80: ナイ神父Mk-2 :2021/04/24(土) 00:43:54 HOST:p427041-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp
憂鬱スパロボ 台詞集その65


ファンタジールート クロスネタ

怪獣事変にまつわる彼是 その3


「海自に関しては殿に残っていた『きりさめ』『ありあけ』が破壊、敵の砲撃によって『ちょうかい』『あしがら』が撃沈されています。」

「空軍に関してはF-2による対艦ミサイルとD-1による波状攻撃を実施中ですが、敵の対空攻撃と装甲に阻まれ近接攻撃を行わざるを得ず損耗が加速している状況です…」

「対艦ミサイルは兎も角D-1すら効果を成さないとは…」

「馬鹿な、10mの鉄筋コンクリートすら貫通する対怪物用の特別製だぞ!?」

 遅れながらも巨大侵略生物駆除作戦の進行報告を受ける自衛隊幹部陣の会話の一部。
 本格的に活動を開始した百脚龍虫は、先ず佐世保基地で出港準備を行っていた海上自衛隊を急襲した。この状況に至って自衛隊は止むを得ず独断での退避を敢行。
 撃滅は出来ない物の囮兼殿として駆逐艦二隻が陽動として残る事で狙いを分散しようとした。
 しかし、その内の一隻、『ありあけ』が百足に投げ飛ばされ伊万里市へと落着して炎上、更に『きりさめ』が一気にかみ砕かれてしまったことで目論見が崩壊。
更に離脱中の艦隊に対して龍虫が酸による砲撃を行った事で『ちょうかい』『あしがら』が撃沈されている。


『此方第8戦車大隊、既に半数が撃破応援求む!』

『敵の攻撃の火力は常軌を逸している交代…』

「第四戦車大隊通信途絶、第8大隊も…」

「ばかな…最新式も動員した二個大隊だぞ…」

「こちらも危険です早く脱…」

 福岡侵入阻止作戦における現地指揮所のやり取りの一部。
 侵攻してきた龍虫に対して陸上自衛隊は農業地帯を主戦場とした阻止作戦を展開して対応を行うが、その装甲を抜くことが出来ずに龍虫の射程に入り大量の酸による榴弾砲によって壊滅。更に近くで指揮していた臨時の指揮拠点であった構造物も大量の酸の直撃を受けた事で、多くの自衛隊員が解けた建物と運命を共にすることに成る。


「被害は?」

「龍虫は現在佐世保港湾にて捕食活動を行った後、自分が投げ飛ばした艦艇を追って伊万里市を破壊。
 その後は海岸線に沿うように都市や船に対して捕食活動を行いながら進行を続けて居ます。」

「現在、陸上自衛隊による阻止作戦を展開しているようですがあの地域の装備は…」

「対人以外は想定されていない。…一体幾多の被害に成るか」

 野党にて行われた緊急会合の一部。
 与党から転落した元与党でも巨大生物出現の報を受けて連合との共同対応作戦を行うことを何度も提案していたものの国会においては現与党がこれに反発。
他国に救援を求める事が閣議決定されていたものの、肝心の各国は別件での混乱が酷く、混乱していない中小国の多くは日本まで早急に遠征することなど不可能な国家の実であった。


「…それでは我々の活動は認めないと?」

「事は我々のみで対処可能な状況です。たった2日で騒ぐような事ではありません。それに異世界に頼らずとも我々には友好国が…」

「既に大打撃を受けた友好国が動けるので?」

「な…」

「我々としても条約での事態打開を約束している以上これ以上は待てませんので…」

「…」

 連合との外交交渉時における会話の一部。
 現政権に関しては他国からの支援を理由に連合の介入を拒否しようとするも、既に周辺国の多くが自国の防衛或いは即座に援軍を送れる様な状況にない事を把握しており、それを平成日本側へと指摘している。
 また、それと同時に現状が米国・日本単独での解決が不可能な事案であると判断して正式に行動を開始する。

81: ナイ神父Mk-2 :2021/04/24(土) 00:44:32 HOST:p427041-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp


『此方スーパーX、これよりタワラ作戦を開始する。』

「了解、健闘を祈る」

「頼みの綱のD-3とD-2弾頭だ頼むぞ…」

「連合が来ているとは言え、俺たちが誘因作戦を行うんだ。気を抜くな」

 連合・自衛隊による合同の侵略生物掃討作戦の一つ、通称タワラ作戦の一幕。
 当作戦は龍虫を既に戦闘の有った地域まで誘因する事で対象を被害の少ない地域で仕留める事を前提に作戦が組まれていた。その為、連合では作戦地域保管されていたレベル5のカイジュウの生体サンプルと周辺漁港から急遽集めた魚等を囮となるタンカーを置いてその周辺にレーザー砲台を設置、先行したスーパーXが百足を餌場迄誘導する形と成っている。
その後、大半の火器は無力で有った物の何とかスーパーXは目標の誘導を達成、連合による撃破が行われておりその結果として福岡市中は完全にクレーターと化している。


「向こうはもう始まっているかな?」

「多分な…スーパーXは理論や装甲は完成しているが試作品だ…」

「せめてこれが完成して居れば…」

「あんた達、口動かしている暇が有ったらさっさと手を進めなさい」

「申し訳ありません。香月博士…」

 蓬莱近くに増設された造船施設におけるやり取りの一部。
 この造船施設に関しては平成日本から委託を受けた技術者や自衛隊、連合からの技術士官等によって運用されており平成日本が計画していた666艦隊計画における、スーパーXシリーズの後継機及び本来の艦隊計画の為の試製艦艇開発が続けられていた。
 この研究に関しては既に大推力の熱核ジェットによって一定の成果を上げる事に成功していたが、今回の試作艦艇に関しては特地側で見つかったG元素の一種にも近い特性を持った物質とそれを運用するための機器が試験的に搭載される事となっていた。その為、G元素などにも知見の有る香月博士がβ世界から技術大佐として派遣されている。

82: ナイ神父Mk-2 :2021/04/24(土) 00:45:13 HOST:p427041-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp

簡易用語説明


D号弾

概要
自衛隊の開発した特殊弾頭の一種となる。このシリーズは主に特地で出現した脅威に対抗する為に自衛隊が既存の武装に乗せられるサイズで運用を行う事を目標に用意が為された武装である。その為、既存のミサイルの規格を応用しており発射機等もその奥が流用或いは通常弾頭に混ぜられて併用されている。

尚、多くの武装は秘匿されていた物のその多くが所謂創作を参考にしている部分も多く存在し、当時批判にさらされていたスーパーX同様に市民の税金を特撮の玩具で遊ぶ為に使っていると避難の的と成って居る

D-1弾頭

概要
自衛隊が新規に開発したミサイル用弾頭の一つとなる当ミサイルに関しては内部のに炸薬を載せず純粋に貫通力のみに重点を置いておりこれは自衛隊が遭遇した敵の中には対空ミサイルを受け付けずに超音速飛行を可能とした敵に対して打撃を与える事を目的としたものと成って居る。その為、戦闘機に搭載は可能で在る物の、貫通能力と威力に重点を置いたため実質的には対艦兵器同様運用にはF-2等の大型の攻撃機を必要としている。

Dー2弾頭

概要
自衛隊の開発した対大型生物用の平気となるがコレに関しては条約に抵触する効果も有る事から基本的には運用は特地のみと成って居る。当弾頭の目的は敵体内に化学薬品を打ち込む事も目的としている。その為、対象にはある程度の低速で接触しその後大型だのパイルバンカーの様な方法で巨大な針を敵個体に打ち込むものと成って居る。コレに関しては炎龍などに対する捕獲等も狙っての開発であったが、対龍虫時には化学薬品を注入する事を目的に使用されるも酸の影響で薬品諸共着弾した弾頭はとかされてしまっている。

D-3弾頭

概要
自衛隊が開発したDシリーズ弾頭の現状における最終モデルである。当弾頭に関しては2号弾の物をベースに相手に取り付いての行動を前提に開発されているが性質その物は1号弾同様に装甲の破壊を主目的としている。構造としては取り付いた対象を弾頭先端に設置された掘削機で掘削、内部へと潜航して爆発を起こす徹甲榴弾方式となっており大きさと威力共に1号弾を超える物であったがそのシステムから弾頭の重量は上昇、結果的に車載などでの運用に限られる形と成って居る。

83: ナイ神父Mk-2 :2021/04/24(土) 00:46:00 HOST:p427041-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp
以上ですWIKIへの転載は自由です取り敢えずは怪獣事変頃における日本の動きを一通り…

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最終更新:2023年11月05日 16:14