304: 弥次郎 :2021/05/03(月) 11:54:42 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
憂鬱SRW GATE 自衛隊(ry編 証言録「ロシアより、衝撃を込めて」
「ここにロシア連邦航空艦隊の結成を宣言する」
- 平成世界ロシア連邦大統領のジェガノフ、ロシア航空艦隊の結成式典にて。日米に先駆け、ロシアは大空に艦隊を浮かべた。時に西暦2010年のことであった。
「戦艦、フリゲート、駆逐艦、輸送艦を含めた補助艦艇……おまけに整備ドックまで……」
「ロシア各地に設けられているという話だからな。これは、ホラではなさそうだ」
「こっちは予算が削られたっていうのに…」
「荒唐無稽な、インチキの船に使う金はない、とかふざけているのはどっちなんだよって…」
「しかも運用体制だからな。こっちと次元が違いすぎる」
- 一応招待された米国武官たちの会話。政権交代後細々と「研究」を重ねている段階の米国に先んじて、ロシアは「運用体制」を作り上げてしまっていた。
「おいおい、あんな数撃ち込むのかよ……!」
「対空ミサイルに航空機まで!」
「……あ、消えた……」
「マジかよ…」
- 在庫処分も兼ねた対空兵器による飽和攻撃に対する迎撃のデモンストレーション。アドミラル・マカロフは単独で数百を超えるそれらをすべて迎撃して見せた。
「新境地に進出。ロシアは先駆者となり、再び偉大な国となる」
- 式典の様子を伝えるメディアの見出し。言わされている感も否めないが、それでも航空艦隊の威容はロシアの国威発揚につながった。
「ま、まやかしだ!あんな数のミサイルを迎撃しきるなんてありえない!」
「あの船が浮かぶはずがないだろう…!トリックだ!」
「(人間で発音しにくい罵詈雑言の嵐)」
- ヨーロッパ諸国からの参加者、特に軍関係者の声。現実を見せられてなお、疑ってしまうのは人の性ゆえか。
「……新666艦隊計画が完全に先越されたな」
「こっちは未だに飛行艦艇を飛ばす試験の許可をもらうだけでも苦労しているっていうのにな…」
「陸地に固定されている艦艇での訓練なんて畳水練だってのに」
- 自衛隊関係者の愚痴。米国よりもさらに制約を受ける状態の自衛隊は、研究することさえ苦労していた。
「今後、我々はさらなる高みを目指していく。さらなる宇宙進出と宇宙軍の創設も含め、意欲的に行動を続ける。
重力にも、しがらみにも、常識にもとらわれすぎることなく、どの国よりも早くロシアはこの惑星から羽ばたいていく」
- 式典後のインタビューにてロシアの宇宙機関ロスコスモスの長官。
305: 弥次郎 :2021/05/03(月) 11:55:30 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
「ロシアの航空艦隊なるものは、その実在性や現実性を鑑みて、荒唐無稽の情報だと政府は判断しております」
- 記者会見にて、日本の官房長官。ロシアの航空艦隊はあくまでもフェイクだと断じた。
「物理学的に見て、あの質量の物体が空に浮かぶのはあり得ないです」
- 自称専門家の発言。過去の知見から判断して決して間違いではない発言。だが、常識とは日々更新されるものであった。
「……」
「隊長、荒れてますね…」
「まあ、ねぇ」
- 陸上自衛隊特殊編成中央即応機動戦闘団の基地にて、伊丹ら。邪神戦争でのことを知るがゆえに、危機感のなさに歯がゆい思いをしていた。
「どうみるよ、ロシアの艦隊」
「空飛ぶとか普通ありえんだろ」
「いや、でも日本でも空飛ぶ艦艇が目撃されていたしさ」
「戦艦を空に浮かべたって、海上の戦艦と同じ末路だろ。いい的だ」
「デモンストレーションだと数百のミサイルをすべて迎撃したって話だぜ?」
「それマジなん?そんなのいくらでも仕込みできるっしょ」
「まあ一理あるよなぁ。レーザーで迎撃したーとか言っているけど、目に見えないし、本当に迎撃されたかわかんねぇのも確か」
「SFみたいに目に見えるわけじゃないのがなんともなぁ」
「つか、どうやってとんでんのあれ?」
「それが簡単にしか説明されてないんだよなぁ。エーテルドライブとかいう新型機関の採用の結果らしいんだが」
「エーテルって……RPGかよ」
「いや、それ架空の薬の総称。多分だけどSFでよくあるエーテル理論じゃね?否定されている理論だけど」
「ああ、エーテルで世界は満たされているっていう…それがどうやったら空を飛ぶことにつながんの?」
「そこの説明がぼかされていてなぁ……一応化学的なエーテルは揮発しやすい特性があるけど、それは単に物質の特性だし……」
- ネットでの反応。航空艦隊の存在を疑う声も多く、また、その理論や理屈が今一ピンとこないこともあって半信半疑といったところ。
「結局、ロシアが一番進んでいるか……」
「まあ、そうなるな(師匠の顔)」
「これだから無知な大衆ってのは……」
「ミカ君、ステイ。愚かしさもしょうがないことだし、それもまた人の営みだ」
「わかっていますよ。でも、前世のことを考えると時に腹立たしくなりますよ」
「それは……ずるいです」
「けど、所詮は彼らの責任だ。こちらが責任を感じる必要などない」
「インガオホーってやつですね、分かります」
- 日企連の転生者リンクスたちのお茶会にて。彼らは連合では比較的興味というか関心を持っていた。ただし、感情的にはドライであった。
「あんにゃろう見せつけやがって!(自主規制)!」
- NASA長官、ロシア大統領やロスコスモスの発言にぶちぎれ。なお、JAXAでも同じく怨嗟の声が上がっていた模様。
306: 弥次郎 :2021/05/03(月) 11:56:30 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
「日々の訓練つらたんです」
「休み…休み…休みを…」
「最新鋭だけど学ぶことばかりで常識が通用しないんですけどぉ…」
「給与の支払いがめっちゃいいけどこれは大変だ…」
- ロシア海軍及び空軍から招集された人材たちの愚痴。吶喊で教育を受けさせ、航空艦艇の運用法を叩き込まれたので若干ブラック業務に。
「好景気じゃなかったら却下ですよこんなの…」
- ロシアの財務担当者。本来ならば国内整備の方にも国庫を割り振りたかったのだが、政治的なアレコレから予算をやりくりすることに。
「やっと送り出せた…」
「だが、次はさらにデカイ航空空母だ…」
「マジか」
「マジだ」
「盛大に起工式もやるらしいぞ」
「ボーナスがなければやってらんねー」
- ロシアの航空艦艇専用の造船所にて、工員たちの会話。
「(声にならない絶叫)」
- 対ロシアを想定する欧州諸国の軍事担当者の一人、アイデアロールに成功した、というかしてしまった。この後病院に担ぎ込まれた。
「エーテルというのはすでに否定されたものだ。そんなものを研究するとはだいぶロシアも耄碌したらしい」
「まったくだ。航空艦艇も迎撃力はあると御大層なものを見せたが、所詮は航空機の的だろう」
「あんなものでごまかせると思っているとは、侮られたものだな」
- エーテルドライブという単語を聞いた欧州の某国の政府高官。彼らの知るエーテルとは全く違うことを、まだ知らない。
307: 弥次郎 :2021/05/03(月) 11:57:14 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
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最終更新:2023年11月15日 20:20