606: 194 :2021/06/06(日) 18:20:30 HOST:ai126197014174.18.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?番外編その33 超大陸世界の中独の駄っ作?兵器番外編・ドイツの新たな海上戦力その3
フォン・ヒンデンブルク級航空戦艦
全長:322.6m
全幅:42.8m(飛行甲板60.6m)
喫水:12.2m
基準排水量:88000t
満載排水量:102000t
主砲:50口径40.6㎝砲 三連装二基6門(大型対艦ミサイル発射可能)
副砲:オート・メラーラ127㎜単装砲 単装二基2門
その他の兵装
GJB 5860-2006型VLS 128セル
H/PJ-11 CIWS×6基
HHQ-10 近SAM21連装発射機×3基
AESAフェイズドアレイレーダー(詳細不明)
他、ソナー等複数
電磁式カタパルト 2基
装甲:舷側480㎜+50㎜
甲板:360㎜+50㎜
主砲塔正面:600㎜+50㎜
主砲塔天蓋:400㎜
艦底部 三重底
搭載機:ヴァンピーア改艦上戦闘攻撃機×20機(最大32機)
対潜ヘリコプター×8機(最大32機)
※上記は標準編成時・任務によって搭載機数が異なる
機関:COGLAG方式
QC-280ガスタービン×12基
速力:公称30ノット
乗員数:通常560名・戦時680名
航空要員320名
同型艦:「フォン・ヒンデンブルク」「フォン・モルトケ」
607: 194 :2021/06/06(日) 18:21:00 HOST:ai126197014174.18.access-internet.ne.jp
【解説】――宇宙戦力整備計画「ゾンネンシュトラール」が推進されていた頃のある日の事、ドイツ海軍はとある問題に悩まされていた。海軍の人員不足という問題である。
元々戦後ドイツ海軍はそれ程の規模では無く、それ故に人員はそれ程必要では無かったのだが、神崎島の出現や日本の超大陸化といった影響で、大型戦艦や共産支那製のライセンス生産の空母といった、
どうしても人員数が嵩む大型艦を複数所有する羽目となった結果、深刻な人材不足という問題に直面する羽目となった。
しかしながら日本陣営との対立の道を選んだ以上、大型艦の建造と整備は国内問題的に必須。雇用対策も兼ねているから猶更の事であった。
色々と頭を悩ませながら考え抜いて、彼らが出した結論は
「一隻で複数の任務に対応出来るハイブリッド艦の建造と整備。これしかない!!」
だった。
「違う、そうじゃない」という声が彼方此方から聞こえている人も居るだろうが、残念ながらブレーキ役であるオカマ社長は元シューターな支那人技術者と共に「ゾンネンシュトラール」に掛かりきりの為、
誰も止める人間がいなかったのだ。そんな彼らが注目したのは、神崎島の艦隊にいる伊勢型及び扶桑型の二種類の航空戦艦だった。
戦艦の火力と空母の遠距離攻撃の投射能力。かの島の連中が運用出来ているのなら、自分達に出来ない筈が無い。ならば作り上げて見せよう。自分達流の航空戦艦を!!
という事で、建造される事となったのが「フォン・ヒンデンブルク級航空戦艦」だ。性能の方を見ていこう。
まず船体はバイエルン級を大幅に拡大した物を用意。満載排水量は10万トンを超え、名実共にドイツ海軍最大の艦となった。
次に主砲だが、威海洋級と同じ50口径40.6㎝砲を三連装二基6門搭載している。船体規模に対して主砲が小さいのではないかとお思いだろうが、本来は新開発の47口径45.7㎝砲を連装二基4門搭載する予定だったのだが、
主砲の製造が間に合わなかった為、暫定的にこの主砲を搭載したという経緯が有る。
副砲はもはやおなじみとなりつつあるオート・メラーラ127㎜単装砲を、左右舷側に計2門装備。他の装備は調達コスト等の問題で共産支那製の兵器で固められているが、短魚雷発射管は搭載されていない。
これは搭載スペースが確保出来なかったのと、複数の対潜ヘリを搭載・運用出来る為、其方で補う事とされたためだ。なお、対艦ミサイルはVLS内部に移されている。
装甲はかなりの厚さとなっており、部分的には神崎島製の51㎝砲弾にすら耐えうるとも言われている。勿論ミサイルの弾頭破砕装甲も取り付けられている。艦底も三重底となっている。
機関はCOGLAG方式で、共産支那製ガスタービンエンジンを実に12基も搭載。この巨艦を動かすのに十分な出力を与えており、速力も30ノットが確保されている。
一方の艦載機だが、共産支那製のJ-15は性能不足であり、かといって新規で開発する余力も無い事から、既に有る機体の改造型を搭載する事が決定。
色々と検討した結果、半人型浮遊戦車であるヴァンピーアをベースにランディングギアをはじめとして機体構造を大幅に強化した、ヴァンピーア改を搭載する事となった。
最高速度はやや落ちた物の、高い汎用性能はそのまま受け継がれており、バランスの良い機体となっている。その他にもNH90 NFHシータイガーを8機搭載。対潜哨戒等で大きな活躍を見せる物と期待されている。
自動化も進められており、通常で560名・戦時で680名と大幅な省略化に成功している。それに航空要員320名を足した数字が、本艦の乗組員数となる。
本艦はまさに、21世紀に蘇った新たな航空戦艦となったのだ。
608: 194 :2021/06/06(日) 18:21:30 HOST:ai126197014174.18.access-internet.ne.jp
Q で、実際の所は?
A 独国面でした・リターンズ
一見すると、確かに様々な任務をこなせる驚異的な艦に見えるが・・・・・率直に言ってしまおう。船体規模に対して余りにも性能が中途半端過ぎるのだ。以下、問題点を見ていこう。
まず戦艦としての主砲。正直言って門数が少な過ぎ、火力面でどうにも見劣りがしてしまうのだ。40.6㎝砲で6門。45.7㎝砲では僅か4門なのだ。地上への支援火力としてならともかく対水上艦艇用の火力としては
手数で大きく負けているのだ。現場の方でも不安の声が大きいらしく、計画通り主砲の換装を行おうとした所、「ただでさえ少ない手数が更に減ってしまう!!その主砲は次の新型戦艦にでも搭載した方が
余程有効活用出来るのではないか!!」という声が多数上がり、結局換装は中止となってしまった。最も、現場の声が反映された結果、本来この艦に搭載するはずだった主砲及び主砲塔は次の戦艦へと流用される事となり、
開発・建造コストの削減に成功するという意外な結末を見せている。
他の兵装がオール共産支那製というのも、信頼性という面で大きな不安要素となっている。最も、ドイツ人的几帳面さで必死に習熟した結果、何とか扱える様にはなったらしい。だがそのせいで、今度は西側規格の兵器を
扱えない兵士が出る等、弊害も起こっている。
一方で空母としての機能だが、やはり艦載機数がそれ程多くない関係から限定的な能力となっている。せいぜい軽空母クラスの能力だ。電磁式カタパルトの信頼性の低さも相変わらずだ。
一時はスキージャンプ式も検討されたそうだが、後述する大きな問題もありその案は没に。稼働状況の維持に苦労する羽目となる。
そしてその大きな問題だが・・・強固な装甲とV字型に広がる大きな飛行甲板等のせいで、かなりのトップヘビーな艦となっているのだ。実際外洋での運用時ではローリングとかが凄い事となっていたらしい。
ガスタービン機関もまだまだ成熟が済んでおらず、軍港から出港出来ない状態が少なくないのだとか。
結局無茶をして一挙両得を目指した結果、どっちつかずな艦となってしまったのだ。なおこの話を知った某師匠は
「まぁ、そうなるな」
というコメントを残している。
此奴の存在を後から聞いたオカマ社長は、ゾンネンシュトラール計画の終了直後という事もあり三日程寝込む羽目となったが、気を取り直して「一応」輸出のセールスをした所、意外と問い合わせが多く寄せられた。
何といっても見た目的に強そうなのが関心を引いたらしい。少なくとも、砲艦外交にはこれ程打って付けな外観をした軍艦はそうそう無いのだ。
建造・運用コストの関係で購入出来る国は限られたが、それでもイランやパキスタンといった反米国家等が名乗りを上げ、建造・引き渡しが行われている。
なお、打診してきた中に南米地域でマウントを取りたいブラジルや、オーストラリアの民間団体の姿があった事から、前者は米国が・後者は豪州政府のトップ達に〆られたのは言うまでもない。
609: 194 :2021/06/06(日) 18:22:00 HOST:ai126197014174.18.access-internet.ne.jp
以上です。次のネタで頭を悩ませている時にいきなり降りてきたネタを色々と捏ね繰り回した結果、独国面・リターンズと相成りましt←殴
まぁ上でも言った通り、何とも中途半端な性能をした航空戦艦と相成りました。まぁこんな艦でも、一定の火力と航空機運用能力・頑強な防御力は持っているので、舐め過ぎる程性能も低くないという(汗)
まぁめっちゃ揺れまくるのは間違いなく、絶対に船酔い必死なので、自分は流石に乗りたくないですね(苦笑)
他にも兵士達の間の断絶の問題等、今後もドイツ海軍の苦労は絶えないでしょうね。まぁ日本陣営と敵対したのが悪いとしか言い様が無いですが。
因みに全体のイメージは↓のイラストを元に、艦橋をビスマルク級やH級戦艦を拡大した物に脳内変換していただければと思います。
ttp://www.cwo.zaq.ne.jp/bface700/bokunobb/bizenn2005.html
では、また次回お会いしましょう。
wiki掲載は、自由です。
634: 194 :2021/06/06(日) 23:02:50 HOST:ai126197014174.18.access-internet.ne.jp
それと誤字報告を。
607
- 誤 まず船体はバイエルン級を大幅に拡大した物を用意。満載排水量は10万トンを超え、名物共にドイツ海軍最大の艦となった。
↓
- 正 まず船体はバイエルン級を大幅に拡大した物を用意。満載排水量は10万トンを超え、名実共にドイツ海軍最大の艦となった。
wiki掲載時に、修正をお願いします。
最終更新:2021年06月09日 00:32