835: 194 :2021/02/07(日) 19:15:30 HOST:ai126146103150.53.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件 番外編その43 超大陸世界の中独の駄っ作?兵器その3
EADSドイツ・中国航空工業集団 高高度戦闘機「アードラー」※中国名 殲撃45型(J-45)
乗員:1名
全長:11m
全幅:22.6m
全高:6.6m
機体重量:3200kg(機体本体のみ)
エンジン:渦扇-22A/B付きターボファンエンジン
最大推力:17800kg×2
巡航速度:マッハ1.3
最大速度:マッハ2.1
航続距離:1800㎞
実用上昇限度:100㎞
固定兵装
GSh-30-1 30mm機関砲×1(胴体下部・弾数150発)
ガンポッドマウント×1(機体上部・固定式)
オプション兵装
30㎜機関砲
多目的ミサイルランチャー
120㎜散弾砲
40㎜ガトリングガン
※日本製ガンポッドも、簡単な改修で装備可能
備考:専用ロケットブースターを装備する事で熱圏まで到達可能
EADSドイツ・中国航空工業集団 反重力式兵員輸送車「ウーフ」※中国名 30式空中兵員輸送車
乗員:2名
全長:8.8m
全幅:5.8m
全高:4.8m
機体重量:4860kg
エンジン:新型反重力駆動エンジン×1
最大推力:不明(機密による)
巡航速度:マッハ1.02
最大速度:マッハ1.8
航続距離:1600㎞
実用上昇限度:13000m
固定兵装
ガンポッドマウント×1(機体上部・固定式)
オプション兵装
30㎜機関砲
多目的ミサイルランチャー
120㎜散弾砲
155㎜迫撃砲
40㎜ガトリングガン
大口径レーザー誘導ミサイルランチャー
※日本製ガンポッドも、簡単な改修で装備可能
備考:機体正面及び側面前方側に爆発反応装甲を装備・兵員20名を輸送可能
836: 194 :2021/02/07(日) 19:16:00 HOST:ai126146103150.53.access-internet.ne.jp
EADSドイツ・中国航空工業集団 可変式機動戦闘機「グライフ」※中国名 殲轟20型(JH-20)
乗員:2名
全長:28.2m
全幅:14.7m
全高:20.7m(人型形態時)
機体重量:46.8t
エンジン:新型ラムジェットエンジン
最大推力:不明(機密による)
巡航速度:マッハ1.8(巡航形態時)
最大速度:マッハ2.3(巡航形態時)
航続距離:3800㎞
実用上昇限度:15000m
固定兵装
なし
オプション兵装
120㎜散弾砲×1
88㎜マシンカノン×1
155㎜レールカノン×1(両手持ち式)
837: 194 :2021/02/07(日) 19:16:30 HOST:ai126146103150.53.access-internet.ne.jp
【解説】――ゲート日本が実用化に成功したJF-4戦闘機。この機体の高性能振りに、中独の軍部は衝撃を受けた。
自分達が開発したガンポッドシステムを体得したばかりか独自のガンポッドすら生み出し、更にはマッハ3を超える最大速度と自力で熱圏まで到達・戦闘が可能な反重力エンジン、更には
ロケットブースターを装備する事で宇宙でも戦える汎用性の高さ。
どれも既存の機体では逆立ちしても勝ち目が無い高性能機で有り、タカ派な軍人達は脅威を感じていた。日ティ側と和解が成立したとはいえ、自力での国土防衛は国家の義務でもある。
その為、タカ派な軍人達は強硬に主張した。「JF-4に対抗が出来る次世代航空機の開発を!」と。
国家の立て直しが急務である事から、最初はそれ程大きな声にはならなかったが、やがてJF-4の性能が一般にも知れ渡る様になると、国民からも不安の声が上がって来たのだ。
その為、次世代エンジンのテスト等も兼ねて新型兵器の開発を行う羽目となったのだ。
エンジンの種類は全部で三つ。熱圏でも確実に稼働する高高度用ジェットエンジン・反重力式エンジン・新型ラムジェットエンジン。この三点である。
幾つかの試作機が作られ、その中で何とか実用化出来たのが上に上げた三機種である。それぞれを見ていこう。
まずはアードラー(殲撃45型)から。この機体はJF-4が到達可能とする熱圏への到達を目的として開発された高高度迎撃戦闘機である。
見た目の最大の特徴は、大きな揚力を発揮させる全翼式の機体だ。これにより、高高度での運動性を確保している。エンジンは、中独共同で新たに開発された渦扇-22A/B付きターボファンエンジンを
2基搭載。とはいえ、これだけでは熱圏まで到底到達出来ないので、専用のロケットブースター2基を機体下部に装備し、その推力で無理矢理高高度への到達を達成している。
その他、新型構造材を採用して可能な限り重量の軽減に努める等、大きな努力が割かれている。
武装は固定式のGSh-30-1 30㎜機関砲を機体下部・ロケットブースターの装備位置と干渉しない位置に一門。それと機体上部にガンポッドマウントを1基、固定式に装備している。
オプション兵装のガンポッドだが、新しく120㎜散弾砲が開発されている。これはJF-4の変態的機動を見た技術者達が「生半可な攻撃では、攻撃を当てるのは困難だ」と判断。
その為、面で制圧するしかないと新たに散弾砲を開発したのだ。有効射程こそ短い物の5発の散弾を高速射出する事から、敵機の迎撃に力を発揮する事が期待されている。
838: 194 :2021/02/07(日) 19:17:00 HOST:ai126146103150.53.access-internet.ne.jp
次はウーフ(30式空中兵員輸送車)。何とか実用化に成功した反重力エンジンの知見を積む為に開発した、次世代型兵員輸送車両。反重力エンジンを採用した事で、場所を問わずに多数の兵員を
輸送可能な戦闘車両として開発された。ガンポッドマウントを搭載する事で高い汎用性を確保しつつ、多数の兵員を送り込む事が可能となっている。
また、防御力にも力が入れられており、機体全面及び側面前方部分に爆発反応装甲を装備。これはロシアのコンタークト5と同系統の技術が用いられており、敵の攻撃の種類を問わずに高い耐久性を
確保している。
支援火力にも力が入れられており、地上攻撃用に155㎜迫撃砲と大口径レーザー誘導ミサイルランチャーが用意されており、対地攻撃に絶大な威力を発揮する。
最後はグライフ(殲轟20型)。新型ラムジェットエンジンを搭載し、高い汎用性を誇る機動戦闘機というコンセプトで設計された、世界初の可変式機動戦闘機である。
エンジンの新型ラムジェットエンジンだが、ミサイルへの使用はともかく飛行機体への採用はあまり聞かない為、そういう意味でも注目される機体となった。
通常は巡航形態で飛行し、戦闘時に変形・半人型形態となって戦闘する。頭部にはブレードアンテナが装備され、周辺の味方と連携をとる事も可能。
何とか実用化に成功した3本指型のマニピュレーターを装備し、手持ち式に改造された120㎜散弾砲や88㎜マシンカノンを両手に装備
若しくは両手持ち式の長砲身型の155㎜レールカノンを使用する。特にレールカノンの威力と有効射程は凄まじく、直撃すれば小型戦闘機は一瞬で消し飛ぶだろう。
839: 194 :2021/02/07(日) 19:17:30 HOST:ai126146103150.53.access-internet.ne.jp
Q で、実際の所は?
A 相変わらず独国面及び中国面が見えている様です。
これまでの前例と比べるとマシとは言えるが、今回開発された機体群も問題点を抱えている。
まずはアードラーだが、確かにロケットブースターと併用する事で熱圏まで到達は可能なのだ。そう・・・到達は。
実際は昇るだけでかなり一杯一杯であり、とてもでは無いがJF-4と対等に戦う事は出来ない。なので、通常はもっと低い大気圏辺りで戦うのがベストな機体なのだ。まぁ、不幸中の幸いは
ライバル?たるJF-4も、そんな高度で戦うのはまれだという事であるが。
またガンポッドマウントも機体上部のみな為、機体下面を攻撃するのに難儀してしまうのだ。何せJF-4と違い上下の切り替えが不可能なのだ。そういう意味でも、JF-4に見劣りがしてしまう。
防御の面でも、新型構造材を使用しているとはいえかなりの軽量化を余儀無くされている為、被弾時の生存性にやや不安がある。
新型ガンポッドの一つである120㎜散弾砲も散弾の数が僅か5発という現状を考えると、効果の程が疑問視されている。
次にウーフだが、兵員輸送機としては優秀だが流石に対戦闘機戦は分が悪い。使用時には護衛が必須なのだ。まぁこれは、本車両に限った事では無いが。
また、機体後部の反重力エンジンは増加装甲で覆われていない為、機体下部及び後方からの攻撃には非常に脆いという欠点もある。
なお、JF-4のスピードに対抗する為に大型ロケットブースターを機体後部に搭載した試作車両も製作されたが、反重力エンジンとどちらかしか装備出来ない上に被弾にも脆弱という事で
このプランは中止されている。
最後にグライフだが、何と巡航形態時は一切の武装が使用出来ない。使用武器は全て、半人型形態時専用なのだ。設計時に何故誰もツッコミを入れなかったのか不思議で仕方が無いが、残念ながら
機体そのものに固定武装を装備するスペースが無く、巡航形態時の戦闘力に問題を抱える羽目となってしまった。また、実用化されたマニピュレーターも3本指という事実も、中独両国が実用的な
5本指型のマニピュレーターの開発に苦慮している事実が伺える。また、人型の上半身部分とラムジェットエンジンを搭載した下半身部分を繋ぐフレームはかなり細く、被弾時の脆弱性が指摘されている。
まだまだ技術的な問題を抱えて入る物の、着実に技術を物にしているのも確かであり、今後も両国の兵器開発が注目を浴び続ける事となるのは間違いない。
なお、ネット上では
「アードラーとウーフとグライフキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 」
「またアイン〇ンダーかwwwww」
「もうこれ絶対に、向こうに熱狂的なファンが居るだろwwwww」
と祭り状態となって、軍板のスレが物凄いスピードで書き込みがなされたのは言うまでもない。
840: 194 :2021/02/07(日) 19:18:00 HOST:ai126146103150.53.access-internet.ne.jp
以上です。JF-4に触発された中独の新型兵器達でした。
どの機体も従来の兵器からは考えられない性能を持ちますが・・・・・相変わらず問題点を抱えている上に、相手が悪過ぎるというのが(汗)
とはいえ、少しづつながらも確実に新技術を物にはしていっているので、油断は出来ない状態ですが。そして5chはやっぱり祭り状態と化しましたw
それと日本側が開発しなかったガンポッドを、此方の中独に開発させました。独自色を出す為という事で。え?ヘッジホック?ああ、あれはそう、ね・・・・・(実用化する為の理由が思い付かなかったorz)
相変わらずの拙作ですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
wiki掲載は、自由です。
最終更新:2021年02月08日 15:45