375： 陣龍 ：2021/01/20(水) 20:53:49 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
夢幻会無き史実ルートに置ける主要各国の概要(暫定)
大日本帝国…古来から続く反中華志向に基づき緩衝地帯として満州と半島を勢力圏に入れて満州では旧清朝の皇帝を首班とした現地民国家を樹立させるも、それ以上中華世界に踏み入る気は欠片も無い。『大戦』に置いてドイツの優れた工業技術を手に入れる為に賠償とは無関係に多大なる発注を掛けた上、現地ドイツ入りした報道社が伝えた飢餓に苦しむドイツの姿に生来のお人好しさが炸裂して大量の食糧支援を善意100%で行い、その後もその支援で繋がったドイツとの縁を切る理由が無い事も有って対独交易を拡大しつつ対英とも今までの友好を維持しつつ国内開発に勤しんでいた。尚深謀遠慮等は全く無く、ただその場の流れと雰囲気で作られた関係性であった。
ドイツ共和国(ワイマール体制？)…『大戦』にて皇帝が亡命して敗戦となって以後、国内生産だけでは食料供給が全く追い付かない為に飢餓が発生した上に、積み上げられた戦費に過酷過ぎる賠償で国家経済が壊滅状態に追いやられた頃に、ドイツの技術や工業力を欲した国内開発が未だ未成である日本より大量の工作機械や工業製品の発注と言う特需が発生。尚且つドイツ人が驚く程に『馬鹿が付くほどお人好し』な日本人が大量に食糧を支援としてドイツへ送り込んだ事から飢餓は急速に緩和し、加えてフランスからの圧力も一顧だにせず支援も発注も継続した事からドイツの親日感情は市民を中心に大爆発。
経済力が復活し、またフランスが暴走し始めた事から軍備再建の際には日本から兵器を輸入する程に親密さを増していた。
大英帝国…『大戦』で死力を尽くして殴り合ったドイツが折角弱体化したのに、それを無意味にするが如き日本による対独支援や大規模発注に苦々しさを覚えるも、その『大戦』で日本から大きな支援を得て共に戦った『戦友』であると言う感情論と、ドイツの制御を日本が出来るのでは無いかと言う予測から暫くの間ドイツへの行動制約は停滞し、その後ドイツ経済の復活で対英貿易が資源輸入を中心に活発になった事からある程度感情の収め所を得た。
尚海軍軍縮条約や対米関係の都合上日英同盟は形式かつ名目上破棄されるも、実質面と感情面では日英同盟が続いている様な状態。
この世界最大の胃痛持ちな国。
アメリカ合衆国…世界恐慌までは史実と同じだが、日本がアメリカでは無くドイツに工作機械や工業製品を大量発注し、そして資源面でも基本的に自給可能でどうしても足りないモノは対英貿易で十分過ぎるせいで、史実以上に恐慌の爪痕は深く、結果アメリカ国内の政治勢力は当のアメリカ人でも分かり切れない程に増えている。基本は従来の民主、共和。そして勢力を伸ばして来た共産系が強いが、深刻な不景気で有りながら政治勢力が相争うように見えた姿に失望したアメリカ人が、ポピュリズム的主張を掲げた大統領に多数投票した結果、二度目の大戦を引き起こす主原因となった。尚当選した大統領の側近には見事にアカい人間も多く、共産系の浸食が酷かった証拠でもある。尚対外感情としては親中、親日、親独、親英、その他が乱舞している。
376： 陣龍 ：2021/01/20(水) 20:54:25 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
フランス共和国…二度目の世界大戦を引き起こした主原因筆頭格。戦勝国となりながら先の大戦の被害が人的、国土的に極めて深刻で復興も全く捗らない一方で、敗戦国で有りながら日本による関与で一気に復興へと加速度的に突き進んでいるドイツへの憎しみと怒りが全く癒える事無く寧ろ増し続け、その結果ドイツへの憎しみを募らせるフランス人からの票を得る為にも対独政策ではフランスの政治家全てが極めて強硬論を吐き続ける状態となった。そしてそれが十年、二十年以上繰り返されたが為に、言霊の如くドイツを如何なる手を取ろうとも歴史から削除する事が天命と化した発狂仏国が爆誕した。
対独敵視の関係でドイツ側に居る日本との関係性も最悪で、フランス製兵器は第三国経由ですら日本に売られてはいない。
中華民国…辛亥革命から始まる中華恒例の戦国時代にて、妙に親中であるアメリカ合衆国の支援を受けて中華統一に成功した勢力。
何故か親中で肩入れする政治家は兎も角
アメリカ経済界としてはアメリカ製品の売却先である巨大市場を欲したが故の支援であり、統一が行えた以上『投資分』を『回収』しようとしたのだが、当の中華民国が『国民』は、中華統一の余勢を駆って『中華を踏み躙る夷敵を追放せよ』『中華民国の土地である満州を奪った東夷を殺戮せよ』と言う中華思想特有の世論が一気に台頭し、その声を無視し切れなかった中華民国が上海租界への進駐と言う名の虐殺行為、満州奪還と言う名の宣戦布告無しの侵略と多数の民間人の殺戮を引き起こした為に日本を激怒させた大戦勃発の主犯格その二。
上層部は暫く内政に励みたかったのも居ただろうが、中華思想を無視するのは中華である以上不可能だったのが、この凶行の原因であった。
ソヴィエト連邦…既存列強が殴り合う間に漁夫の利を得られると皮算用していたら追放したハズのトロツキーとその一党のせいで第二次世界大戦に巻き込まれそうな被害者枠。一国社会主義なスターリンは今暫くは内政重視志向なのだろうけども、世界革命思想を掲げた共産主義者が各地でガソリンをばら撒いたり点火しまくるせいで、共産主義のテーゼやその他の要因で世界を敵に回した大戦争を強要させられかねない悲劇。
史実より元気が有るドイツと史実とは掛け離れた国力を持つ日本の挟撃を喰らったら、この国生き残れるのだろうか。
378： 陣龍 ：2021/01/20(水) 20:56:30 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
と言う事でこれまでの話を簡単に纏めてみた夢幻会無し史実ルートの各国の簡易概要(仮)です。メモ帳とか無しにダイレクトに作ったので精査は微妙かも知れませぬ()
最終更新：2021年01月24日 23:52
