238: ホワイトベアー :2021/09/09(木) 03:05:33 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
自動人形の世代
第1世代自動人形
モノコック構造の自動人形のことであり、主に軍や治安維持組織などで現在でも運用されている。
IOP社が1970年代後半に発表したCAD-01が世界初の第1世代型自動人形であり、これ以降に開発された全てのモノコック構造の汎用人型自律思考ロボットがこの第一世代型自動人形に分類されている。
なおIOP社の規定ではモノコック構造もしくはセミモノコック構造で設計され、人間の操縦によらず人間の指示の下に行動可能な半自律思考型のAIを搭載し、内蔵バッテリーにより24時間以上の独立行動を可能としたロボットが第1世代自動人形とされている。
基本的に人間とセットでの運用が前提であり、軍事組織の無人化を推し進める日本や
アメリカではより人間に近い第2世代自動人形や第1.5世代自動人形への置き換えが進み、両国の軍事組織や治安維持組織ではその姿を消しつつある。
しかし、東南アジア諸国や南米諸国などの言い方は悪いがハワイ条約機構内でも人命の安い発展途上国やアフリカ植民地などで信頼性や整備性の高さや調達難易度の低さから現在でも軍事組織や治安維持組織の第一線で運用されづつけており、さらに大陸各地に分散して展開している国際連盟中国平和維持軍や国際連盟アフガニスタン駐留軍でも未だに現役で運用されている。
主な第一世代自動人形
IOP社
CAD-01
CAD-03
シリーズ
IOPがCAD-01の発展型として開発した第一世代型
自動人形。CAD-01を基としつつ、設計の抜本的な見直しが行われ、機体構造では全体の6割が再設計されている。その結果、CAD-01の性能を維持しつつ欠陥であった欠点であった低い耐久性と信頼性は改善され、人間の兵士を運用するよりかは低いランニングコストと取得コストから帝国軍やアメリカ合衆国軍、満州軍などのハワイ条約機構加盟国軍にて広く採用された。
バッテリーを個体電池に置き換え、AIを最新のものに換装したCAD-03Cブロック52が発表されるなど現在でもIOP社による継続的なアップデートや新規機体の製造が行われており、現在でもハワイ条約機構加盟国でも発展途上国に分類される国家の軍隊や国際連盟統合平和維持軍では主力自動人形として運用されている。
AD-05シリーズ
CAD-03の運用データを下にNIJ規格Ⅳ程度の防御力を有する重装甲自動人形として開発された自動人形。主に冷戦終結後に増加が予想されていた非対応戦を想定して開発され、敵ゲリラからの攻撃を耐えこちらは遮蔽物ごと敵ゲリラを粉砕することを目的として開発された。
本機体専用の12.7ミリ自動小銃が専用に開発される程度にはIOP社も力を開発に力を注いでおり、アフリカ植民地での独立派掃討作戦で行われた実戦試験では現地の武装勢力の攻撃を耐え、ゲリラを蹂躙するなど高い作戦能力を誇った。
高い非正規戦闘能力を誇った本自動人形であるが、その分コストも高く、さらに登場したのも1990年半ばと大日本帝国では第2世代自動人形の実用化後、アメリカでも第1.5世代自動人形の研究が進んでいる時代で、先進国は今更第1世代自動人形の新規調達する必要がなく、発展途上国ではそもそもCAD-03で十分と考えていることが多いため、セールスが伸び悩んでいる。その結果、重装歩兵として帝国陸軍国連派遣部隊や一部の民間軍事会社が少数採用するに留まっている。
(日米枢軸ルート 大日本帝国 アンドロイド設定を参照)
LB社
CAD-03をアメリカ民間企業LB社がライセンス生産しているもの
(日米枢軸ルート アメリカ合衆国 アンドロイド設定を参照)
満州連邦安東陸軍工廠
AD-05を基にIOP社と満州連邦軍技術研究局が共同開発した自動人形。重量削減とコスト削減の為に防弾性能をNIJ規格Ⅲ程度にまで落とし、それまでは前身にまんべんなく張り巡らしていた装甲をセンサーが集中する頭部や姿勢制御装置、火器管制装置、AIなどが搭載されている胸部、手足の各モータなど重要箇所にのみ装甲防御を行う集中防御方式に変更。さらに装甲に新開発されたチタン合金セラミック複合材やを採用するなどの改良が施されている。
主の満州連邦国境警備隊および満州連邦警察機動隊に配備されている。
239: ホワイトベアー :2021/09/09(木) 03:06:11 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
第1.5世代型自動人形
2010年代より登場した自動人形。民間市場での販売を前提として開発されており、モノコック構造ゆえのロボロボし見た目が特徴の第1世代型自動人形とは違い稼働式内骨格構造や人工皮膚などが採用され、外見上は人間と人間と見分けのつかないレベルになっており、その見た目もある程度は顧客のニーズに合わせて変更を加えられるようにしている。
IOP社の規定としては稼働式内骨格構造を採用し、人間に近い外見を持ちつつも疑似感情ソフトウェアに対応していない自動人形が1.5世代型自動人形とされているなお、IOP社は第1.5世代型世代型自動人形の製造・開発は行っておらず、アメリカのLB社がIOP社の規格に則りであるが独自に開発した自動人形がこの世代にあたる。
自動人形が感情を持つことに抵抗がある欧米を中心に販売が行われており、官民とわず欧米市場ではIOP社製の自動人形を超えるシェアを握っている。
IOP社製の第2世代型自動人形とは違い軍用自動人形と民間用自動人形の共通化は行われておらずIOP社製の軍用自動人形と比べてしまうと性能の割にコストが高い。それでも第1世代型自動人形と比べると遥かに高い作戦遂行能力やコストパフォーマンスからアメリカ軍やイギリス軍、オーストラリア・ハンガリー帝国軍などでは調達が行われている。
主な第1.5世代型自動人形
LB社
(日米枢軸ルート アメリカ合衆国 アンドロイド設定を参照)
(日米枢軸ルート アメリカ合衆国 アンドロイド設定を参照)
第2世代型自動人形
1980年代後半からIOP社により販売されている自動人形。民間市場での販売を前提として開発されており、モノコック構造ゆえのロボロボし見た目が特徴の第1世代型自動人形とは違い稼働式内骨格構造や人工皮膚などが採用され、外見上は人間と人間と見分けのつかないレベルになっており、さらに疑似感情ソフトウェアの導入も合わさり顧客の要望に合わせ機能をカスタマイズ可能なことと高いコミュニケーション能力、程度は顧客のニーズに合わせて変更を加えられる美しい外見、次世代バッテリーを搭載した事による従来の自動人形とは比べ物にならない連続稼働時間をその特徴としている。
IOP社が販売する第2世代自動人形の特徴である疑似感情ソフトウェアはもともと民間市場での良好な対人コミュニケーションを取るために開発されたが、これにより自動人形側に多様性をもたせる事になり、軍事的にも画一的で動きが読みやすい第1世代自動人形や第1.5世代自動人形と比べると高い作戦遂行能力をもたせることになった。
また動力源としてはIOPが自動人形用に自社で独自開発した次世代バッテリーであるプラズマ・バッテリーを搭載している。これは従来の固定電池と比べても高い容量と寿命を誇るバッテリーで、第1世代自動人形では最新ブロックでも32時間が限界であった自動人形の一回の充電での連続稼働時間をソフトウェアの多い軍用自動人形(CAD-011A2)でも170時間近くまで、民生用では220時間近くまで延長させることに成功させる画期的なものであった。
IOP社の規定では第2世代自動人形は稼働式内骨格構造を採用し、人間と変わらない外見と疑似感情ソフトウェアの導入による高い対人コミュニケーション能力を持ち、プラズマ・バッテリーを採用した自動人形を第2世代自動人形としている。
IOP社が現在、生産している第2世代自動人形は調達コストを削減したい軍の要望もあり、民間サービス用自動人形と戦闘用自動人形のモジュール統一化が図られており、これを行うために「火力制御コア」と言う各種戦闘用ソフトウェアをパッケージングし、第2世代自動人形の戦闘機能を集約した独自パーツを開発されている。
現在第2世代自動人形は大日本帝国およびハワイ条約機構加盟国にて販売されており、軍用仕様機は日本や満州、オスマン帝国、イラン帝国、インド帝国などに納入されている。
主な第2世代自動人形
09シリーズ
(日米枢軸ルート 小ネタ 日本における自動人形の発展参照)
011シリーズ
(日米枢軸ルート オリジナル企業参照)
012シリーズ
(日米枢軸ルート オリジナル企業参照)
240: ホワイトベアー :2021/09/09(木) 03:07:26 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
第3世代自動人形
2020年現在、IOPで研究が進められている次世代自動人形。IOP社のコンセプトでは第2世代自動人形を基としつつ、より人間に親しい存在としている。
その要項としては基本スペックは最低でも第2世代自動人形相当のものを維持しつつ、外部バッテリーもしくは発電機からの充電による電力の取得の他に自動人形が行う食事による活動エネルギーを取得可能とし、軽度の損傷であれば自己再生を可能とする事が上げられる。
現在、国防総省技術研究開発本部の資金提供の下にIOP社が独自研究を重ねているものの、その先進性故に開発は難航、開発期間の延長に次ぐ延長に見舞われている。
また、その発表した内容が内容故にカトリックやプロテスタントなど様々な宗教団体より非難や懸念の声が高まりつつあり、ローマ教皇からも名指しで非難を受けるなど宗教会からの反発は大きい。
241: ホワイトベアー :2021/09/09(木) 03:08:00 HOST:163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
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最終更新:2025年04月03日 22:39