536: 194 :2021/04/25(日) 18:40:30 HOST:ai126146244179.53.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?番外編その29 超大陸世界の中独の駄っ作?兵器その10


小型潜水空母「ポットヴァール」※中国名・048型潜水艦(漢級(二代目))

全長:145m
全幅:22m
喫水:9.6m
基準排水量:15500t
満載排水量:17500t

主機:新型核融合炉4基(出力不明)
速力:巡航速度 20ノット
   最大速度 100ノット

兵装

40㎜マルチランチャー(艦橋下部前面)
VLS×10基 各種ミサイル装備
艦載機垂直射出機×6

艦載機数:軽戦闘機・シュヴァルベ×18機

乗員:操艦要員20名
   航空要員45名


EADSドイツ・中国航空工業集団 VTOL式軽戦闘機「シュヴァルベ」※中国名・殲直01型

乗員:1名
全長:11.0m
全幅:6.5m
全高:4.4m
機体重量:3.1t

エンジン:小型反重力エンジン×1
最大推力:不明(機密による・垂直上昇可能)
巡航速度:970㎞/h
最大速度:マッハ1.2
航続距離:1200㎞
実用上昇限度:100㎞

固定武装

30mm機関砲×1(機首先端・装弾数240発)

オプション兵装

500kg爆弾×1又は増槽(選択式)

537: 194 :2021/04/25(日) 18:41:00 HOST:ai126146244179.53.access-internet.ne.jp
【解説】――中独両海軍が実用化した、新型潜水軽空母とその艦載機。神崎島の出現以来、海軍においては専ら水上戦闘艦艇にスポットライトが当たっている状態であり、潜水艦閥としては
正直面白くないという思いを抱いていた。成程、確かに戦艦の持つインパクトや高い火力・頑強な防御力は確かに魅力だ。そこは無条件で認める。
しかし、肝心の数においては完全に水を空けられており、性能差も相まって勝ち目が全くない。ならば数も揃え易く、水上艦艇に等しく脅威を与えられる潜水艦を大量に揃えた方が、余程対抗可能と
なるのではないか。そう言って上層部を説得していたのだが、その意見が大勢を得る事は無かった。その原因は、内政的な物であった。
見た目からして「強そう」と映る戦艦や制空権確保に必須となる空母、どちらも国民へのアピールにはうってつけなのだ。その一方で、潜水艦は素人にはその凄さが伝わりにくい。
このままでは自分達の縄張りを削って、勝ち目のない水上艦艇での勝負にリソースが注ぎ込まれかねない。
そんな危機感を持った両国の潜水艦閥の将兵達は共同で、新しい潜水艦の開発に勤しむ事となった。当初は数の揃え易い核融合エンジン搭載の新型潜水艦を建造する・・・・・筈だったのだが、
新型人型戦車(鉄人の事)の開発から外された技術者達が合流した辺りで、流れが怪しくなってきた。彼らは

「最近調子に乗っているあの技術者(元シューターな技術者)の鼻を明かす為にも、奴が『あっ!!』と驚愕する様な潜水艦にするぞ!!」

と息巻いており、その結果色んな機能を詰め込んだ結果、当初の予定からかけ離れた「新型潜水軽空母」と、それに搭載するVTOL式軽戦闘機という代物が完成してしまった。
それが新型潜水軽空母「ポットヴァール」とVTOL式軽戦闘機「シュヴァルベ」だった。
まずポットヴァールだが、見た目に関してはアイン〇ンダーの4面に登場する同名の敵と同じ外見をしている。
コンセプトは「一隻で高い対地上攻撃を行える、隠密性の高い艦」という事で、複数のVLSや艦載機射出用の垂直射出機を搭載した結果、戦略原潜の様な大きさの艦となった。
VLSには各種ミサイルが装填可能であり、巡航ミサイルの他に艦対空ミサイルも装填可能。いざという時の自衛も出来る様に設計されている。
垂直射出機は新たに開発されたもので、VTOL機を真上に射出可能。これは、反重力システムを応用して開発されており、見た目に反してパイロットにかかるGは高くない。
そして船体上部に備わった艦橋には40㎜マルチランチャーを装備。対地・対水上艦攻撃に威力を発揮すると共に、緊急時には艦橋を切り離して軽攻撃機としても運用可能な様に設計されている。
そして、新型の大出力核融合エンジンを搭載した結果、最大速度100ノットを遂に達成する事に成功したのだ。
もう一方のシュヴァルベだが、こちらもアイン〇ンダーの4面に登場する同名の敵と同じ外見をしている。
この艦の艦載機として新規開発された軽戦闘機で、反重力エンジンを搭載したVTOL機となっている。小型故に機動性は良好で、機体下部には爆弾も搭載可能。地上支援もこなせる様になっている。
なお射出時には翼は折り畳まれており、空中で羽を広げるという仕様になっている。元々小型かつ翼の折り畳み機構も相まって、このクラスの大きさで18機もの搭載が可能となっている。
どことなく、旧日本海軍の「伊-400型」潜水艦を思わせる艦となったのだ。

538: 194 :2021/04/25(日) 18:41:30 HOST:ai126146244179.53.access-internet.ne.jp
Q で、実際の所は?

A 祝!独国面&中国面、完☆全☆復☆活!!


オカマ社長や元シューターな技術者が関わっていない時点で、或いは当初描かれていたコンセプトが行方知れずになった時点で「あっ!!」ではなく「あっ(察し)」となっただろう読者の皆様が
複数出たであろう事は想像に難くないが、その期待を裏切らない問題兵器となった。問題点を順に見ていこう。
まずポットヴァールだが、数が必要となる潜水艦でありながら戦略原潜を建造するのとあまり変わらない建造価格となってしまっている。数々の新機軸を搭載しているのだから当然と言えるが、これは
流石に高過ぎた。しかも戦略原潜と違って、抑止力という点では全く敵わないのは明白であり、コストに見合わないのだ。
そしてその新機軸も問題を抱えている。艦載機垂直射出機だが、高くないとはいえ射出時にはそれなりのGがかかっているのも確かであり、機体及びパイロットにそれなりに負担をかけている。
また信頼性もあまり高くなく、射出出来ないならまだいい方で、酷い時は射出高度が低くなってしまい、主翼の展開等も間に合わずにそのまま海にポチャンする事もあったそうだ。
新型核融合炉もなかなかの難物で、出力及び信頼性はこれまでの兵器開発で担保されている物の、静粛性に難があるのだ。艦そのものも形状的に静粛性に難があるという事もあり、最大速度を出した場合の
騒音は、もはやギャグの領域に至ってしまっている。その為、緊急時を除いて出せる速度は五分の一程度に抑える事を推奨されている。つまり巡航速度が実質的な最高速度といっても過言ではない。
艦橋の方も、軽攻撃機として見た場合は安定性に難があって正直使い辛く、緊急時の脱出以外で使用する事はお薦め出来ない。
そして一番の問題は、隠密性が重要視される潜水艦でありながら、ミサイルや艦載機の運用の為に水上に浮上しないといけない点だ。被弾即潜水不可能となるのが目に見えており、そこまで苦労して運用しても
期待出来る戦果は、正直微妙なのだ。これでは通常の攻撃型原潜や戦略原潜を建造した方が、まだマシだろう。
そして艦載機のシュヴァルベだが、こちらも問題を抱えている。VTOL機特有の速度の遅さや航続距離の短さ等も有るが、何より機体搭載量が低いのだ。
ガンポッドは当然搭載出来ず、500㎏爆弾一発か増槽が一個が精一杯であり、それも選択式だ。
爆弾を積んだ場合は僅か600㎞程しか飛べず、橋頭保近辺の敵を攻撃するのが精一杯といわれている。せめてF-35位の大きさがあれば話も違っただろうが、それではポットヴァールに搭載するのは不可能。
小型化に拘り過ぎて、使いやすさを考慮しなかったのが一番の失敗だったと言えるだろう。
オカマ社長や元シューターな技術者が鉄人の開発にかかりきりだった事も相まって、気づいた時には修正不可能な有様となっていた。それが両兵器の一番の悲劇だったと言えるだろう。
関わった技術者達や潜水艦閥の軍人達は軒並みパージされ、閑職へと回されたのは言うまでもない。
で、完成してしまったこれ等の兵器だが、作ってしまった物は仕方ないという事でテロリスト討伐等の特殊作戦へと回される事となり、それなりの戦果を挙げる事に成功している。
それがこの兵器達にとっては、せめてもの慰めとなったのだった。

539: 194 :2021/04/25(日) 18:42:00 HOST:ai126146244179.53.access-internet.ne.jp
以上です。皆様が懸念していた独国面と中国面が、不死鳥の如く完☆全☆復☆活を遂げましt←殴
今回に関しては、中独のチート人材達(オカマ社長や元シューター中技術者)が一切関わらない物と相成りました。その結果がこれだよ(ヲイ)
逆に言えば、上の二人がやっぱりチートというのが逆説的に証明される事に。こんなのが十人も二十人も居なくて、本当に良かった(汗)
なお当初は、4面中ボスのザラマンダーもセットで出そうかとも思いましたが、流石にネタが過ぎるのと武装の多くがステージ上部にあるレールにぶら下る事で初めて意味を成す物が多く、実際の使用では
実用性に難があり過ぎるという事で、没にする事に。もしこれも作っていたら、関わった人達は閑職行き所では済まなかったでしょうね(汗)
因みに、これの存在と仕様が確認された結果、ネット上では

「独国面&中国面の復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

「これでこそ!これでこそ中国とドイツよ!!」

「ティエレンのはやっぱりまぐれだったんだな!本当に安心した!!」

と祭り状態となっています←殴
そうそう、機体の外観は毎度おなじみこちらの動画で↓

シュヴァルベ
ttps://www.nicovideo.jp/watch/sm20372463 の動画の18:45頃

ポットヴァール
ttps://www.nicovideo.jp/watch/sm8149333 の動画の01:10頃に出現する敵

いやはや、やっぱりネタなSSは書いてて楽しいですわ(ヲイ)。ではまた次回。
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2021年04月30日 10:19