903: 陣龍 :2021/08/19(木) 19:52:05 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
『 考え無しの【正義】が齎す負の連鎖は悪魔の狂笑すら引き攣らす 』
ゴーストウィニングとその騎手の襲撃、並びに死亡事件が発生する原因を精査する前に、前提知識として今回の凶行を
発生させた所謂ツイフェミと呼ばれる者達についての状況を振り返っておこう。と言っても、一言に纏めれば『自業自得で
袋叩きにされて飢え切り傷付き切った狂犬』に尽きるのではあるが。
自称『神』と名乗る存在によって日本が謎の巨大化が発生した直後は『“お仲間“が増える』と無邪気に喜んだのもつかの間、
大陸化によって大多数となった『日本人』はツイフェミと俗称された思想に全くと言って良い程感化される事は無かった。
そもそもが元々の日本人に対しても、大多数が先鋭化していたり極端な、または自己を無条件に称賛と隷属しない全ての
他者への侮蔑と罵倒を当然の事として繰り返す様な存在に、有体に言えば『引いて』いた。一方的に気に入らないモノ全てに
噛み付き、相手の反論も何も認めずに批判と言う名の名誉棄損級の罵りをする事を『正義』としている様な存在には、真っ当な
神経をして居れば関わりを絶つのが当たり前だった。そして大陸化により新しく『生えてきた』日本人も、極々当たり前に謎の
過激な論調をSNS上で世界へまき散らすツイフェミに心惹かれる訳も無かった。序でに言えば、ツイフェミが『名誉男性』
『女性の裏切り者』等と一方的なレッテル貼りをする様な、何処か大和撫子然とした女性や将来の旦那と仲睦まじい幼馴染の
許嫁と言った様な日本人女性が多数出現していた事も有り、SNS上での伝播力は大陸化以前と比べて壊滅的なまでに激減していた。
何事かSNS上で叫ぼうとも、圧倒的多数の『一般的日本人女性』によるSNSによって存在感ごと圧し潰されていた。
そしてそのまま順当かつ大人しく無害になるまでSNS上だけで騒いでいるだけならば良かったのだが、少数派となった集団が
必然的に持ち出す典型的性質の御多分に漏れず、周囲から疎外され続ける間に、ツイフェミは自然とマウントを取る為に
更なる過激な言動を乱発し、そしてその中の一部が国民に認められている権利としてデモ活動を始めた。この時のフェミは
比較的理性が残っていたようで、何とかかんとか行政からデモの許可を得て実施していた。正し、例え大通りを大声で彼女らの
『正義』を掲げてデモ行進をしたとしても、当然の事ながら国民や市民がそれに共感、賛同するかと言うのは全くの別問題であり、
散々デモ行進してもまともに足を止める人が全く居らず、挙句の果てにはツイフェミのSNSに主張の穴を容赦無く指摘するコメントが
男女問わずに怒涛の如く叩き付けられ、中には皮肉と嘲弄全開の物も多数見受けられた事から、ツイフェミは更に『無知蒙昧かつ
愚かな男と名誉男性共』に対する先鋭化を加速させる事となった。
しかも、と言うべきか。それとも当然と言うべきか。批判の嵐で完全に頭に血が上り切ったツイフェミの一部が、先の戦争で日本より
女性活躍度ランキングで上位だった敵国を完全に消滅させた事を取り上げて『女性差別に飽き足らず日本より女性差別をしない
平和国家を虐殺し抹殺する事も称賛し肯定する様な国は滅べば良かった』(意訳)等と言った投稿を行い、家族を戦争で理不尽に
殺される等した被害者達がこの投稿に本気で激怒し謝罪を要求すれば『全責任は女性差別を改めない日本社会その物に有る』
『私は当たり前の事を投稿しただけなのに』と謎の居直りと被害者根性で火にガソリンを注ぎ込んだ挙句、一度も謝罪コメント等を
しないままアカウント消去で逃亡した事がメディア系にも取り上げられた事から、更に日本社会全般からツイフェミやそれに類する
主張の孤立化が加速する顛末であった。誰か一人でもこのツイフェミの行動を“お仲間”が徹底的に批判する者が居れば多少は
救いが出来たかも知れないが、現実は誰も糾弾しない所か発言に対する批判コメント群に対して『これはネットリンチだ』『彼女は
傷付いているのだから止めて』と論点すり替えの逆批判と投稿主を擁護する者、更には一人一派と称して『自分達は無関係なのだから
糾弾するのは筋違いだ』と非難する人間へ的外れな論破を仕掛ける様な者も複数登場するに及び、救いはツイフェミ自ら溝に捨て去っていた。
904: 陣龍 :2021/08/19(木) 19:54:40 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
加速する周囲からの絶対零度の視線と批判、そして社会もツイフェミが忌み嫌う所謂萌え系ポスターの掲示を
全国各地の役所や会社も当たり前として何処でもやるようになり、以前と違って『女性差別』等を旗印にした
批判や抗議は行政も会社も鼻で笑って流される様になり更にツイフェミをイラつかせている最中、ツイフェミの評判に
致命的な打撃を、そして更なる過激化が加速する根源となった【トレセン学園ガソリン放火未遂事件】が発生した。
事件の詳細は省くが、裁判でも全く反省せず責任転嫁と自己正当化だけに終始した犯人たちの言動は報道されたと
同時に日本社会全般で侮蔑や冷笑、心底の呆れを以て受け取られたが、案の定逆張りかそれとも素か、
ツイフェミが求刑・量刑の重さを理由に性懲りも無く女性差別だと叫び、連動して『差別を解消しない政府』への批判を
SNSで書き立てたが、『夢に向かって努力する少女達を意味不明な嫉妬の逆恨みで焼き殺そうとした日本史上
トップクラスの重犯罪者』を明確かつ何度も擁護した者達には、行政や警察が動き出す前に雇用主側の方が発覚次第
先んじて徹底した処分を下していた。停職程度で済めば幸運、中には一発懲戒免職処分と言う処分には当然
ツイフェミも様々な形で抗議をしたが、『故意による放火殺人未遂の重犯罪を真顔で擁護する様な非常識かつ
危険過ぎる人間』を抱えたがる様な組織が有る訳がなく、怒りのツイフェミによる訴訟も裁判所が却下を繰り返した事から、
この『停職か懲戒免職処分』は実質的に日本社会全体で正当化されたも同然なのであった。
一応の誤解の無い様に、そしてフェミニズムに対して公平を期す為にも一言付け加えるのならば、SNSで悪目立ちし過ぎて
暴れ回るツイフェミのせいで存在感が掻き消えそうな状態では有るが、無意識、若しくは従来の風習等で続いている
明確な理由の薄い男女間待遇格差問題や、所謂家庭内暴力(DV)対策等に力を尽くし、真っ当に社会と向き合って救済を行い
歩んでいる正統的フェミニスト団体等は存在しており、実際にその様な『真面目なフェミニスト』のお陰で救われた人間は
『男女問わずに』確かに存在していたし、SNS上で『フェミニズム』等と称した差別的書き込みに明確な抗議の声を上げていた者は
少なからず居はした。だが悪事千里を走ると言う諺の通りに、善行をする者よりも悪行を行う者の方が遥かに目立つ上、
SNSと言う環境では同類や同じ趣味を持つ人間が凝り固まる傾向が強く、そして人間は生物学上思考の視野を広く持てない、
つまりは百名かそれ以下程度のグループでも称賛されたら実数より遥かに過大に賛同されていると簡単に誤認する為に、
『大きな外野』の声は『こじんまりとした身内』の書き込みによって簡単に覆い隠されて行った為、『真面目なフェミニスト』の
忠言や訴えは全く顧みられない所か逆に『フェミニズムの恥晒し・裏切り者』と糾弾・罵声を浴びせるだけに終わり、
最後の慈悲で垂らされた蜘蛛の糸を掴む事すらせずにぶち切る始末だった。一例を上げれば、結婚相手である女性からの
一方的なDV、並びに子供への虐待行為や買い物依存症による異常な浪費癖問題に苦悩して居た男性を支援して離婚と
親権譲渡、並びに女性への損害賠償請求を成立させたとある支援団体を『男尊女卑・女性差別団体』と事実関係を無視し、
団体のみならず被害者男性とその子供を一方的にSNSで叩いたりした事等が有る。
日本全体で『村八分』された様な過酷な現実と言う惨状の前に、ただ他者を叩いて喜悦に入る様な程度のツイフェミは
袋叩きされる現状に耐え切れずに捨て台詞を吐く等してSNS世界から離脱。比較的マシと言うか、一人一派等と戯言を
吐いていたとしても未だ『一応何とかなる』様な程度の者は真っ当なフェミニスト団体に逃げ込む様に転がり込み、そこで
当人の思惑とは無関係に雑巾がけレベルの働きから始まる一からの叩き直し・鍛え直しが行われたが、先のトレセン学園
放火未遂犯の如く自らを叩く存在全てへの身勝手極まりない逆恨みや憎悪を懲り固めて相変わらずSNS上で“お仲間“
以外誰も見向きもしないし通じない言説の言い合いと称賛合戦、そして『自分達を批判する無知蒙昧な日本人』や『女性差別を
全く改善させない人権後進国の日本政府』に対する一方的な不平不満と憎しみの投稿を繰り返す者も少なからず残っており、
その為先の放火未遂の件も有り、公安のみならず警視庁もこの面々の言動には注視していた。何せ、自身の事しか考えない
一方的な物言いで相手の夢を貶し抜いた協力要求を当たり前に拒絶され、その事をSNSで多数批判されただけで、
抗議デモや抗議文等の段階を数段飛ばして自社の男性従業員を脅迫、またその家族を人質に取って行き成り現住建造物に
放火しようとした輩の”お仲間“なのだ。まだ『同じような事』をする可能性を警戒するのは至極当然だろう。
905: 陣龍 :2021/08/19(木) 19:56:33 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
とは言え、この時の公安と警察はある意味とことん運が付いて居なかった。大陸化とその直後の戦争による諜報関係組織に
対するダメージは、元々列島日本時代から法制度の不備や関連・上位組織の経験・想定不足等による体質的問題、そして
ある程度拡大していたとは言え巨体化した
日本大陸に対して根本的に人的不足だった為、国力に対して比較的穴が有った
防諜・諜報網に余計な痛撃が与えられており、未だ尚人材育成から諜報網の再構築等で苦労して居た。警察の方は比較的
余力が無い訳では無かったが、前例主義と言うよりも未だに理不尽な剥き出しの逆恨み根性を向けられているトレセン学園
生徒達への護衛や保護に自然と注力していた。そして彼らは真面目に考えて仕事をしていたが故に、今回の事件は
防げなかった……と言うよりも、防ぎようが無かった。そもそもが『その日偶然初顔合わせして集まったばかりのド素人集団による
その場の思い付きの行動』を完全に予測しろ、と言うのが理不尽過ぎる要求なのだが。もし出来るのであれば、この世からは
突発的・衝動的事件は消滅しているハズである。
JRA・URA共催のウマ娘・サラブレッドによるレースが大盛り上がりを見せている最中、SNS上では相も変わらず現実を無視した
罵詈雑言を撒き散らすツイフェミがしぶとく生き残り、警察やSNS運営会社に何度も通報や相談されて警告やアカウント削除
処分等が行われていたが、それらとは全く無関係かつ極めて偶然の産物で、東京のとある喫茶店にてそのツイフェミの同類が
四名ほど相席になり、必然的に共通の話題である『男性憎悪』『自称反女性差別主義』にて周囲の事を気にせずに大声で
盛り上がりを見せ、店主や店員が声のトーンを落とす様に声掛けするもツイフェミの内容で精神的に高揚していた四人は、
注意をして来た店員達が男性従業員だった事も有って『差別主義者だ』等と理不尽な言動と罵倒を以て迷惑行為を激しくさせ、
余りの耳障りさに我慢し切れなかった偶然客として居合わせた上、隣の席に居た為に巻き込まれた女子高生の友人組がこの
傍迷惑な四人組を真正面から糾弾かつ論破し、通報する素振りを見せる事で店から追い出していた。警察へ実際に通報
しなかったのは余計な面倒ごとに加えてこのような迷惑な客と長時間関わりたくなかったからで、実際店内の客らからは称賛の
拍手が送られていたのだが、後に起きた事件を知ると面倒でも直ぐに通報すれば良かったと、店や当人らに非は全く無いのだが
激しい後悔の念を浮かべたと言う。
迷惑行為として追い出された四人組は、よりにもよって『自分達の正義』を全く解さない年下の少女により店から追い出された事で、
古来より受け継がれている『最近の若い者は』論法で自己の行為を全く反省して居なかったが、その際の話の流れで『自分達の
正義』を世間に付き付ける為の抗議活動をしようと言う事になった。正し、偶然集まった四人組で有る為ブレーキ役や主導者等
居る訳も無く、実行する事は決まりはしても『何』を『どうするのか』と言う事は中々決まらなかった。当然だが、ズブの素人集団で有る為
本来抗議活動をする際には役所へ許可を取る必要がある事等は全く知らないしそもそも必要だと言う発想も無かったりする。
そして最終的には、ネット検索にて日本が大陸化するより過去の事だが、沖縄にて抗議活動の一環として私設検問を設置して
車両を検閲していたと言う情報を知った為に、車で道を塞げば簡単に出来るこの行為を真似た『抗議活動』をすると言う結論となった。
当然こんな事をすれば道路交通法違反なのだが、検索した情報ではその過去の沖縄では私設検問をした人間はまともに誰も
逮捕されていない事も書かれていた為に、実行しても問題無いとなったのだ。孤島かつ顔や縁の繋がりが極めて強い左派地域と言う
特殊事例が前提での私設検問行為の実質無罪放免されていた過去は兎も角、現在は大陸化に加えて戦争で日本国全体の
『空気』が激変した事も有り容赦無く検挙されている事は、都合よく無視していた。と言うよりは、知ろうとも知らなかった。
906: 陣龍 :2021/08/19(木) 19:58:09 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
とは言え、何度も言う通り抗議活動等のノウハウも経験も伝手も何も無い、有るのは分不相応のやる気とその場の勢い程度と言う
素人四人組の思い付き行動による私設検問と言う名の単なる自動車を用いた道路封鎖は、普通であれば直ぐに通行人等が通報して
警察かロードサービスが飛んで来て排除されるのが普通だったのだが、不運を遥かに通り越して最悪な事に、この素人集団による
『私設検問』設置直後にゴーストウィニングを乗せた馬運車、そして共に帰ろうとしていたゴーストウィニングの騎手が通り掛かって
しまったのだ。馬運車にはGPS機能や基地局との無線通信設備等が付属されており、競走馬にストレスを掛けない為に渋滞等に
引っかからない様にするシステムが構築されているのだが、流石に未来予知が出来る訳でもない為、事故でも何でもなく突発的かつ
故意に目の前で引き起こされた道路封鎖までを予測するのは不可能だった。
事故でも無いのに道路が自動車で封鎖されていて困惑するゴーストウィニングの厩舎員と運転手達だが、最近世間を悪い意味で
騒がせている連中の所業で有る事を何事か叫んだりしている姿から直ぐに分かった為、運転手達は即座に基地局を通じて警察に
通報。そして警察が到着するまでの間に煽り運転への対処法と同じく車から降りずに籠っていたのだが、無視を決め込まれて
業を煮やした四人組が更に大声で喚いて馬運車を叩き、挙句の果てには車両後部側面に有る装置をそれとは知らずに弄って後部扉を
開放させに掛かって来たとなれば放置する訳にも行かなくなり、ゴーストウィニングの騎手と共に厩舎員が急いでこの暴挙を止めに
掛かる羽目になった。気難しさとは無縁で人懐っこい割に案外図太いと言う稀有な性格のゴーストウィニングであったが、流石に
人に取っても耳障りな大声や騒音は嫌がるし、そもそも大事故に連鎖する市街地ド真ん中での解放は言語道断以外の何物でも無かった。
競走馬が乗っている事を伝えて今すぐ迷惑行為を止めて車を退ける様に要求した厩舎員と騎手だが、ツイフェミ界隈内では『フェミニズムに
賛同せず男に媚びるウマ娘』に対する敵愾心の余波で共にレースを行い将来的に統合する事になっている日本競馬界にも『男権主義の
象徴かつ汚らわしい欲望に塗れた存在』と言う一方的レッテルを張り付けており、その影響でこの道路封鎖を仕出かした四人組も騎手や
厩舎員の真っ当な行動にも話を聞こうともせず感情論全開で喚いて抵抗するばかりで、緊急通報を受けた巡回警邏中のパトカーが一台
到着した時には馬運車を叩くのを止めようと厩舎員が四人組の一人の腕を掴んだのに『汚い手で触るな』と一気に激昂して突き飛ばしたのを
警官に目撃された始末だった。既に通報にてある程度の状況を知っていた上に目の前で起きた暴行にて状況が普通では無いと認識していた
警察官二人は、すぐさま応援要請をしつつ倒されて頭を打った厩舎員を騎手と共に助け起こしつつ、可能な限り更に興奮させない様に試みた。
だが警官が道路交通法違反だと伝えても一方的に無罪放免だと思い込んでいた四人組は『横暴な国家権力』『許されない人権侵害』等と
散々に罵倒を連呼して興奮し続けてしまい、サイレンを鳴らした応援のパトカーが複数到着すると今更ながらに『無罪放免のはずなのに
自分達が逮捕される』事を認識して極度の興奮状態のまま混乱、つまり有体に言えばパニック状態に揃って陥っていた。そして完全な
パニック状態に陥った素人集団は、警官が到着した事で内心安心した厩舎員や騎手から逃げようと『すぐ傍でエンジンが掛かっているままの
自動車』である馬運車に乗り込もうとしたのだ。
907: 陣龍 :2021/08/19(木) 20:00:08 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
警官二名と相対して居た四人組の内二人を躊躇なく見捨てた二名が飛びつくように、馬運車の運転席と
助手席の扉を開けて運転手を引き摺り落とそうとし、運転席側から襲い掛かった方は慌てて飛びついた
応援の警官と騎手によって引き倒されたのだが、その間に助手席側から乗り込んで運転手を車外へ
手で突き落とした一人が周囲の状況を確認する事無く、パニック状態にて自分が一体何を仕出かしたのか
まともに分かっていないまま衝動に突き動かされるがまま、この場から逃げ出したいと言う感情に流されるがまま
自分達で封鎖した自動車を強奪した馬運車の体当たりで突き破って逃走を図った。警官らの警告も全く届かず、
止めようと扉に飛びついた騎手をそのまま貼り付けさせたまま暴走。応援要請に即応した警察ヘリや近くの
パトカー群が、ゴーストウィニングが車内、そしてその騎手が運転席側の扉にしがみ付いている馬運車を
追跡すると言う、まるでハリウッド映画の如き洒落にも冗談にも成らない大事件に発展した。因みに見捨てられて
取り残された三名は問答無用で道路交通法違反や暴行容疑で手錠が掛けられている。
暴走する馬運車を追跡する警察であったが、馬運車を乗っ取った四人組の一人は大型車免許等持っておらず、
必然的に興奮状態で突き動かされるがままスピードを出し抜いて激しく車体がふらつき続けると言う極めて危険な
運転を行っており、体当たりで無理矢理止めようにも馬運車の重量や車体は極めて大きく止められるとは到底思えず、
しかもゴーストウィニングの騎手が運転手席側の扉にしがみ付いているのを無視する事など出来ず、パトカー群も
距離を開けて追跡するしか無かった。だが追跡を初めて間もなく、緊急の道路封鎖が間に合わず偶然対向車線を
走って来た大型トラックに暴走する馬運車が接近、慌てて馬運車側がハンドルを切った反動で騎手がしがみ付いている
扉が開き、大型トラックが急停止して回避しようとするも間に合わずに馬運車の扉と騎手に衝突。相対速度で
時速100㎞超過の衝撃で大型トラックと地面に叩き付けられ、全身を強打し即死。特に頭部が柘榴の様に叩き割られており、
後に大急ぎで文字通り飛んで来たティ連が誇る医療技術でも、蘇生は不可能な程の損傷だった。
事故を起こして人一人死なせた事で馬運車を強奪した四人組の一人は更に興奮と恐怖、不安、緊張が増して
パニック状態が加速して行き、馬運車に搭載してある無線を通じた基地局からの説得も全く意味を成さず、
更にアクセルを踏んで加速。道中で一般車や電柱、ガードレール等と何度も接触・衝突事故を発生させた挙句に、
先行して構築されたパトカーによるバリケードと緊急展開したSATの壁から逃げようとして急ハンドルを切った拍子に
横転しながら電柱に激突してへし折ってようやく止まった。暴走させていた運転手はシートベルトを着けて
居なかった事も有り、横転と電柱に激突した衝撃で車内に叩き付けられ、後の司法解剖で頸椎損傷にて
呼吸困難かつ移動不能に陥り焼死したと推測された。そして人間たちの訳の分からない暴挙に巻き込まれてしまい、
すぐ近くで自分が大好きな騎手が事故に遭う音が聞こえてしまったと思われたゴーストウィニングだが、
激しい衝突事故や横転で完全に身動きが取れない状態の中で、衝突事故の衝撃による損傷で馬運車の
燃料が漏れだし、そしてへし折られた電柱の架線から出た火花にて引火。消防車が来るまでの間に現場にいた
警官らが何とかゴーストウィニングを救出しようとするも、車両後部扉を開閉するスイッチ側が横転で下側になっており
開放出来ず、力付くで強引に開放するにもそうする為の道具がないと言う状況で、直後激しく炎上と誘爆すら
発生した馬運車にこれ以上近寄る事も出来ずに退避せざる負えず、消防隊が鎮火した後には完全に焼死した
ゴーストウィニングの亡骸だけが残っていた。
908: 陣龍 :2021/08/19(木) 20:01:38 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
結局のところ、まるで彼のサラエボ事件を彷彿とさせる様な、余りにも『御不都合主義』と
言われるかの如き不運の偶然が積み重なった結果の大事件だった。切欠の悪意による行動は
下らない程にどうしようもなく稚拙で、そして稚拙に余りあるからこそ、先は事前に鎮圧されて
終わった【トレセン学園放火未遂事件】を超える事件と化した。日本競馬のみならず、
世界競馬級に至る『至宝』の理不尽過ぎる最後には、日本競馬ファンのみならず世界各国の
競馬ファンの多くもこの突然の悲報に悲嘆にくれ、そして近年人気が低迷して居た欧州競馬を
この一頭の存在で売り上げ諸共再興する切欠を構築して見せた希代の名馬『ゴーストウィニング』へ
祈りを捧げた者も数多く、またこの件に関しては完全にとばっちりで欧州でも『自称フェミニズム』と
名乗る存在や団体へ様々な白い、又は金属製の冷たい黒の目が向けられる事になっていた。
「……どうしてさ。どうして、こんな訳分かんない死に方しちゃったのさ」
「……私は、貴方と、もう一度走りたかった。……貴方に、一言お礼を言いたかったのに」
そして、かの伝説のレースから暫しの時が経ち、『ターフの亡霊』ゴーストウィニングの葬儀が
行われた時には、日本、並びに海外の錚々たる競馬関係者が顔を並べる中、数多のサラブレッドと
伝説のレースを見せてのけたトレセン学園の生徒達も、そこに居た。
909: 陣龍 :2021/08/19(木) 20:05:07 HOST:124-241-072-201.pool.fctv.ne.jp
|д゚) 以上完了に御座る。黒幕の事に思いっ切りお茶濁ししたのはまぁこう言う訳で御座る
|д゚) 実際知能犯による綿密な犯罪行為よりも、こう言った完全な素人集団による思い付き行動の方が、
時と場合にはよりでしょうが全く予測不可能で着地点も無い分恐ろしいと思うのは自分だけでしょうか
|д゚) 因みにYou〇ubeに馬運車の紹介動画が有るので興味のある方は視聴されるも一興かと。
クーラーとかは兎も角GPSとかまで付いてるとか基地局の指示でルート移動とか知らんかった(小並感)
最終更新:2021年08月26日 00:08