486: 弥次郎 :2021/03/14(日) 23:35:06 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
憂鬱SRW 未来編鉄血世界SS「絶海の領域」1
地球を睥睨する衛星軌道上に、艦隊があった。
それは、ピュタゴラス級ISA戦術対応全域航行戦艦「エウクレイデス」を旗艦としたセントエルモスの艦隊だ。
だが、出発時と異なるのは、その構成だった。エウクレイデスと輸送艦であるカルダミネ・リラタ、さらにリリアナ艦隊であったのだが、増えていたのだ。
具体的には、RFトロイホース級全域航行艦とヴォルト級可変強襲全域空母、さらに全域航行型輸送艦「ブラッシカ・ラパ」が合流していた。
そして、何も入れ物である艦艇に限らず、それらに搭載されている多種多様な艦載機たちも増援として含まれていた。
VACがおよそ100機、MTに至ってはヴォルト級に詰め込んでいる無人機だけでも合計で300機。
それらが消費する武器弾薬燃料などに加えてメンテナンス設備を腹に抱えた「ブラッシカ・ラパ」も、MSやACを搭載している。
パイロットやメカニック、そして艦艇のクルーも含めればアンドロイドも含め、1万人にも達しようかという人員の増援だ。
これらの戦力は、ドルト・コロニーの動乱ののちに派遣されてきた増援だった。
ギャラルホルンと、正確には経済圏との間で明確な宣戦布告が交わされたことで、クーデリアを狙う輩が爆発的に増えたのだ。
まず地球近海、つまり月軌道の内側に入るだけでも一苦労だった。アリアンロッド艦隊は未だに諦めておらず、月軌道を中心に警戒網を形成。
無論蹴散らしても良いし、実際に蹴散らしているのだが、戦うのも正直面倒な話だ。本来の目的にそぐわないわけではないが、気分は良くない。
さらに、非正規航路を通っていた段階でも邪魔は入っていた。ギャラルホルンはもちろん、経済圏はクーデリアに賞金を懸けたためその手の連中が狙っていたためだ。
既にエウクレイデスやカルダミネ・リラタの姿は公のものになっているし、それにクーデリアが乗っていることも露呈している。
そして、その艦艇の写真や情報を懸賞金と共に経済圏やギャラルホルンが大々的に指名手配すれば、それはもうこぞって海賊やら集ってくる。
殊更、アリアンロッド艦隊の司令官が交代して組織再編の中で大わらわとなれば、その手の海賊たちも動きやすくなったわけである。
まして、一攫千金を通り越した相手を見つけられるかもしれないとあれば、猶更だ。
連合も海賊狩りや荒くれ者を狩りだしてはいたが、あくまでも火星や木星圏や、さらにその外側が中心だったので、まだ残っているのだ。
まあ、アリアンロッド艦隊が混乱していることをいいことに悪党が活発化しているというので、ある意味丁度良いころ合いだったかもしれない。
閑話休題。
ともあれ、地球への降下を控えたセントエルモス一行は準備に追われていた。疑似重力を発生させているとはいえ宇宙から地上に移るのは処々の準備がいる。
さらには貴重な大気圏突入の実践の場であるので、鉄華団や同道している火星連合宇宙軍のパイロットたちはそれぞれのMSで準備をしていた。
SFSやバリュートといった方法を用いるのは、これまで訓練では何度かシミュレーションしてきた。だが、実際にやるのとでは大違いなのだ。
それらだけでなくコジマ機関を搭載しているフラウロスやマボロビはPAを展開しての突入を行う予定となっている。
これらの意味するところは言うまでもない。艦艇だけでなくMSなども大気圏突入と突破が可能であり、その能力があることを示す。
ギャラルホルンも経済圏も、この衛星軌道上を監視しているならばそれ以上のことをいやでも理解することだろう。
火星連合や地球連合などは、容易く地球に対して侵攻することができるのだということを。
そして、そのギャラルホルンは姿を見せてはいない。
事前の情報によれば、地球外縁軌道統制統合艦隊という地球軌道周辺を守る艦隊がいるとのことで警戒していたのだが、杞憂に終わった。
まあ、それが戦略的なものもあり、また中の人(どこぞの御曹司)の努力の結果もあったのであるがそれは割愛する。
ともかく、ギャラルホルンはこれを遠巻きに監視するにとどめ、戦力の逐次投入による消耗を避ける方針を一貫して貫いていた。
「直前になっても姿はおろか気配もなし、か」
ギャラルホルンの相手を数度してきたので、少し警戒しすぎたかと、セントエルモスの旗艦であるエウクレイデスの艦橋でブラフマンは一人呟く。
大気圏突入のためにオペレーターたちやブリッジクルーが忙しげに操作を続ける中で、準備を整えた首脳部は艦橋に自然と集まっていた。
まあ、ミレニアム島に到着後は勝負がいきなり始まるので、首脳部が集まっておくに越したことはない。
487: 弥次郎 :2021/03/14(日) 23:37:04 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
「警戒のし過ぎは良くないのではないでしょうか、ブラフマン戦術指揮官」
「ん、まあ、そうだけどな」
同じく艦橋に詰めていたエリーゼの問いに、ブラフマンは少し迷って言葉を紡ぐ。
警戒しすぎというのはわからなくもない。これまでの戦闘経歴やら何やらを考慮すれば、ギャラルホルンの戦力は脅威ではない。
もちろんのこと、大気圏突入というタイミングと、これを行う際のシビアさであるとか不慮の事故を警戒するのは当然である。
だが、それを差し引きしても、はっきり言えば連合や企業連のこれまで相手にしてきた勢力から見れば低脅威でしかない。
「けど、何をしてくるかわからん相手だからな。300年前の遺物がいまだにごろごろある世界だ。
そしてその300年前に関する情報は不自然なほどに残っていない……だから、まあ、警戒してもしすぎということはないわけだ」
「……確かに、そうですが」
そう、連合や企業連の力を以てしても、300年前の事象に関する、殊更厄祭戦のことや当時の技術についての情報はやすやすと集まっていない。
ガンダム・フレームやMAからの情報収集や各地に伝わる伝聞などを集めても、まだ300年前のことは判然としていないのが実態だ。
そして、その300年前の厄祭戦を終わらせたとされるギャラルホルンが当時の遺産をどれほど有しているかなどは不明だ。
現在の体たらくを考えればそこまでではないのかもしれないが、確証がない以上警戒しておかなければならない。
「正直なところ、脅威の度合いの落差が大きすぎる。ガンダム・フレームなどの技術は恐ろしいレベルなのは確か。
そのくせ、現在の技術レベルなどは300年前から見ればお粗末そのもの。どこに基準を設けるべきか、迷うところだ」
警戒して想定するのが仕事だから猶更困る、とブラフマンは愚痴った。未知の相手を想定して備えるというのは、強敵を相手にするよりも苦労する。
それに加えて、ドルト以降は完全な戦時体制。大義名分を得ている以上、ギャラルホルンは禁止兵器をためらいなく使ってくることは明らか。
ではその禁止兵器にどのようなものがあり、どの程度の脅威であるかは明確なところがなくて判断に困る。
「なるほど……確かに、基準がわからない相手は困りますね」
「それに、あれほどしつこいギャラルホルンがここにきて急に手を出してこなくなったのも気になるところだ」
まあ、想定はできているが、とブラフマンは続ける。
「逐次投入で勝てないなら、どこかで待ち受けて総力戦を考えているんだろう。
今回ならばアーブラウか、アーブラウの元代表である蒔苗氏のいるオセアニア連邦あたりかな」
「相手もいつまでも馬鹿ではない、ということですか」
「ああ……まあ、問題なのはこの後の蒔苗氏との交渉だ。綱渡りになるとはいえ、最初の一歩を踏み外したら元も子もない」
「同意します」
エウクレイデスクルーを筆頭に、セントエルモス一行はそのための準備をぬかりなく行ってきた。
あとは、今は格納庫にある専用のMSで準備をしている女帝次第、ということであろうか。
488: 弥次郎 :2021/03/14(日) 23:38:30 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
- ピュタゴラス級ISA戦術対応全域航行戦艦「エウクレイデス」格納庫 クィン・マンサ・メスラムタエア コクピット内
「……」
大気圏突入後のことを考慮し、ドレス姿のクーデリア。
美しくもあり、同時に、目に見えぬ大荷物を背負う姿。ただ輝くだけでなく、憂いを帯びているからこそ、彼女の姿は美しさを増していた。
綺麗なだけではない、どこか吸い込まれるような不可思議な印象を彼女は備えていたのだ。
だが、彼女は己の発している美しさのことは二の次にしていた。考えるのは己のこれからなそうとすること。
何度となく世界をにぎわせてきた自分だが、これからやることもまた、世界の常識を打ち破る行為だ。
いや、もちろんそれが必要だから、という理由で実行するわけであり、相手のことを考えれば先制攻撃になる。
交渉相手となる蒔苗東吾之介のとるであろう行動や交渉においての手段をうまく潰し、こちらがアドバンテージをとること。
同時に、火星連合が提供できるカードと、アーブラウの前代表である蒔苗氏の出せるカードを突き合わせ、交渉をしなくてはならないのだ。
力でやみくもに叩き潰してはならない。それでいて、屈することがあってはならない。
正直なところ、難しいラインだ。これが国家間の交渉というモノであり、駆け引きなのだと頭では理解している。
しかして、身体と頭がそれについていくのかは別問題だ。いや、ついていかなくてはならない。
今の自分の立場は火星連合暫定政府の首相であり、全権特使であり、火星連合の守るすべての者たちの希望だ。
だと言うのに、自分はこうして国家間の交渉が初めてという頼りなさだ。
これまでは活動家と一国の首長として交渉してきたが、嘗てのようにはいかないのは明白。
間違いなく蒔苗はこちらを指名手配を受けたテロリストとして見てくる。
そこから嘗てのように交渉を交わすまでにどれほどの譲歩を強いられるか分かったものではない。
そんな生殺与奪を相手に預けるなど愚の骨頂。だからこそ、今回の方法が選ばれたわけであるが。
「失礼いたします、お嬢様」
思索に耽っていたクーデリアの意識を戻したのは良く聞いた声だ。
声と共に、同じく公式の場に相応しい服装のフミタンがコクピットに入ってきた。
慣れた動きでクーデリアの斜め前のシートに身を収める。彼女自身はMSを操れはしないが、彼女がいるだけでも心強かった。
これからやることの恐ろしさを思うと、彼女の姿を見るだけでも心が落ち着く。あれこれ考えすぎてもしょうがないのだと、そう思えるのだ。
「フミタン」
あえて、火星連合を束ねるクーデリアとして侍女の名を呼ぶ。
「はい、代表」
それを察し、普段以上の敬意をこめて返事を返してくる。呼び方もそれの一環だ。
「行けるわね?」
「はい。いつでも、どちらへでも」
短いやり取り。だが、それで十分だ。
この大気圏突入後に待ち受ける自分の戦いを始めるための、最後の儀式。
さあ、行こう。自分にしかできない戦場へ躍り出て、勝利を勝ち取るために。
「お待たせいたしました」
声とともに、そして取り外したマルチデバイス「Arsenal Feather」を携えてコクピットに入ってくるのはアンジェラだ。
くるりと回されるそれはこちらにぶつかることもなく、なめらかな動きでコクピットの片隅に収まって固定される。
MSのメインパイロットを務める彼女は手際よくコンソールを操作し、自身の義体とコクピットを繋げていく。
淀みなくなされていくそれを眺めていたクーデリアは、すっかり彼女の異形や義体を平然と受け入れていることに気が付いた。
以前ならば、無知ゆえに、そして受け入れ慣れない心情があったために、忌避を覚えていたかもしれない光景だ。
(……やはり)
遠いところに来た、と思う。それは火星から地球へ、というだけではない。
立場がそうであり、環境がそうであり、何よりも世界が遠いところにまで来てしまった。
この世界は、余りにも止まりすぎていた。淀みが過ぎてしまった。300年の平和の陰で、固着して動きが止まってしまったのだ。
そしてそんな世界にいた自分は、そこから急加速をして外の世界に順応した。できてしまったことに自分でも驚いているくらいだ。
けど、ここで止まるのではない。もっともっと遠くに進んでいかなくてはならない。
まずは、その一歩だ。そう思い、改めて背筋を伸ばし、モニター越しに移る世界を見据える。そして、回線をつないで決意と共に発する。
489: 弥次郎 :2021/03/14(日) 23:39:13 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
「準備が整いました、行きましょう」
声に出すと、より感情が固まっていくのを感じる。
他人にいうと同時に、自分に言い聞かせているのだ。普段の自分から、統治者としての自分へのシフト。
あるいは、新しい自分の面として定着した、絶対権力者としての自分へ。
セントエルモス一行が地球という重力の井戸の底に落ちていくように、クーデリアは集中して没入していった。
- 大気圏突入から1時間52分後
- P.D.世界 地球 オセアニア連邦領 ミレニアム島 蒔苗邸
「くっ……何事……」
夜明け前に非常事態だと世話役からたたき起こされ、取るものとりあえず出てきてみれば、この状態。
火星連合を率いるかつての火星独立運動家のクーデリア・藍那・バーンスタインが来ると聞いていたが、それを前にしての異常事態。
衝撃と、揺れと、何か大きな音。しかもそれが、ずっと続いているのだ。
考えられるのは、ギャラルホルンが自分の身柄を抑えに来た、ということ。だが、そうだとしてもいきなり攻撃を加えるかと疑問が浮かぶ。
オセアニア連邦からは何の連絡もなかったというし、ギャラルホルンがそこまで干渉することができたとは思えない。
では、誰が?
考えられる人物は一人。だが、彼女は宇宙にいたはずだ。何らかの方法でここまで来たということは考えられるが、なぜこのようなことを。
だが、そんなことを考える余裕は与えられはしなかった。
「先生、あれを!」
「!?」
見上げた先、そこには船があった。いや、それは艦隊だった。
ありえない巨影がいくつも浮かび、こちらを睥睨している。
こちらの遠近感が狂いそうな、それほどの巨体がいくつも浮かんでいる。
空が迫るような、あるいは空を制圧するかのような、そんな艦隊の威容だ。
「人……?」
そして、その船の上に人の姿が見える。
いや、遠近感や大きさのバランスがおかしくなったような感じなので、アレは人間ではない。
MSだ。それも、艦艇の大きさに決して劣ることのない、とてつもない大きさの。
490: 弥次郎 :2021/03/14(日) 23:40:03 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
そして、そのMSはゆっくりと動き出した。
肩から生えている二枚のバインダーが大きく動き、ゆっくりと両腕が掲げられる。
さらに、飛び出してきた何かが空中に浮遊し、何かを成す。はた目にもわかる、幕のようなものを展開した。
「……!?」
蒔苗東吾之介の生活する邸宅から、それは見えた。
MSが放った光が膜によって収束し、形を成し、海面に叩きつけられるという幻想的な光景を。
膨大な熱量に加えて質量を持っているために巨大な水柱が立ち上がり、同時に水蒸気爆発とが起こる。
海底まで穿つような光は、瞬間後に水と風とを巻き起こし、飛び散った水分子は昇り始めたばかりの太陽光に反射して虹を生み出す。
蒔苗にできたことは、それを見つつも、衝撃に吹っ飛ばされないようにしっかりと踏ん張ることであった。
光景は確かに信じがたいモノであり、同時に美しかった。だが、根本には恐ろしさがあった。
圧倒的なまでの力がたわむれに振るわれ、自分はそれになされるがままになるしかなかったのだから。
これでも政治家として長らく権力闘争というモノは経験してきたし、死ぬような思いをしたことはある。
だが、それとはベクトルの違う、本能的な恐怖が身を包んだ。
「これ、は……」
まさか、と思うことがある。
見せつけられた圧倒的な暴力。
考えてみれば、自分達を叩き起こした音と衝撃は、ギャラルホルンの観艦式でみた空砲と似ていた。
そして、よく見ればあの巨大なMSは見たことがある。名前は定かではないが、経済圏でも知られている。
火星連合のトップの乗る、火星の武力の象徴。圧倒的な力の権現。
そして、その火星連合のトップとは一体誰なのか?そんなこと、明白だ。
(クーデリア・藍那・バーンスタイン……!?)
そして、MSや艦艇から投影された大量の空中投影ディスプレイに、その名の美女の姿が映った。
穏やかな、それでいて、油断ならないと直感させる笑み。剣呑とした場の雰囲気とはまるで対照的な、淑女然とした姿。
ドルト・コロニー群での騒ぎの時と同じように、どこかに腰かけているようだった。
『直接お会いできて光栄です、蒔苗元アーブラウ代表』
その言い方は、芝居がかかったものだ。これ見よがしに目を伏せ、悲しげに続ける。
『このような再会になって悲しい限りです』
何を、とは言わない。言えない。
相手はこちらに話しかけているようで、その実一方的にしゃべって状況を作り上げているにすぎないのだ。
そして、非力な自分にそれを止めることは出ない。火星連合の力の象徴たるMSの中にはおそらく彼女がいて、彼女はそこから声を届けてきている。
理屈はなくとも、分かるものだ。何が悲しい限りだというのか。すでに先手を打たれ、状況を握っておいてなんという言い草か。
そうは思うが、同時に、恐ろしかった。
穏当に交渉に入ると思いきや、いきなり武力をかざして乗り込んでくるとは。開き直ったというか、テロリストとして標的にされていることを受け入れて、それでもなお進んできた。
見誤ったと、蒔苗は思うしかない。相手は単なる活動家でもなければお飾りの代表ではない。
絶対的な権力と暴力とを備えた、絶対君主だ。彼女のさじ加減一つで、容易くとんでもないことが起こしてしまえる、そんな恐ろしいモノ。
あの時、ドルトの時点でわかっていたことではなかったか。いや、高をくくってしまったのだ。ただ力があるだけではどうにもならないのだ、と。彼女は順番が違う。
力が場を作ってしまうのだ、問答無用に。
これと相対し、交渉を交わすのだということを認識した時、身体に震えが走った。
意思と力の伴った、少女の姿をした怪物。これまでの常識で測れない相手。
純然たる恐怖。それが、蒔苗を苛んだ。
491: 弥次郎 :2021/03/14(日) 23:40:42 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
以上、wiki転載はご自由に。
何とか絞り出せた…
改定しましたクィン・マンサの設定は後日投下します
最終更新:2023年11月23日 14:00