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現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?その23 ゲート世界の戦後その1
さて、漸く悪夢の戦争は終わった訳だが、色々と問題は山積みしていた。順を追って見ていこう。
まずは、海外に住む中華移民達だ。何せ母国が文字通り滅亡・隔離されてしまった結果、彼等は一夜にして「国籍不明の人間」と化してしまったのだ。
まともな性格の者達や様々な情報を得ていた聡い者達は、祖国の首脳達の最悪の蛮行の結果という事実に頭を抱えてながら嵐が過ぎ去るのを待っていたのだが・・・、不幸な事に
そうする事が出来ない人間の方が大半だった。
これまでの反日教育で散々悪し様に罵っていた日本が、異星人の手を借りて祖国を滅ぼしたのだ。しかもそのせいで自分達は国の後ろ盾を失い、誰からも保護を受けられなくなったのだ。
そんな彼等の日本に対する憎悪は青天井状態と化しており、報復として海外の日本人や日本企業に対して大規模な報復、すなわち虐殺や強奪といった事を行おうと画策したのだ。
だが、それ等は実行に移される事は無かった。各国の政府や警察・軍がそれ等の不穏な動きを鎮圧し、日本側に引き渡したのだ。
彼等にしてみれば、彼等のせいでテロ支援国家に認定されたら堪らないからだ。撤去したと発表こそされていたが、共産支那を焼き滅ぼしたあのレーザーシステムが何時自分達の頭上に
展開されるか、分かった物じゃない。聞く所によると、ティ連の科学力をもってすれば一週間と掛からずに同兵器が衛星軌道上に展開可能という話だから、尚の事だ。
こうして、日本人達に報復攻撃を行おうとした海外在住の中華移民達は、中華系テロリストとして纏めて封鎖地区1号内部へと追放。似た様な事をしようとしたキムチの移民達も、同2号内部に
追放され、壁外に残ったのは現地の国家に帰化しており、かつまともで良識ある者達のみとなった。
なお、追放時には現地国家に財産を残らずボッシュートされ、ティ連側のせめてもの情けで三日分の食料・水のみを渡された状態で追放されている。以後の運命は、本人の才覚と運のみが頼りだった。
これも、ティ連の言う所の因果という奴だろう。
次に問題となったのは、ドイツをはじめとするリベラル()な連中だった。
彼等が言うには、「ナチスを凌ぐ最悪の大虐殺で有り、許されざる大罪である。日本は彼等を解放すると共に、復興の為に無条件で支援するべきである」との事である。
その身勝手な言い分に、日本側は激怒した。超大陸世界の日本人達は「こっちのリベラル()も、マジ〇チの集まりなのか!!」と憤慨しており、実害を被ったゲート日本側は超大陸世界の日本以上に
激昂。「テロリストを解放せよという、テロ支援者を許すな!!」と声高に叫んでいる状態で有り、対立が激化していく。
このままではリベラル()共との激突かと思われたが、ある出来事が発生したせいでそれどころでは無くなっていく。
予てから言われていた事、そうドイツ銀行という超特大の核爆弾()が、今回の共産支那とキムチの滅亡をきっかけとして、遂に大爆発を起こしたのだ。
欧州の各企業は連鎖的に次々と倒産していき、欧州全域で大規模な恐慌が発生したのだ。
しかも間の悪い事に、お金が回ってこなくなった結果、イスラム難民達が大規模蜂起し、内戦同然の状態となったのだ。
日米も多大な悪影響を受けるかと思われたが、不幸中の幸いか超大陸世界の日米やティ連やサマルカとの貿易が上手く行っており、世界規模の恐慌となるのを辛うじて押しとどめていた。
これ等の出来事の結果、リベラル()な欧州と付き合うのはリスクが大き過ぎるという事。また、大規模な恐慌状態で有る事から市場としての欧州の価値が大幅に低下したという事実を受けて、投資家達は
日米にお金を集中。その結果、益々欧州経済が悲惨な事になるという悪循環を生んでいる。
もっとも、日米共に自国通貨が極端な円高及びドル高状態となった結果、輸出の方で苦労する羽目となったので手放しには喜べないが。
それにゲート世界の日米の場合、超大陸世界の日米からの輸入超過でかなりの赤字を示しているのも見逃せない。まぁ、それを差し引いても大きな利益が有るのも確かなのだが。
308: 194 :2021/01/28(木) 18:31:00 HOST:ai126164122017.72.access-internet.ne.jp
数年後に内戦を鎮圧した欧州各国だったが、日米と欧州の経済格差は比較するのも馬鹿らしい差が開き、最早プレイヤー足り得ない状態と化していた。
ドイツやフランス等では日米に対する嫉妬や羨望・憎しみ等で満ち溢れる事となり、激しい対立状態が続く事となる。
なお、一部の馬鹿が日本に攻撃を仕掛けようと画策しようとしたが、これ等は流石に止められている。ウォール・フレンチやウォール・ゲルマンとか作られて閉鎖されたら、国家としてばかりか下手をすると
民族の歴史が終わってしまうからだ。
さて、余り宜しくない出来事ばかりだったので、多少は良いニュースを取り上げたい。それはチベットとウイグルが共産支那の支配を脱し、将来的な独立に向けて動き出したからだ。
何せこの二つの地域では、共産支那の強圧的な支配と民族浄化が当たり前の様に行われていたからだ。
先の一連の追放劇で、中華系の移民はほぼ完全に駆逐されており、邪魔する者はいない状態だ。とはいえ、いきなり独立させても国家を運営出来るだけの人材を確保するのは困難極まりなく、仕方無く
日米の支援の下、独立へ向けての国家機構の整備と人材育成に力が入れられており、20年後辺りを目途に独立する事が決まっている。
なお、独立後の国名はチベットはチベット法国・ウイグルは東トルキスタン共和国となるとの事だ。
そんな中、北朝鮮がこっそりと「拉致被害者たちの全員返還と核・弾道弾技術の全廃を即時実行するので、勘弁して下さい」と土下座しに来ており、ゲート日本はそれを受諾。拉致被害者達の帰還が叶うという
おめでたい出来事も発生している。
もっとも、ゲート世界の同国とは違って「対共産支那の最前線兼肉壁」という役割が無い為その後の支援等は低調で有り、取り敢えずロシアの支援を受けながら、細々と生き残って行く事となる。
さて、封鎖地区1号と2号のその後の様子だが、自分達をこの様な目に遭わせた日本とティ連・そして当時の政府首脳を恨みながら日々生き残る事に必死となっていた。旧都市部ではトイレットペーパー未満の価値となった
自国通貨は勿論貴金属類も価値が無くなり、価値が有るのは食糧・医薬品・武器弾薬という状態で有り、人身売買も大々的に行われているという完全に修羅の国若しくは憂鬱本編の北米封鎖地区の様なな有様と化している。
都市部から離れた農村等は、必死に自衛体制を整えながら農業に勤しんでおり、旧都市部からの強奪に怯えながら暮らして行く事となる。
それと、予てから問題視されていた三峡ダムだが、決壊の兆候が見られた時点で壁の機能を強化。濁流が東シナ海に流れ込まない様にした。その結果、沖縄や九州が被災する事は無かった。
やがて数百年の年月が経つと共に、この二つの封鎖地域内で奇妙な言い伝えがされる様になる。曰く
「壁の外には、悪魔が手中に収めている楽園が存在する。壁を突破し、悪魔を打ち破る事が出来た者は、楽園で一生遊んで暮らす事が出来るであろう」と。
日々の生活の辛さが生んだ幻想か、そんな言い伝えがまことしやかに噂される様になり、何人もの若者達が楽園を夢見て旅立っていった。
もっとも・・・、壁に設置されている監視ユニットによって簡単に排除され、誰一人として帰ってこなかったが。
そして、図らずも世界を牽引して行く事となった日米の様子だが、それに関しては次回で説明していきたい。
309: 194 :2021/01/28(木) 18:31:36 HOST:ai126164122017.72.access-internet.ne.jp
以上です。ゲート世界の戦後の様子でした。
復讐を目論んだ馬鹿共達は、纏めて壁内へとポイされました。まぁやらかそうとした事を考えると残当としか。食糧と水は貰える分、温情に溢れているとすら言えるでしょうね。
各国の政府・治安組織や軍隊も、この時ばかりは全面協力しています。上空からジュッとされたら堪りませんからね(ヲイ)
一方の欧州ですが、今回の共産支那の滅亡が引き金となりドイツ銀行が大爆発(不良債権的な意味で)&イスラム難民の武装蜂起というダブルパンチに見舞われる事に。
何とか内戦&恐慌を抑え込んだ頃には見る影もない有様となり、没落が決定的となります。
あ、書いて無かったけどロシアに関しては、北方領土問題で日本側に大幅な譲歩をする羽目となります。原作同様の形で最終的な解決となるかと。
北は超大陸世界同様に土下座しましたが、此方の世界では経済再建や食料問題の抜本的な解決策が見つからず、のた打ち回る羽目に。共産支那が滅んでいる以上、テコ入れする理由が無いので(汗)
で、封鎖地区1号2号は修羅の国(リアル)を経て、数百年後にはちょっとしたファンタジーな有様と化しています。高層ビルとかも定期的に整備をしないと、最終的には崩れ落ちるだけなので、数百年後には近代都市は完全に
無くなっているでしょうね。で、その跡にはバラック小屋みたいなのが多数軒を連ねているかと。
日米がその後どうなったかに関しては、次回にて述べようと思います。お楽しみに。
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最終更新:2021年01月29日 23:17