493: トゥ!ヘァ! :2021/04/26(月) 20:24:16 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
スパロボクロス 侵略生物 龍虫(ドラゴンワーム)


〇解説

龍虫はですね。
基本的にはCE世界のアフリカといわれる地域に過ごしていまして、
若干ゃ餌が、豊富なところなので、
そういったところで獲物にありつきやすいように龍虫、あの、でか長い個体で。
であと体も大きいので、他の巨大生物に負けないように。

ジャンプ力ぅ…ですかねぇ…
高いところに、ビヨォンと、ジャンプできる生き物でして、
身体をばねにして結構高く飛ぶことができるので、
軽々と100メートル200メートルは余裕でジャンプしてくれますね。




〇本当の詳しい解説
侵略者連中が運用している侵略生物・・・が独自に進化を遂げた姿。
フォーリナーからすれば予想外の進化であり、ヴォルガーラでは意図的にこの姿になるように仕向けている様子がある。


見た目は巨大な百足(ムカデ)であるが、その実態は独立した生物たちが連なって行動している群体生物。
このため例え頭を潰してもそれは単なる先頭生物であり、次列の生物が新たな戦闘になるだけである。

個々の生物としては全高5m、全長10mほど。この状態では節虫(バグ)と言われている。正式名称はドラゴン・バグ。
四対の足に上部には酸を飛ばす二対の触覚が存在している。なおこの状態では単眼だったりする。

このバグが数十匹連結した姿が龍虫ことドラゴンワームとなる。
先頭のバグは特殊な変異を起こし、ムカデの頭と思える形状へ変化する。
これは自らが喰らった獲物を効率的に砕き、後方に連結している群れへとエネルギーを回すための変化と言われている。

この百足状態では連結している数によってその大きさが変わる。
分類上最低でも100m以上の巨体となるよう繋がっている群体が龍虫扱いとなる。


節虫、龍虫共に下手な攻撃など物ともしない甲殻とぎちぎちに詰め込まれた筋肉。そして高い再生能力を持つ。
このため半端な攻撃では弾かれるか、すぐさま再生されてしまう。

どうやら龍虫となると全体のエネルギーを共通するようで、再生能力や酸の放出量も極端に向上する模様。

また他の侵略生物よりも高い耐火性及び耐爆性を誇る。
耐火性に関しては連結する前の状態から高い物を持っており、連結以降はそこに耐爆性が追加される。

これは爆発における衝撃を瞬時に連結している全体へ拡散・放出させることにより衝撃によるダメージの多くを軽減しているためだと推測されている。

この連結している群れ全体への拡散のみならず、衝撃の放出まで行うため爆発の反動を利用して宙に飛ぶ姿も度々目撃されている。

この衝撃に対する特殊な仕組みはどうやら龍虫内のエナジージェムを介して行われていると言われているが詳しい証明はできていない。
またこの衝撃を放出するという特性から全身をバネのように扱い高くジャンプすることも可能。

100mを超す巨体でありながらも余裕で数十mの飛距離を叩き出す。
こちらは単純に衝撃の放出と全身を使ったバネ運動という以外にも、どうやら体内のエナジージェムを用いて一種の慣性及び重力制御が行われているのではと推測されている。
最もこちらも明確に確認が取れているわけではない。

494: トゥ!ヘァ! :2021/04/26(月) 20:25:26 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
大量の個体が連結して群体をなすという性質上自切が可能。
身体の節となっている部分ならばどこからでも切除が可能であり、切られた部分は本体とは別に動き出す仕様となる。

この際切られた方の胴体は新たに先頭部分となった個体が瞬時に変化し、元の先頭部と同じムカデの頭部に似た形状となる。
また切り離した側も後方部はムカデの尾と似た形状に変化する。
この急速な変化は高い再生能力を応用したものだと思われる。

このため真っ二つになったと思ったら突然二つに分裂する姿を見るなど、初見ではプラナリアか何かと驚愕される例が多かった。

最も厄介なのは群れの危機を察知した際である。
敵わぬ、逃げ切れぬと察した龍虫は突如前身の節々を解放。全ての個体が解き放たれ一斉に四方や地中へ逃げ出すのである。

こうして逃れた個体がまた繁殖し、新たな龍虫を生み出すなど厄介極まりない生態を持つ。

この一斉分裂時に気を付けなければならないのが、逃走のためか、反撃のためなのかを見極めなければならないという点にある。

逃走する際以外にも、幾つかの節に分裂した後にそれぞれに新たな頭部を生やしては多方向から襲ってくることもあるのが厄介な点となる。


大勢の個体が連結して群れを成す仕様からか大型な個体ほど非常に食欲旺盛。
主に別の大型生物や酸を使い小型生物の群れを一網打尽にするなど多彩な技を持つ。

別の個体同士でカチあった際は先に頭部を潰した方が勝者となり、残りの頭部以外の個体を自分の群れの個体に加え、更に巨大となる習性がある。
こうして生まれたのが後述する百脚龍虫となる。

連合ではカテゴリー4に分類されている非常に危険な大型生物に分類されており、融合惑星EDFでは甲乙丙丁の中では上から二番目の乙種扱い。
両者共に放置すれば国家を崩壊させかねない危険生物という位置づけ。同様の評価でアリ型侵略生物の大型個体であるマザーやクモ型侵略生物の大型個体であるキングなどが同様の評価を受けている。

なお龍虫は見た目がムカデに似ているだけで厳密には別の生き物のため、地中に潜る以外にも実は水上を泳げたりもする。
最も特に泳ぎが得意というわけでもないので自ら泳ぎに行くことは稀であるが。

495: トゥ!ヘァ! :2021/04/26(月) 20:26:15 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
  • 百脚龍虫(ドラゴン・センチピード)
先述の龍虫が更に複数連なり形成された超巨大個体のこと。
大凡500m以上となった個体のことを指す。

この段階となると以前の龍虫とは比べ物にならないレベルでの危険性となる。

龍虫でも語ったように巨大になればなるほど維持するべき群れの数が増えるため相応に食欲が増していく習性がある。
このた500m以上の個体は非常に食欲旺盛。融合惑星では一晩で小国を平らげた記録すら存在している。
また上部二対の房から放たれる酸の量や勢いも増しているなど戦闘力にも磨きがかかっている。

使用できる酸の量が増えたからか、龍虫時代よりも更に多彩な技を持つ。
龍虫同様に雨のように酸弾を降らすが、繋がっている節の数が多い分だけ降ってくる酸の量も数を増しており、正に豪雨の如き量の酸弾が降ってくる。

使用できるエネルギー量が増えたためか、酸の濃度や構成水量、速射速度も上がっており、更に高精度。
また飛ばしてくる酸の速度も速くなっているため、生半可な装甲では単純な速度でぶち破られることも多々ある。

霧状に酸を分布させる酸霧は実弾系の攻撃を溶かして無効化にする点や霧内に迷い込んできた敵対者を溶かして捕食するための攻防一帯の技が存在しており、更にピンチになれば酸を超高速噴射させアクアカッターのように相手を両断する技を行うこともしてくる。
流石に後者の酸のアクアカッターは使用すると多大に体力を浪費するようで、百脚龍虫からしても奥の手のようであるが。

この酸のアクアカッター…通称アシッドカッターは理論はアクアカッターと同じなのだが圧力の関係か非常に長射程。
上空数千メートルまで攻撃が届き、航空機が両断された記録が存在している。
どうやら単純な圧力のみならず体内のエナジージェムを用いて慣性制御か重力制御も加えて勢いと弾道を制御していると見られている。


また戦闘時にはその巨体で物理的に蹂躙する以外にも龍虫時代にも見られたわざと分裂してから改めて襲ってくる物量戦も使用してくる。
この際分裂時の節の数が龍虫とは比べ物にならないため、この攻撃を行われた際は四方八方から酸の雨とバルガの装甲すら切り裂く強靭な顎の噛みつきが襲ってくることとなる。


連合の危険指数ではカテゴリー5に分類されており、放置すれば文明全体の危機という括りとなる。
融合惑星EDFでは甲乙丙丁の中では最上級の甲種扱い。エルギヌスやヴァラクと同等のクラスとなる。

なおこの種が龍虫、百脚龍虫など龍の名を関しているのはその長い個体が東洋の龍に連想させるという点以外にも、龍虫の主食が同じ侵略生物の最終進化系であるドラゴンだからである。

現代航空機に劣らない速度と戦車や機動兵器すら焼き払うブレス、そして蜂やアリにも劣らない物量を持つドラゴン種であるが、龍虫は自前の耐火、耐爆能力と酸を使ってこれらの群れを積極的に捕食している。

ドラゴン種の最終形態であるグレーター・ワイルド・ドラゴンですら、百脚龍虫相手に敗北し、貪り食われる例が多々存在している。

496: トゥ!ヘァ! :2021/04/26(月) 20:27:02 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
  • 千年龍虫(エルダー・ドラゴン・センチピード)
百脚龍虫が更なる進化を遂げた姿。
千に届かんばかりの節虫と連結した存在で全長1000m以上の個体のみが識別される。

いわゆるヌシ級と言われる超大型侵略生物であり、融合惑星の無人地帯やCEアフリカにおける安定地域を支配している怪物。

区分はカテゴリー6。種族を超えた強さを持つ個体ばかり。
西暦2000年代前後相当の世界ならば一体で惑星全土を滅ぼせる生物。

連合ですら、このレベルの個体を安全に駆除しようとすればAF2~3隻による遠距離からのつるべ打ちか完全武装のMS1個大隊が必要とされる。
融合惑星EDFにおける区分は甲乙丙丁を超えた特級。惑星滅亡の危機と分類されている。
EDFにおいてはたった一度の討伐例しか報告されていない。

ここまで巨大化するとその身体は比べ物にならない強度を誇っており、並の攻撃は全て弾かれる。
よしんばダメージを負わせたところで一瞬で回復される。
1000mもの巨体を誇りながらもその動きは俊敏。非常に速い速度で移動する。
百脚龍虫時代でもシャレにならなかったが、千年龍虫クラスとなると動くだけで周辺の地形が破壊されていくため正に動く災害と言っていい。

酸を使った弾雨、狙撃、アシッドカッター、酸霧などの基本的な技から全身をバネのように使った数百mレベルの跳躍、幾つもの節に自切からの物量戦、地中を掘ってきてからの奇襲など龍虫や百脚龍虫が使えた戦法は一通り可能。

今までと比べ物にならない巨体ながらも総エナジージェム量と筋肉量が増えたせいか、跳躍時の飛距離は劇的に伸びている。

そしてその巨体を形成する群れを生かすだけの大量の食料も必須。
このため必然このクラスとなると食うに困らなくなる一帯の支配者ヌシ級となる。
安定した食料供給を得たためにヌシとなるのか、ヌシになれる強さを持つから一帯の支配者となるのかは未だ議論が付かない。


融合惑星EDFにおけるたった一度の討伐例では対応に当たった方面軍が壊滅。野生化していたためか、周辺の侵略者部隊もそのまま蹴散らしていた。
最終的にはライトニング・アルファ呼称されるエースと彼が率いるライトニング隊が各国の支援を受けながらもどうにか討伐に成功した。

なお近年平成世界(ゲート 自衛隊ry(以下略)世界で起こった怪獣事変において日本の北九州を襲ったのはこの千年龍虫に分類される個体である。
事変の際には動員できるだけのAF艦隊も二個大隊以上のMS部隊も存在しなかったため、急遽連合の精鋭部隊であるソレスタルビーイングを招集し事態に当たった。


融合惑星やCEアフリカではあくまでも人類の監視下にあるため、千年龍虫クラスは余り数は確認されていない。

しかし第三次侵略者戦争の際に一度ほぼ陥落したUC地球では解放した現在でも、人類の手が及んでいないユーラシア大陸などで多数のヌシ級個体が確認されている。

497: トゥ!ヘァ! :2021/04/26(月) 20:27:44 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
〇用語解説

  • カテゴリー
地球連合(CE)が定めた怪獣の分類。

カテゴリー1では西暦世界の技術でも駆除可能。2からは何かしらの特異技術が必須となり、3からは核兵器では殲滅できなくなる。
4からはたった一体で国家滅亡の危険性が浮上し、5では文明滅亡の危険が出てくる。
6は既存の種族の枠を超えた個体や惑星一つを滅ぼせるだけの代物となる。

大まかにいえば侵略生物のアリマザーやクモキング及びや野生化したカイジュウ、エルギヌスがカテゴリー4。

スラターンなどの上級カイジュウや変異化レザーバックやオオタチ、群れを成すエルギヌスやグレータードラゴン、百脚龍虫などがカテゴリー5。

カテゴリー6において種族としては千年龍虫の他はキングソラスやキングエルギヌスなどが連なる。
特異個体では激昂レザーバック、大悪魔スラターン、アントネードマザーなど。
数が少ないため観測されている個体は大概二つ名持ちとなる。


あくまで大気圏内で暴れる怪物に対してのカテゴリーわけのためELSやアインストといった宇宙や異次元クラスの生物はカテゴリ分けされていない。
強いて言えばELSあたりがカテゴリー7こと星系の危機で、アインストや宇宙怪獣がカテゴリー8宇宙の危機といったところだろうか。




  • 融合惑星EDF版ランク分け
こちらは甲乙丙丁の四ランク。一番下が丁で上が甲となる。
丁はアリやクモといった一般侵略生物、丙がドラゴンや金アリ、銀クモ、乙がエルギヌスやソラス、龍虫、甲が百脚龍虫や金マザーや銀キング、アーケルスなど。
千年龍虫やキングソラス、キングエルギヌスや二つ名持ちの特異個体などはこの分類に括られない特級とされる。




  • ヌシ個体
分類としてはカテゴリー6及び特級に分けられている生物が大凡ヌシと言える。
CEアフリカ内や融合惑星の無人地帯において侵略生物は存在しているが、表面上は平和と見える土地には大概ヌシと言われる個体の支配地域となっている。

この地域一帯はヌシにより管理されており、通常の無人地帯よりも侵略生物の数は少ない傾向にある。
また大増殖による暴走(スタンピード)などは起きない。
それだけ増殖したところでヌシの食事になるからである。
このためヌシさえ怒らせなければ周辺地域はむしろ平和と言っていい。

逆にその地に住むヌシ個体を怒らせるか、もしくはヌシが気まぐれで外に出てきた場合は一大事と言える。

千年龍虫の際に説明したが、ヌシ個体となるほど強力だからがヌシとなったのか、元々強かった個体が支配地域を得たからヌシと呼ばれるようになったのかの区別はされていない。


隔離されているCEアフリカではちょくちょく縄張りを追い出された元ヌシ個体などが命の壁にやってきては連合の設置した砲台群やAFによって駆除されている。

融合惑星では元々人口が少なく、それでいて広大な土地であった地域がヌシ個体の縄張りとなっていることが多い。

第二次侵略者戦争以降に激増しており、人類の居住地域を圧迫している原因の一つであるが、ヌシのいない無人地域では定期的にスタンピードが起こることも合わさり、ヌシの討伐や支配地域の解放は後回し気味である。


大概のヌシ個体は千年龍虫やキングソラス、キングエルギヌスなどと同レベルの強さを誇るため、EDFが半壊状態である第三次侵略者戦争前後では様子見が一般的となっている。





  • スタンピード
大暴走と書いてスタンピードと読む。

融合惑星において第二次侵略者戦争以降に激増した無人地帯。
それらに住む侵略生物が何かしらの理由で外に大挙して押し寄せていく状況を指す。

餌の状況が良かったための大増殖、単なる巣分け、外部からの刺激により侵略生物たちが興奮状態となったため、何かしらの存在に追い立てられ下層に位置する侵略生物たちが挙って逃げ出してきたためなど起こる理由は様々。

融合惑星の諸国家は定期的に起こるこれらスタンピードに頭を悩ませており、これのせいで崩壊した国家も少なくない。

ヌシ個体が支配する一帯であれば、彼らの餌になるせいかスタンピードは起らない傾向にある。
逆に隣り合う別のヌシ同士や強くなった別個体による下克上などが起きた場合はその余波から逃れるためのスタンピードが起こる事例もあるが。

第三次侵略者戦争以降は各国の協力体制の下で地道に無人地帯の攻略、解放を行い続けている。

498: トゥ!ヘァ! :2021/04/26(月) 20:28:22 HOST:FL1-122-133-198-190.kng.mesh.ad.jp
投下終了

前々からずっと書き続けていた大百足君の生態について。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2021年04月30日 10:11