448: 弥次郎 :2021/03/07(日) 00:21:11 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
日本大陸SS 漆黒アメリカルート 設定集【現代・近未来編ワード】



〇人類同盟

 WWW後に結成された国際機関。史実で言うところの国連に該当するのであるが、米合が欧州大戦後に提唱した国際連盟との差別化を図るために新たな名称を付けた。
また、ここには米合やそのミームの継承者たちがもはや人類以外の何かになり下がっているということを忘れないためという意味合いも含まれている。
それは同盟憲章第一条における同盟の目的に「人類文明の保全・存続」というフレーズが盛り込まれていることにも伺える。
 常任理事国としては日、英、米連、カナダ、ドイツ。持ち回りで任される非常任理事国にロシア、スペインなどが含まれている。
 主としては国際的な調停機関であり多国間の利害調整機関としての役目を与えられており、国連を踏襲している。
 また、各国合同の下で世界各地に伝播した米合のミーム汚染、そしてそのミームの継承者たちを取り締まる人類同盟軍が存在する。
史実と違い、こちらは国家の転覆まで平然と起こり得るので各国が力を注いでいるため、史実の国連軍とは比較にならない規模と戦力を有する。
さらに、軍事を用いない調査や査察といった軍事行動に移るか否かの判断を行うための調査機関も常設されている。



〇封鎖地域

 WWW後やその後の動乱を経て「人類」ではない存在が「生息」する地域として認定を受け、封鎖されている地域一般をさす。
 旧米合領土やWWWにおいて占拠されたカナダの一部、旧ソ連領の一部、ベルギー、フランス、新仏(ヌーベルフランス)中南米諸国、旧中華など世界各地に点在している。
 中に生息しているのは人間にあらず、と一致した意見である。また、バカな人間が興味本位で突っ込んで痛い目を見ることも。
 無論、年々時間をかけて封鎖地域を狭める努力も続けられているのであるが、広大すぎたり、あるいはコストがかかりすぎるところは封鎖にとどめられている。



〇戦略航空要塞/戦術航空要塞

 漆黒世界においてWWW後に考案・設計・開発・建造がされた大型航空機。
 航空機というよりももはや一種の要塞のごとき趣があり、実際に陸海空軍との連携を前提とした大戦力である。
 そのサイズに由来する絶大なまでの航続距離・ペイロード・各種機能を有し、単独でも空域の支配とその空域内での迅速なエアカバーの提供を可能とする。
 これは封鎖地域内に安全な拠点を設営しにくいという日英を筆頭とした人類同盟軍側の事情が大きく絡んでいるためである。
 モチーフとしてはエースコンバットシリーズのアーセナルバードなどの航空機やアーマードコアのAFや大型兵器が挙げられる。
実際、航空機型からその外観を逸脱したものも存在しており、母艦としての機能を特化させたものや近接航空支援特化、兵員輸送型など多岐に機能が分かれる。
 無論、これの存在もわかっている非人類側も、重要施設を地上ではなく地下施設に移設を進めるなど対策を打っている。
 また、近年では人類同盟軍の運用するUAVを模した自爆型UAVが実践投入され、少なからず被害も出ているようである。

449: 弥次郎 :2021/03/07(日) 00:21:43 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp

〇UAV

 漆黒世界における非対称戦争における戦力の主力を担う航空機。
 人的資源の損耗を抑えるために非対称戦争以前、WWWの段階からすでに構想自体が持ち上がっており、その後実現した。
 オペレーターの遠隔操縦や人工知能による自動操縦やスタンドアロンモードなどを有し、高い戦闘能力を有する。
 撃墜後に部品を回収・再利用されるということを避けるために、電子部品は極力抑えられており、装甲版もバイオフレームを採用している。
よって、撃墜されたと判断されると同時に自己破棄モードに移行して急速に分解され、使い物になるものを何一つ残さないようになっている。
 大量生産しやすく、使い捨て前提ということもあり、単価も安い。
 最も、近年ではUAVに対するEMP攻撃を行う勢力も現れているため、アップグレードが急がれている。


〇バイオロイド
 漆黒世界において運用される機械化歩兵。文字通りの意味で機械化されており、人間ではないロボット兵士。
 UAV同様にバイオフレームを用いることにより、単純な機械だけで構成されるロボット兵士よりもメンテナンス性の向上や単価の低減などを成し遂げている。
また、その性質上人間とそん色ない動きが可能であり、装備品を特注する必要も乏しいことからコスト面でも優しい。
 人型に限らず、動物の似姿をとらせることで機能を特化させたり、監視の目を潜り抜けるといった使い方も可能であり、漆黒世界のスタンダードを占めつつある。
 近年においてはバイオロイドに有効な化学兵器や電子攻撃も考案され戦場で確認されつつあることから、アップデートが進められている。



〇VTOL機
 漆黒世界において多用されている航空機の種類。日本語訳すれば垂直離着陸機。
 非対称戦争で実際に陸上歩兵やオペレーターを投入する際においては、投入だけでなく離脱も考慮しなくてはならない。
しかし、封鎖地域が広大であることや作戦地域内に航空機を安全に離着陸させる場所があるとも限らないという事情があった。
そしてなによりも、単価の高い歩兵の安全な回収を行うためという観点から、この世界においてはかなり重宝されている。


〇バイオフレーム
 漆黒世界において使用されている素材。平たく言えば、生きている装甲材あるいはフレーム材。
 人工的に培養された生体部品と言っても過言ではなく、人間の筋肉や骨格のような柔軟性と強靭性を併せ持つ。
極論を言えば生分解性プラスチックをさらにグレードアップしたようなものである。生体ゆえの外観上の嫌悪感などもあるが、そこはそれ。
積極的に投じられる背景には、機能を持たせることがたやすいというのもあるが、その性質上鹵獲などが不可能であることも大きい。
 ただし、これが普及・発展したことへのカウンターとして、生物学や化学的な観点から攻撃を加える兵器が確認されており、対策が急がれている。
 モチーフは虐殺器官において登場した人工筋肉。その機能と能力なども同じ。
 皮肉にも、米合において進められていた非人道的な研究--生体部品研究がその先祖の一角を占めている。

450: 弥次郎 :2021/03/07(日) 00:24:50 HOST:p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp

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最終更新:2021年03月10日 20:22