料による内燃機関をメインとして、補助にサクラダイトのバッテリーを採用している。
近年はインドと日本の共同研究の結果輻射波動技術や荷電粒子砲などの実用化も進んでおり、カタフラクトに搭載するための様々な試作兵装が誕生している。
またこの動きに対して謎の金持ちがスポンサーとして大々的に投資を行っているという報告もある。
176: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:39:48 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
ブリタニア陣営の主力兵器。小型のユンボロイドから派生した。
元々ユンボロイドという人型機器を扱っていたため、同じ小型兵器であるKMF開発に関しては順調に進んでおり、WTOのカタフラクトより開発よりも一歩先んじていた。
コンセプトも障害物のある戦場において目視距離における既存兵器へ対抗できる能力を持った高機動兵器という目的で開発しており、火星カタフラクトへの対抗を目的に入れているWTOカタフラクトよりも早くに実用化に成功した。
このため翠の星におけるブリタニアはオールKMFドクトリンを行っておらず、戦車や航空機も積極的に運用している。
動力はサクラダイトバッテリーとバイオ燃料による燃焼機関のハイブリット。
元々サクラダイトバッテリーのみで動く兵器だったのだが、ヘブンズフォールによりブリタニア国内のサクラダイト鉱山の幾つが被害に合い、国内の産出量が低下してしまった。
このため緊急の予備動力としてバイオ燃料で動く外付け式のエンジンを搭載している。
最も日本の富士制圧以降はサクラダイトの供給安定化に成功しており、更にアフリカのユーロブリタニア占領地からも制圧した現地のサクラダイト鉱山からの供給も始まったため、外付け式のバイオ燃料エンジンが取り外されてきている。
また現在開発中の第七世代KMFについても動力はサクラダイトで一本化されている。
実用化された初の実戦KMFであるグラスゴーは第一次日本侵攻にて活躍。当時まだ試作段階であったWTOのカタフラクト部隊相手に優位に戦いを運んだ。
以降KMFの性能に自信を深めたブリタニアはグラスゴー系列の強化に力を入れながらも日本戦の戦訓を取り入れたKMF用の大型火器の開発を進め、日本以外にもアフリカ戦線などで活躍している。
しかし近年はWTOカタフラクトの急激な性能向上に追いつけなくなっており、現在では力関係は完全に逆転してしまっている。
このため完全新規となる次世代KMF開発を進めており、ランスロットやガウェインなどの新型試作機が続々と開発されている。
また第一次日本侵攻以降はWTO勢に鹵獲されたグラスゴーをコピーした日本製KMFである無頼がWTO陣営にてもっぱらカタフラクトの支援戦力として運用されている。
現在では無頼はWTO陣営以外にも広く普及しており、横流し或いはコピーされ全世界に広まったグラスゴーと共にブリタニア軍の頭を悩ます原因の一つとなっている。
更にWTO勢は無頼に飽き足らず、独自の完全新型KMFの開発を進めており、既に実戦レベルに達した機体がロールアウトされているとの情報もある。
地球勢よりも一足早く実用化されたヴァース帝国のカタフラクト。
大体は火星で手に入れた技術を基に現在手元にあったユンボロイドを再設計した代物に過ぎない。
しかし、アルドノア技術という名の先史文明技術がふんだんに投入されているため、高い性能を誇る。
こいつに対抗するためにWTOは技術開発に難儀しながらも10m越えの兵器であるカタフラクトを研究し続けていた。
現在の翠の惑星世界では一応最強の戦闘力を誇る。
最も載せているアルドノア機関によって能力有無や機能が変わるため、戦力にばらつきがある。
ヘブンズフォール時は月面に駐留していたWTO、中華連邦、EUの戦力を雑多に蹴散らしたがハイパーゲートが暴走して月が粉砕。ヘブンズフォールが発生する原因を作った。
10年後、改めて地球に侵攻開始した際には、まだ性能的には優越していたため奇襲効果もあり現地国家の部隊を圧倒した。
しかし、わずか一年足らずで第七世代KMFや荷電粒子砲や輻射波動兵器の装備に成功した地球カタフラクトの配備などが進み、火星カタフラクトの優位は崩壊。
地球各地で厳しい逆襲を食らうはめとなっている。
177: トゥ!ヘァ! :2021/01/08(金) 17:40:44 HOST:FL1-122-133-236-126.kng.mesh.ad.jp
投下終了
書いていたら結構がっつりな量になってしまった…
最終更新:2021年01月09日 18:25