451: 影真似 :2021/05/01(土) 09:51:48 HOST:121-87-49-188f1.hyg2.eonet.ne.jp
拙いですが漆黒世界の最終決戦だけでもなんとか形にしました。

漆黒世界 未来編 「南極決戦」

―206X年 南極海海上にて

「……全く。これで最後の戦いになると良いが。」

そう零すのは、人類同盟軍大日本帝国所属重装兵隊長。彼の目には極寒の南極大陸が映し出されていた。


2020年代より、米合のミームを受け継いだ企業連合との全面戦争が勃発してより、約40年。夥しい量の死体を積み上げながら掴んだ企業連合の最終潜伏地は南極であった。
WWW以前の話ではあるが、かつて合衆国は南極大陸にブラジルからサウス・シェトランド諸島、南極半島を経由して、自給自足が可能な巨大な地下要塞プロジェクトの構想が立ち上がっていた。それは、WWWによってあくまで初期段階で終わったものの、米合の後継者たちは時代の流れと共にこの構想に再注目し、人類同盟軍が世界各地で地獄絵図の戦いを繰り広げている中で、密かに進歩していた技術によって南極大陸に基盤を築くことに成功していたのである。

―そして彼らは最後のあがきでも変わらずに地獄を顕現させた。

「………これは、生きている。生きているぞなんてこった糞!!」
―人間を含めた動物を壁のように成長するように設計された肉の壁

「最後までこいつらと戦わせるのか!!」
―マンモスやホッキョクグマの特徴が見られる子どもの見た目をした遺伝子組み換え兵士

「レーダーや熱探知にも反応しない!!完全ステルスか!!」
「切断した場所から植物が発生するなんぞ創作物だけで充分だ!!」
―妨害してくる連合の技術の結晶

―そしてたどり着いたのは南極大陸の地下に存在するもう一つの世界

「………………米合のミームは、ここまでおぞましいものだったのか」
―彼らが目にしたのは、人型に関わらず多種多様な動植物を含めた生命体が殺戮し、繁殖し、本能のままに動く、極限のテクノロジーによって人工の空と生物・化学的建築物がそびえたつ『地下世界』

―そこは生きる生物は皆、企業連合によって人生そのものを実験とさせられているディストピア。夢幻会が目にしていたならこういうだろう、


『オセアニア』と

452: 影真似 :2021/05/01(土) 09:52:30 HOST:121-87-49-188f1.hyg2.eonet.ne.jp
以上です。

と言うことで、最終決戦は南極大陸の地下に造られた論理観を極限まで無視した1984年世界サイバーパンク版です。

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最終更新:2021年05月04日 22:28