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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?その17 元大統領の保護と戦乱へと進む世界
ゲートが開通し、2つの世界が交流する様になって3年が経過したその日。村中大佐は、ウッド国務長官に教えられたランプ元大統領の隠れ家へと向かっていた。
既にこちらの米政府は、日米安保の破棄と米中安保の締結へと動き始めているのだ。もはや、猶予は残り少ないと言っていいだろう。
さて、その隠れ家に潜伏しているランプ元大統領だが・・・再び新型コロナが発症していた。どうやら長引く潜伏生活で体力が落ちている所に、食糧等を運び込んでくれている
スタッフから感染(無自覚症状だった様だ)したらしい。何度も咳き込みながら、彼は思っていた。
リアルタイムで情報を得る手段は限られているが、あの卑劣な馬鹿共はステイツを破滅へと突き落とそうとしているのが、手に取る様に分かった。あの国(共産支那)には、我々の
常識は通用しない。その為に、日本等とも連携して抑え込むべく活動をしていたというのに、支那に買収されてステイツの魂を売り渡そうとする連中に、あろう事か政権を奪われてしまった。
新型コロナとかいう伝染病に罹患したのも痛かった。そのせいで選挙活動が不十分となり、不正活動と併せる事で選挙結果を捻じ曲げおった。
逆らう者は収容所に収監され、帰って来た者はいないという。ウッドは最悪のケースに備えて自分を匿うと共に、可能な限りの情報をくれていたが・・・再び忌々しいこの病に罹患してしまった。
自分の運命も・・・此処までなのか・・・・・。ステイツが破滅へと向かうのが分かっていながら、止める事も出来ないとは・・・・・。
咳き込みながら、ステイツと自らの行く末を悲観するランプ元大統領。すると、隠れ家のドアが開く音がした。
ランプ「・・・誰だ?・・・まさか、あの女の追手か!?・・・どうやら、ここまでの様だな・・・」
村中「そう悲観するのは早いですよ?ランプ元大統領閣下」
ランプ「!?」
部屋のドアが開くも、入って来た者の姿が見えない。戸惑うランプの目の前で、何も無い空間が歪む。
驚くランプを尻目に、姿を現す村中大佐。
村中「初めまして、ランプ元大統領閣下。私は、日本国防陸軍情報部に所属する者です。M大佐とお呼び下さい」
ランプ「な・・・!?ほ、本当に平行世界の日本軍人なのか!?」
村中「はい。ウッド国務長官閣下から情報提供を受けまして、閣下の救出と保護にまいりました。・・・顔色が優れない様ですが?」
ランプ「・・・M大佐とかいったか。直ぐに私から離れるんだ・・・ゴホッゴホッ!!どうやら・・・新型コロナに再び罹患したらしい。君に感染させる訳には・・・ゴホッゴホッ」
村中「ご心配なく。我々の世界では、異星人国家であるティ連のおかげで医療用ナノマシンという物が有りますので、罹患する恐れは有りません。閣下のお体も、診てみましょう」
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そう言って、PVMCGを操作してランプの体調を診断する村中。案の定、診断結果は新型コロナだった。
村中「閣下の判断通り、新型コロナで間違い無いですね。医療用ナノマシンが入った針無し注射器をお出しします」
再びPVMCGを操作して、ナノマシン入り針無し注射器を造成する村中。
一方のランプはというと、初めて見る異星人のテクノロジーに驚きを隠せない。そんな彼の首筋に針無し注射を打つ村中。
村中「これで医療用ナノマシンの投与が終わりました。1時間もすれば、体調も元に戻ります」
ランプ「痛みが全く無かったな。・・・これが異星人の技術という物か」
村中「ええ。取り敢えず、1時間後に改めてお話ししましょう。咳き込んでいる状態で話をする訳にもいきませんし」
ランプ「分かった。・・・君達は命の恩人と言う訳だな。本当に、有難う」
村中「礼には及びません。それに、閣下にはこの世界の米国を救うという役目も有りますしね」
ランプ「・・・やはり、そういう話となるか」
村中「はい。では、1時間後にまた訪れます」
そう言って、部屋を出る村中。それを見守りながら、暫し体を休めるランプ元大統領だった。
ー1時間後ー
村中「ランプ閣下。お体の具合は?」
ランプ「全く問題ない。ついさっきまでの事が嘘みたいだ。流石異星人のテクノロジーの産物だな」
村中「それは良かった。・・・さて、これからについてですが」
ランプ「ふむ。具体的に、どういう計画となっているのかね?」
村中「はい。実は、我が国に肩入れしている神から、ある知らせが来ておりまして」
ランプ「な、何だと!?神が実在しているというのか!?!?」
村中「はい。あくまで日本の神ですけどね。あちらの世界の我が国が超大陸化したのも、その神の手による行いの結果なのです」
ランプ「・・・何とも信じられん話だが・・・、テレビ等で流れるニュースに出て来る彼方の日本の姿を見る限りは・・・信じざるを得ないな。で、その神とやらが何と?」
村中「今から1週間後に、ニューヨーク沖150海里の地点に我々の世界と繋がる第三のゲートが出現する、と」
ランプ「何だと!?我が国にもゲートが!?」
村中「はい。半年前に我々の世界の我が国と米国に、同時に手紙で知らせて来たのです」
ランプ「て、手紙だと!?・・・・・その日本の神とやらは、割とアナログな神なのだな・・・」
村中「まぁどの様な手段であれ、重大な情報を我々に齎してくれたのです。両国はそれを踏まえて、この世界の米国を売り渡そうとする連中を一掃する計画を実行します」
ランプ「そこまで話が進んでいるとは・・・。本気で向こうの世界は、此方の世界のステイツを救う気なのだな」
村中「この世界の米国の安定が、我々の世界の日米の安定にも繋がるのです。ならば、手を打つのは当然の事かと」
ランプ「そうだな。それで、何処まで準備が進んでいるのかね?」
村中「既にこの2年程の年月の間に、日米両軍の兵士達がいつでも行動を起こせる様潜伏しております。これには、ウッド閣下も協力してくれています」
ランプ「ならば私の役目は、君達の後ろ盾を得て救国政府を立ち上げてあの馬鹿共を一掃。その後にステイツの立て直しを全力で行う、といった所か」
村中「その通りです、閣下。既にご家族の方も、別の者が保護すべく行動しています。閣下にはこれから、我々の世界へと来てもらいます」
ランプ「ふむ。そうなると、脱出経路だが・・・」
村中「既に探知偽装を施した政府専用デロニカが、ニューヨーク沖150海里の地点に待機しています。閣下には、同じく探知偽装したヴァルメに乗って、デロニカに乗艦してもらいます」
ランプ「おお!この世界のステイツで、初めて異星人の船に乗れるのか!それは、何とも楽しみだ!」
村中「ええ。我々の世界の米国につくまでの間、快適な旅をお約束しますよ。では、参りましょう」
こうして、村中大佐はランプ大統領を連れてヴァルメに乗艦。政府専用デロニカへと送り届ける事に成功したのだった。
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一方その頃・・・。
バロス大統領は、共産支那の毛主席と電話会談を行っていた。
バロス「・・・では、そういう事で。今から1週間後に、米中安保の締結という事で」
毛「ああ、了承した。太平洋の新たな秩序と、世界平和の為に」
そう言い交わして、電話の受話器を置くバロス。
何とも言えない表情をしながら、一人呟く。
バロス「フン!民主主義の素晴らしさを知ろうとしない黄色人種が。まぁいい、我が国が総力を挙げて展開する民主化工作さえ成功すれば、太平洋は再び我々の物・・・」
バロス「そうなればチャイナは勿論、日本も再び我らの物。チャイナによる統治を経て、自分の身を自分で守ろうとしない自身の愚かさを思い知ると共に、我が国の偉大さをもう一度刻み込んでくれる・・・」
バロス「そして、最終的に『国際地球連合』を発足させて地球を平和裏に統合。その初代議長に私が就任する・・・」
バロス「そうする事で、過去に『微妙な仕事しか出来ない』という不当な評価をして、私を嘲笑った連中に思い知らせてくれる!!この私の、初の黒人女性大統領たるこのバロスの偉大さを!!」
- もし今の彼女の様子を見て「まともじゃない、狂っている」と思った人。そう感じたあなたの感性は、決して間違いではない。
こういう考えだから「微妙な仕事しか出来ない」という評価をされる訳なのだ。明らかに、本人の力量で実現出来る事では無い。
そもそもあの国の民に民主主義を齎す等、実質不可能に近い。あの国の権力者達は、この馬鹿共とは比べ物にならない位狡猾で、都合の良い部分だけ利用してまともに機能させようとはしない。
それが、2000年以上にわたって権力を握り続けて来たこの国の権力者という物だ。
だが、この黒人女性大統領はそれを理解出来なかった。いや、端から理解しようとすらしなかった。自分なら出来る。自分こそがなすべきなのだ。ただただ、その妄想的思想のみで推し進めようとしているのだ。
その様な人物に最高権力を与えてしまった事。それこそが今のこの米国の悲劇で有り、超大陸世界の日米がその愚かな妄想を阻止すべく行動を起こそうとしていた。
さて、もう一方の共産支那では・・・。
毛「フッ、本当に馬鹿な女だ。何が国際地球連合の設立だ、笑わせる」
側近A「全くです。そんな工作が本気で成功すると思い込んでいる辺り、度し難い大馬鹿者としか言えませんな」
毛「言葉を慎め。あんな愚か者でも、一応『今は』同志と言うべきなのだからな。さて、いよいよ我が国の宿願を果たす時が来た」
側近B「という事は?」
毛「ウム。尖閣諸島及び台湾への同時侵攻作戦を実行する」
側近B「オオオッ!!遂に、この時が来たのですな!!」
側近A「我が国の宿願と、覇権獲得の第一歩!実に喜ばしいですな!・・・ですが、ゲート向こうの小日本に関してはどうするのです?」
毛「連中が介入する前に、一気呵成に制圧して要塞化。既成事実を確立させて、連中が介入する前にケリをつける」
側近B「そこまで上手く行くのでしょうか・・・?」
毛「フン。例え見た目だけ巨大化して朝鮮共を倒したとはいえ、しょせんは平和ボケした愚民共だ。決断を下す前に事を成せば、何もする事は出来んさ」
側近A「成程。流石は毛主席です。米国も介入はしないと確約していますし、勝算は高いですな」
毛「それだけでは無い。此方に介入出来ない様にする更なる一手を打つ。連中の国内に潜む反政府団体に指示を出し、一斉に決起させる。最低でも、時間稼ぎにはなるだろうさ」
側近B「成程。抜け目無いですな。その間に尖閣諸島と台湾を落とせば・・・」
毛「そういう事だ。今から1週間後、我々は新たな歴史を築き上げる!各員、職務を全うせよ!吉報を待っているよ」
一同「「「「ハハッ!!」」」」
中南海にてその様な会話がなされている頃、南キムチの青瓦台でも中国が動こうとしているそのどさくさに紛れて、対馬を奪い取る計画の発動をかの酋長が命令。その準備に入る。
日本国防軍・ゲート日本自衛隊・神崎島・ティ連の部隊は臨戦態勢に入る。
ゲート世界は、急速に戦乱へと向かおうとしていた。
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以上です。今回も結構難産でした。
ゲート世界の米国にて海上プレゼンスを発揮させる為に、新たにニューヨーク沖にもゲートを発生させる事にしました。わっ!?ちょ!?石を投げないで!?!?
何ともご都合主義極まりないですが、その辺はご容赦の程を(汗)
しっかりと準備が出来る様に、事前に(半年前)に手紙にてお知らせする事にしました。なお、ゲート自身は流石に日本の神でも作るのは不可能ですが、二度のゲート開通の結果、ゲートが
開通する兆候をつかむ事が出来る様になりました。更に色々調べた上で開通する日時を把握した上で、日米に知らせています。
さて、いよいよ日米安保の破棄と米中安保の締結が目前へと迫りつつある中、超大陸世界の日米が行動を起こします。と同時に、それと一緒に日本国内の産廃共の大掃除も並行して行います。
此方の方は、オメガの同位体な方々が登場する予定です。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。
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誤字を発見したので訂正をorz
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- 誤 側近A「我が国の宿願と、派遣獲得の第一歩!実に喜ばしいですな!・・・ですが、ゲート向こうの小日本に関してはどうするのです?」
↓
- 正 側近A「我が国の宿願と、覇権獲得の第一歩!実に喜ばしいですな!・・・ですが、ゲート向こうの小日本に関してはどうするのです?」
wiki掲載時に、修正をお願いします。
最終更新:2021年01月14日 23:32