402: 弥次郎 :2021/08/28(土) 21:07:32 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
憂鬱SRW ファンタジールート 設定集【TF
シリーズ「紅鷲」・MPF技術・ストパン世界編魔導装備(扶桑・スオムス)】
TF-09 紅鳩
動力:エーテルリアクター/エーテルバッテリーハイブリッド方式
全長:2.3m
防御機構:エーテルバリア
操縦方式:サイコ・エミュレート・デバイス
武装:
マギリングライフル
マギリング・ブレード
概要:
MPF
シリーズ開発と並行して開発が進行した、ウィッチや魔導士からMPFの乗り手となるための演習機の
シリーズの一つ。
MPF
シリーズと同様の技術を用いつつも、ウィッチや魔導士が兵科転換において戸惑うことがないようにと開発された。
カテゴリーとしてはTF(トレーニング・フレーム)に分類されている。
基本構造としては、極めてシンプルな軽装の鎧(ロリカ・セグメンタータ風)と、エーテルリアクターなどを搭載した大型の飛行翼付きのバックパックで構成される。
あくまでもMPF
シリーズの扱いを学ぶという目的のためのものであることから、スペックは意図的に抑えられ、扱いやすさを重点としている。
そのため、標準装備も魔力を弾丸として打ち出すマギリング・ライフルとマギリング・ブレードのみと限定されている。
また、各種補助機や追加増槽などを接続するためのハードポイントが各所に用意されており、装備を整えればあらゆるシチュエーションに合わせた訓練が可能となる。
1941年には初号機および2号機がロールアウトし、その後順次量産化された。
そして、開発に協力した扶桑皇国に対しては、将来的なMPF
シリーズの採用の判断材料とするべく8機が譲渡されている。
【MPF技術設定】
〇WM-0776 「ソウェイル」試作型エーテルリアクター
概要:
リーゼロッテ・ヴェルクマイスター監修の元、ストパン世界で最初に制作され、のちにYPF
シリーズに搭載されたエーテルリアクターの試作型。
GATE平成世界やナイツマ世界において採用されているエーテルリアクターに近い構造を持ちながらも、個人用のPSサイズまでダウンサイジングさせた一品。
その大きさは、エーテルリアクター単独で直径30センチほどの球形となっている。
元々の技術や仕組みとしては、ナイツマ世界における魔力転換炉同様に、空気中のエーテルを吸収し、魔力へと変換する構造を持つ。
ただし、ナイツマ世界のそれと異なるのは、エーテルを魔力に変換しつつも、同時にエーテルによる発電を行っている点にある。
基本的にYPFおよびMPFというのはエーテルから精製された魔力により駆動するPSといえる。
しかし、完全にそれに依存したというわけではなく、電算機や電子機器による部分も含まれており、それに必要な電力を発電する必要があったためである。
これに対応するために、エーテルの魔力転換に伴うプロセスを二重構造とし、エーテルの相転移に伴う発電機構を盛り込んでいる。
それでもなお、PSに搭載できるサイズにまで落とし込んだのは、まさにリーゼロッテ・ヴェルクマイスターの面目躍如といったところか。
ただし、これらを実現するための中心部を担うエーテル炉心には、魔力をエンチャントした複合金属による炉心が使われている。
この複合金属炉心は、表面に魔力を用いる回路が魔力によって複雑に刻み込まれており、これらにエーテルが流れ、満ちることで稼働する。
よって、エーテルリアクターを開発するためにはそのエーテルリアクターが必要という相反する条件が課されている。
その為、最初期において開発されたエーテルリアクターはリーゼロッテ・ヴェルクマイスターらがハンドメイドし、マザーマシンを開発することから始まった。
これの後継機としては制式量産型としてWM-097「アンサズ」が完成。開発段階から使われ続けることとなった。
403: 弥次郎 :2021/08/28(土) 21:08:21 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
〇WM-0778 「アンサズ」エーテルリアクター
概要:
WM-0776 「ソウェイル」を経て制式量産型として完成したエーテルリアクター。
量産化にあたっては、削り出しによるエーテル回路の形成を、回路部分を加工したパーツをパズルのように組み合わせることで実現している。
これにより、回路の破損や劣化においては該当パーツを交換するだけで済むようになり、また、調整などもしやすくなった。
加えて、回路自体を簡素化して量産向けにすることにより、製造段階でのコストを大きく下げている。
〇ETM-17612(17612号魔素転換炉)
〇ETM-17613(17613号魔素転換炉)
概要:
扶桑国において建造された大型のエーテルリアクター実証機。
1941年の対怪異(ネウロイ)兵器開発の研究において、空気中のエーテルを利用するための基本構造の研究のために用意された。
C.E.世界から持ち込まれたETM-17612と、それをベースにしてストパン世界の素材で再現されたETM-17613が1942年時点では稼働している。
エーテルの生成量および発電量は極めて大きく、エーテルが濃いF世界の実情もあって、同じ出力の炉が10基もあれば扶桑国を賄えるレベルである。
もちろん、それに合わせてエーテルリアクターのサイズは拡大している。変電設備などそれらに付随する必要な設備をすべてを含めれば東京ドームくらいある。
また、この発電所に併設されている工廠においては、MPF
シリーズの開発と研究が推進されているほか、エーテルの活用方法を模索されている。
〇オートアーマーエジェクション
概要:
MPF
シリーズに共通して盛り込まれている機構の一つ。
装甲や鎧に身を包んでいるMPF
シリーズは、一転、被弾時や損傷・トラブルにつながりかねないリスクが存在していた。
その損傷がいかなる理由であれ、放置したままであることは操縦者地震に害が及びかねないというわけである。
殊更、エーテルリアクターやそれに付随するエーテルバッテリーなどが誘爆した場合には強力な爆発が発生し、下手をすれば命に係わる。
そこで考案されたのが、非常時に装甲部や機関部などMPFを構成するパーツを任意にパージし、脱落させるシステムである。
条件としてはシステムが一定以上の損害などを感知し、動作が不可能と判断すればオートでパージが実行される。
また、何らかの理由でオートが作動しない場合に備えて、操縦者の任意でパージができるエジェクションレバーも搭載されている。
当然装甲や機関部をパージしてしまうとその分だけ機能が使えなくなり、最悪の場合戦闘からの離脱もしなければならなくなる。
それでも操縦者の命や身体にはかえられないとの判断から、これらは採用されることとなった。
【ストパン世界編魔導装備】
〇フラックウルフ SD-89 魔導飛行装備89型
全長:1.1m
制御系:帝政制式93式演算宝珠
動力:魔導エンジン
武装:(固定武装無し)
概要:
スオムスにおいて、1942年の敗戦後に採用されていた魔導士装備のバリエーションの一つ。
スキー型という導入のしやすくコスト面でも優れていた魔導士装備を採用したスオムスであったが、やはりというかその性能には不満が残っていた。
急降下や急上昇能力の低さや旋回性能、それらの総合である格闘戦能力の低さが露呈したのである。
実際、ウィッチとの間の模擬戦においては直線運動ではともかくとして、複数機でとびかかっても単騎のウィッチに撃墜判定を食らう有様だった。
当初はそれに目をつむられていたものの、1942年の敗戦後にはやはり問題視されることとなった。
しかし、当然ながらフラックウルフもメッサーシャルフも同じ問題に突き当たっており、早期の解決のめどはたっていなかった。
彼らも彼らでカールスラント政府から魔導装備の改良や性能向上の指示が出されたばかりであり、しかし、技術的な壁にぶつかったこともあって苦心していた。
そして、スオムスに魔導士装備を売り込んだフラックウルフは、当座の間を凌ぐ改良型として本機を販売した。
基本構造自体は変更されていない。しかし、改良点はいくつも加えられている。
まず、ただの薄い長方形の板だったものから、いわゆるカービングスキーに変更することで細かな姿勢制御や旋回での初動の遅さの改善を実施。
また、長すぎる全長を大きく切り詰めてショートスキーにすることによって、安定性をある程度犠牲にして発揮できる速力や運動性を向上させた。
背嚢に背負う補助機についても可能な限りの軽量化をはかっており、スタビライザーの追加もあってバランスをとれるようにしている。
これらの改良によって、SD-88よりは向上した性能を実現することはできた。
しかしながら、スオムスをはじめ魔導士を導入した各国の求める「これまで以上に変化したネウロイ」に敵うスペックは実現できていない。
404: 弥次郎 :2021/08/28(土) 21:09:23 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
〇宮菱重工業 1式魔導飛行装備「炎鶴」
装着時全高:2.1m
制御系:宮菱53型魔導演算宝珠
動力:魔導エンジン
武装:
肩部7.7㎜近接防御機関砲
概要:
扶桑皇国において開発され、正式採用された魔導士装備。
カールスラントにおいて開発された魔導士装備とその中核となる演算宝珠の技術は、遠方の扶桑皇国にももたらされた。
そして、扶桑皇国においてもウィッチの補助もしくはウィッチでは数が足りない部隊への掩護を行う存在として魔導士の研究を進めることとなった。
幸いにして、ウィッチ関連の技術の蓄積が著しかった扶桑皇国はカールスラント同様に脚部装着型の国産化に成功。
独自の性能要求をさだめ、それを満たすことができる試作9型魔導飛行装備を1940年末には送り出すことに成功する。
しかし、ここで転機となったのがF世界へと進出してきた連合との接触であった。
エーテル技術に秀で、さらにPSをはじめとした各種兵器開発の経験の豊富な彼らとの接触や技術提供により、情勢が大きく変化したのであった。
パワードスーツによる能力の底上げというのはウィッチに劣る魔導士の価値を底上げするものであった。
加えて、ナイツマ世界に由来するエーテル技術というのは奇しくも魔導士装備と同等の技術であり、先を行く彼らからの技術供与はさらなる性能向上が見込めた。
そして、試作9型魔導飛行装備が100式魔導飛行装備「白鶴」として送り出されるとほぼ同時に、供与技術も盛り込んだ新しい魔導士装備の開発が進む。
具体的には、演算宝珠の性能向上・エーテル駆動システムの効率化・魔力変換システムの性能向上などである。
これらにより、まだ精鋭とされるウィッチには追い付けないものの、強力なシールドや術式による戦闘力の向上を実現できた。
また、飛行翼や追加増槽などを詰め込んだバックパックを追加で装備することで、空戦能力をかなり高めている。
無論、弊害もあり、コストは100式に比べて2倍から3倍と高騰している。性能面では確かに良好ではあっても、流石にこれに関しては問題視された。
また、連合からの供与技術やライセンス技術が大きなウェイトを占めているために、純粋な国産機として生産できているとはいいがたいのも事実。
そのため、危険度の高い任務や戦闘に従事する魔導士に集中的に配備することでハイローミックス構想を行うことが検討されている。
405: 弥次郎 :2021/08/28(土) 21:09:54 HOST:softbank126066071234.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
次のSSに先駆けていくつか設定をば…
最終更新:2023年11月03日 10:11