526: 194 :2021/03/01(月) 20:45:31 HOST:ai126210052114.76.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?番外編その10 超大陸世界の中独の駄っ作?兵器番外編・ドイツの新たな海上戦力


バイエルン級戦艦

全長:265.2m
全幅:37.1m
喫水:9.8m
基準排水量:50000t
満載排水量:59000t

主砲:55口径40.6㎝砲 三連装三基9門(大型対艦ミサイル発射可能)
副砲:オート・メラーラ127㎜単装砲 単装四基4門

その他の兵装

Mk.41VLS 64セル
H/PJ-11 CIWS×2基
HHQ-10 近SAM21連装発射機×2基
324mm3連装魚雷発射管×2基
ハープーンSSM 4連装発射筒×2基
AESAフェイズドアレイレーダー(詳細不明)
他、ソナー等複数

装甲:舷側320㎜+50㎜
甲板:200㎜+50㎜
主砲塔正面:450㎜+50㎜
主砲塔天蓋:280㎜
艦底部 三重底

搭載機:艦内格納庫・対潜ヘリ1機 VTOL対応甲板有り

機関:COGLAG方式
   QC-280ガスタービン×8基
電源:ディーゼル発電機×4基

速力:公称30ノット

乗員数:通常1000名・戦時1200名

同型艦:「バイエルン」「グロス・ドイッチュラント」

527: 194 :2021/03/01(月) 20:46:02 HOST:ai126210052114.76.access-internet.ne.jp
【解説】――戦後ドイツ初の戦艦として竣工したADM改めドイッチュラント級戦艦。だが、複数の国が次々大型戦艦を建造・実戦配備すると完全に陳腐化してしまった。それ以前に計画通りに完成せず、
結果として「戦艦(笑)」という屈辱的な評価を受ける事となったのは周知の通りであろう。それを改善すべく建造を予定していたアトランティカ級は、予算不足や技術不足等も重なって建造中止に
なった挙句、共産支那に売却する羽目となってしまった。
このままでは、ドイツ海軍の影響力は地に墜ちてしまう。その事を危惧した海軍の一派がドイッチュラントに代わる新型戦艦の建造を訴えたのだ。
これまでの新兵器開発で培ってきた技術を投入し、更に兎にも角にも定遠の実用化を果たした共産支那からも技術を導入して建造される事と相成った。

「かつての技術大国・ドイツは何処へ行ってしまったのか・・・」

という嘆きの声も聞こえたが、背に腹は代えられない。また共産支那としても、友邦であるドイツの弱体化は避けたいという思惑と、定遠級に続く新たな戦艦のテストベットも兼ねるという実利から
建造に全面協力。その結果誕生したのが、バイエルン級戦艦だ。性能を見ていこう。
まず主砲は、ティーガーⅢの320㎜ハイパーバズーカを下敷きに口径を増大した、55口径40.6㎝砲を三連装三基9門搭載している。最初は定遠級に搭載された42㎝ガンランチャーも検討されたが、機械的な
信頼性を確保しきれない為、新規開発となったこの砲に落ち着いた。砲弾は劣化ウランを使用したSHS仕様。大戦中のアイオワ級の主砲を上回る貫徹力を持つとされている。
他の兵装は、副砲として何とか関係修復が成ったオート・メラーラ社から127㎜単装砲を購入出来たので、主砲同軸及び舷側に計四門を装備。他はMk.41VLSを64セル。対空兵装はH/PJ-11 CIWSを2基と
HHQ-10 近SAM21連装発射機を2基搭載。この辺りは、スポンサーたる共産支那に配慮した形となる。
それ以外は、対潜用に324mm3連装魚雷発射管を2基。対小型水上艦艇攻撃用にハープーンSSM 4連装発射筒を2基搭載。一通りの武装を揃えている。
装甲に関しても、定遠級より厚くなると共にミサイルの弾頭破砕装甲を装備し、対艦ミサイルの攻撃に対処している。
この巨体を動かす機関だがCOGLAG方式を採用し、中国製ガスタービンエンジン及び自国製ディーゼル発電機を搭載する事で、この巨艦に最大30ノットの俊足を与えている。
この艦の建造で、ドイツ海軍はこれまでの汚名の払拭を目指したのである。

528: 194 :2021/03/01(月) 20:46:33 HOST:ai126210052114.76.access-internet.ne.jp
Q で、実際の所は?

A 独国面でした

残念ながら、この戦艦の建造をもってしても汚名の全面的な払拭には至らなかった。
まず主砲だが、320㎜ハイパーバズーカをベースに大口径化しているのは良いのだが、元の物より80㎜以上も口径を増したせいで、砲身の肉厚が薄いという問題が有るのだ。
それが何を示すのかと言うと、砲身の寿命が短いという事だ。この主砲の砲身命数は凡そ120~150発。これはイタリア海軍のヴィットリオ・ヴェネト級戦艦が装備した、OTO 1934年型 38.1cm砲とあまり変わらない
寿命で有り、戦闘状況にもよるが1~2回の砲戦で主砲の交換をしなければならないという事だ。正直コスパが悪そうな主砲と言えるかもしれない。
加えて、SHSの使用と合わさって遠距離砲戦時の命中率が悪いという指摘もされている。遠距離での砲撃データは非公開とされているが、恐らく命中率の悪さと無関係では無いだろう。
共産支那製の対空兵器や各種レーダー・FSC等の取り扱いも、規格が根本的に違うという事も有り、実際の運用時に多大な苦労を伴ったらしい。
そして機関類だが、こちらも共産支那製という事も有り信頼性に疑問符が持たれている。とはいえ、米国から大出力ガスタービンエンジンの導入に失敗した時点で、他に選択肢が無かった訳だが。
何より、日米が運用する戦艦と比べて明らかに必要人員数が多いという問題点も抱えている。これはドイッチュラント級戦艦やアトランティカ級で目指した、高度な自動化を断念した結果でもある。
装甲に関しても、確かに定遠よりは分厚くなった物のまだまだ十分とは言えず、舷側装甲は僅か10㎜しか増えていない。ミサイルの弾頭破砕装甲が付いたとはいえ、一部防御力に不安を抱えている。
まぁ艦底を三重底にしたので、水中防御に関してはまずまずなのは救いだが。
とはいえ武装の追加スペースも確保済み等、将来性も含めてみるとそれなりにまとまっているのも確かであり、共産支那はこれを元に更なる戦艦の建造を決定。
その決定に悲鳴を上げた東南アジア諸国の要請の結果、(仮称)パシフィカ級を強化・大型化した「パシフィック・オーシャン」級の建造へと繋がる事となる。

529: 194 :2021/03/01(月) 20:47:03 HOST:ai126210052114.76.access-internet.ne.jp
以上です。ドイツが新たに建造した新型戦艦でした。
経験不足も有りまだまだいろいろと問題を抱えている同艦ですが、ADM級改めドイッチュラント級に比べたらずっとマシになりました。まぁ結構な数の装備が共産支那製という辺り、ドイツの悲惨な現状が見え隠れするのが(涙)
なお名前ですが、最初のイニシャルがAだったので次はBで始まる名前にしようという事で、バイエルンに決定。第1次大戦時のドイツ戦艦にも使用されていたし、メジャーな方ではないかなと。
仮称・パシフィック・オーシャンのライバルたる戦艦(の元)という事で色々と頑張ってみましたが、ちょっとばかしハードルが高くなってしまったかなと(汗)
さて次回は、作ると宣言したパシフィック・オーシャン級戦艦となります。お楽しみに。
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最終更新:2021年03月05日 18:00