964: 194 :2021/03/13(土) 02:10:29 HOST:ai126210034092.76.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?番外編その14 超大陸世界の仏国の戦艦


アルザス級戦艦

全長:260m
全幅:46m
喫水:13.6m
基準排水量:64000t
満載排水量:73000t

主砲:45口径46㎝砲 五連装二基10門
副砲:Mle.68 100mm単装砲 単装四基4門

その他の兵装

シルヴァーVLS 32セル(アスター15短SAM及びMdCN巡航ミサイル複数)
エグゾセMM40艦対艦ミサイル四連装発射筒 二基
連装魚雷発射管 二基
ヘラクレス多機能型レーダー
NA-25XP改 砲射撃指揮用レーダー
他、複数の電子機器を装備

装甲:舷側400㎜+75㎜
甲板:240㎜+50㎜
主砲塔正面:450㎜+50㎜
主砲塔天蓋:280㎜
艦底部三重底

機関:LM2500IECガスタービンエンジン 28000ps×8基(統合電気推進)
電源:LM500-G07ガスタービン主発電機 3,500 kW 4基

速力:公称30ノット

乗員数:通常980名・戦時1100名

同型艦:「アルザス」「ノルマンディー」

965: 194 :2021/03/13(土) 02:11:00 HOST:ai126210034092.76.access-internet.ne.jp
【解説】――フランスが日米神の支援を受けつつも独自に建造した現代型戦艦。周辺諸国が次々と戦艦を建造する中、建艦競争に後れを取ったフランスがその劣勢を打破すべく、新たに戦艦の建造を
決定した。軍拡の基本原則である「敵が持っている物は、自分達にも必要」に則った形だが、決まるまでにかなりのグダグダが展開された。
素直に日本から輸入しろという一派と独自に建造という意見を譲らない造船業者達の一派が、仁義無き殴り合いを展開。計画が暗礁に乗り上げかけたのだ。
流石にこれはまずいと悟った政府と軍の穏健派が仲裁に入り、最終的に「日米神から技術支援を受けながら建造する」という玉虫色的な計画に落ち着いた。
その結果、フランス国内にて建造されたのがアルザス級戦艦である。性能を見ていこう。
まず何といっても目を引くのは、その巨大な主砲塔だ。神崎島から輸入した45口径46㎝砲を前代未聞の五連装砲塔に収めた物を二基、前後に搭載している。これは打撃力を確保しつつ、可能な限り
バイタルパートを短くしようとした結果、この様な形となったのだ。見た目的には、ヤマト2199に出てくるメダルーサ級殲滅型重戦艦の物とよく似ている。違いは元ネタの方は上に三門・下に二門という
形だが、こちらは上が二門・下が三門という形となっている。流石にこれだけの砲が密集している状態では人を乗せるスペースは殆ど無く、完全に無人化されている。
他の兵装はシルヴァーVLSやエグゾセ対艦ミサイル・連装魚雷発射管と、アキテーヌ級駆逐艦と同じ物を装備し、建造コストを抑えている。電子機器類も同様だ。
装甲に関してだが、残念ながら日本側の軽量複合装甲は提供されなかった為(ドイツへの漏洩を警戒していた)、自国製の装甲で纏められている。ミサイルの弾頭破砕装甲を装着する事で、ミサイルに対する
防御力も確保している。
機関に関しては、ガスタービンエンジンによるCOGLAG方式を採用。最高30ノットの速力を発揮可能。
乗員数の方は、戦後初めての艦という事も有り無茶な自動化は(主砲塔以外は)避けられた為、通常980名・戦時1100名とやや多めとなっている。
艦名は「アルザス」と「ノルマンディー」。かつて計画されたが建造中止となった、アルザス級の名前を採用している。まさにこの戦艦は、現代に蘇ったアルザス級戦艦と言えるだろう。

966: 194 :2021/03/13(土) 02:11:30 HOST:ai126210034092.76.access-internet.ne.jp
Q で、実際はどうなの?

A 仏国面でした

ここまで聞いていろいろと不安を覚えた人。あなたのその不安は決して間違いではない。言うまでも無く、問題点が横たわっているのだ。それも複数。
まず本級の象徴と呼ぶべき主砲だが、主砲の砲身及び揚弾機等の各種機器が集中している事もあって、信頼性に疑問が持たれていたのだが・・・・・。案の定、故障が頻発する事となった。
そもそも戦艦の主砲塔は、連装→三連装→四連装と多くなっていくにつれて故障率も高くなっていくが(運用面で熟成が進めば、その限りではなくなっていくが)、前代未聞の五連装である。
しかも比較的小型な砲塔に纏めて搭載されているのだ。寧ろ故障が起きない方がおかしいのだ。しかも上で述べた通り人を乗せるスペースが殆ど無い為、一度故障を起こすと修理に苦労する羽目となった。
その結果、故障を起きにくくする為に入念な整備が必要となり、稼働率の低下を招く事となってしまった。
更に問題なのは、この搭載方法が原因で主砲の斉射が困難なのだ。余りに爆圧が強く、通常は2~3門ずつの交互撃ち方が基本となっている。
そして何より、故障なり破損なりした場合の戦力低下が著しく、この砲塔は失敗だったとまで言われる羽目となった。
装甲の方も、パシフィック・オーシャン級と比べて薄くなっている上に素材でも劣っており、被弾時の被害極限にも不安を抱えている。
乗員が多いのも見逃せない。可能な限り全長を短くしたのも相まって居住性は余りよろしくなく、乗組員達からの評価も低い。まぁこれは、本国近海でドイツの戦艦を迎撃する事を優先した結果、居住性が
切り詰められた結果なのだ。
因みに機関も、エンジン数がパシフィック・オーシャン級より少ないのだが、これも無理して全長を切り詰めた結果、文字通り場所がなくなった結果でもあるのだ。
最高速度は公称30ノットとなっているが、それは海面状態がいい場合の事であり、普段は28ノット程度となっている。
とまあこの様に、完成度はお世辞にも高いとは言えない同艦だが、それでも実際に建造して得られた知見は少なからず有り、今後の建造にも生かされていく事だろう。

967: 194 :2021/03/13(土) 02:12:00 HOST:ai126210034092.76.access-internet.ne.jp
以上です。皆さんが何故出て来ないと仰っていたフランスの戦艦でした。そして、現場の技術者達が独自色を出そうと暴走した結果、仏国面が炸裂する事に←殴
なお主砲塔ですが、最初は世界戦艦大和列伝に出てたヤンキー大和ことユナイテッド・ステーツが搭載していた形の四連装砲にしようと思っていたのですが、ネットで検索中にメダルーサの存在を知って、

「もうこれを出すしか無いだろ!!」

と暴走してしまい、結果独国面ならぬ仏国面の炸裂と相成りました(ヲイ)
そんなこんなで色々と欠陥を抱える羽目となりましたが、それでも実際に作ってみる事で得られた知見は無駄ではなく、今後の建造に生かされる事になるかと。
ネタに走って暴走した本作ですが、ご笑納していただければ幸いです。
wiki掲載は、自由です。

985: 194 :2021/03/13(土) 14:44:35 HOST:ai126196021000.17.access-internet.ne.jp
修正要請を。

965
  • 誤 機関に関しては、ガスタービンエンジンによるCODLAG方式を採用。最高30ノットの速力を発揮可能。
  • 正 機関に関しては、ガスタービンエンジンによるCOGLAG方式を採用。最高30ノットの速力を発揮可能。

wiki掲載時に、修正をお願いします。

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最終更新:2021年03月15日 21:01