672: 弥次郎 :2021/04/20(火) 23:21:52 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp


憂鬱SRW GATE 自衛隊(ry編 証言録「九州怪獣事変-現実VS.巨影-」



「『ヒギュエイアの盃』に応答、空間位相に変化アリ!」
「平成世界地球上に空間異常発生……この位相パターンは……我々の世界!?」
「なんだと!?ここと我々の地球がつながったのか!?」
「位相パターンさらに変化、時空間干渉、最大規模まで拡大!これは……!」
「ゲート、質量固定開始。形成されます!」
「特地経由で至急電!アフリカに巨大な空間位相の変化およびゲートらしきものが形成されたと情報が!」
「空間安定作業、効果見えません!」
「アフリカ……だと……!?いかん!平成世界に情報を伝えろ!今すぐに!」

  • 平成世界日本における連合の拠点でもある「蓬莱」の監視センターにて。アフリカとの連結。それは地獄の門の解放に他ならなかった。




「……!?うぉ、いきなり揺れた!」
「地震?」
「いや、分からん……地震というか、いきなりドシンときた感じだ」
「速報も出ていないなぁ」

  • 百足龍虫出現直後の九州。ムカデの着陸で地震とは違う揺れが各所で観測されたが、その意味に気が付いたものは皆無であった。



「ご覧ください、あの巨大な怪物を!突如としてこの九州に現れた怪物が……あ、こっちを---」

  • 百足龍虫の生中継を行っていたマスコミのリポーター、この言葉を最後に酸により消失。水と肉体だったものがモザイクなしで放映されお茶の間大惨事に。



『はぁ!?巨大な怪物が出た!?』
『銀座の時みたいなのになってるんだって!』
『警察呼べ警察!』
『警察でどうにかなるかよ!ビルよりでけぇぞ!』

  • 突如として現れた怪物に九州は混乱の渦に。警察、行政、民間、ネットで情報が錯綜する間にも、百足龍虫は餌を求め進撃を開始した。




「これは……まさかな」
「連合からの警告であった、外からの侵略生物ってやつですか…?」
「かもしれん。各駐屯地に連絡を。それと非番の隊員にも非常呼集。総力を挙げてこの事態に対応する。
 戦力の出し惜しみは抜きだ。このままでは九州が更地にされる。いや……それ以上かもしれん」
「はっ!」

  • 陸上自衛隊、西部方面隊第四師団の指揮所にて。以前から警告を受けていた「外敵」の襲来に対応に乗り出す。



「特撮のおもちゃで遊んでいる自衛隊など頼りになるか!」

  • 第四師団からの出動許可の要請に対し、防衛大臣の発言……らしい。なお、のちにそんなことは言っていないと否定したのだが…。



「命中弾が出るも、効果なしと報告が!」
「……やはりか、戦車程度の砲撃なんて効くわけもない。戦車部隊は無理をするな!相手が悪すぎる!
 民間人の避難誘導を最優先にしろ!勝てる相手じゃない!時間稼ぎを優先!」
「りょ、了解……!あっ!?戦車隊との通信途絶!」
「くそ、言わんこっちゃない……」

  • 応戦に出た最新鋭の10式戦車らであったが、対戦車戦闘程度しか想定していない戦車では有効打を与えられず、一瞬で壊滅。

673: 弥次郎 :2021/04/20(火) 23:22:40 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp


『ドラグーン1より各機。標的は酸をばらまいているだけでなく、対空攻撃まで仕掛けてくる。
 高度を下げすぎず、速度を落としすぎるな!ミサイル攻撃後、速やかに離脱を』
『しかし、民間人がいるのでは……!』
『足止めできなければ、巻き込まれる民間人以上の人間が死ぬ!行くぞ、続け!』

  • 航空自衛隊にもスクランブルがかかり、被害を承知で攻撃を仕掛けるも、当然ながら効かず。少なくはない数の戦闘機が撃墜されることに。



『嘘だろ……街が消えてる……!?』
『冗談みたいに壊されている……ってかなんだあれ、虫食いみたいになってるぞ!?』
『建物が……溶けてる?』
『アレはなんだよ……?赤い、あれ…』
『くっ……』

  • 伊丹率いるノワール・ハルピー部隊、九州に到着後。想像を絶する光景に言葉を失う。




『物質同定、これは強力な酸です!あのムカデ、酸をばらまいています!』
『おいおい、人工物も金属も何もかも溶かすとかふざけているのか!?そんなのを生物が生み出せるのかよ!』
『……いや、まさか。!?対象、こちらに飛ばしてきます!』
『散開(ブレイク)!』
『止まったら終わりだな……動きを止めるなよ!』
『了解!』

  • 酸の榴弾砲が飛んでくるが、特地で扱かれた精鋭部隊ゆえに初見でも回避に成功。この後に全力での遅滞戦闘に努めることに。



『これ以上暴れさせるものかよ!スーパー1、交戦(エンゲージ)!』

  • まだ未完成ながらも急遽発進し駆けつけたスーパーX、散々馬鹿にされ、けなされた汚名返上とばかりにその力を振るう。



「うわあああ!道路が!?」
「消えてる……なにこれ!?」
「って、後ろからどんどん車が来ているんだけど!うわっ!追突とか…!」

  • 酸によって道路が寸断され、市民の避難に大きな支障をきたすことになってしまい、連鎖で事故も発生。




「特地にいた精鋭部隊はいずこにありや!炎龍を撃退した戦力はいずこにありや!全世界は知らんと欲す!」

  • 九州より発せられた悲鳴のごとき電文。九州における怪獣事変の悲劇を象徴する言葉となる。

674: 弥次郎 :2021/04/20(火) 23:23:10 HOST:p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
以上、wiki転載はご自由に。
ちょっと筆が乗ったので証言録で九州怪獣事変の様子を。
連日投稿楽しい…
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最終更新:2023年11月15日 20:24