297: 加賀 :2021/09/19(日) 11:16:42 HOST:softbank126163154024.bbtec.net
零戦53型

全幅 11.0m
全長 9.240m
全高 3.57m
翼面積 22.60m
自重 2900kg
正規全備自重 3500kg
発動機 金星72型(離昇1680hp)水メタノール噴射装置付
速度 618km
降下制限速度 780km
航続距離 900km(正規)+1700km(増槽有り)
武装主翼 97式13.2ミリ機銃2挺(各350発)
     99式20ミリ機銃2挺(各250発)
     3式噴進弾6発

【概要】
零戦の最終型となる。武装は前型と同じである。しかし、翼面積を更に増やした事で20ミリが更に50発の増加が見込まれた。発動機については新しく開発された金星72型である。この型ーー金星62型は開戦前から量産されていたが(伊勢日向の協力により)三菱は更なる向上を目指して開発したのが72型である。実際、金星はこれで頭打ちとなりこれ以降はハー42及びハー43の開発に集中される。更に機体の装甲を更に厚くした事で降下制限速度は780kmまで可能となった。
航続距離については燃料食いの金星であったのがそれまでの零戦より少ない。そのため胴体にも燃料タンクが追加されての漸く1500kmを越える事が出来たが53型が登場した時はトラック防空戦からであり長距離侵攻を行う必要は無かったので問題は無かった。
運動性能ーー翼面積を増やした事、それをサポートする大馬力発動機により22型と同様の性能を発揮する事が可能だった。更に操縦席後部の防弾板も13ミリ厚を五枚に追加した事でより生存率を増す事に成功する。
だが零戦も性能的にはここまでであり、後継戦闘機に座を渡す事になるがそれでも終戦になるその日まで日本の空を飛び続けたのである。
なお、日本撃墜数第一位の岩本徹三は数回の乗機を乗り換えがあったものの(倉崎翁の和製フォッケや烈風、紫電改等々)岩本は零戦のシリーズを乗り続け最後の最後に排気タービン付試作機の零戦53型甲(30ミリ機銃搭載型)に乗って本土空襲に来たB-29を撃墜する最後の花道を作るのである。

299: 加賀 :2021/09/19(日) 11:19:55 HOST:softbank126163154024.bbtec.net
てなわけで零戦シリーズの最終型の53型。
やはり金星発動機搭載の零戦はやりたかった……。
伊勢日向の協力が無かったら62型の早期開発とそれに続く72型、更にはハー42、43発動機の開発完了は陽の目を見なかったと思う。

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最終更新:2021年10月11日 22:07