651: 194 :2021/06/07(月) 19:25:56 HOST:ai126151167216.55.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?番外編その34 超大陸世界の中独の駄っ作?兵器番外編・共産支那の新たな海上戦力その2
090型超高速魚雷艇「鉄鯱」※ドイツ名「シュヴェーアトヴァール」
全長:30m
全幅:36m
全高:7.2m
喫水:0.53m
基準排水量:160t
満載排水量:200t
固定武装
52式61㎝超大型超音速魚雷発射管×2(艦底部)
ガンポッドマウント×1(船体頂上部)
オプション兵装
30㎜機関砲
55口径120㎜滑降砲
多目的ミサイルランチャー
120㎜散弾砲
40㎜ガトリングガン
YJ-83 SSM 4連装発射筒
H/PJ-11 CIWS
HHQ-10 近SAM21連装発射機
※日本製ガンポッドも、簡単な改修で装備可能
装甲:簡易型複合装甲
エンジン:大出力ジェットエンジン×2(船体上部)
大出力超電導式推進ポッド×2(水中)
速力:巡航速度80ノット
最大速度160ノット
航続距離:800㎞
乗員:2名
652: 194 :2021/06/07(月) 19:26:51 HOST:ai126151167216.55.access-internet.ne.jp
【解説】――共産支那とドイツが対戦艦・大型空母用の切り札の一つとして開発した、超高速魚雷艇。潜水艦の様に安上がりで戦艦や大型空母に脅威を与えるというコンセプトで開発されている。
ドイツ海軍があれこれ悩んでいた頃、共産支那海軍も同様に悩んでいた。まぁドイツ海軍と違って人員には困ってはいないが。悩んでいたのは、相手との絶対的な戦力差だった。
そうでなくても世界最強の米海軍と凶悪な練度を誇る海上自衛隊、そして神崎島の膨大な数の艦隊と泣きたくなる様な差があったというのに、更に超大陸化で国防軍となった日本の海上戦力は、
一説では米海軍と神崎島の艦定数を足したのとほぼ同じと言っても言い過ぎではない膨大な艦艇を所有しているのだ。しかも質の方も、世界最大の超弩級イージス戦艦やトリマラン式超大型空母が複数という、
関係者に言わせれば
「チートのし過ぎだ!!少しは自重しろ!!」
と叫んでも文句は言われない程度の、絶望的な差が開いているのだ。
とはいえ今まで膨大な予算を貰っている手前、「勝てません」とは口が裂けても言えない。そんな事を言おう物なら、たちまち共産党政権が転覆してしまう。その為、関係者達は日本の神とやらに
怨嗟の声を上げつつも対応に乗り出していく事となる。空母の建造や運用能力の獲得を急ぐと共に、新たに戦艦を複数建造・整備に邁進していく。
とはいえ、これらも問題があった。やはりコストが高いのだ。その為、ハイ・ローミックスのローに当たるそれなりにお手軽な価格の兵器の開発も、併せて行う事となった。
求められた要求は、以下の通りになる。
- 戦艦や大型空母に脅威となる大きな攻撃力を持つ事
- 安く、数が揃え易い事
- 上の条件に付随して、可能な限り小型・高速な艦艇にする事(可能なら200トン以下で収まるのが望ましい)
- あらゆる気象下で運用が可能とする事(両シナ海は荒れやすいので、この項目は必須)
- 将来的には、輸出とかも可能な物とする事
となっている。数多くの技術者達が「無茶言うな」「無理ゲー過ぎる」「頭湧いてるの?死ぬの?」とガチギレする中、たった一人だけ「出来なくはない」といった人物がいた。
そう、もはや共産支那の最後の希望的存在・元シューターな技術者だ。その彼に同僚が「200トン以下で戦艦を撃破出来る大型対艦ミサイルを積むなんて、流石に無茶だ」と言ったが、彼は
「誰が何時対艦ミサイルを積むと言った?逆に考えるんだ。『ミサイル以外で水上艦艇に脅威となる攻撃手段を積めば良い』と考えるんだ」
と言ったのだ。その彼の主導の元で開発されたのが、今回紹介する21世紀の魚雷艇・090型超高速魚雷艇「鉄鯱」だ。概要を見て行こう。
653: 194 :2021/06/07(月) 19:27:22 HOST:ai126151167216.55.access-internet.ne.jp
まず外観だが、アイン〇ンダーの4面に登場する高速戦闘艇「クヴァレ」に酷似しており、要求を満たす為に更に大型化している。何といっても目を引くのが、半球形という異例の形を採用している事だ。
これは航行時の安定性を求めた結果であり、水中翼や高性能スタビライザー等と合わせる事で、どの様な気象条件下でも安定して航行が可能となっている。
そして船体上部に大出力ジェットエンジンを、水中に大出力超電導式推進ポッドをそれぞれ2基ずつ搭載。そのジェットエンジンは元ネタと違い、エンジンそのものを左右方向にある程度向きを変えられる様に取り付けられている。
これは一種の推力偏向エンジンであり、水中部分に設置された空気式のスラスターと合わせる事で、意外に良好な運動性を誇る。
そして目玉となる対艦兵装だが、ミサイルの代わりにシクヴァルを発展させた52式61㎝超大型超音速魚雷発射管を、艦底部に2基装着。回避不能な近距離で発射・撃破しようというコンセプトなのだ。
これは大型対艦ミサイルをもってしても、艦上部の構造物こそ破壊出来る物の、沈めるのは困難であるとかの技術者は判断。そして、船乗りにとっての一番の悪夢は今も昔も損傷による浸水にあるという事で、
艦底部分を食い破れる魚雷に注目、以前ロシアから輸入していたシクヴァルをベースに更に大型化した物を開発したのだ。
水の抵抗は増すものの、それも見越して大出力のエンジンを複数装備しているのだ。その高速性と数で敵防衛網を突き破り、敵戦艦や空母に致命傷を与えるのだ。
- どことなく旧日本海軍の北上様達を思い浮かべるのは、筆者だけだろうか?
そして船体頂上部には、オリジナル同様にガンポッドマウントを装備。戦局に合わせた装備の換装を容易にしている。
航続距離は800㎞程度だが、どの道運用するのは本土近海という事で特に問題視はされていない。
なお実戦では、主に四隻を最小単位としたグループで行動し、その内二隻はガンポッド化したCIWSや近SAMを搭載して残りは砲や対艦ミサイルを搭載。敵の迎撃を跳ね除けながら突撃し、至近距離で魚雷を発射して離脱するという
戦法が想定されているらしい。まさに21世紀に蘇った魚雷艇と言える艦艇だ。
654: 194 :2021/06/07(月) 19:27:53 HOST:ai126151167216.55.access-internet.ne.jp
Q で、実際の所は?
A 「先生大変!中国面ちゃんが息してないの!」
時代に逆行する魚雷艇というまさかのアイデアだが、意外にも良く纏まっているとの評価を受ける事となった。何といっても、悪天候であっても余程の扱いをしない限りは転覆したりする恐れが無いのは大きい。
しかも魚雷を抜きにしてもガンポッドシステムの採用もあって、割と使い勝手もいい。
そして肝心の魚雷の威力だが、廃船となった大型タンカーに試し撃ちした所、巨大な水柱と共に船体が引き裂かれ、あっという間に沈んでしまったのだ。因みに弾頭は通常の高性能炸薬である。
ただし、シクヴァル以上の炸薬(凡そ1.5倍)という事もあり、戦艦や大型空母でも複数命中させられれば十分に致命傷となるのは確実だ。
数少ない懸念と言えば防御力だが、そもそもこの手の艦艇は速度による回避に重点が置かれているという事もあり、問題視されていない。寧ろ簡易型とはいえ複合装甲を採用している事から、下手なミサイル艇よりも頑丈ですら
有ったりする。
そして肝心のお値段だが、生産のしやすさも考慮した設計がされている事もあり、超電導推進ポッドといった先端技術を投入している割には安い。これも大きな武器となっている。
そうそう、言い忘れていたが各種武装及び超電導式推進ポッドは緊急時にはパージする事も可能となっており、生存性の向上に一役買っている。
自国での量産・整備は勿論の事、自陣営の同盟国にも積極的に輸出されている。
この魚雷艇の存在は日米にも脅威の一つと見做されており、補助艦艇群の更なる充実を推進すると共に、少々の被弾では沈まない多胴式戦艦の開発や建造が模索されていく事になるが、それはまた別のお話となる。
655: 194 :2021/06/07(月) 19:28:23 HOST:ai126151167216.55.access-internet.ne.jp
以上です。矛となる艦艇とはどういう物かという事で、パッと思いついた物を形にしてみた結果、まさかの魚雷艇復活と相成りました(ヲイ)
そしてただの魚雷ではやまと級やリンカーン級・アダムス級といった超大型戦艦を沈めるのは難しいという事で、大型化したシクヴァルが爆誕しました(汗)
なお、シクヴァルは誘導が困難と言われていますが、元シューターな技術者曰く
「誘導が出来ない?逆に考えるんだ。誘導の必要が無い至近距離で叩き込めば良いと考えるんだ」
という逆転の発想(ヲイ)で、こういう仕様となりました。なお今回のネタがこうなったのは、モントゴメリー氏が感想にて「第二艦隊(水雷戦隊)が突撃すれば」と書いてたのを見て、ピンときた次第だったり(汗)
やっぱり感想は励みになると同時に、新たなネタの種となったりしますから、本当に有り難い次第です。
それと元となった機体は、↓の動画にて。
ttps://www.nicovideo.jp/watch/sm20372463 の19:00頃
では、また次回お会いしましょう。
wiki掲載は、自由です。
最終更新:2021年06月09日 00:33