715: 弥次郎 :2021/08/31(火) 00:11:26 HOST:softbank126066071234.bbtec.net

憂鬱SRW ファンタジールート 証言録「1941年、扶桑皇国にて」



「……なんですか、今のは?」
「なにもしていないのに壊れた」
「正確には、リーゼロッテ様が触れた瞬間に火を噴きましたね。
 そして、それをシールドで無理やり抑え込んだのが今の状態です」
「解説ありがとう、フラワー。
 直前まで触っていたからわかるけど、多分私の魔力に耐えきれなかったのかしら」
「そんな……ストライカーユニットを触れただけで魔力で壊した?」

  • 初めてストパン世界のストライカーユニットに触れたリーゼロッテ。なお、文字通り触れただけで一発でぶっ壊してしまった模様。



「……本気で3日で学びきってしまうなんて」
「これが三日坊主の本来の意味だ(ドヤァ)」
「代わりに、我々は死屍累々ですが」
「……それに関しては謝罪しよう。
 ともあれ、これで下地はできた。あとは応用だけだな」

  • この世界では生存している宮藤博士らからウィッチの装備についての理論を学んだリーゼロッテ。文字通り三日坊主で終わらせた。



「そういえば、リーゼロッテ大佐は一体御幾つなので?」
「大雑把に言えば1000歳を超えている」
「せ……!?」
「おっと、余り言いふらしてくれるなよ?
 私はとうに人外だが、それを知って余計なトラブルを招くのはごめんだ」

  • 宮藤博士にさらりと年齢をカミングアウト。




「この設備は一体?」
「魔導士装備で空気中の魔素を集めて魔力の代用としていると聞き及んでおりますが、それを発展させたものです。
 空気中の魔素を魔力に転換し、それに合わせて発電を行います。発電量に関しては……概算でこれくらいかと」
「」

  • リーゼロッテの随行員のヨハネス・メンデルスゾーン、扶桑皇国関係者にETM-17612(17612号魔素転換炉)を紹介。





「ストライカーユニット…天駆具足……しかし、なんでそんな道具だよりじゃないと飛べなんですか?」
「えっ?」
「えっ?」

  • 同じくリーゼロッテの随行員のレベッカ・メンデルスゾーン、常識の違いにぶつかる。ちなみにレベッカは生身Sなので空を舞える(物理)。




「博物館とか古い歴史の資料で見るような光景ですね、お兄様」
「無理もあるまい。旧暦でいうところの1940年だというのだからな」
「……ですが、C.E.での1940年というともう少し現代に近づいておりませんでしたか?」
「そこは歴史の違いだろう」

  • 扶桑皇国内を見て回るメンデルスゾーン兄妹。地味に歴史の違いに気が付く。

716: 弥次郎 :2021/08/31(火) 00:14:39 HOST:softbank126066071234.bbtec.net



「ともあれ、リーゼロッテさんが使えるストライカーユニットというのは、膨大な魔力に耐えられるものでないとなりませんね」
「そうなりそうだな。こちらでも魔力の放出を抑える努力をしてみる。
 まったく、適しすぎる肉体というのも考え物だ……」
「ちなみに、その魔力の量は生来のものですか?」
「あー……後天的だな。方法については聞くな。真似ようとしてできるものでもないし、邪法だ」

  • 膨大すぎる魔力について今後の対応を相談する宮藤博士とリーゼロッテ。流石に過去の経験などを話すつもりはなかった。




「は?自分が……出向でありますか?」
「そうだ。なぜ貴様が引き抜かれることになったのか全く分からんがな」

  • 惠上悠、叔父であり長島の技術者である惠上大輔と共に、扶桑皇国-連合との合同研究チームへと出港することに。




「しかし、本当に男性も組み込まれるので?」
「元よりそのつもりだ。そもそも、計画されている新兵器はこちらでいうところの魔導士以上に適正にとらわれない。
 ならば、ウィッチも魔導士も、あるいはそうでない人間も等しく引き入れて試さねばならない」
「平等に、ですか」
「能力があるならばそれに越したことはないが、えり好みできるとも限らんしな」

  • お目付け役の五島少佐に人員のスカウトを頼むリーゼロッテ。男女の垣根なく、戦いに適した人間を集めることとなった。



「大佐とは、随分な地位を持たれているようで?」
「まあ、これでも実力だけはあるのでな。地位と役目と階級が付きまとうとどうにも身動きがとりにくい。
 かといって、これがなくては通る通りも通らんという厄介さだ」
「若い身空で苦労なさいますな」
「何、若い連中に任せきりもつまらん」

  • 扶桑皇国からのお目付け役である影島中佐とリーゼロッテ。ストパン世界でも見た目と階級が釣り合っておらず、悪目立ちすることに。




(やはり、この世界の人間にも先天的に魔力を生み出す能力が備わっている。
 しかし、それについての研究は十分とは言えない……魔導士が間に合わせにしかならないわけですね。
 機械的な補助を入れて底上げするという経験が乏しいのですから)

  • リーゼロッテの秘書のフラワー・ルビー、ストパン世界の魔法関連の資料を閲覧する。



「他国からの協力を得るにしても、本当に信用たるものか?」
「懸念はわからなくもない。だが、これまでの実績で確かに多くを得ていることは確かではないか?」
「だが、それに慢心した結果が欧州の陥落だぞ。藪をつついて蛇を出す結果になったのを忘れてはならん」
「最終的に尻拭いをしたのも我々でしたしな」
「そうならないことを祈るしかあるまい。
 怪異と戦うのはいい。だが、その前に人間同士で争っては勝てるものも勝てまいよ」

  • 扶桑皇国内での会議。1942年6月の敗北を受け、扶桑皇国内でも連合への不信感は少なからず噴出。

717: 弥次郎 :2021/08/31(火) 00:15:12 HOST:softbank126066071234.bbtec.net

以上、wiki転載はご自由に。
登場したネームドは全員オリキャラですので悪しからず。
細かい設定はSSに合わせて投下しますね。
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最終更新:2023年11月03日 10:11