235: 弥次郎 :2021/08/09(月) 22:29:24 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
憂鬱SRW ファンタジールート 証言録「もしくは、世界と個人の残酷なまでのズレ」
「平成世界側でも大惨事だっていうのに、こっちもこっちで新しい動きとはねぇ…」
「まだ情報収集を行っている段階ですが……まあ、なんとも愉快なことになっているようですよ」
- ストライクウィッチーズ世界(時系列1939年)が確認された連合の話し合い。特地などへの対応が優先されたため、介入のプライオリティーはこの時点では低かった。
「こりゃあ、ネウロイだな……」
「まさかこの世界で相まみえることになるとは……」
「扶桑国、リベリオン、カールスラントなどの時点で嫌な予感はしていたんだが、ドンピシャとはねえ」
「早期に介入しますか?」
「時期早々すぎる上に、こっちの準備が整っていない。ネウロイという外敵にこちらの戦力が有効かどうかもわからんしな」
「儘ならないものですね…」
- 交流が進むにつれて開示されていく情報に頭を抱える夢幻会。戦力が分散している上に、屈指の強敵であるネウロイ相手にはさすがに手を出しあぐねていた。
「おのれ、存在X!(以下、素敵な罵詈雑言の嵐が続きますので中略)。ともあれ……『前回』と同じく身を立てていかねばなるまい」
- 再び転生させられたターニャ・フォン・デグレチャフ(の中の人)。散々な目に合わされ、再びの幼女スタート(inカールスラント)にぶち切れ。
「……えっ?」
「どうした……えっ?」
「ホワイカールスランドピーポー……?(宇宙猫)」
- カールスラントの新聞に載る「ターニャ・フォン・デグレチャフ」の名前に凍り付く転生者達。
「現地呼称『ネウロイ』に有効な戦力の開発は、概念実証機などは完成して前線でのテストの最中です。
これらを技術と共に現地勢力へ供与し、研鑽することは、遺憾ながら余力の少ない連合の戦略にかみ合ったものと推測されます」
- 連合の戦略を練る会議の場において。連合は分散せざるを得ないリソースや戦力を最大限生かすべく、現地勢力への支援を行うことを決定した。
「クラーラ・エルンスト中尉、本日付けで配属となります!よろしくお願いいたします!」
「エーリカ・レールツァー中尉、同じく着任いたしました」
「ターニャ・デグレチャフ少尉、ただいまを以て着任いたします!」
「ようこそ、エネラン戦略要塞へ。そして、最前線へ。歓迎しよう、盛大にな」
- ストライクウィッチーズ世界に設営された連合の拠点「エネラン戦略要塞」に続々と着任する将来の戦力の卵たち。同位体がちらほらと。
(ほう……『前回』の魔導士の装備よりもマシに見えるな。演算宝珠の代わりになるコンピューターを搭載。
そして、搭乗者だけではなく、内燃機関の搭載によって出力や性能に差が出ないように均一化している。
ウィッチの使うストライカーユニットなどよりも洗練されている。というか、アレはよく形にしたというべきかな。
座学で聞いた限りでは、安定した装備となったばりであるようだし……)
- MPFシリーズを見せられて、デグ閣下の評価。ストライカーユニットもそうであるが、個人の素質に左右され、不安定だったものから見れば、遥かに完成されていた。
236: 弥次郎 :2021/08/09(月) 22:30:07 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
「よく来たものだ。私が諸君らを鍛え上げる教官や講師のトップを務めるリーゼロッテ・ヴェルクマイスターだ。
諸君らは自ら志願してここに来た。ならば、それに応えるべく……殺す気で強くしてやろうではないか」
「」
「」
「」
「」
「」
- ウィッチや魔導士たちの前に現れる超ド級では済まない魔女リーゼロッテ。この後無茶苦茶地獄の訓練をした。
「良く持った方だが……まだまだだな」
「化け物め……」
「……強すぎる」
「そら、次だ」
- ヴェルクマイスター式スパルタ教育。志願してきたのだから、とその魔術をいかんなく発揮し、へし折ってでも鍛えていく。
「なんですか、この……箱は?」
「なにと言われても、コンピューターです、としか」
「なんですかそれは?」
「えっ」
「えっ」
- 史実1942年の技術水準のストライクウィッチーズ世界の人々はコンピューターというものを知らなかった。
「これはなんでしょう?」
「シミュレーターだ。魔導演算機によって、実際の戦場を忠実に再現する。
実際に武器弾薬や装備を使わなくとも訓練ができる便利なものだと思ってくれればいい。
さあ、ここから中に入って」
「こんなので訓練できるのか……?」
- シミュレーターを前にして、同じくストライクウィッチーズ世界の人々の反応。
「ちなみに諸君らの訓練は何もMPFだけではないのでな。
個人ごとに適正がある兵器での訓練も行ってもらう」
「で、ですが、すでに訓練兵たちは限界に近いのです……!」
「相手はそんな生ぬるくはないぞ?そして、我々はそれ以上の怪物と戦ったこともある。
ここで死ぬ気にならなくて、どうして戦場で全力で、死ぬ気で戦える?」
- ストライクウィッチーズ世界の大人たちは過酷すぎる訓練に苦言を呈すが、ぐうの音も出ない反論で黙らされることに。
(ふふふふふふふふ……やっと、やっとだ!あの人外共との訓練もようやく終わりだ!
新技術の研究と研修という言葉につられた私は愚かだったのだ!何が後方だ!前線よりも死にかけたぞ!
おまけにスケジュールはハードを極めた!(中略)いかにウィッチが重要とはいえ子供をここまで扱くか普通!
そりゃあ私だって最前線で英雄だの、ラインの怪物だの、挙句の果てに白銀だの言われるようになったが!(中略)際限というものがあるだろう!
ともあれ、ここから出たら今度こそ後方での仕事に就く!教官職などならばいいかもしれんな!
私のような最前線経験者は後方での訓練にこそ投入すべきだ、幸い経験もあるのだし(以下略)!)
- 一通りの訓練や研修の地獄を潜り抜けたデグ閣下。呪詛を吐きながらも、未来に思いをはせる。なお、フラグであった。
「ど う し て こ う な っ た の だ !」
- 渾身の顔芸、デグ閣下。その手には最前線部隊への配属命令書が。
237: 弥次郎 :2021/08/09(月) 22:31:08 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
割と自由にというか、粗があるかもですがご容赦を。
1942年時点で実証機であるYPF
シリーズはすでにテストを完了。
順次、制式採用型のMPFシリーズに置換が進められている感じですね。
最終更新:2023年11月03日 10:02