553: トゥ!ヘァ! :2021/03/09(火) 19:31:33 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
漆黒世界 先端人類研究所
先端人類研究所。それは漆黒世界のアメリカ合衆国に存在している私営研究機関の一つである。
民間の研究者が集まり様々な独創的研究を行っている。
名称の意味は先端的な視点と発想から“人類を”研究する組織という意味から。
必要な栄養を手軽に摂取できる栄養バーやペーストの開発から、死体を流用した燃料精製などは彼等の手による発明である。
公的な研究機関ではないが、その独創的な研究から富裕層にコアな支持者がおり、彼等からの支援で研究資金となっている。
また前述と栄養バーの開発などから米合政府からの一定の評価を受けており、少なくない額の支援を受け取っている。
最も米合政府からすれば世界物の評価はしているが、内心では余り関わりたくないとの思いも強い。
その理由として彼らの研究はその独創性から大量の予算と備品を含む資源を消費しているのだ。
上述した幾つかの大きな成果こそあるものの、大多数の研究は意味があるかないかもわからんものばかりであり、大量に予算や試験備品を消費する割に合った研究であるとは言えなかった。
彼等は人類が更に先に進むためには様々な道を模索しなければならないと言ってはばからなかったが、備品を限りある貴重な資源として扱っている米合政府からすれば先端人類研究所の主張は全面的に賛同できるものではなかったのだ。
とは言え彼らの研究が米合陣営の技術発展に大きく寄与しているのも事実であり、戦前は米合以外の地域にも積極的に進出。
研究備品を得るためにソ連や中華にも支部を設け、新たな研究環境と発想を求めベルギーや南米、アフリカにも支部を作るなど積極的に外へ進出していった。
彼らが拠点に引きこもって理論研究だけをしている典型的な学者ではなく、現地試験や資源調査を含めアグレッシブに動いていた集団ということがわかる。
彼等は倫理観という面を除けば非常に先進的な発想を持っていた集団であり、戦後に日英陣営に接収された研究所からは生きた備品を使った遺伝子研究や機械化研究まで手広く行っていたことが発覚している。
特に現地調査や試験を進んで行っていた集団のためか、機器察知能力に長けており、WWW(最悪の戦争)時には外部に作った支部を頼り戦線が硬直しないうちから米合本土外へ脱出。
多くの研究者たちがその成果物や情報と共に世界中に散らばる羽目となった。
日英陣営は戦後30年ほどかけて当時国外へ逃れた研究者の大半は逮捕、もしくは排除に成功したが、彼らの知識やミームは既に世界にばら撒かれた後であり、米合の後継者と呼ばれる不特定多数の集団が度々発生する原因の一つなっている。
554: トゥ!ヘァ! :2021/03/09(火) 19:33:05 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
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今回はこれだけ。
米合政府って無駄に合理化の塊だから既に他で十分満足できているのに一々武器人間やらキメラやらの研究するかと言えば微妙そうだよなぁ…
と思ったので代わりの非合理的な研究に万進してくれる組織を用意。
最終更新:2021年03月10日 20:20